泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

なぜ、飛鳥は日本の国の礎となったのか?「飛鳥ブラタモリ・2020」(1)

2020年04月25日 18時01分08秒 | 歴史

古地図を参考にしながら歩くという「ブラタモリ」という番組、ご存知ですか?

なんと、「日本の原風景」が色濃く残る奈良県明日香村において、2020年4月18日に「ブラタモリ」の番組で取り上げられました。

「ブラタモリ」では、「なぜ、飛鳥は日本の国の礎となったのか?」ということで、奈良県の「明日香村」が舞台でした。見られた方も多いのではないでしょうか。

1400年前に日本初の「都」が飛鳥に置かれた秘密を、タモリさんがブラブラ歩いて解き明かす「ブラタモリ」で訪れたのは奈良県の明日香村です。ここで「国づくりの基礎」が始まった理由を探るということで、日本書紀と古地図で「飛鳥時代に行われた国づくりの施策の数々をたどる!」という内容で、明日香村内を歩かれました。偶然にも、飛鳥時代の宮殿跡で大化の改新のきっかけである、蘇我入鹿暗殺の現場を再現の場面のロケに出くわしました。なんと、朝6時半頃でした。

せっかく私が住んでいる大好きな「飛鳥」を紹介していただいたので、「ブラタモリ」で訪れた場所をまとめてみました。数回にわたって紹介したいと思います。

今回は、なぜ、飛鳥は日本の国の礎となったのか?「飛鳥ブラタモリ・2020」(1)を、紹介したいと思います。

〇飛鳥時代の宮殿跡で、大化の改新のきっかけ・蘇我入鹿暗殺の現場を再現!?

「蘇我氏は、どれくらいすごい勢力だったのか?」

日本の国の礎となるのに、蘇我氏が非常に重要な役割を果たした。日本で最初の本格的な国づくりが行われた。

・飛鳥宮跡、乙巳の変(大化の改新)

645年に、 「中大兄皇子」らが「蘇我入鹿」を倒し、乙巳の変(大化の改新)の舞台となった場所です。継続的な調査で、「飛鳥板蓋宮」だけでなく複数の宮が置かれていたことがわかりました。歴史の教科書に載っているほど有名な場所ですが、意外と訪れる人も少ないようです。現在、「飛鳥宮跡」の周り田畑は、レンゲの花が咲きほこっています。

    

〇石舞台古墳は、蘇我氏の巨大権力の証し?

「蘇我氏を知る手掛かりとは?」

巨大な古墳(石室)は、強大な権力の証である。「石」というものが、飛鳥の国づくりでキーワードのひとつである。

・「石舞台古墳」は、日本最大級の横穴式石室を持つ飛鳥を代表する古墳のひとつです。築造は7世紀の初め頃と推定され、元々は1辺約55メートルの方墳だったとされています。「蘇我馬子」の墓ではないかと言われています。早い時期に古墳上部の盛土が失われ、現在は巨大な石室が露出した姿となっています。昔々狐が女性に化けて石の上で舞を見せた話、旅芸人がこの巨石を舞台に演じた話などもあります。「石舞台古墳」の周りは、桜の木が植えてあり桜のシーズンになると多くの方が、来られれていました。一時、無料で開放されていたのですが、現在は、コロナの影響で中に入ることができません。

 

〇日本初の本格的な寺・仏像!?

「蘇我氏がつくった重要な物の痕跡とは?」

・「飛鳥寺」は、596年に蘇我馬子の発願で建てられた日本初の本格的仏教寺院です。 本尊である銅造「釈迦如来坐像」(重文)は「飛鳥大仏」の通称で親しまれており、609年「推古天皇」が「鞍作鳥」に造らせたとされる日本最古の仏像です。今回のブラタモリでは、「飛鳥寺」の北にある「来迎寺」内にある飛鳥寺講堂跡の礎石が紹介されました。我が国で初めて礎石が使われた建物の礎石ということで紹介されました。1400年程前の礎石、とても綺麗に加工されていました。当時の人達の気持ちが伝わってくるような礎石です。塀沿いに、礎石がきちんと保存されている所を見ることができます。

 

        

・「飛鳥大仏(釈迦如来坐像)」(重文)は「飛鳥大仏」の通称で親しまれており、609年に「推古天皇」が、「鞍作鳥(くらつくりのとり)」に造らせたとされる日本最古の仏像です。調査の結果、「飛鳥大仏」はここに据えられから一歩も動いていないことがわかりました。普通、仏様の写真を撮ることはできないのですが、こちらは撮影可です。個人的には、正面向かって左側から見たお顔が柔和で大好きです。現在のところ、拝観できます。

また、寺の西側には、「蘇我入鹿」の首塚と呼ばれる五輪塔を見ることができます。寺の近くに咲いている芝桜が丁度満開で、とても綺麗です。

次回は、なぜ、飛鳥は日本の国の礎となったのか?「飛鳥ブラタモリ・2020」(後編)を紹介したいと思います。

        

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