セルジュ・ラマの1975盤。前に紹介した、灰色の途、に続く国内盤だが、いい曲が収められている。
彼の歌詞はストレートでエスプリに溢れている。そしてロマンチックだし、何より声がいい。
このレコードは、彼が交通事故に遭い、フィアンセを亡くし、彼自身も長い闘病の後、カムバックして10年目の記念的一枚だ。
B面の、ガラス拭きの願い。がいい。
神父様の家は普通と違う
敬虔に仕事をしなくてはいけない
そして、光が少し不足だ
蝋燭と白手袋の匂いがする
すべてが青白い
金やサテンがはめ込まれ
お布施は多く払えない
でも、献金箱はいつもいっぱい
弁護士の家は普通と違う
家具ばかり立派で、少し滑稽
彼は名が売れているが
近づきたくない
それは、正義感からでも
社会を愛するからでもない
だけど、本当にこの世の中に正義感があるなら
時々、弁護士を利用してもいい
ところが、僕の家は普通
ガラス拭きは
空が抜けるように綺麗な
夏しか働かない
窓ガラスの内側で
僕は横になり
虚ろな目つきで
空に輝く星をひとつ掴み
夜を輝くものにしたいと思う
この詩の根底は何か。フランス人ではないのでわからないが、ある程度想像出来る。
このレコードの最後の曲は、悲しすぎて仕方ない。
その曲は、Toute Blanche。これは解説したくない。
彼の歌詞はストレートでエスプリに溢れている。そしてロマンチックだし、何より声がいい。
このレコードは、彼が交通事故に遭い、フィアンセを亡くし、彼自身も長い闘病の後、カムバックして10年目の記念的一枚だ。
B面の、ガラス拭きの願い。がいい。
神父様の家は普通と違う
敬虔に仕事をしなくてはいけない
そして、光が少し不足だ
蝋燭と白手袋の匂いがする
すべてが青白い
金やサテンがはめ込まれ
お布施は多く払えない
でも、献金箱はいつもいっぱい
弁護士の家は普通と違う
家具ばかり立派で、少し滑稽
彼は名が売れているが
近づきたくない
それは、正義感からでも
社会を愛するからでもない
だけど、本当にこの世の中に正義感があるなら
時々、弁護士を利用してもいい
ところが、僕の家は普通
ガラス拭きは
空が抜けるように綺麗な
夏しか働かない
窓ガラスの内側で
僕は横になり
虚ろな目つきで
空に輝く星をひとつ掴み
夜を輝くものにしたいと思う
この詩の根底は何か。フランス人ではないのでわからないが、ある程度想像出来る。
このレコードの最後の曲は、悲しすぎて仕方ない。
その曲は、Toute Blanche。これは解説したくない。