ラウラの今日は、押入れを覗き込んだり、クリスマスツリーの飾り付けを邪魔したり、ジェリーとの領土問題で争ったり、昼寝もろくにできなかった。だからとても眠たい。
Mihoちゃんと夕食を食べている時、大好きなアマゾンの箱に丸くなって寝始めた。最初は雪だるまのように寝ていたが、ある時、箱の縁から顎が外れて、なんとこの体制になってしばらく動かない。
「ラウちゃん、大丈夫?」と声をかけても動かない。
「おいおい、ラウラ、大丈夫か?」と近寄っても動かない。
「これじゃ呼吸できないぞ」「大丈夫よ、脳みそ少ないから頭軽いし」
慌てて、源太郎が頭をつついても「動かない」
そしてやっと目を開けた。「何よ、眠たいの。邪魔しないで」とラウラ。
「馬鹿野郎。その格好じゃ、天国行きだぞ」