Jerry Emma Laura Piano

Mina, Dalida, Barbara, Laura, Lara....美人大好き! あっ、Mihoが一番好き

SERGE LAMA。三枚目のLP

2015年09月19日 | 音楽の話
セルジュ・ラマの1975盤。前に紹介した、灰色の途、に続く国内盤だが、いい曲が収められている。

彼の歌詞はストレートでエスプリに溢れている。そしてロマンチックだし、何より声がいい。

このレコードは、彼が交通事故に遭い、フィアンセを亡くし、彼自身も長い闘病の後、カムバックして10年目の記念的一枚だ。

B面の、ガラス拭きの願い。がいい。

神父様の家は普通と違う
敬虔に仕事をしなくてはいけない
そして、光が少し不足だ
蝋燭と白手袋の匂いがする
すべてが青白い
金やサテンがはめ込まれ
お布施は多く払えない
でも、献金箱はいつもいっぱい

弁護士の家は普通と違う
家具ばかり立派で、少し滑稽
彼は名が売れているが
近づきたくない
それは、正義感からでも
社会を愛するからでもない
だけど、本当にこの世の中に正義感があるなら
時々、弁護士を利用してもいい

ところが、僕の家は普通
ガラス拭きは
空が抜けるように綺麗な
夏しか働かない
窓ガラスの内側で
僕は横になり
虚ろな目つきで
空に輝く星をひとつ掴み
夜を輝くものにしたいと思う

この詩の根底は何か。フランス人ではないのでわからないが、ある程度想像出来る。

このレコードの最後の曲は、悲しすぎて仕方ない。

その曲は、Toute Blanche。これは解説したくない。

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