泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

明日香稲渕棚田の 「名物ジャンボ案山子」

2016年07月07日 13時13分44秒 | 散歩

奈良県明日香村稲渕地区の棚田は、石舞台の奥の丘陵に広がる所で 日本棚田百選にも 選定されているのどかな素敵な場所です。

毎年9月に、この棚田において「案山子コンクール」が開催されます。

 この時期は、ヒガンバナが畔に咲き誇り案山子とマッチして「日本の原風景」を体感することができます。

「案山子コンクール」の中心になるのが、高さ約6m位の「稲渕棚田名物ジャンボ案山子」です。昨年は、「稲渕太郎」(田んぼで働く人)でした。

今年は、あの「真田幸村」です。右手には、六文銭の旗印を持ち、左の手には太刀を構えている姿で、赤い兜には鹿の角が付き鎧の上には真田の赤備えの陣羽織を羽織っている姿になる予定です。

今回は、明日香稲渕棚田の「名物ジャンボ案山子」の制作の様子を紹介したいと思います。

制作は、地元の有志の方々や、棚田・畑オーナーの皆さんの協力のもと、6月より制作が開始されました。

私も今回初めて参加させていただきました。皆さん暑い中、設計図をもとに楽しみながら制作されていました。完成は、7月下旬の予定です。多くの方々に、明日香稲渕棚田の「名物ジャンボ案山子」を見にきていただけたらと思っています。私も、楽しみながらお手伝いをさせていただきたいと思っています。完成が、楽しみです!

                               

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バラと風鈴のお寺 「おふさ観音」

2016年07月03日 21時07分53秒 | 散歩

奈良県橿原市小房町にあるバラと風鈴のお寺「おふさ観音」は、17世紀に土地の娘「おふさ」さんが白い亀の背中に乗った観音様を観たことから、この地にお堂を建てて観音様を祀ったことから始まったお寺です。

今回は、夏の2ヶ月間にわたり開催される「風鈴まつり」について紹介したいと思います。
境内には二千を超える風鈴が吊り下げられ、それらが夏風に揺られて涼やかな音色を一斉に奏でる様子は、まさに圧巻です。

その昔、「おふさ観音」の地元では、夏に厄払いのお参りをするという風習がありました。
「おふさ観音」は、もともと身体の健康を授けるお寺ですから、無事に夏を乗り切れるようにと厄払いをされたのでした。

風鈴の起源は「風鐸」といって、古代中国で、寺の軒先に吊り下げた小さい鐘のようなものです。風に揺られて鳴る音で、魔除けになるとされました。
これが日本に仏教伝来と共に伝わり、平安貴族たちが自分の家に吊ったのが風鈴の始まりだそうです。

このようないわれからも、風鈴はお寺の行事にふさわしいものだと考え、境内いっぱいに風鈴を吊り下げたのが「風鈴まつり」の始まりだそうです。

二千を超す風鈴が一斉に揺れると、やはり迫力がありますね。

また、茶房「おふさ」での、涼しげな風鈴の音色を聴きながらの夏限定「かき氷」、とても美味しかったですよ。

日本の夏を体感した一日でした!

                              

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