「問題ない」

８時半、若山経営の石沢さんがホテルに迎えにくる。車で１時間、同じ青森県かと思うぐらい風景が一変。高速の両脇にはリンゴの木がいっぱいの赤い実を付けてたわわっている。
　ここの街の全体的に昔の町並み風情を残していて、それだけでも感動ものなのに、江戸時代から商家「コミセ」の集落がそのまま街の核として現存している希有の街だ。
　会議所に着くと、相談所長の千葉さん、三上係長、懐かしい顔が。このお二人にはほんとうにお世話になっている。私の黒石付きの理由を挙げろと言われたら、コミセもあるがこのお二人がおられるから、ということがあると断定できる。
　セミナーでは、嶋崎先生から示唆を受けて積極的に試みている受講生同士によるセミナー、つまり講師の関与を極力少なくすることを頭において、ＭＭＡＰ手法で、課題設定からその対策まで受講生に任せてみた。教師が問題を与えて生徒が答えを、というの「生徒が問題を考え、答えを出す」というのだから、当然すぐ混乱が起きた。答えと問題がごちゃごちゃ、それも問題を出さずに答えを書き出している。
「革新の対策を出すのが、目的ではないのですか。そういわれましたよ。」
「その通りです。でも問題が１＋３か１００＋９９なのかわからにのに、７７という答えが先に出る。私には不思議でしょうがない」。
　この間５分も経ていない。たちまち会場は明るい熱気にあふれ活発な議論で会場が蒸し暑くなった。鳴海主事さんたちが、窓を開けてまわる始末。
　　帰りは下の会場でＴＧゼミをやっていた若山経営の千葉部長たちと青森グランドホテルで夕食。満足の一日であった。日、月は仕事なし。不満足。