泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

飛鳥の「名もない古墳」探訪

2021年02月06日 19時54分03秒 | 歴史

以前、私が好きな「飛鳥での散策コース(高松塚周辺地区)」の中で、高松塚周辺地区の「名もない古墳」のことを紹介しました。(2020年6月4日)

その後、再びその時の2か所の古墳を詳しく探訪してきました。

今回は、飛鳥の「名もない古墳」探訪の様子を紹介したいと思います。

〇「高松塚古墳」の南にある古墳(約10mの円墳?)

「高松塚古墳」のすぐ南にあり、高い木がそびえて周りは畑に囲まれています。何とか近づいてみると、形は少し崩れていましたが、小さな円墳を見ることができました。こちらの古墳も未調査のため、何もわかっていませんが、古墳に間違いないようです。この檜前(ひのくま)地域は、古代より渡来人が多く住んだ地域ですので、被葬者はその首長の墓かもしれませんね?「高松塚古墳」に来られたら、参考にされてくださいね。

     

〇「文武天皇」陵の東にある古墳

宮内庁が治定している「文武天皇」陵(中尾山古墳が、真の「文武天皇陵」であると言われているようです。)のすぐ西にある古墳です。こちらも畑の中にある古墳で、陵から見ると円墳のように見えます。周囲を巡ると、南西の方から上り口がありました。入り口には説明板があり、この丘陵は、「アントクの丘」と呼ばれていて、近くに流れている檜前(ひのくま)川を詠んだ万葉集のうたが書いてありました。上ってみると、すぐ北には「高松塚古墳」・東には「文武天皇」陵があります。遺跡地図では、古墳となっていますが、未調査のため何も分かっていない古墳です。思ったより、大きな古墳でした。この場所は、壁画古墳の「高松塚古墳」と「キトラ古墳」の間にある古墳です。ひょとして、第3の壁画古墳がここに眠ってたりり・・・

色々と想いを巡らせながらの、飛鳥の「名もない古墳」探訪でした。

明日香村には、「石舞台古墳」の東側にある細川谷という所に未調査の約200基位の古墳があります。

また、飛鳥の「名もない古墳」探訪をしてみたいと思います!

            

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