アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

「神様とつき合う3原則」の4回目です。 最終回にするつもりです。
まずは、しつこいようですが、3原則のおさらいから。

第1原則 神様は、人の願ったとおりのことを実現してくれるとは限らない。

第2原則 神様は、その人のために神様にとって必要なことを実現してくれる。

第3原則 神様とのコミュニケーションの習慣を持ち、しかも実現したかのように願ったとき、神様は、願いを聴き届けてくださる。

今日のテーマは、第3原則の後半の「実現したかのように願ったとき、神様は、願いを聴き届けてくださる」という部分です。

ここで、重要なテクニックを2つお伝えします。

第1は、「神様サッカク(錯覚)のテクニック」です。
第2は、「神様ナットク(納得)のテクニック」です。

第1の「神様サッカク(錯覚)のテクニック」というのは、英語で“as if (まるで・・・・のように)”を使うことです。

具体的なやり方は、日頃から神様とのコミュニケーションをしっかりし、自分の存在を覚えてもらい、日に日に「お陰さまで・・・・になりました」と感謝しておくのです。

神様は、正月の3か日は大忙しですが、お暇な時期もあります。そんな時も欠かさず挨拶をしておいて、「ここ一番」という時に力強く「お陰さまで」とやるのです。

内容は、「これからこうなりますように」ではなく、すでに実現したかのように、「ありがとうございました。・・・・・になりました」と、先に感謝してしまうのです。
神様は、「あれ、私は○○にこんなに感謝されることをしたかな」と錯覚され、「だったら実現させてしまおう」と、願いをさっと叶えてしまう性癖をお持ちなのです。
これが「神様サッカク(錯覚)のテクニック」です。必要なものを引き寄せてしまう「こころの磁気の法則」と称してもいいでしょう。

第2の「神様ナットク(納得)のテクニック」というのは、英語で“even if (たとえ・・・・だとしても)”を使うことです。

神様もご都合がおありです。叶えられる願い、叶えられない願いがあります。錯覚されないことも、錯覚したことを修正されることもあります。

そんな時でも、「たとえ私の願いが実現されなくとも、私は、私に降りかかったことを神様のご意思だと受け止めます」と受け入れるならば、けなげなこの人のために人情ならぬ「神情」が掻き立てられ、継続的な願いに納得され、「いつかの機会にこの殊勝な○○さんのために力になろう」と思ってくださるのです。
これが「神様ナットク(納得)のテクニック」です。

神様は、基本的にあなたの力のなりたいと思っているのです。あなたの応援団長なのです。だとしたら、日頃から神様に感謝を欠かさないことで神様に可愛がられながら、「神様サッカク(錯覚)のテクニック」「神様ナットク(納得)のテクニック」を使って、神様を協力者になってもらおうではありませんか。

最後にくれぐれも申し上げておきます。

このテクニックだけ覚えて実践してもダメですよ。第1原則から第3原則まで信じて行わないと。
神様は、あなたの真摯な態度を見てござるのです。



コメント ( 10 ) | Trackback ( )