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自然の脅威、、、一枚の写真

2018年05月08日 | 毎日の話

2002年に国立公園内のVolcano Houseに泊まった

火山に造詣の深い先生、林学の先生、防災の先生たちと能天気な源太郎

勿論あの某大学の教授も一緒だ

皆で朝食を済ませ、ホテル周辺のジンジャーの花が咲く散歩道を歩くと

各所から蒸気が吹き上がっていた

「おい、ここはまさしく活火山の上だな。どおりで昨夜は熱く苦しかったぞ」

「違いますよ、火山の上は確かですが、昨夜飲みすぎですし、このホテルはエアコンなしですから」

「だけと、玄関先には暖炉に火が入っていたぞ」

「聞いていなかったんですか、あれは火の神様ペレの火ですよ」

「なんだ、それは」

散策しながら、源太郎と某教授の会話

「おい、これからどこに行くんだ」

「確か、2000年に噴火してまだ溶岩が海に流れ下っている場所に行くらしいですよ」

「溶岩見て何になる」

「まぁ、間近に溶岩が流れ下るのなんて滅多に見れませんから、いきましょうよ」

そして、ガイドから渡されたマップ、小さい字で噴火口と溶岩が流れ下ったさまが描かれている

「おい、ガイドがあんな方に歩いて行くぞ」

「大丈夫でしょ、ガイドなんだから」

「足元が熱くなったら、熱くなる前に足あげればいいじゃないですか」

「馬鹿野郎、そんな光景は漫画じゃないんだから、写真でも撮られたら、一生笑い者だぞ」

「すでに、先生は笑いものだから、それ以上笑えませんよ」

「何ー」

そして、山から降りて行く途中の道路脇に見える真っ黒な溶岩は縄状に見える

そして、ガイドの歩いた道を辿るとガイドが止まり指を足元に向けて、見ろと言っている

「これは、ペレの髪の毛です」

「確かに細いそしてそれなりに長い繊維状のものがある」

「おい、源太郎、これでカツラを作ったらいいぞ」

「何言ってんですか」

「ダメですよ、ここは全てペレの体、そんなもの持ち出したら災難が訪れます」とガイド

「ほら、いらんこと言わないことですよ」

「これは、シリカの結晶か」

「そう見たいですね。珍しく学者みたいなこと言いますね」

「馬鹿野郎」

あれから16年、再びハワイ島のキラウエア火山が予想しなかった場所で割れ目噴火した

しかも、今までとは違った場所から大量の溶岩が流れ下っている

早く治ること、そして被害が拡大しないことを祈る

本当に生きている火山島だということを改めて一枚の写真から感じた

USGSからこの図は引用させていただきました。