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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日は、久しぶりの日曜休み。ホロトロピック・ワールド2008で学んできたのであります。

主催は、ホロトロピック・ネットワーク(天外伺朗代表)、場所は、新橋のヤクルトホール、時間は、12時から6時までのたっぷり6時間。テーマは、「スピリチュアリティ」でした。

開演10分前の11時50分に行くと、受付におられた早川英子さん(ホロトロピック・ネットワーク事務局長)は、「前にどうぞ」と、私を招待者席に。
私は、前から3列目の右側の席に。すぐ近くの最前列には、講演者の鈴木秀子先生、野口法蔵氏、ピアノソロの演奏者ウォン・ウィンツァンさんがいました。

催しは、天外伺朗氏の挨拶と講演から始まり、私は、柳田邦男氏(ノンフィクション作家)の講演まで参加してきました。

柳田邦男氏は、私と同郷の栃木県鹿沼市の出身(しかも私と同じ町内)で、私の長兄と同級生、母校の鹿沼高校の先輩でもあります。

講演は、テーマが「死は、つながる『いのち』の源流」についてで、最近の2人の死の話から始まり、最後は、老いてから絵本を読むことを進めていました。

詳しく講演内容を書いてもいいのですが、時間の節約のため「講演要旨」を書いておきます。 まさにこのとおりのお話でしたので。

これまでのライフサイクル論によれば、人は生まれてから壮年期まで肉体的な面や所得とか社会活動の面では成長を続けるが、その後は老年期に下降し、死をもって終わるとされていた。

しかし、いのちの精神性に焦点を当てると、人は老年期にこそ内面を成熟させることができるのだし、死を前にして気高く生き抜くならば、その生き方が「遺産」となって残された者の心を支え、生き方を豊かなものにする。

つまり人は、人生の後半においてこそ成長・成熟し、さらに死後においてすら、引き継ぐ者の心の中で成長を続けるのである。

このようなライフサイクルの視点に立つならば、今という瞬間瞬間をよりよく生きることの大切さの意味がはっきり見えてくる。

柳田氏は、今年72歳。彼の話を聴いて、私の成長・成熟はまだこれからだ、と勇気と自信が湧いてきました。



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日に続いて夫婦の会話がテーマです。

アドラー心理学ベーシック・コースの多くの場面で、コミュニケーションには、「タクト」「マンド」があると、B.F.スキナーの理論をもとにお伝えしています。

タクト(tact)・・・・外界にある物や出来事に触れて、それについて記述や報告をする言語行動
マンド(mand)・・・・命令・要求・依頼を伴う言語行動

マンドの例として妻が夫に対して「会社の帰りにケーキを買ってきてね」という要求を出すと、受講生は、すぐ分かってくれます。これはOK。

ところが、タクトの例として、地方のある組織で開催したベーシック・コースで「最近、松田聖子けっこうがんばってるね」「こんな事件にはうんざりするね」のような例を出したとき、参加者から猛反発を受けたことがあります。

私は、夫婦の会話がマンド過剰で、タクトが極めて不足していること、円満な夫婦関係を維持するためには円熟したタクト・コミュニケーションを豊富にする必要があることを言いたかっただけなのですが。

「岩井先生、タクトはそんなことだけじゃありません」。
それに対して私は、
「それはそうですがあなたたち何を言いたいの」
というような感じで接しました。

「夫婦の会話には、それぞれが学んだこと、
体験したことなどの分かち合いがあります」

これには参った。そのとおりです。反省することしきりでした。

共に成長しようとする夫婦には、お互いが学んだこと、体験したことなどの分かち合いが欠かせないのです。

あの時は受講生から、最近ではH夫妻からこのことを学ばせていただいています。

カウンセラーや講師をしていると、学ぶ機会がたくさんあって、ありがたいです。



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

3月に入りましたね。3月も毎日更新できるよう務めます。 エールを贈ってくださいね。

今朝は、最近読んだ本の紹介をします。佐藤富雄氏という「口ぐせ理論」で話題の著者による『50歳からの勉強法』という本です。出版社は、この1月に私の共著『子育ていきいきアドバイスブック』を出した海竜社。


「学問は、わたしにとって何よりも魅力的な“娯楽”」と称する著者は、「自分が成長することに対するワクワク感」を再び取り戻し、その気持ちで勉強を始める限り、未来には必ず「素晴らしいことが待っているはず」で、その根拠は、未来の楽しいことを考え出すと、脳の海馬が活発な活動を始めるようになる、と主張します。

さらに「57歳から大学に入り直そう」と決心したご自身の学びの体験をもとに、学びの継続によって60歳代でも70歳代でもどんどん脳が発達することを説き、50歳を超えたらいろいろなことを試してみるべきで、そうすれば、過去に作ったシナップスがいくらでも復活するので、何歳からでも“未来には夢がいっぱい”だと、読者をそののかします。

実は私は、佐藤富雄先生と2回会食をしたことがあります。TPIジャパンの常務取締役の土屋邦彦さんとのご縁で3人でのお食事(もちろんお酒を飲みながら)でした。佐藤先生がまだ60歳代後半で、ベストセラーの『あなたが変わる「口ぐせ」の魔術』(かんき出版から71歳の時に刊行)を出される以前のことでした。

確か私よりも15歳以上年長なはずでしたが、会話は夢に溢れ、チャレンジ精神旺盛な方の印象が残っていました。そうこうするうちにスターダムに!70歳を過ぎてからのご活躍に目を見張っています。講演も2回ほどお聴きしました。

この本は、著者自身を最大のモデルとして、生涯学習、生涯感動、生涯青春、生涯現役を志す勇気と自信を得ることができる本です。

◎今日の「勇気の伝道」都内で某物流会社の管理者を対象に1日かけてメンタル・ヘルス研修を行ってきます(もちろん最後は「勇気づけ」で締め)。最近このテーマの研修依頼が多いこと、多いこと。新規の研修依頼のうち約半分がこのテーマです。



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