アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

まずは、アドラー心理学ブームを加速させる話を2つほど。

ある外国の出版社から『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』(日本能率協会マネジメントセンター、1,500円+税)を翻訳・出版したい旨の申し入れがあったようです。

マンガでやさしくわかるアドラー心理学
岩井俊憲
星井 博文,深森あき
日本能率協会マネジメントセンター

私は即OKを出しました。
別の国からも10月に交渉に来る人がいます。
アドラー心理学がマンガを通じて海外に伝わるのが楽しみです。

2つめは、以前にもお伝えしていましたが、日本経営合理化協会 の研修一覧ページにアドラー心理学研修ページ が本番公開されました。
私の5分間の講義シーンが動画で見られます。


さて、これからの話題です。

北朝鮮の金正恩第一書記(31歳)が「不自由な体」の健康異変説が報道されています。

北朝鮮中央テレビでは、右足を引きずりつつ北東部の工場を視察する姿を放映し、ナレーターが「不自由な体なのに、人民のために指導の道を炎のように歩み続ける我が元帥」と伝えていたようですが、私は笑ってしまいました。

数カ月前も、不自由な右足を映像で見て、日本人のコメンテーターが「おそらく右足を怪我しているのでしょう」と語っていたことを、「この人はいい加減なことを言っているな」と思ったものです。

痛風なのです。

韓国のメディアでは、暴飲暴食が原因の痛風を患っていることを伝えています。


実は、私も痛風を何度も体験した人間です。

忘れもしない体験があります。

15年ほど前のことでしょうか、ある生命保険会社の健康診断を担当する医師たちを対象とする講演会を引き受け、舞台の左袖から足を引きずるように中央の演壇まで歩く私の姿に聴衆から失笑が漏れました。
医師たちは、私の痛風を見抜いていたのです。

痛風、ここ10年ほどご無沙汰ですが、この痛みに耐えつつ人民のために指導の道を歩む金正恩第一書記に心からの同情の念を表します。

<お目休めコーナー> 9月の花(28)

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 昨日(9月29日)は、ヒューマン・ギルドで アドラー・カウンセラー養成講座 の6日目を行っていました。

 研修の主な柱は、受講者の齋藤さんのライフスタイルの徹底分析とリレー・カウンセリング。

 前者については、3つのグループに分かれて、ホワイトボードにもまとめを書いてもらいました。

かなり難しかったのですが、勘所を押さえてくれるようになりました。

リレー・カウンセリングは、私がクライアント役を演じながら、目の前に3人~4人のカウンセラー役に座ってもらい、突然指名する方式で、これを4回たすきをつなぐ方式なのですが、昨日に比べて格段の進歩が確認できました。

今回印象に強く残ったことは、5人の再受講者の新規受講者に好影響を与えてくれたことです。

来年2~3月開催の講座(2/7.8.21.22.3/7.8.21.22の土日)が今から楽しみです。

アドラー・カウンセラー養成講座 を受講するためには、ヒューマン・ギルドのプレミアム会員アドラー心理学ベーシック・コース および 愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE) 修了者です。

◆ヒューマン・ギルドのホームページには、カウンセラーになりたいについてわかりやすく書いてあります。

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昨日(9月27日)の午前中は、オフィスで12月にある出版社から出す本の原稿書きを行っていました。
かなりいい感じで進んでいます。
このままで行くと、10月、11月(監修本)、12月と順調に本を出せそうです。

午後は、ヒューマン・ギルドで アドラー・カウンセラー養成講座 の5日目を行っていました。
受講者数は15名。いよいよ後半に差しかかっています。

研修の主な柱は、ある離婚危機にあるクライアントの症例と早期回想解釈、さらに、繰り返し・明確化とリレー形式のカウンセリング演習。
受講者個々人のある種のクセが見られました。

最後は、再受講の田邉裕章さんによるカウンセリング。
実に見事なモデルを示してくれました。
私の得意な無茶振りに応えてくれたのでした。

19:00からは「竹ちゃん」で懇親会。

13名が参加。
宮本さんのウイットに富んだ一言には、感動しました。

アドラー・カウンセラー養成講座 を受講するためには、ヒューマン・ギルドのプレミアム会員アドラー心理学ベーシック・コース および 愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE) 修了者です。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

今朝(9月27日)の朝日新聞に大和書房から出している拙著『人間関係が楽になるアドラーの教え』(1,400円+税)の半5段広告が掲載されていました。

 

広告のコピーにはこんなことが書かれています。

―もう苦手な人に振り回されない!

◎相手の不機嫌は自分のせいじゃない
◎苦手イメージは上書きできる
・・・・・この道30年のカウンセラーが説く、アドラー心理学最強の実践書!

昨日の午前中には、大和書房の編集部の高橋さんからこの本が早速重版になる旨のご連絡をいただきました。
10月7日に3,000部の増刷だそうです。
当面の目標の1万部に一歩近づきました。

人間関係が楽になるアドラーの教え
岩井 俊憲
大和書房

書店では、私の本としては『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』(日本能率協会マネジメントセンター、1,500円+税)と共によく見受けられます。

マンガでやさしくわかるアドラー心理学
岩井俊憲
星井 博文,深森あき
日本能率協会マネジメントセンター

八重洲ブックセンターでは、写真のように4階エスカレーター降りた所に「アドラー心理学」のコーナーがも受けられているようです。

 
(ヒューマン・ギルド法人事業部長宮本秀明さん撮影)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

まずは、アドラー心理学ブームを加速させる話題を3つ。

1.12月に次々と講演・研修が決まっています。

講演は、私立学校の教職員対象に大阪、横浜で決まっています。

研修は、公開セミナー(2つの団体)が12月16日(火)と17日(水)に決まりました。

2.日本経営合理化協会の企業内研修プログラムのWebsiteで 「アドラー心理学」自社導入研修 が立ち上がりました。
5分ほど岩井の映像が流れます。ご覧ください。

3.10月10日に宝島社から発刊予定の拙著 『7日間で身につける! アドラー心理学ワークブック(1,000円+税)の初版部数が1万部に決まりました。
初版から1万部は、極めて異例です。

ちなみに、『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』(日本能率協会マネジメントセンター、1,500円+税)は、1万部、『ありのままの自分を認める 人生を成功に導くアドラー心理学』(宝島社、1,300円+税)は、1万2千部で、これらも異例でした。

9月23日付けのブログ に続いて「縄文人から連想した人間が人間であること」の2回目です。

『どうすれば幸福になれるか 上』(岩井俊憲監訳、一光社)の第2章「素材について ― 劣等コンプレックス」の63ページから64ページにかけて次のことが書いてあります。

生存に伴う困難な問題を解決するための人間独自のパターンが、社会集団と共同体の形成である。
・・・・・・・・・・・・・略・・・・・・・・・・・
家族、部族、種族、国、あるいは人種という形であれ、共同体は人間生活に欠かせないものだ。
社会は、人間をいつも容赦のない自然の力から守ってくれる最初にして最後の防衛ラインである。
(P.63)

人は共同体を作って生活をしていくうちに、人間社会が求めるような多様で複雑な適応の技術を発達させてきた。
ここでも自然は、人間に惜しみない手を差し伸べて、仲間とうまく手をつなぐことができるようなさまざまな絆を作る能力を与えてくれたのである。
このような絆の中でもいちばん大切なものが言葉であり、もう1つは共通感覚(コモンセンス)である。
(P.64)

ここで、縄文遺跡ミュージアムでの縄文人の生活ぶりを紹介します。

彼らは、洞窟から出て部族ごとに家族単位の家屋を形成し、共同体に中で支え合ってきたのです。

信仰も芽生え、死者のために墓を作り、太陽をあがめる習慣を形成していきました。

 

 まとめます。

人間が人間であるためには、種として弱い人間が所属感を持ち、お互いが信頼し合い、協力して人間より強い獣たちから自分たちを守ることができたからです。

共同体の中での所属―信頼―協力こそが人間が人間である証だと言えるでしょう。

<お目休めコーナー> 9月の花(24) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

まずは、アドラー心理学ブームを加速させる話題を3つ。

1.深沢孝之さん監修の『アドラー心理学で人生が劇的に変わる! 「ブレない自分」のつくり方』

2.『人間関係を楽にする アドラーの教え』の新聞広告

3.近刊予告:『7日間で身につける! アドラー心理学ワークブック』


1.深沢孝之さん監修の『アドラー心理学で人生が劇的に変わる! 「ブレない自分」のつくり方』

オフィスに深沢孝之さん(心理臨床オフィス・ルーエ 代表、臨床心理士、シニア・アドラーカウンセラー)からご監修の本『アドラー心理学で人生が劇的に変わる! 「ブレない自分」のつくり方』(PHP研究所、926円+税)をお贈りいただきました。
深沢さん、ありがとうございました。

深沢さんは、監修の域を超えてかなり手を入れられたそうです。
ヒューマン・ギルドの10月度のニュースレターで深沢さんご自身から「本の紹介」があります。

「ブレない自分」のつくり方
深沢孝之
PHP研究所

2.『人間関係を楽にする アドラーの教え』の新聞広告

『人間関係が楽になるアドラーの教え』(岩井俊憲著、大和書房、1,400円+税)の新聞広告が次のとおり予定されている旨、大和書房編集部の高橋さんからご連絡いただきました。

9月27日(土) 朝日新聞(朝刊)  全五段広告(10月の新著として)

高橋さんはメールで「現在、『人間関係を楽にする アドラーの教え』は堅調な推移をしており、それを加速させるよい材料になればと思っております」と書いてくれました。

3.近刊予告:『7日間で身につける! アドラー心理学ワークブック』

昨晩やっと、10月10日に宝島社から発刊予定の拙著『7日間で身につける! アドラー心理学ワークブック』(1,000円+税)のゲラ・チェックが終わりました。

ワークブック形式で、アドラー心理学が学べる本です。



2週間後には、書店に並ぶのです。

宝島社の編集者の水沼さんからは、今朝の4:40に次のメールが入りました。

「ただいま校了いたしました。・・・・(略)・・・・ワークブックとしてだけでなく、入門書としても、とてもいい本になったと思います。 これだけコンパクトに、中身もわかりやすくまとまっている本は、ないのではないでしょうか」

7日間で身につける!
アドラー心理学ワークブック
岩井 俊憲
宝島社

アマゾンでは、すでに予約受付中になっています。


さて、『マンガでやさしくわかるNLPコミュニケーション』(山崎 啓支著、サンマリナ作画、日本能率協会マネジメントセンター、1,500円+税)の紹介です。

(株)日本能率協会マネジメントセンター出版事業本部で『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』の編集ご担当の久保田 章子さんからいただいて読みました。

マンガでやさしくわかるNLPコミュニケーション
山崎 啓支
日本能率協会マネジメントセンター

前作は2013年12月7日付けのブログで 本の紹介:『マンガでやさしくわかるNLP』  として紹介しています。

家族の三文芝居にかかって実家を継いでスーパーの社長に就任した主人公の日吉杏里が職場のミスコミュニケーションの改善に迫られ、前作にも登場したコンサルタントの新妻政宗の指導を受けながらテンポよくストーリーが展開します。

いつもながらマンガそのものも面白いのですが、理論面でもしっかりとしていて、NLPの起源から始まり、脳の空白を埋めようとし、安心・安全を求める人間の省略化・歪曲・一般化のコミュニケーションン・パターンとその克服法がよく理解できます。

後半は、ミルトン・エリクソンから始まったミルトン・モデルにも及び、マンガといいながらも深い内容をわかりやすく教えてくれています。

読み終わってから3週間ほど過ぎてこうして紹介しているのですが、もう1回読みたくなっています。
これがマンガの効用なのですね。

私の『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』を何度も読みたくなる心理も、なんとなく理解できました。

マンガでやさしくわかるアドラー心理学
岩井俊憲
星井 博文,深森あき
日本能率協会マネジメントセンター

<お目休めコーナー> 9月の花(23) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(9月23日)の11:00~13:00は、ヒューマン・ギルドで 三宅美絵子さん(佐倉市でベビーサイン教室「お手てでchuッ!」主宰、SMILEリーダー、ELM勇気づけトレーナー)に アドラー心理学ゼミナール 

赤ちゃんへの勇気づけ ベビーサイン

のタイトルでご講演をお願いしました。


(ご講演前の三宅美絵子さん)

講演内容は

ベビーサインとは・・・・まだ言葉をうまく話せるようになる前の赤ちゃんと、手話やジェスチャーを使ってコニュニケーションをする育児法

という定義から始まり、ベビーサインのメリットのメリットを次の9つにまとめてお話しくださいました。

1.育児がより楽しくなる

2.赤ちゃんの世界を共有できる

3.パパが喜んで育児に参加

4.話し言葉が発達する

5.絵本がもっと好きになる

6.自尊心が育つ

7.コミュニケーション力が育つ

8.赤ちゃんの健康や安全を守ることができる

9.みんなが笑顔になる


座って講演されていた三宅さん

途中からデモが入り、

みんなにもベビーサインを実演してもらうような展開をされました。

最後近くには、「赤ちゃんにも意志がある!」という立場から、赤ちゃんが

・受け身の存在ではない!

・無限の可能性がある!

として、続いてアドラー心理学の勇気づけ的関わりにも触れながら、楽しい講演を結んでくれました。


私の感想は、次の3つです。

1.赤ちゃんは、発信力以上の受信力を持つと信じていましたが、赤ちゃんは、私たちの想像を上回る発信力を持っている。

2.三宅さんが大学時代に発達心理学を学ばれたことが、ベビーサインとアドラー心理学の学びと普及に大きく貢献している。

3.ベビーサインとアドラー心理学とのマッチングは実によさそう。お互いに学び合う余地がありそうだ。


三宅さん、楽しかったです!
ありがとうございました。


◆10/26(日)11:00~13:00開催のアドラー心理学ゼミナール は、梶野真さん(ミネソタ・アドラー心理学大学院にて、カウンセリング心理修士課程修了、メンタルヘルス・プラクティショナー、キャリア・ライフ・メンタルコーチ、講師)を講師として

ミネソタからのアドラー心理学

のタイトルで行います。

梶野真さんがミネソタ・アドラー心理学大学院5年の留学期間に学ばれたプログラムや講師の紹介を含め、梶野さんが学んで来たことやミネソタでの生活などをお話しいただきます。
また今後の活動やビジョン等も語っていただきます。

<お目休めコーナー> 9月の花(22) 

 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(9月22日)は、午前中だけ会社に行って、午後は総合病院、近所の内科クリニック、薬局に行き体の点検、その後、2カ月ぶりに理髪店に行きさっぱりしてきました。

総合病院での、血液・尿の検査では、数値がだんだん規準内に入りつつあることが確認できました。

出張の疲れか、昨晩は21:30には寝てしまいました。
このところ体のサインに敏感になり、無理を重ねないようにしています。
お陰でここ10数年、寝込むことが皆無です。

さて、先週の金曜日から土曜日にかけて鹿児島県霧島市の ホテル京セラ に宿泊し、温泉も楽しんだのですが、それ以上の収穫として、ホテルの本館から別館に至る縄文遺跡ミュージアムで縄文人の生活ぶりを学び、アドラーが『人間知の心理学』(アルテ、1,800円+税)に書いていたことを連想しました。

人間知の心理学―
アドラー・セレクション
Alfred Adler,岸見 一郎
アルテ

アドラーは、この本の第2章「精神生活の社会的生活」の中で次のように書いています。

既にダーウィンが、弱い動物は単独では生きられないことを指摘している。
人間も、またことのほか弱い動物と見なさなければならない。
単独で生きることができるほど十分強くはないからである。
人間は自然に対してあまりに抵抗できない。
生き続け、自分を維持するためには、多くの補助手段が必要である。
ただ一人で、文化の補助手段なしに、原始林で生活する人の状況を想像すれば、そのような人は、他のどんな生物よりも、危険の中にあることがわかる。
闘いの中で生き抜くために必要な速い足を持たず、強い獣の持つ筋力を使えず、猛獣の牙、鋭敏な聴覚、鋭い視力も持っていない。
人が自分の生存権をまず確保し滅亡から守るためには、途方もない努力が必要である。
(P.34~35)

ここで、洞窟に住む縄文人をご覧ください。

 

子どももいたし、老いた人、病む人もいました。
おそらく鋭い牙、鋭敏な聴覚、鋭い視力を持つ獣たちにおびえて生活していたことでしょう。

アドラーは、さらに続けます。

今や、人間は、ことのほか望ましい条件下にある時にだけ生存することができたことが理解できる。
しかし、集団生活がこれらの条件を作り出したのであり、そのように生きることが、必ず必要であることが明らかになった。
共生だけが、分業という形で、人がそこで従事しなければならない課題を成し遂げることを可能にしたからである。
この分業だけが、攻撃と防御のための武器、総じて、自分を主張するために必要で、今日、われわれが文化という概念でまとめているすべてのものを作ることができたのである。
(P.35)

獣を捕獲する男どももいたし、海に出る人たちもいました。

縄文人は、農業にも従事しました。

<次回に続きます>

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(9月21日)は、鹿児島初開催のアドラー心理学ベーシック・コース  の4日目(最終日)でした。

講座の内容は

1.教育に生かすアドラー心理学(自然の結末と論理的な結末)

2.勇気づけ

でした。

受講者の集中力はすさまじいほどでした。

「勇気づけ」のところで行った勇気づけの威力を実感する演習では、勇気づけを受ける前と後とでは、前屈の度合いがまるで違ったのです。
アナベルみどりさんの画像をご覧ください。


(勇気づけを受ける前)


(仲間から勇気づけを受けた後)

手のひら分(10数センチ)明らかに前屈度が深まったのです。
ほかのグループでも同様でした。

最後は、2人一組での勇気づけのメッセージ付きの、受講者相互間の修了書授与で終わりました。

14人が鹿児島初開催のアドラー心理学ベーシック・コース を無事修了したのです。

結束力抜群のご参加の方々、共催者の 子育てママのやる気サポーター(in鹿児島) の吉野明世さん に心から感謝申し上げます。

九州にヒューマン・ギルドのアドラー心理学が浸透する予感がしています。

ちなみに、吉野さんからはうちのカミさんが大喜びするお土産をいただきました。

◆10月~1月にかけて アドラー心理学ベーシック・コース  は、次のとおり開催されます。
ヒューマン・ギルド(東京)以外にも信州(諏訪市)、大阪のコースが予定されています。

1.ヒューマン・ギルド(東京)開催
◆土日コース
日程:10月土・日コース 10/4.5.18.19(4日間)・・・・満員御礼(キャンセル待ち)
日程:2015年1月土・日コース 1/10.11.24.25(4日間)

時間:土日4日間コース:土曜日13:30~19:00 日曜日10:00~17:30

講師:岩井俊憲(ヒューマン・ギルド代表)

◆金曜コース 
日程:11/7.14.21.28.12/5.12(6日間)

時間:全日10:00~15:00

講師:岩井俊憲&永藤かおる(ヒューマン・ギルド研修室長)各講師が3日間担当。

2.信州コース 
日程:11/1.2.15.16(土日全4日間)
 土曜日13:30~19:00 日曜日9:30~17:00 

講師:岩井俊憲(ヒューマン・ギルド代表)

会場:上諏訪温泉 湖泉荘(長野県諏訪市湖岸通り1-13-8) 

3.大阪コース 
日程:12/6.7.20.21(土日全4日間)・・・・満員御礼(キャンセル待ち、2015年4月に追加講座開催予定)
 土曜日13:30~19:00 日曜日9:30~17:00 

講師:岩井俊憲(ヒューマン・ギルド代表)

会場:大阪コース: ドーンセンター (大阪市中央区大手前1丁目3番49号)

<お目休めコーナー> 9月の花(21) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(9月21日)の朝は鹿児島県の隼人のホテル京セラでゆったりし、隼人駅から鹿児島中央にJR列車で来ました。

途中窓越しに桜島が見えました。

昨日の桜島は噴煙をたくさん吐き出していました。

13:30~18:15は、鹿児島初開催のアドラー心理学ベーシック・コース  の3日目です。

最初に共催者の 子育てママのやる気サポーター(in鹿児島) の吉野明世さん にご挨拶をいただきました。
吉野さんは、元気はつらつとしていました(私は寝不足気味)。

講座の内容は次の3つでした。

1.よい人間関係

2.共同体感覚

3.勇気づけの演習:「あなたを勇気づけた人たち」

「あなたを勇気づけた人たち」の演習には、深い感動を覚えた人もいたようです。

講座を終えて、朝次郎で恒例の懇親会。14名が参加。
かなり懇親が深まったようです。

21:30頃、私は一足先に失礼したのですが、他の人たちは全員残っていたようです。

今日はちゃんと来れるかな?

<お目休めコーナー> 9月の花(20) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(9月19日)は、福岡市内で3社ほどに営業に回り、その後、鹿児島県の霧島温泉に入りました。


(ホテル京セラ)

北京の黄建明さんから『勇気づけの心理学 増補・改訂版』の中国語版が届いた、との連絡が入りました。
黄建明さんは、この本のプロデューサーでもある人で、黄さんのご尽力がなければ、この本が中国で出ることはありませんでした。

間もなく私のところにも現品が届けられるはずです。

中国でも「勇気づけ」が広まるのが楽しみです。

 

10月10日の発売が決まっている『7日間で身につける! 「アドラー心理学」ワークブック』 (仮題、宝島社)の原稿が最終段階に入っていて、博多から鹿児島中央の向かう新幹線の中でもゲラのチェックをしていました。

霧島温泉のホテル京セラに入っても、温泉でゆっくりしていることができず、ゲラのチェック結果をパソコンンから編集者にご連絡しました。

さて、幸福につながるアドラー心理学の知恵 のカテゴリーで「幸福ってなんだろう?」の4回目です。
今までの記事を読みたい場合は、幸福につながるアドラー心理学の知恵 の部分をクリックしてください。

前回に私なりの幸福論のまとめを書きましたが、ブログの読者からこんなご質問をいただきました。

「私には、岩井さんや他の人と違って、お金も知識も経験もありません。アドラー心理学や岩井さんの説く幸福論では、幸福の条件としてさかんに『貢献』の言葉が出てくるのですが、私は貢献できそうにもないので、こんな私に幸福は訪れないのでしょうか?」

私は今からこのご質問に対して真摯にお答えします。

あなたにも貢献できます。貢献には、お金も知識も経験も必要ありません。

このことに関して、私は『失意の時こそ勇気を―心の雨の日の過ごし方』(コスモス・ライブラリー、1,500円+税)で次のように書いています。

失意の時こそ勇気を―
心の雨の日の過ごし方
岩井 俊憲
コスモスライブラリー

無財の七施

貢献というと、金銭的・物的なことをイメージしがちですが、金銭や物以外にもたくさん貢献のチャンスがあります。仏教では、そのことを「無財の七施」と言います。

無財の七施というのは、次の七つの布施(施しの心)です。

(1)捨身施(しゃしんせ) …… 自分の身をもって、体を使って人のためにする施し

(2)心慮施(しんりょせ))…… 他人のために心を配る施し。共に喜び、共に悲しんで、その人の幸せを願う施し

(3)和 顔施(わげんせ) …… いつも和やかな顔をもって人に接する施し

(4)慈眼施(じげんせ)…… 慈しみの目をもってすべてを見る施し

(5)愛語施(あいごせ)…… 和やかな、喜びを与えるような言葉で話しかける施し

(6)房舎施(ぼうしゃせ)…… 急に雨が降ってきたときなど、雨に濡れる人にさりげなく傘を差し出すような施し

(7)床座施(しょうざせ)…… そっと席を譲るような施し

こうしてみると、お金がなくてもできる「無財の七施」は、そのいくつかをどんな人でもできることがわかります。
また、無財でなくわずかなお金でもできることは、その機会が数限りなくあります。

そして、この項を次のように結んでいます。

心の雨の日は、あなただけではないかもしれません。
他者もまた、あなたと同じように心の雨の日の体験をしているのかもしれません。
そんな場面であなたがささやかな勇気を発揮して他者に貢献することが、他者の心に潤いを与え、与えたはずのあなたも潤いを得られるのです。
困難を克服する活力である勇気は、与えたからといって目減りするものではなく、与えれば与えるほどあなたを充たしてくれるのです。

いかがですか? あなたにもできそうですか?

<お目休めコーナー> 9月の花(19) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(9月18日)から福岡に来ています。

昼は講演(傍聴+担当の両方)、夜は懇親。

懇親は、宮崎佐智子さん、白井ひろ子さんと博多駅近くで。
話が広範囲に及び、時間を忘れて、とても楽しい博多の夕べになりました。

2人ともヒューマン・ギルドの プレミアム会員 です。


(右が宮崎さ、左が白井さん)

昼は、ホテルレガロ福岡で行われた一般財団法人 地方公務員安全衛生推進協会主催の「平成26年度 消防職員安全衛生研修会」で120名を対象に講演。
その前の13:00~14:30に笹川真紀子先生(武蔵野大学 心理臨床センター 精神保健福祉士、東京消防庁惨事ストレス対策専門指導員)の

消防職員の現場活動にかかわるストレス対策

の講演をお聴きしました。

 笹川真紀子先生は、東京消防庁の「惨事ストレスの手引き」の

・消防の世界では、災害現場での悲惨な体験をしたり恐怖を味わったりしても、自分自身を乗り越えてきました。

・特に、むごたらしい死体を見て気持ち悪くなったり、匂いをかいで吐き気がしても、それはどちらかというと「恥」と捉えられやすい周りには大きい声で言えないという風潮があったと思います。

という記述をもとに、「焼死体を見た後に焼き鳥を食べにいけますか?」と語りました。

ここで私は、3月6日発行のヒューマン・ギルドのメルマガの「アドラー心理学を学び伝える上での留意点」を連想し、このブログにコピー&ペーストすることにしました。

アドラー心理学を学び伝える上での留意点のご提案です。

アドラー心理学を学び伝える人たちへのお願いは、「決めつけ」をしないでいただきたいのです。
特に『嫌われる勇気』は、決めつけて読んだり伝えたりすると、あらぬ誤解を招くことがあります。

『嫌われる勇気』では、「トラウマは、存在しない」のように言い切った見出しの表記が用いられています。
このことは、内容を忠実に反映していないのです。例を示しましょう。

「トラウマは、存在しない」の中で、岸見さんは「いかなる経験も、それ自体では成功の原因でも失敗の原因でもない。われわれは自分自身の経験によるショック ― いわゆるトラウマ― に苦しむのではなく、経験の中から目的にかなうものを見つけ出す。自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定するのである」と、アドラーの言葉を引用しています。

アドラーは、経験それ自体を認めているわけですし、岸見さんも「大きな災害に見舞われたとか、幼いころに虐待を受けたといった出来事が、人格形成に及ぼす影響がゼロだとはいいません。影響は強くあります。しかし大切なのは、それによってなにかが決定されたわけではない、ということです」と語っているにもかかわらず、見出しには「トラウマは、存在しない」と表記されるのです。

となると、慎重な言い回しが捨象されて、見出しだけが独り歩きし、世間に流布してしまうとしたら危険です。アドラー心理学に対するあらぬ誤解を招きかねません。

アドラー心理学は、独断に対して慎重な心理学です。カウンセリングでの解釈場面でも、“Could it be・・・・?”(もしかして・・・・?、ひょっとして・・・・?)という可能性表現(弱め言葉)が使われ、決めつけを避けます。
解釈はあくまでもカウンセラー側の仮説にしかすぎないのですから。

アドラー心理学を学ぶ際も、伝える際も文脈を忠実に理解し、あくまでも「・・・・の可能性がある」「・・・・かもしれない」と、独断を避け、自分と相手を傷つけないでいただきたいのです。
私の切なるご提案です。


「トラウマは、存在しない」説がアドラー心理学の定説のように伝わる風潮を懸念する私です。

◆詳しくは、このブログ「アドラー心理学ブームについて :トラウマを巡って」(3月29日30日31日)に私の見解を書いていますので、お読みください。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(9月17日)の朝、(株)日本能率協会マネジメントセンター出版事業本部の久保田 章子さんから『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』の重版(10刷)のご連絡をいただきました。

マンガでやさしくわかるアドラー心理学
岩井俊憲
星井 博文,深森あき
日本能率協会マネジメントセンター

金子書房編集部の天満 綾さんからは、『勇気づけの心理学 増補・改訂版』の7刷増刷について、部数が1,000部になる旨のご連絡をいただきました。

今年の4月、7月に続いて10月に3度目の増刷です。累計で17,700冊に達します。
11月にある大学の教科書として一気に400冊も採用されるのだそうです。

心理学の専門出版社で同一の本が2万部近くも売れるのは、異例中の異例です。

勇気づけの心理学 増補・改訂版
岩井 俊憲
金子書房

◆『人間関係が楽になるアドラーの教え』 (大和書房)にもう一人のカスタマーレビュー が入ったようです。
ご覧ください。


さて、今日は、飛行機で午前中に福岡に入り、市内でメンタルヘルスの講演をしてきます。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

まずは、「アドラー心理学ブームがますます加速しつつある話」を2つ。

1.読売新聞9月15日朝刊に『カウンセリング・マインド』の広告

2.『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』の側に『人間関係が楽になるアドラーの教え』が

1.読売新聞9月15日朝刊に『カウンセリング・マインド』の広告

 9月17日とお伝えしていましたが、一昨日(9月15日)の読売新聞の朝刊の第1面に『アドラー心理学によるカウンセリング・マインドの育て方』(1,600円+税)の広告が掲載されていました。


              ↑(一番下)

コスモス・ライブラリーの大野社長、ありがとうございました。
増刷が楽しみです。

アドラー心理学によるカウンセリング・
マインドの育て方―
人はだれに心をひらくのか
岩井 俊憲
コスモスライブラリー

2.『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』の側に『人間関係が楽になるアドラーの教え』が

市谷に行く用件があったので、文教堂書店に入ったら、『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』(日本能率協会マネジメントセンター、1,500円+税)と共に『人間関係が楽になるアドラーの教え』(大和書房、1,400円+税)が平積みになっていました。

このところこのパターンが多くなっています。

『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』は、「アドラー心理学が一番やさしくわかる」のPOPが目に入りました。

マンガでやさしくわかるアドラー心理学
岩井俊憲
星井 博文,深森あき
日本能率協会マネジメントセンター

日本能率協会マネジメントセンターさん、ありがとうございます。

人間関係が楽になる
アドラーの教え
岩井 俊憲
大和書房

さて、幸福につながるアドラー心理学の知恵 のカテゴリーで「幸福ってなんだろう?」の3回目です。
今までの記事を読みたい場合は、幸福につながるアドラー心理学の知恵 の部分をクリックしてください。

前々回は、<必ずしも幸福とは言えそうにないもの>、前回はW.B.ウルフの幸福に関する記述について書いています。

今回は、ウルフの所見も交えながら、私なりの幸福論をまとめておきます。

ウルフの幸福論に戻ると、ウルフは、私達が「人生に何を表現できるか」と、そのより良い人生に向かって自己彫刻していった一種の投資に対する利息なり、配当として幸福を捉えています。幸福とは人生の目標ではなく、良い人生に伴う属性の一つだとみなしているのです。

この考えは、ビジネスマン的生き方に立ち、競争原理に慣れ親しんだ人からは異質なものですが、私の幸福観の底流にあるものです。

ここで、大胆にも私なりの幸福観を、より積極的な立場で述べることにします。

(1)幸福は所有するところ(Having)にあるのではなく、共同体への貢献(Doing)の中にある。

幸福は「共同体から何が得られるかではなく、共同体に何をなし得るか?」の問いに答えられるものでなければいけない。

(2)幸福は、競争原理に基づいて共同体を離反させるものではなく、信頼感と貢献感を基盤とする協調原理に基づく。

従って、人々の結合を促進するものである。

(3)幸福は、客観的な属性や偶然の産物によるのではなく、あくまで主観的かつ継続的な営みの中にある。

人は決心さえすれば、すぐにでも幸福になれる。ただし、粘り強さも必要である。

以前、何かの本で「幸せから感謝するのではない。感謝するから幸せなのだ」という文章を読んだことがあります。本当にそうだと思います。まず今の自分に感謝するところから幸福が得られるのです。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(9月15日)は、パソコンに向かいっぱなしの1日でした。

『7日間で身につける! 「アドラー心理学」ワークブック』 岩井 俊憲 (2014/10/10)
宝島社
¥ 1,080 単行本  

まだ仮題の段階ですが、もうアマゾンに出てしまっているので、待ったなしです。

『人間関係が楽になるアドラーの教え』(大和書房、1,400円+税)の見本10冊に加えて、発注分が100冊ヒューマン・ギルドに入荷しています。

ありがたいことに 亀田秀子さん (大学非常勤講師)が読んでくれて、完璧な書評を書いてくださいました。
アマゾンのレビュー もしてくくださっています。
ご本人のご了解を得ていますので、そのまま転載させていただきます。
なお、改行等を私なりに施しております。


『人間関係が楽になるアドラーの教え』(岩井俊憲著)

「人間の悩みは対人関係」と捉えるアドラー心理学。
長年、生きていると、真実味を持って実感します。
この書のタイトルは、『人間関係が楽になるアドラーの教え』です。
日常、降りかかってくる難題や悩みは、ほとんどが、人間関係であると言えます。
この人間関係が、楽になったら、どれほど、生きやすいものかと日々、感じています。

「人間関係は自分の力で変えられると思いますか」
「人間関係をこじらせないために必要なものは何かご存じですか」
「習慣づけによって人間関係を変えていく秘訣はあると思いますか」

本書は、これらの問いに明快な回答を与える“人間関係を楽にする方法”を提供してくれます。

また、人間関係で苦しんでしまう人に岩井氏は次のようなメッセージを届けています。

「苦手な人がいることを受け入れよう。人に疎んじられることもある。人間関係を望んだようにはできないこともある。人間関係の好き・嫌いは誰にでもある。相性の良し・悪しもある。それらはやむを得ない」

どうぞ、声に出して何度か、復唱してみてください。
いかがでしょうか。心の底から、勇気が湧いてきませんか。

さて、私が最も興味を持ち、現実問題として、解決したい内容を3つほど、ご紹介したいと思います。
読み終えた時には、勇気と自信にあふれた自己に出会えました。

「イヤな人間関係は“仕事”と割り切る!」

生きることは、“四苦八苦”。
嫌な人間と会わなければならないことほど、苦痛に感じることはありません。
しかし、どうしても付き合わなくてはいけない人はいるものです。
そんな時は、「最低限の情報を事務的に伝えておけば、それ以上に関係がこじれることはない」と岩井氏は言います。
そうです。「一日の中のほんのちょっとの時間、苦行に耐え、他の時間は未来に待っている楽しみに目を向ける!」。なんと、建設的な考え方でしょうか。

「イラッとしたときには逆質問!」

私にとって、イラッとした時に逆質問は、一番、苦手なことです。
相手からの挑発的な質問を受けた時に、どうしたらよいのか。
それは、「敢えて挑発に乗ったり、議論をしたりしないで、相手に話をさせてしまえばよい」と岩井氏は言います。
相手の目的は、持論を展開したい、自分に知識があることをひけらかしたいことが多いようです。
その話を真に受ける必要がないのです。1つ楽に生きる秘訣をgetした気分です。

「今の行動を“自覚的に、不器用に”変える!」

一体どういうことなのか、疑問を持ったのです。無自覚的にパターン化している行動とは、器用にこなしているのです。
自覚的に行動を変えるときというのは、「ぎこちなくて不器用に感じる時期がある」と言います。なるほど、納得です。
岩井氏は、78㎏あった体重を64㎏のスリムな体型に戻した秘訣が、「今の行動を“自覚的に、不器用に”変える!」だったのです。

目次を見て解決したい箇所から読んで頂いても、最初から読んで頂いても、「人間関係を楽にする方法」が提供されております。
今から、自分自身の人間関係が変わり、人生が変わっていく予感ほど、嬉しいものはありません。
ぜひ、人生の処方箋として持ち歩いて欲しい一冊です。

人間関係が楽になる
アドラーの教え
岩井 俊憲
大和書房

◆他の本共々ヒューマン・ギルドにご注文下さい。
「サイン入りで」の頼まれたら、その人に適した言葉を添えさせていただきます。

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