◇◇◇ 昭和は遠く
横須賀市内の戦没者遺族でつくる横須賀遺族会が、2015年度限りで解散した報道があった。戦後70年、会員の減少が進み「犠牲者を慰め平和を祈念する集い」などの出席者も僅かとなり、会を存続して行く事が困難になったからとある。
現在、56団体が加盟する県遺族会の会員は1万3千人で平均年齢は75歳。「こうした高齢化が進み解散する地域で出てくる」と指摘する。靖国神社に昇殿を許されて参拝する遺族、閣僚の参拝で大騒動、自民党の大票田…遺族会の支部も曲がり角に来ている。
昨年の秋、福岡県遺族連合会(古賀誠会長)が東条英機元首相らA級戦犯14柱をの靖国神社から分祀するよう求める決議をした。これに賛同する意向を示したのが神奈川県遺族会である。反対を表明したのが北海道・兵庫県両遺族会である。
決議の理由は「天皇皇后両陛下、全ての国民にわだかまりなく靖国神社を参拝していただくため」とし「遺族が元気なうちに実現したい」と説明している。
これに反対する団体は「これは、反日左翼陣営が提起した靖国神社のA級戦犯分祀論である。我が国には戦犯は存在しない」と言い「毒餃子と同じくシナ原産のものです。問題は国内に、毒餃子でもよいからシナのために日本が中毒すればよいという勢力があり、シナに呼応していることです。古賀誠はその一人だ」「福岡と神奈川は売国奴!日本の敵、日本から出て行け!」なんとも…
反戦平和のモニュメントの象徴として静かに誰もが戦争を考える場所にならないのか。
繋がろう「絆」のポスター陽に灼けて薄れ忘れる仮設と共に
立法府かしまし娘の丸川に島尻高市参戦丸山
往還の旧道矢じるし歴史めく陣屋横町はカギ十字路なり
陽炎いて白きチョゴリの九段坂
ざわめいて鳥居をこえる春塵や
大凶を引き当て結ぶ春の夕