Teddy Bear’s Diary

自作のテディベアの写真で、絵本を読んでいくようなページをつくりたい

椅子のミニチュア模型製作

2009-08-22 | テディベア

椅子のミニチュア模型製作の5日間がはじまりました。

 

資料館のデザイナーズチェアーが迎えてくれました。
これらの椅子はどれもロングセラー商品で、名作といわれているものです。

 

魅力的な椅子たち、

 

1日目の午前中、贅沢にこの椅子に座って、レクチャーを受け、自分が作りたい椅子を選んで、午後、その計測と調査をしました。

 

私が選んだのは、ロバート・ヴェンチューリがデザインした「クィーン・アン」(1984)、1枚目の椅子の写真の右側に写っています。
選んだ基準は2枚のパネルで構成されていること、ふだんシンプルなものがすきなので、たまにはちょっと華やかなものをということで、プリントの美しさに惹かれたことの2点です。
「建築家の椅子111脚」にも取り上げられていました。

 

2日目の午前中に、前日の計測を元に5分の1のスケールに計算して設計図を描き、午後から、製作にはいりました。
真ん中のくり抜きは先生に助けていただいています。
スチレンボードを曲げるのは、カッターで何本もの線をV字にカットして、その溝に接着剤をぬり、固定させていきますが、かなりの精度が要求されます。

 

スチレンボードは白、これに絵の具でそれっぽく塗るつもりにしていたら、デジカメで撮った写真を元にプリントアウトしてくださることになりました。
それを貼って、昨日5日目の午前中に出来上がりました。 

 

これは実物です、この椅子に座った写真と、模型の写真を5倍にして同じ大きさにした写真を合成して、プレゼントしてくださることになりました。
私は自分が座らずに、ミニチュアテディベアのセオドアとアルフォンゾに座ってもらいました。

 

セオドアが模型の椅子に座るとこんな感じ、パステルカラーがきれいでしょう。

 

接着剤が乾くまでの時間などを利用して、オリジナルデザインの積み木の子ども用椅子を作ってみました。

 

受講生は11名、全員分ではありませんが、ほんものの椅子に模型を乗せて記念撮影しました。
今回の受講者は、機械設計をしていた人などもいてレベルが高く、たくさんの刺激を受けました。
先生方もひとりひとりに寄り添って、材料や素材を惜しみなく提供、ていねいな指導をしてくださり、思ったよりも大変でしたが、思ったよりも数倍も楽しく過ごすことができました。
雰囲気がとてもよくて、みんなで反省会をしようという提案を先生がしてくださり、来週の金曜日の夜、街に出かけることになりました。
ふつう、公開講座で、こういうことってないですよね。
ほかの受講生のすばらしい作品などを5回シリーズで紹介します。

今日の午後、広島国際学院大学立町キャンパスで、1時半開場、2時開演で、石井あみさんの「イギリスアニメーションの現場2」があります。
アニメーションの現場のお話がたくさん、アーマチュアを使った人形の動かし方、外国のアニメーション作品の上映もあります。
参加費は無料です。