泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

古代の「百済の地を訪ねて(普願寺跡・端山磨崖如来三尊像)」(最終回)

2020年01月19日 09時42分02秒 | 歴史

古代の「百済の地を訪ねて」シリーズも、いよいよ最終回となりました。前回は、古代の「百済の地を訪ねて(弥勒寺跡・王宮里遺跡)」(6)の様子を紹介しました。

ツアー最終日は、午前中は「端山(ソサン)」の普願寺」と「端山磨崖如来三尊像」に行き、午後は、仁川空港まで行き関西空港に戻りました。あっという間の4日間でした。

最終回は、古代の「百済の地を訪ねて(普願寺跡・端山磨崖如来三尊像)」(7)の様子を、紹介したいと思います。

〇「普願寺」は、法印国師宝乗塔および塔碑、文献資料などを通じて非常に繁盛していたことが知られていましたが、創建の時期や廃寺の時期などは明らかではなかったようです。しかし、調査により現在の五重石塔の位置する寺域中心部から最終的な伽藍の範囲や造成の時期が確認されました。また、東側の調査により9~10世紀の青磁をはじめとする高麗時代の遺物が多数出土したので、創建されたあるいは繁盛していた高麗時代の伽藍が存在した可能性が開かれました。また、史跡に指定されたほぼ全域において高麗時代の遺構が確認されており、一部の東側の尾根にまで続いていることから、本来の寺域の規模が非常に大きかったことが分かります。何と、この山の中のお寺には、僧侶1千余名がいたそうです。観光地ではない普願寺」、なかなか興味あるお寺でした!


              

〇瑞山市は忠清南道、西北地域の西海岸近くにあります。384年に、インドのマラナンダという僧が黄海を渡ってこの近くの法聖浦という入江に着き、百済初の仏教の寺「仏甲寺」を開いたといわれ、仏教伝来の地とされています。 

「端山磨崖如来三尊像」は韓国最古の磨崖仏で、600年頃に瑞山郊外の山の中腹の岩壁に、中国へ交易に行く人の安全を願うために彫られたといわれています。その静かな微笑は「百済の微笑」として有名です。

「磨崖三尊仏」は普願寺」から徒歩で約20分位の所にあります。 渓谷から約10分位上っていくと、絶壁に彫られている三尊仏をみることができます。中央には、如来立像。左側は、菩薩立像。右側は、半跏思惟像が彫刻されています。厚い唇・大きな目・頬を膨らませた如来立像は、百済人の典型的な微笑みを表しており、光が当たる角度によって微笑みが様々に変わります。何とも言えない、素晴らしい微笑みの三尊像でした!

今回(2019年11月中旬)、古代史スペシャルということで「百済歴史散策(扶余・公州・益山・端山)」4日間の、とてもマニアックな歴史ツアーでした。

参加の動機は、「古代飛鳥」の歴史を語るには、百済の国の地(歴史)を知らないといけないと思い参加しました。3泊4日と短い時間でしたが、とても充実した内容の歴史散策となりました。飛鳥を紹介するうえにおいて、大変勉強になりました!今までにないツアーでしたので、また機会があればこの歴史ツアーに参加したいと思っています・・・

                

 

       

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