経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

時間と次官

2007年08月23日 | Weblog
 昨日の一日を、思い出して、点検してみよう。
 消費者との接点と、それ以外のことと、数にしたらどちらが多かっただろうか。
 時間にしたら、どちらが多かっただろうか。

 前者が多かった人は幸いである。たまたまハナキンでそうであったというなら別だが。
 後者が多かった人は、さらに自分にこんな質問をして欲しい。

「最近、現場以外で働くことが多くなっていないか」。
 「現場より後方が幅を利かしていないか」。
「現場で稼ぐ人より、彼らを管理する人が威張っていないか」。
「消費者の方より、経営者の方や上司を向いて仕事する部下を可愛がっていないか」。

 とりわけ、こうした質問の意図がわからない、といった経営者がいたら、それはダメになる企業症候群の重症である。

 企業犯罪も、あの防衛省の次官騒ぎも、もともとは一般国民との接点の希薄な連中の成せること。消費者からみてどうか、というメルクマールがないと、とんでもない論が飛び交い、結論になるのだ。

 「このアルミ箔の包装資材なら、賞味期間は倍は伸びる」。
「そうそう。社内規定は社で決めたこと。」
・・・・・・・チョコ食べて、腹をいためるは、よその人
本来は、チョコ食べて、うまいとほほえむ、子らの顔

 「次の次官を選ぶのは、次官ではなく私。時間がない。いそご」
「決めるのはかってだが、手続きがなっていない」
・・・・・・・上が決め、民が戦う、戦なり
本来は、民を防衛しょう、というのが防衛相と防衛省の仕事。

 民や消費者との接点の薄い人たちが、不幸を自ら作り、招くのです。