ラウラの体重をこの前測った。3.2kgと喜ばしい数値だった。
ところが、数値が安定しなかったので、電池切れを疑い、新品の電池に変えて再度測ることにした。
「ラウラ、抱っこしてあげる」
「何?、何? 遠慮します」
「いいから」と嫌がるラウラを抱っこして再度体重計に乗る。
今度は数字がピタリ止まる。
そして、ラウラを離し再び計測。これも数値がピタリ。
差分を計算すると・・・・・
3歳のラウラはもうお年頃。人間の体重に換算すれば、3kgで45kgと考えると、
前回の測定は、48kgになる。
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ところが、正しい値は3.4kgだった。ということは51kgとなる。
「おい、ラウラやっぱりデブだったぞ。体重詐称だな!!」
「知らないわよ。おとしゃんが測ったんでしょ、あてにならないわ。今日は湿気が多いし、誤差でしょ」
「そんなことはないぞ。間違いない」
「いいわよ、そんなこと。それより今日は暑くてやってられないわ」
「なんだその格好は、またツチノコスタイルだな」
「いいでしょ。あっちに行って」