経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

我が著本、古本19位

2007年08月07日 | Weblog


喜んでいいのか、悲しんだ方がいいのか。今朝、気まぐれに私の第一号の出版、「ラーメン店経営のすべて(経営情報出版社)」を検索してみたら、下のような記事に当たった。


  「古書店に関する書籍の売れ筋ランキング_Amazon扱い」
 田上 康朗. 経営情報出版社. 990. 1985-05. 19位. 外為取次推進マニュアル?取次店の取引フローと取次業務のポイント (1985年) 近代セールス社. 8,000. 1985-09. 20位. つきぢ田村?名店の献立 (1985年)
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この本は昭和60年5月に第一刷が販売され、専門書としては珍しく再版、新版、さらには新装版と、著書の私が知らないところで、版が重ねられ、今年で22年目のロングセラーだ。つい最近まで書店に並んでいたが、最近見かけなくなったので、検索したら、どうやら絶版になったらしい。

 生まれて初めてのこの出版は、もちろん私の力などではない。波形克彦彦先生のお引き回しである。
 
 当時、私は、脳力開発の城野宏先生に弟子入りし、脳力開発インストラクターの教育を受けていた。師の持参したら、「これを卒業論文の代わりにしてやるわ」。鹿児島の遠くから上京しなければならない弟子を気遣って、脳力開発のインストラクターの卒論に代えてくださったこと、今でも忘れない。

 フジサンケイの「夕刊フジ」やあちこちから取材あったこともあり、ラーメン店業界からの仕事が増え、熊本に「ラーメン派読書館」という、1000冊の蔵書を壁に敷き詰めたラーメン屋を、顧問先とつくったし、北九州の製麺業のラーメン店企画・出店の手伝いもした。
 
 以来、共著、文筆、自費出版を含めて23冊の本をだせたのも、幸運な、この1号があったからこそである。
 出版社の版権買い取り性だったから、いくら売れようが私の懐には無関係だったが、それ以上のものを、私に与えてくれた。
定価1420円の本が990円に変わり果てたとはいえ、また19位が上位なのか、下位なのかわからないが、生き残っていてくれることは嬉しい。