先ほど、雨が降る前の栗木の下草と枝の間に、烏瓜の実を見つけた。普通は、冬に周りの木々の葉が落ち、真っ赤な実が枯れた弦にポツンと付いていることで見つけることができる。でもまだ若々しい実を探すのは、緑の中の緑色だから難しい。プチ幸せだ。
この烏瓜は深夜に、細管の花を咲かせる。そして、朝になると小さくしぼんで見つけにくくなるので、あまり気に留める人はいない。だから昼間注意して見ないと小さな実は見つけられない。
まあ、この実は食べれない。烏瓜というから烏が好きかというと、食べられていないのできっと嫌いなはずである。「不味渋瓜」とでも書いたほうがいいが、冬なら「美赤瓜」とでも表現してやってもいいだろう。日の丸構図の写真だが、瓜が草むらに隠れているのが伝わったらうれしい。