JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

Tanukino ATtiny10のサポート

2018-07-16 | Tanukino
ATtiny13A/85に続き、米粒AVRのATtiny10のArduinoIDEからの書き込みにトライしてみました。
手順はKosakalabさんのサイトに掲載されています。

適当なArduinoに専用のTPI書込みスケッチを書き込み、ターゲットのATtiny10と結線します。
ArduinoIDE側は専用の開発環境パッケージをインストールします。
ここまでは簡単ですが、プログラマ制御のAVRDUDEの相当する、AVRBOYがGo言語ソースで提供されていますので、コンパイルする必要があります。

Go言語入門のページを参考にダウンロード、インストール、HelloWorldとコンパイル環境を確認します。
「go build avrboy.go」でコンパイルできますが、githubにあるパッケージの参照でエラーとなりました。
そこでgithubからgoburrow/serialパッケージをダウンロードして、Go言語のsrcフォルダにコピーし、avrboy.goのソースも"github.com/goburrow/serial"から"serial"に変更します。
コンパイルが成功するとavrboy.exeができるので、AVRDUDEが置いてあるフォルダにコピーします。

Tanukino2号機にTPI書込みスケッチを書き込みATtiny10を載せたターゲット基板に書き込みました。


ターゲット基板です。
ATtiny10は中央の足を持ち上げて近くのランドに空中配線してあります。
ターゲット基板では確認用にD2ポートにチップLEDを接続しました。


米粒を穴開き基板に実装する方法を検討してみました。

手順は下記です。
1.ICを裏返して1番ピンに印を付ける。
2.適当な台に両面テープを貼り、裏返したママICを貼り付ける
3.セロテープを2mm幅に切りICのお腹に貼る
4.穴開き基板の所定の位置に裏返したママICを貼り付ける。
5.穴開き基板の6ヶ所のランドにハンダを盛る。
6.リード線の被覆を剥き、撚り線をばらして1本にして2cmに切断する。
7.リード線を穴開き基板のランドにハンダ付けする。
8.ICの足に届くようにリード線を切断する。
9.リード線とICの足が接触するように整形してハンダ付けする。



接続する銅線が太く短いと熱が伝わってICの足とのハンダ付けが溶けるので、芯線の1本を使うのがコツです。
スケッチ書き込み用基板にする場合は、リード線とICの足のハンダ付けを外してからセロテープを剥がせば書き込み済みのICとなりますが、ターゲット基板に実装するのに同様の手順が必要です。
書き込み装置を切り離せるような書き込みケーブルを作れば便利そうですね。

Charileplexingで6つのLEDを点灯させてみました。
丁度3本I/Oで6つのLEDを制御する例があったので、そのママテストしてみました。