経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

人生黒字化論

2014年10月25日 | Weblog
脱サラし、なんとかこの仕事が軌道に乗ったかなと
思った頃、私(w)がこの考え方、やりかたで
この仕事を、生業(なりわい)にして、
続けていくためにはどうしたらいいか、
あれこれ真剣にと考えてみた。
あ、20数年前のことである。


診断士の資格試験のために、
初めて簿記に出逢い、その中に「全部原価方式」
というのがあることを知った。
唐突だが、これを思い出したのである。

結論を言えば、上の問題が解けたのである。

こじつけ的にこの全部原価方式の考えで、
あれこれいろいろと、置き換えて検証してみた。

それで、まず時間をコストと見なさなずゼロ(0)と置く。
その理由は後述するが、そうしたら、
この「-49(49の赤字)」のほとんどは、
かからないのでは、という仮説を得られた。

考えてみれば、ちなみに(ちなまなくとも),
部屋の電気代、パソコンを使う電気代、それにパソコン,
その他の減価償却費の案分額程度は、
確かに費用としてかかっている。

しかし仕事をしなくても、只生きているだけかかる費用だし、
自分と妻の人件費といっても生きている限り、
何をしていようとかかるのであるから、
これを仕事の場合だけ、コストとして取り出し、
あえてコストとして計上する必要はないのではないか。
(家計簿に妻に人件費を計上されたら、えらいこっちゃ)

何も自分の命の維持にかかるコストを、
この際とあえて仕事上の経費なりと上乗せすることもない。

元来、生活と仕事の区分がファジーな性格が幸いし、
こうしたコストを生きていくための生活コストに組み入れれば、
零細企業では仕事上のかなりのコストはゼロに近くなるはずだ、
という考えには、さして抵抗なく至り、受容できた。

とすれば、▲49の赤字は、年に利益1の仕事を
49件こなせばゼロ。50やれば1の利益が出る。
(1×50)ー(50-1)=1

これを50年続ければ、初期投資を回収。
だが私は113歳までは働けないだろうから、
50ではなく倍の100をこなすことにするとしたら、
25年かかって、89歳。

おおむね90歳まで現役でこの仕事を続ければ、
葬儀代ぐらいの貯金を残すこともできる計算になる。

20数年前、こうした屁理屈をあれこれ考えたことが、
人生事業30年計画というプログラム創案に結びついた

人生と事業を重ねて、損益表なり決算すれば、
まさに先達のいう、「人生無駄なことは1つもない」
全て経験として、人生黒字化という思いに至ったのである。