Teddy Bear’s Diary

自作のテディベアの写真で、絵本を読んでいくようなページをつくりたい

「ルリュールおじさん」

2011-06-30 | テディベア

くーたん、おーしおさんがくーたんに絵本のプレゼントですって。
母さん、あけてもいい?

 

くまちゃんのラッピングをひらくと、絵本のセット、

 

いせひでこさんの「ルリュールおじさん」と「絵描き」、

 

「ルリュールおじさん」は2007年版「この絵本が好き!」国内絵本第1位に輝き、第38回講談社出版文化賞絵本賞を受賞しています。
当時ほしいなと思っていましたが、縁ががなくて、手元にありませんでしたので、うれしくて、わ~、私のところにやってきてくれたんだと感動しました。

 

ルリュールおじさんは本の製本の60の過程をひとりでこなしています、確かなデッサンと美しい彩色の絵とともに、散りばめられているアーティストの言葉が胸をうつすばらしい絵本です。

 

「絵描き」は作者いせひでこさんの生き方が反映されていて、こちらもまた絵と言葉が見事にコラボレートしています。

 

くーたん、このヴァイオリンもおーしおさんからくーたんへのプレゼントなんですって。
うれしいな、くまのプーさんのヴァイオリン。

 

うふふ、その弾き方はチェロの弾き方でしょ。

 

それはギターでしょ。

 

ぼくね、お手手が短いからヴァイオリンの弾き方だと手が届かないの。
このヴァイオリンは自動演奏もでき、弓を弦に当てるととてもきれいな音色がします。
おーしおさん、すてきな絵本とヴァイオリンをありがとうございました。

室内セット

2011-06-29 | テディベア

ライムじいさんとエルの部屋のセットはkatsuraさんの草木染工房の一角に置いて撮影しました。
棚の上の紙袋には草木染の染料になる乾燥させた木の実などが保存されています。

 

2面の壁を組み合わせて使います。

 

桜の樹皮は固いので、ねじ釘でびっしり止めてあり、

 

katsuraさんの苦労がしのばれます。

 

このセットがライムじいさんの部屋になり、

 

エルの部屋になりました。

 

同じシーンでも、ライティングによって雰囲気が全く違ってきます。

 

6人で囲むランチは、近くにできた天然酵母のパン屋さんの焼き立てパンをたっぷりと、

 

新鮮な野菜のサラダ、たこのお刺身、サラミ、果物。
撮影とランチタイムとおしゃべりとしあわせな一日があっというまに過ぎていきました。

 

みなさんにもしあわせのおすそ分け、工房の横に流れる川の傍で四つ葉のクローバーを摘みました。

9回シリーズと、今日の室内セット紹介で、エルとピッピの物語は終わりです。
動画ができましたらアドレスを紹介しますので、見てくださいね。 
今回、登場したくまたちです。
エル 
ピッピ(ひよこ)
ライムじいさん
ジュンおじさん
カシスおばさん
エルの友だち9匹
ふくろう1匹、うさぎ4匹、りす2匹、あらいぐま1匹、くま2匹

光の中のピッピ

2011-06-28 | テディベア

ライムじいさんがギターを弾いています。
おじいさんのギターがだいすきだったエルとピッピのために、お友だちが相談して、森のコンサートを計画してくれました。

 

ピッピの死が悲しくてお外に出られなかったエルのお席はおじいさんのまん前に用意されていました。

 

おじいさんの弾くギターの音色にさそわれて、動物たちもやってきました。

 

ギターの音色は、

  

森の木々をわたる風のように、 

  

小川のせせらぎのように、

 

エルとみんなの心をやさしく包んでくれました。

 

ギターの音色が、子どもたちの笑い声、ピッピのうれしそうな鳴き声に変わり、

 

みんなが空を見上げると、金色の光の中を遠いお空に向かって飛んでいくピッピの姿がはっきりと見えました。
楽しい思い出をありがとう、ピッピのかわいい声も聞こえました。 
わ~、ピッピはお空を飛べたんだね。

 

その日から、エルはお空を見上げるとピッピとお話ができるようになりました。
ピッピと過ごした3ヶ月は短かったけれど、いっぱいの思い出が残っています。(終)

森の中でギターを弾くライムじいさん、このシーンのイメージが一番最初に浮かんで、物語がはじまりました。
光の中を飛んでいくピッピは、katsuraさんの絵と空の写真を合成しています。

今日から1泊2日で大阪と和歌山に出かけます。
明日のブログは自動更新されますが、今日と明日のコメントへのお返事が明日の夜遅く帰ってからになります。

お空のピッピ

2011-06-27 | テディベア

ピッピ、チューリップのお花だよ、絵本で見たことがあるでしょ。
ピンクのチューリップってかわいいね、みんながいっしょで楽しいね。

 

あれっ、夢だったんだ、ピッピ、おはよう。

 

いつも早起きなのに、今日はお寝坊だなぁ。

 

ピッピ、朝だよ、起きて。

 

ピッピ、どうしたのっ、起きて。

 

ピッピ、死んじゃったの?

 

すこしづつ冷たくなっていくピッピ…。
ピッピ、どうして、どうして、死んじゃったの? 

 

うゎ~ん、ピッピが、ピッピが…。

 

ピピ、ピピ。

 

お空でピッピの声がする、お空に飛んでいったのかな。
お外に出てこないエルを心配して、エルのお友だちが相談しています。(続)

ちょっとだけ裏話
死んだピッピの姿がとてもやすらかに撮れていました。
お花に埋もれたピッピの棺のために小さなお花をいっぱい作りましたが、暗示でいいのではと、このシーンは撮りませんでした。
明日は最終回、ピッピは死んでしまったけれど、みんなの心の中で生き続ける、そういう展開にしたいなぁ。

いちご畑

2011-06-26 | テディベア

エルとピッピは時々、ライムじいさんやジュンおじさん、カシスおばさんの畑にも出かけます。
おじさ~ん、おばさ~ん、



やあ、エル、ピッピ、いらっしゃい。

 

エル、ピッピ、見て、かわいいお花が咲いてるのよ。

 

いちご畑に来てごらん。

 

ほら赤くなってるのがあるでしょう。

 

いちごって、赤くてかわいい、摘んでもいいの?

 

たくさん、持ってお帰り。
ありがとう。ピピ、ピピピ。

 

おじいさんの畑でこんなにできたの、すごいなぁ。

 

運ぶのお手伝いします。

 

ありがとう、助かったよ、ひと休みしよう、あまいいちごを食べてごらん。
おいしいなぁ、ぼく、いちごだ~いすき。(続)

裏の田んぼが4月1日から家庭菜園になって、家の裏庭続きの一角だけを借りてくーたんファームと名づけました。
くまサイズの畝を作って間引き菜用の種を蒔き、この物語のために、すこしづつ撮影をしていました。
ジュンおじさんのいちご畑は新しくいただいた苗で育ち、ライムじいさんのいちご畑はもう何年もほったらかしですが玄関前の庭で毎年実をつけてくれるワイルドストローベリーとふつうのいちごの一群れです。

かくれんぼ

2011-06-25 | テディベア

かくれんぼするものこの指とまれ。

 

もういいか~い。

 

まあだだよ~。

 

もういいか~い。
もういいよ~。

 

エルとピッピ、見~つけた。

 

木の上のジョージ、見~つけた。

 

かくれんぼのあとは鬼ごっこ。

 

逃げろ~。
日が暮れるまで、子どもたちは元気いっぱい遊びます。

 

みんなと別れた帰り道、エルはお空を飛びたいなと思っているピッピをそっと木の上に乗せてやりました。  

 

ピッピ、思い切って、ぼくのところまで飛んでごらん。
ピピ、ピピ。
ピッピは怖くて飛べません。(続)

ちょっとだけ裏話
撮影日が梅雨時で、雨が降ると室内撮影だけになってしまうので、遊びのシーンは家の横の空き地で前もって撮って準備をしてありましたが、当日ちょっとぱらついただけだったので、みんなで撮影することができました。
ロケ地のkatsuraさんちのお庭は緑にあふれていて、生き生きとしたシーンの撮影ができました。
空を飛びたいピッピのシーンはしゅう防さんのアイデアで、さくらんぼの木に止まらせていますが、空を抜くのに苦労しての撮影です。

かごめかごめ

2011-06-24 | テディベア

小さかったピッピもすこしづつ大きくなって、

 

エルといっしょに絵本を読んだり、

 

エルのお友だちともなかよくなって、毎日、元気に遊んでいます。

 

か~ごめ、かごめ♪

 

か~ごのな~かのとり~は♪

 

いついつ でや~る♪
よあけのばんに つ~るとか~めがす~べった♪

 

うしろのしょうめん だ~れ♪
ピピ ピピピ ピッピ。
あはは、ピッピ、自分の名前じゃなくて、お友だちの名前を当てるんだよ。

 

ちょっと遠くに秘密基地を作るんだ。

 

しゅっぱ~つ☆

 

今日はみんなで冒険に出かけます。(続)

ちょっとだけ裏話
絵本を読むピッピは3段階のうち2番目の大きさのピッピ、かごめかごめのピッピは3番目の大きさのピッピです。
かごめかごめのシーンが多いのは、カメラをぐる~と回して撮るというしゅう防さんのアイデアで360度回って撮っています。

森の音楽

2011-06-23 | テディベア

おじいさんの弾くギターの音色は、

 

森の木々に話しかける風の音、

 

小川のせせらぎ、

 

動物たちの話し声、

 

たくさんの思い出の音♪

 

エルの吹くハーモニカの音色は、

 

だいすきなおじいさんのギターの音色に、 

 

少年らしい好奇心が混じる、

 

お友だちとの遊び、だいすきな絵本の世界の音♪

 

今日も一日の終わりに、エルがハーモニカを吹き、ピッピが歌を歌っています。(続)

ちょっとだけ裏話
ライムじいさんの弾くギターは5分の1スケールのものをネットで見つけました。
ディスプレイ用に作られているので音はでませんが、このサイズのものはなかなか手に入らないので、見つけたときはうれしかったです。
ギターを弾くポーズはシンガーソングライターでギターもお上手なおーしおさんがつけてくださっています。
エルのハーモニカは何年か前にドイツの楽器屋さんで買ったもので、きれいな澄んだ音色がします、ロケ撮影のとき、しゅう防さんが即興で吹いてくださいました。
桜の樹皮を貼った室内のセットはkatsuraさんが作ってくださり、カーテンと調度品を変えて、おじいさんとエルの部屋に使い分けています。 

ひよこのピッピ

2011-06-22 | テディベア

エルは、ひよこにピッピと名前をつけ、エルとピッピの楽しい毎日がはじまりました。
今日は、ピッピがはじめてお外に出る日、

 

ピッピ、大丈夫だよ、お家のなかのように、地面に立って歩いてごらん。

 

ピピ、ピピピ、ピヨピヨ…。

 

ほら、大丈夫でしょ。

 

よ~し、お散歩しよう。

 

うふふ、うふふ、楽しいね。
ピピ、ピピピ…。

 

黄色いお花はたんぽぽ、ピッピと同じ色だね。

 

ここはライムじいさんのお家だよ。

 

おじいさんがギターを弾いてる。

 

ぼくね、おじいさんのギターがだいすきなんだ。
ピピ、ピピピ、ピピ、ピピピ…。
そうか、ピッピもだいすきなんだね、帰ったら、ぼくがハーモニカを吹いてあげるよ。(続)

ちょっとだけ裏話
ライムじいさんの家は、エルの家に使ったミニチュアハウスの別の面を使って、ミニチュアハウスには屋根がないので、櫟(くぬぎ)の樹皮を乗せています。
小さなきのこはほんものですよ~。
1枚目から7枚目の写真は、イースターから21日目、ピッピが生まれたのと同じ頃の家の横の空き地の草花、からすのえんどうが花をつけはじめた頃の風景です。

イースターのたまご

2011-06-21 | テディベア

エルには夢がありました、イースターバニーにもらうたまごからひよこが生まれたらいいなとずっと思っていたのです。

 

あたたかい布にくるんで、自分のお腹であたためたり、

 

寝るときには、籠にそっと入れて、

 

ひよこが生まれるのを待ちました。

 

21日目の朝、

 

ピピ…

 

ピピ、ピピピ…

 

ピヨピヨ、ピヨピヨ…

 

わっ!!

 
  
ひよこちゃん、生まれてくれたんだ、ありがとう。(続)

ちょっとだけ裏話
ひよこははじめて挑戦した羊毛フェルトで、生まれたときから成長するまでの3段階3羽を作りました。
かけ布団は2cm角のミシンキルト、1cm角で作りたかったのですが無理でした。
ベッド、机、椅子は作りましたが、チェストはナチュラルハウスで100円で見つけたものにペイントしています。
たまごは生まれるシーンの殻を捜すのに苦労しました、Sサイズのたまごが見つからずMサイズでなんとか凌いでいます、昨日の写真のポストのなかのたまごと手に持っているのは卵形の発泡スチロールに彩色しました。