アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

一昨日に続いて「神様とのつき合い方の3原則」がテーマです。
まずは、3原則をおさらいしておきましょう。

第1原則 神様は、人の願ったとおりのことを実現してくれるとは限らない。

第2原則 神様は、その人のために神様にとって必要なことを実現してくれる。

第3原則 神様とのコミュニケーションの習慣を持ち、しかも実現したかのように願ったとき、神様は、願いを聴き届けてくださる。

今日のテーマは、第2原則。
ここで、「成功して不幸になる」話をしましょう。

あれよあれよという間に成功を収め、周囲を驚かせる人がいます。「成功哲学」を実践し、いったんは「さすが」と思わせるのですが、家族がバラバラになったり、社員の離反を招いたり、病気になったり、極端な場合は、早死したりするケースがあります。
私は、こういう方々を名前を特定してお伝えすることができますが、ここでは避けておきます。

成功を収めるのはいいのですが、そのスピードと分量が神様の計画から大きく逸脱してしまっていたのかもしれません。

私は、当人の願いを「小我」あるいは「ミクロの願い」とし、神様の願いを「大我」あるいは「マクロの願い」とすると、両者には3つのバランスがあると思います。

(1)小我(ミクロの願い)>大我(マクロの願い)・・・・無理が生じ、いつか急変か破綻を来たす可能性あり

(2)小我(ミクロの願い)=大我(マクロの願い)・・・・程よい成功か、神様の願いを多く担える運命にある人

(3)小我(ミクロの願い)<大我(マクロの願い)・・・・神様の願いに気づかずに生活しているか、本来の力を発揮していない人

私は、ここでいわゆる「成功哲学」を否定しているわけではないことを釈明しておきます。私は、ナポレオン・ヒル、ポール・J・マイヤー、ロバート・H・シュラーなどからたくさんのことを学びました。
しかし、成功哲学の提唱者である彼らには宗教的なバックグラウンドがあるにもかかわらず、日本の大多数の人がそれを学ばず、成功乞食のような浅ましい姿を見るにつけ「そこんとこ違うだろ」と思っている人間です。そんな人たちが(1)の結末を迎えるのが多いようです。成功して不幸になるのです。

私は、第2原則をもとに次のことを信念を持ってお伝えします(ただし、宿命論的に受け取らないでください。次回の第3原則までよく読んで判断するように)。

「自分の願いは、実現することもしないこともあるが、神仏の願いは、自分を通じて実現する」

そして、

「起きることは、すべて最善のこと(Everything happens for the best.)」

◎ヒューマン・ギルドのホームページ
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