長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

教育改革・・・小川義男先生

2007-03-15 14:45:34 | 教育
昨年の12月4日、日本会議大阪中河内支部設立総会が行われたことは以前記したとおり。今回、日本会議会報を編集するにあたり、小川先生の講演内容のリライトを仰せ付かった。掲載される内容は1200程度ではあるが、ここにリライトの全文を紹介する。先生の主張を自分なりに理解し、今後の政治活動に役立てていきたいと思う。

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アメリカがこの極東の危険な民族国家日本を軍事的だけではなく、精神的にも武装解除をしようとした。我々の文化歴史、伝統のようなものを全面的に否定する。特に、神社仏閣に象徴されている我国の民族の一体性、これを打ち壊す。神社というものは宗教ではないんです。国民のよりどころだった。それをアメリカが無理矢理宗教とすることで神社に対する国民の一体感というものが滅ぼされていった。そういうことを考える意味で、多神教国家である我国の宗教的情操の育成は非常に大切なんです。特別な宗教を持っていなくとも、何か人間を超える偉大なものがあるらしい、その偉大なものに謙虚な気持ちを育てるということは非常に大事です。

もう一つは、国家は悪いものだ、敵である。その風土の中で教育基本法が作られたのです。どこの国家でもシミはあります。しかし、自分の国家を庇いたいという気持ちがなければいけないんです。この一体感を育むという事が愛国心なんです。地球国家、コスモポリタズム、無国籍主義的傾向が広がっていくと、国民の一体感は充分に出来ない。

自殺はうつる。自殺があると校長も教育委員会も文部科学大臣も「命を大切に」と云うんです。そう云っておけば誰からも文句は言われない。自分に責任がかからないようにする。実は自殺には、弱い自殺と強い自殺がある。子供の自殺は抗議するという側面がある。この場合、この理不尽ないじめについて、学校は何もしてくれない、命を捨てて抗議する。そんな場合、「命を大切に」と言っても役に立たない。「お前の命はお前だけのものではない」このことをしっかりとわからせる必要がある。自殺しようなんて絶対に言うな、それは人間のクズのやることだ、大体俺を置き去りにして死ぬようなやつの葬式には絶対に行かないと凄むんです。そうするとやはり子供もハッとする。

いじめの原因は何か。それは存在感のある先生がいなくなったからです。存在感のある教師とは、まず子供を可愛がる、舐めるように可愛がる、愛すれば好かれる、人気のある先生になる、人気のある先生に叱られるから怖いんです。そして、怖い先生でないと、ほめることも出来ないんですよ。

イタリア共産党のグラムシヒトニシが構造改革論というのを唱えている。共産党のシンパを国家機関に潜入させて、国家の中枢から自分たちの意のままに動かす。そして、日本の教育を教員養成課程で潰してきている。アカデミックフリーダムという学園統治の名の下にこういう非生産的思想が拡大生産されています。孫子も言っているように、天下を統一する上で一番大切なのは謀略であります。寺脇研さんというゆとり教育を進め日本の教育を駄目にしたその人も、教育を駄目にしようとする目的意識的潜入分子だった可能性もあります。

教育改革で見落とされているのは、六三三制の改革です。子供の発育にこの制度があわなくなっている。読書をしなくなった原因は中学3年の間高校入試があるから本を読んでいられない。1年生、2年生、3年生は教育の客体としての側面が圧倒的に多い。この時期に服従の教育をしておかなければいけない。4年生になったら自我が芽生え、先生は少し譲らなければならない。高校生になったら、ほとんど譲る。発達段階に応じてある程度踏み込んだ教育が必要なんです。幼稚園の年長から小学校に入れる。5年生まで小学校、今の高校一年までを中学校、高校二年から大学に入れる。大学を5年にする。我国の教育を悪くするという教育が、国立大学の中で意識的系統的に行われているが、国民が全く口に出すことが出来ない。実は筑波大学は抜本的に何とかしなければならないということで出来たのですが、東大紛争が終わってから、自民党がサボってしまった。独立行政法人にしても問題は全く解決しない。

このことが我国の教育改革のネックになっていることを最後に申し上げ、日本会議大阪中河内支部の発足が成されましたことに敬意を表しまして終わらせていただきます。
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以上。
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「二大勢力制」→「二大政党制」

2007-03-15 13:21:42 | 民主党
昨日は、上京し一新会の勉強会。小沢代表が終始一貫「二大政党制」の重要性を説いてることの証明に、20年前の報道番組を見せて頂いた。

若い頃の島キャスターが「二大勢力制」という言葉を使っていたことが印象的だった。二大政党制という言葉が定着していなかったことが理解できる。小沢一郎先生が何故自民党を割って出たのか?我々教え子は、この原点を忘れてはならない。政権が変わらないことは民主主義が成熟していないことの証し。政権を変えてこそ民主主義。

懇親会まで、時間があったので、松木衆議院議員の個人事務所にお邪魔し、数名で歓談。窓からは国会議事堂がきれいに見える。「ここにいかなぁあかんなぁ」。懇親会では衆参20名ほどの議員と合流。国会の情勢等々の生の情報をいろいろと仕入れる。政治と金に係わる問題について不肖長尾たかしからも一発思いの丈をマイクを握りお話させて頂いた。

突然、岡山帰りの小沢代表が会場に到着される。これは予定外だった。固い握手を交わしエネルギーを頂いたところでお開き。
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