眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

雨の音を聴け(アクロスティック)

2018-02-26 04:01:29 | 短歌/折句/あいうえお作文
雨音は
毛玉に触れる
ト短調
打たれるうちに
フーガにもなる

折句 短歌「揚げ豆腐」
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永遠候補(アクロスティック)

2018-02-26 02:12:03 | 短歌/折句/あいうえお作文
 鬼を倒すということは致命傷を与えるということだ。「これでもくらえ!」と繰り出すと鬼は「なんだそんなものか」と答える。「だったらこれならばどうだ」と畳みかけると「ははその程度のものか」と返ってくる。もっと厳しくなければ駄目だ。
「それならばこうだ!」と今度は最も強烈な攻撃手段に打って出る。すると鬼は「やっぱりそれだったか」という具合にひらりと身をかわすのだ。まだ甘かったか。そのレベルでは足りなかったと反省し、攻撃の次元を更に高いレベルに繰り上げて、攻撃を続行する。
「だったらこれでもくらえ!」と容赦のないレベルの攻撃を繰り出す。流石にまいったかと見ていると鬼は「ほほまあまあやるじゃないか」と余裕の笑みを浮かべながら半歩後退している。
「まあまあだと?」(遊ばれているのか?)
 その時は、実際には紙一重だったということもある。辛うじて助かったのを隠すように、軽い言葉を用いている場合があるからだ。全容は未だ不透明だ。鬼を倒すための新しいアイデアが待たれる。


お前「まつ」
二音を探す
旅に出て
いつかのあつい
辞書と消えたの

折句 短歌「鬼退治」

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ダッシュ23(アクロスティック)

2018-02-25 22:34:50 | 短歌/折句/あいうえお作文
お前さん
23時に
畳んだら
行き先はある
深夜高速

折句 短歌「鬼退治」
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雨の散歩(アクロスティック)

2018-02-25 19:59:51 | 短歌/折句/あいうえお作文
雨粒が
桂馬にはねて
とに落ちる
浮かぬ駒台
歩が一つだけ

折句 短歌「揚げ豆腐」
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スープ(アクロスティック)

2018-02-25 18:48:43 | 短歌/折句/あいうえお作文
温情が
逃げ去った超
大国を
生き抜いて豚
汁にありつけ

折句 短歌「鬼退治」
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かあのレビュー(アクロスティック)

2018-02-25 10:33:27 | 短歌/折句/あいうえお作文
「ねえかあさん、からすはなぜあんななの?」
「ええ?」
「かあかあかあって」
「そうね」
「またかあかあかあだ!」
「そうよ」
「語彙が少ないじゃないか!」
「まあ」
「ほらかあかあかあかあ」
「逆にすごいんじゃない?」
「逆に?」


かあかあと
かけるカラスに
導かれ
一品にのる
しらす大根

折句 短歌「鏡石」


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武将送信(アクロスティック)

2018-02-25 04:24:45 | 短歌/折句/あいうえお作文
絵師の手が
5Gに乗って
幻の
武将を創り
武田へ送る

折句 短歌「エゴマ豚」
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エースを待ちながら

2018-02-25 02:16:13 | 短歌/折句/あいうえお作文
お前さん
にぎりがきたよ
食べなさい
いいえエースの
ジョーがきてから

折句 短歌「鬼退治」
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しあわせの音階(アクロスティック)

2018-02-25 01:29:02 | 短歌/折句/あいうえお作文
空耳が
恋をつくった
階段で
真偽を捨てて
幸福につく

折句 短歌「そこかしこ」
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カレー金魚(折句の扉)

2018-02-24 21:17:14 | 折句の扉

 例えば君はカレーうどんを好まなかった。純粋性うどんへのこだわり。君は出汁が透明性を失ってしまうことを恐れていたのかもしれない。
 だけどもしも丼が水槽、中のうどんがもしも金魚であったらと想像してほしい。少しでも先を見通したいと望む金魚は耐え切れずに声を上げるに違いない。その声は、君自身のものでもある。
 あらゆる君はいつだって自分が望まない狭い世界に閉じ込められている。簡単には抜け出すことのできない世界の中で、日々の抑圧に対して心の深いところから飛び出そうとする声。それをつなぎ合わせていくことが一つの対抗策だった。偏見や憎しみで濁った水槽を透明に近づけていくことができるとすれば、それは君自身の声だ。今、折句の扉は君の目の前に現れた。ほんの少し、手を伸ばせば、君は折句の扉を開きその先へ進むことができる。限りない可能性に満ちた世界が新しい言葉の旅人を待っている。
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大脱出

2018-02-24 20:27:49 | 短歌/折句/あいうえお作文
倒しても鬼はなかなか倒しきれない。腹立たしいことこの上ない。強力なハンマーを打ち下ろしても、その力を巧みに吸収してむくむくと起き上がってくる。鬼は不死身のモグラなのだろうか。そんなことが気になってしまうのは、自分の調子のわるい時だ。気がかりは、生きている限り決してなくならない。怒ってばかりいては鬼に笑われてしまうだろう。
「そんな細かいことを気にするなよ」と。


温暖化
248度
たんたんたん
急げ火星へ
出発進行

折句 短歌「鬼退治」

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果たし合い(アクロスティック)

2018-02-24 04:05:11 | 短歌/折句/あいうえお作文
想像を
超える仕草が
感動と
思考を生んだ
恋の修練

折句 短歌「そこかしこ」
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白歴史(アクロスティック)

2018-02-24 02:07:28 | 短歌/折句/あいうえお作文
火星まで
まっすぐ飛んだ
イチローの
球はそのまま
地球の歴史

折句 短歌「かまいたち」
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シリ(アクロスティック)

2018-02-24 00:23:25 | 短歌/折句/あいうえお作文
狼が
人間的に
対比する
生き物はシリ
シリは生き物

折句 短歌「鬼退治」
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コロコロこころ(アクロスティック)

2018-02-23 14:55:00 | 短歌/折句/あいうえお作文
遠藤が
どちらに蹴るか
知りません
グーチョキパーの
先出しは負け

折句 短歌「江戸仕草」
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