泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

まるで桃源郷のような「賀名生(あのう)梅林・2021」

2021年03月14日 17時29分33秒 | 散歩

奈良県五條市西吉野町にある「賀名生(あのう)梅林」は、丁度満開で見頃でした。

今回は、まるで桃源郷のような「賀名生(あのう)梅林・2021」について紹介したいと思います。

明日香村から車で約1時間程にある「賀名生(あのう)梅林」は、純白や淡い紅色の2万本もの梅花が咲き、雲海のような幻想的な風景が広がっていました。口の千本、西の千本、奥の千本などの景勝ポイントがあります。雲海のように梅花がほころび、ほのかな香りの中約2時間ほど散策しました。

「賀名生(あのう)」という地名は、南朝時代に付いた由緒あるものです。

「賀名生梅林」の麓にある賀名生の里、歴史民俗資料館のすぐ隣りに「賀名生皇居」跡があります。藁葺き屋根の素朴な建物、そして堂々とした冠木門に掲げられた扁額は、天誅組の参謀「吉村寅太郎」の筆による「賀名生皇居」の扁額が、秘められた南朝の歴史を物語っているようです。

この場所は、1348年「後村上天皇」が吉野より難を逃れ、ここにお入りになられました。さらにこの邸宅は、「後亀山天皇」の皇居と伝えられているようです。今なお当時の面影をとどめる屋敷は、全国でも最古に属する民家で重要文化財に指定されています。

雲海のように梅花がほころび、ほのかな香りが山々を伝うように漂ってくる「賀名生(あのう)梅林」は、まるで「桃源郷」のようでした!

                    

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