先細って行く銀の先の向こう側、その広がり方は闇に隠れて見えなかったが、そのどちらかを選ぶ決断に迫られて指先が震えた。「尖った先端を引き当てれば、スパゲッティ。だが、丸まった方を選んだ時は、直火チャーハンを食べることになるぞ!」運命の分れ道、鬼の目が燃えていた。 #twnovel
最初は風はとても冷たいかもしれないけれど、それは徐々に暖かい風へと変わり始める。だから、そこであきらめて切ってしまわないこと。物事には準備が必要なのだから。「いらっしゃいませ」ワニが口からよだれを垂らしながら入店してきた。「ほら、あれも食べるための準備ですよ」 #twnovel