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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

3Dプリンタを買ってしまった

2023-08-14 09:00:00 | 日記
どうも、衝動買いが多いTです。
タイトルの通り3Dプリンタを買ってしまいました。もともとちょっと興味がある程度だったのですが、この間のAmazonプライムデーで3万円引きされているのを見てしまい、気づいた時にはポチっていました。
買ったのは、「AnkerMake M5」という3Dプリンタ界隈では高価格帯に属するやつです。3万円引いても69,990円の高級品でした。
ということで、今日は3Dプリンタってどんなものなのか、開封~お試し印刷までのブログを書こうと思います。

ということでまずは開封の儀。







まず届いて思いました。
箱がデカい!!!
驚異の58cm x 50cm x 30cmでした。重量もそこそこ(Amazon商品ページによると約16kg!)あるので、部屋まで移動するだけで一苦労です。

プリンタ本体は土台とプリンタヘッドの2つに分解された状態で届きます。なので、同梱の手順書に沿って組み立てる必要があります。



重たい土台の裏蓋を開けて配線を通す必要があるので、ちゃんと手順書通りに組み立てないと大変です。箱に入っていた緩衝材が組み立てる際の支えとして使えるようになっているので、「さすがAnker、よく考えられているな」と思いました。
重たいので大変ではありますが、組み立て自体はこれで終わりなのでとっても楽ですね。
最後の写真の左上に伸びているのは、3Dプリンタの「インク」に当たる「フィラメント」を引っかける部品です。これがあるせいで思ったよりも場所をとります。

ということでこの後にスマホアプリやPCアプリを入れたり、本体のFWを更新したりして印刷準備完了。
3Dプリンタを買ったら最初は「3DBenchy」というモデルを印刷するのがお約束だそうです。ということでさっそく印刷。

よくわかりませんがちょっと毛みたいなものが横にフサっとした全長6cmくらいの小さな船ができました。
毛みたいなものは「糸引き」と呼ばれる現象で、フィラメントがしけっていると起こりやすいらしいです。今回私は開封直後のドライなフィラメントを使ったので、AnkerMake M5ではしけってなくても起こりやすいのかもしれません。


アップで見るとこんな感じ。薄くスライスして何層も重ねることで印刷しているので、積層した跡がクッキリと見えます。


水平の印刷は得意ではないようで、天面部分を傾けながら見ると結構粗く、隙間があるように見えました。


印刷の仕組み上、アーチを印刷すると変に垂れちゃいますね。


底面には「CT3D.xyz」と窪みがあるはずなのですが…AnkerMake M5は土台に特殊な凹凸があるせいで、全く読めません。(黒い1本線は私が書いたものです。)

ちなみにこれは本体に付属していた「PLA+」というAnker独自のPLAフィラメント(硬質プラスチック)で印刷したものです。角をぶつけたら普通に痛い。

猫のモデルも見つけたので試しに印刷。


横から少し離れて見る分にはすごくきれいに印刷されているのですが、やはり空中に印刷する必要のあるお腹やしっぽの底面部分が汚くなっていました。(印刷時には「サポート」という支えも印刷されるので、空中に印刷しているわけではありません。)

ちなみに、3Dプリンタは印刷時のパラメータをめっっっっっちゃ細かく設定できます。
上の写真は本当に買って組み立ててそのまま、初期設定で印刷した感じです。
3Dプリンタを触っている人からすると、買ってすぐの状態でまともに印刷できるのはとってもすごいことらしいです。他のプリンタでは印刷ヘッドと土台のクリアランスを見たり、水平調整したり、土台にスティックのりを塗って印刷中に剥がれないようにしたり…と涙ぐましい努力をしてようやく印刷できるものなのだとか。
この辺の苦労が全然なく印刷できるのが、このAnkerMake M5の強みの一つだそうです。

そうそう、それから印刷時間について。
一般的な3Dプリンタでは3DBenchyの印刷に2時間弱くらいかかるらしいです。とても小さいのに結構時間かかりますよね~。
AnkerMake M5の場合は45分くらい。2倍以上速い!すごい!のですが、反面やはり印刷品質に妥協もあるようでした。とはいえ3倍近い速さでそこそこの印刷品質が出るので、やっぱりすごいかも。最高品質を求めるなら正直DMM.makeとかのオンライン印刷サービスを使う方が良さそうですし、簡単な試作やホビー用と考えるなら必要十分かもしれません。

最後に、何かもうちょっと複雑で機械的に動くモノを作りたいなーということで探してみたら「トゥールビヨン」なる機構を見つけたので、試しに印刷してみました。トゥールビヨンは機械時計の中で使われる部品の一つで、一定間隔でカチカチ動作します。3Dモデルは「Thingiverse」というサイトで見つけたものです。


印刷プレビュー。印刷には2時間45分かかり、フィラメントは40g消費される、とのこと。


そして印刷して組み立てたものがコチラ。単色ではつまらなかったので、一部の部品を黒いフィラメントにしてみました。
組み立てには太さ2mmのシャフト(鉄棒)と、608ベアリング?というものと、M3ネジ(40mm x2、16mm x2)が必要でした。底面にゼンマイ代わりのバネが付いていまして、回すと上の歯車部分がカチカチ鳴りながら回転します。

動きを見たい方は…YouTubeで検索してください(笑)
「トゥールビヨン 3Dプリンタ」とかで同じものが見つかると思います。

ということで、3Dプリンタを買ってみたので開封~お試し印刷まで紹介してみました。
本当は自分で3Dモデルから作りたいものがあるのですが、モデル作成がなかなか難しくて勉強中です。印刷に使うアプリや設定を改善するとよりきれいな印刷ができるみたいなので、その辺りも調査中です。うーん、奥が深い、というかやっぱり扱いが難しい。
いい感じのものができたらブログ記事に書くと思いますので、こうご期待!

それでは。

(T)

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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(moniシリーズ)、それに農業も手がけるIT企業
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