アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

研修の合間にミニ相談にやって来た医療従事者とのやりとりです。

その男性は、高校生の息子さんが受験を再来年に控えているのに勉強しないでガールフレンドと交際していて、バンドをやっていることが心配だと相談してきたのです。

私は、カウンセリングや研修の際に相談者や場に応じたたとえ話をすることがあります。

その人が医療従事者だからこそこう言ったのです。

「『しんぱい停止状態』をお勧めします。しんぱい機能を停止して、すぐさま『しんらい』という酸素をたっぷり供給するのです」

ちなみに「しんぱい」は「心肺」、「しんらい」は「信頼」の漢字が該当するのですが、最初はポカンとしていたその方はすぐに理解してくれて、息子さんが自頭はいいので比較的好成績野で、相談者にとっては、自分が高校生の頃にはできなかったことを次々とやるので、やや妬ましい気持ちもある、と語っていました。

休憩時間前に「信用と信頼の違い」について学んでいたばかりなっこともあって、すぐさま腑に落ちたようでした。

<参考>『違いがわかる事典』

心肺停止とは、心臓も呼吸(肺の動き)も停止した状態。
心音と呼吸の有無の確認でわかるため、誰でも心肺停止の判断は可能である。
心肺停止状態であっても、心臓マッサージやAED(自動体外式除細動器)、人工呼吸などで蘇生する可能性があるため、死亡状態とはいえない。
ただし、心臓が停止し脳に血液が行かなくなると、4~5分程度で脳は回復不可能な障害を受けるため、心肺停止状態になったら迅速な救命措置が必要となる。
日本では、心肺停止(心停止と呼吸停止)のほかに、脈拍停止と瞳孔散大の4つを確認し、医師が死亡を宣言しなければ「死亡」とはならず、医師以外の者が死亡を宣言することはできない。
事故や災害などで、明らかに死亡している人が発見された場合であっても、警察や消防では死亡の宣言ができない。
ニュースで伝えられる「心肺停止の状態」は、死亡しているだろうけれども、まだ医師の診断ができていない状態というのがほとんどである。 

<お目休めコーナー>10月の花(26)

 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日は、京都から台風の影響を受けながら1時間遅れの新幹線で東京に帰ってきました。

ガラガラのグリーン席に乗っていたので、社内でたっぷり眠り、また、家でも深い眠りを味わい、そのため遅い時間の更新となりました。

昨朝は、京都駅前の京都タワーホテルで目覚め、京都駅を見ながらゆったりと食事をしていました。

今年は5回も京都に来たのに、観光とは無縁でした。

昨日の京都では、カウンセリング演習人おこし・組織おこしリーダー養成講座  を担当しました。

大阪や名古屋で講座を受けてきた人たちが合同で参加するようになって、学びの共同体ができているからです。

カウンセリング演習 には19名がご参加。

第7期 人おこし・組織おこしリーダー養成講座  には23名で、仲間を積極的に応援する姿が私の目に焼き付きました。

1.人は、その人が思っている以上の持ち味・可能性(シーズあるいはリソース)がある。
2.その人の持ち味・可能性が外部のニーズと結びついたとき、イノベーションが生まれる。
3.その人の持ち味・可能性を異なる資質を持つ人の勇気づけの援助によって発見し、引き出すことができる。
4.自助努力が基本。

の根本理念をもとに参加者の中から1人を選抜して人おこしのデモ。

続いて、4つのグループの中から一人の人おこし。

最初は、起こされたい人の叶えたい夢を聴きながら、それに対して仲間が積極的に応援するものです。

付箋紙を使いながら夢を叶える具体策を書き出し、続いて模造紙に展開図を書きます。

最初は、座っていた人たちも立ち上がり、越こし方の熱がますます高まってきます。

最後は、各グループで発表。

最後は、起こされた人に模造紙がプレゼントされます。

ご参加の方には、模造紙がプレゼントされ、受講者が希望すれば、プレゼン資料を無償でお送りします。

このような講座を行うことは、講師として疲れもしますが、充実感でみなぎります。

ご参加の方々、ありがとうございました。

◆第8期 人おこし・組織おこしリーダー養成講座 は、次の予定です。

3月24日(土)13:00~17:30
ヒューマン・ギルドにて

<お目休めコーナー>10月の花(25)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(10月28日)は大阪の天満橋のOMMビル1階「グラン101」で13:30~16:15に アドラー心理学から学ぶ「感情のコントロール法セミナー」 を行っていました。



参加者は約80名。
遠くは、北海道、九州からもお見えでした。

大阪アドラー心理学研究会(代表 西川千晴さん)とヒューマン・ギルドの共催でした。

驚いたことに講座が始まる前に30冊の本が完売になってしまいました。

セミナーでは、2人一組でリレーションづくりを行い、それに続いて西川千晴さんを豊田前議員役とし、私が秘書役になり、例の「このハゲ~」のロールプレイをお見せしました。

前半は、豊田前議員のライフスタイルと怒りの感情のコントロールをテーマにし、後半は「劣等感」を中心に進めていきました。


なお、同じ昨日(10月28日)、プレジデントOnline で

キレる人を落ち着かせる"アドラー心理学" ~いかに「二次感情」をおさえるか

が配信されました。

「このハゲーッ!」。テレビで繰り返し流された豊田真由子氏の罵声。
なぜここまで激しくキレてしまうのか。
アドラー心理学に詳しい岩井俊憲氏は「劣等感が感情を爆発させてしまう」と指摘する。突然キレる人への対処法を解説しよう――。

がヘッドの言葉です。

フリーライターの上本 洋子さんの取材を受けて、私が答えた内容がベースになっています。

・職場で、家庭で、街中で、怒りが止まらない
・劣等感が災いして完璧主義と支配欲を生む
・「このハゲーッ!」は相手へのリスペクト不足から出た言葉
・「秘書」はどんな行動を取るべきだったか

の小見出しです。

◆感情のコントロール法に関しては『感情を整えるアドラーの教え』(大和書房、1,400円+税)をお読みください。

感情を整えるアドラーの教え
岩井 俊憲
大和書房

セミナーについては、じっくり学べる「感情のコントロール法」セミナー(3月25日(土) 9:30~17: 30開催)がお勧めです。

<お目休めコーナー>10月の花(24)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

今日は、これから大阪に出かけて「感情のコントロール法」のセミナーを行ってきます。
明日は、京都で カウンセリング演習人おこし・組織おこしリーダー養成講座 を担当します。

昨晩(10月27日)は、 戸部浩美さん のご招待でカミさんたちと 藤澤仁奈さん のマリンバ・リサイタルに行ってきました。

満員の会場でバッハの無伴奏チェロ組曲から始まり、超難度のE.エルゼンのマリンバ協奏曲(アンコールあり)で終わる曲に酔い痴れました。

昨年7月のマリンバの国際コンクール(Great Plains International Marimba Competition)で第1位に輝いたばかりだった藤澤さんは、昨年の7月26日に戸部さんの格別のお計らいでペルグリーノ博士と私たちの前でマリンバを演奏してくださっていたのです。

◆2016年7月26日付けブログ ペルグリーノ博士の休日:牛久大仏へ をご参照ください。


さて、2日間連続の記事、『勇気づけのリーダーシップ心理学』(学事出版、1,600円+税)から転載の、T教頭が黒衣としてかかわった卒業式の最終回。

T教頭の黒衣なりのリーダーシップについての私の解説です。

T教頭の断行力とリーダーシップ

私は、T教頭が3つの点で断行力とリーダーシップを発揮したと思います。

第1は、「自分たちの卒業式」の目標を共有化・具体化した点です。

6年の生徒から計画を知らされたとき、彼らの望みに制限を加えないどころか、むしろより鮮明に具体化するよう、敷布の提供を申し出ました。
これによって生徒たちは、敷布か垂れ幕を自宅で調達する必要がなくなり、親に対して秘密裏にことを運べ、驚きを伴う感動を演出できました。

第2は、リスク・テイキングした点です。

もしT教頭が生徒たちを第1に考えるのではなく、逆に保身に走ったとしたら、校長にも報告して、大それた演出に水を差すことになっていたかもしれませんし、承認を受けたとしても、一種の出来レースのようになって、「オレたちの卒業式」が感動から遠いものになってしまった可能性があります。

第3は、徹底的に生徒たちを信頼したことです。

人は、信頼されれば信頼に応えようとします。ここで信頼するということは、いったん決めたならば、細々とした管理を放棄することです。
全面的に生徒の存在と行動を肯定し、自分の思惑どおりないとしても、生徒たちに委ねることです。


T教頭のような断行力と、それを貫くリーダーシップが夢と感動を側面支援します。

<お目休めコーナー>10月の花(23)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(10月26日)のブログでは、『勇気づけのリーダーシップ心理学』(学事出版、1,600円+税)から転載して、T教頭が黒衣としてかかわった卒業式の模様を書きました。

今回はその後日談です。

後日談

S小学校を訪問する機会があったとき、たまたまT教頭とお話しをする機会ができました。
その際私は、感動的な卒業式についてお尋ねすると、T教頭は、こんな事実を語ってくれました。

T教頭がグラウンドを整備しているとき、2人の6年生が近づいてきて、卒業式に今までとは趣向が違ったことをやりたい、内容は、屋上から垂れ幕を垂らして、S小学校や、担任の先生方に劇的な感謝を伝えたい、と言うのです。
細目については、まだ漠然としているようでした。

そこで、T教頭は、児童達の意志が固いことを確かめた後に、次の4点を助言しました。

(1)計画は、教師はもとより父母にも絶対に知られないように進めること
(2)6年生に2クラスある中で、1つのクラスだけでことを進めるのではなく、2つのクラスが協力して行うこと
(3)不要になった敷布が倉庫に眠っているので、垂れ幕用にそれらを提供してもいいこと
(4)この話は、教頭の自分しか聞かなかったことにすること

私は、「俺たちの卒業式」の裏話に感動したのですが、2つほど疑問が湧いてきました。

1つは、校長や一部の教師に報告しないと、教頭の立場が悪くなるのではないか、ということであり、2つ目は、子どもたちが完全に計画を秘密のうちに進められるか、という点でした。

私の疑問に対して、T教頭は次のように答えてくれました。

「岩井さん、私の立場からすると、校長に報告した方が立場は楽ですよ。でも、もし自分が児童たちの計画を伝えてしまったら、絶対に反対されますよね。それと、子どもたちのことについては、リスクはあるけれども徹底的に信頼するしかなかったですよね」

黒衣に徹するT教頭は、リスクを犯しても児童を信頼し続けたのです。

<お目休めコーナー>10月の花(22)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(10月25日)は、10:00~16:30に新潟県自治会館で県庁職員29名を対象に

勇気づけのリーダーシップ

のタイトルの研修を行ってきました。

研修が終わって、17:00前後に県庁の18界の展望コーナーに行ったら、新潟市が360度見渡せました。

さて、10月24日(火)に日光市の教頭対象の講演を行った際に、改めて学校での「教頭」というポジションについて考えてみました。

結論からすると「黒衣(くろこ)」です。

小学校1年生から高校3年生までの教頭のことを思い出そうてしても誰もイメージも名前も出てきません。

担任は全員、校長は半分以上思い出すのに、私の中では教頭の存在感が希薄です。

しかし、私の下の息子が通った小学校のT教頭だけは異色です。

そのT教頭にまつわるリーダーシップのエピソードを3回くらいで紹介します。

このことは『勇気づけのリーダーシップ心理学』(学事出版、1,600円+税)に書いているので、お読みになった方もいらっしゃると思いますが、転載します。

勇気づけのリーダーシップ心理学
岩井 俊憲
学事出版

第1回目は、うちのカミさんが書いたエピソードです。

オレたちの卒業式         岩井美弥子

体育館での卒業式が終わり、在校生のつくる花のアーチをくぐり抜けて6年生が正門へと向かった。

PTAの仕事でその場に居合わせた私達も正門近くでこみ上げるものを感じながら拍手を送っていたその時、アーチを抜け終わった男子生徒6、7人が突然、荷物と靴を放り出して「急げ!」の声と共にバタバタと放送室へ駆け込んで行った。

私には目の前に散らばった、すっかり大きくなった靴を感慨深く揃えながら、「いったい何事かしら」と思った。

「うちの子どうしたの?」
と聞くある母親の声にクラスメートは「いえ、ちょっと?」と歯切れが悪い。

「何してんのかしら、まったく」

その時だった。「みんな! 校庭の真ん中に集まってくれ!」
という絶叫に近い放送が学校中に響き渡った。
他にも何か叫んでいるが聞き取れない。
私たちは廊下の窓にへばりついて校庭を見た。

すでに教室に戻っていた生徒や先生が何事かと窓から顔を出したり、靴を履くのももどかしく校庭へ出てきたりする。

「みんな校庭に出てくれ! 先生達も校庭に出てください!」

私の後ろで「まさかお礼まいり?」の声。
そんなことない。
この学校の暖かさ、この6年生のさわやかさを私は知っている。

でも、でも、この聞き取りにくい割れた声はただ事ではない感じがする。
何? 2年生の私の息子も校庭に出て来た。
校庭が生徒と先生でいっぱいになった頃、彼らはこう言った。

「オレたちの卒業式はまだ終わってない!!」

「みんな、屋上を見てくれ!」

みんなが一斉にまぶしそうに屋上を見上げたとき、屋上から大きな白い布がふわりと舞い降りてきた。
そして、それは翻りながら校舎を這い、地面近くまで届く垂れ幕となった。

私たちは、そこに書かれた少年らしい荒っぽさのある文字を見た。

「T先生、Y先生、S小の方々ありがとうございました」

校庭に在校生の大きな手から小さな手までの感激の拍手と、「わーっ」という歓声が沸き上がった。

風で舞い上がる幕を一生懸命おさえる教頭先生、その頃やっと校庭へ連れて来られた袴姿の担任2人の驚きの表情・・・・。

「これが僕たちからみなさんへのプレゼントです!」

式の間も終始にこやかだった2人の担任の先生がハンカチで目頭を押さえる姿が私の目の中で揺れていた。

「先生方、知らなかったの?」と聞かれて「うん。誰も」と口数少なく静かに満足気に答えた彼らは、屋上から仲間が駆け降りてくると歓声を上げて抱き合った。

式典に続くS小学校の、オレたちの卒業式が終わった。

<お目休めコーナー>新潟県庁の玄関の錦鯉

 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

新潟に来ています。

今朝公開予定だったブログの記事が途中で昨晩にアップされてしまいました。
お詫びします。

さて、昨日(10月24日)は、東武日光線の特急リバティ―号に乗って下今市駅で降り、13:50~15:15に日光市の小・中学校の教頭先生40人を対象に

アドラー心理学による勇気づけ

のタイトルの講演を行ってきました。


(下今市駅舎)

いつものように2人一組で進め、リレーションづくりに続いて「教頭をひと言で言えば・・・」を語っていただきました。

今までの経験では、

・学校の雑用係
・職員室の担任

が多かったのですが、文部科学省の定義

・校長を助け、校務を整理し、必要に応じ児童・  生徒の教育をつかさどる学校職員

をもとに

(1)学校理念の浸透 (2)学校全体の管理 (3)特命事項の推進

を付け加えました。


続いて、「教頭のミッション」として、教頭がどんな使命を持ち、教頭がなくてはならない理由を探りながら、私なりに「アドラー心理学の立場から」次のようにまとめました。

校長を補佐し、教職員を束ね、児童・生徒の責任感と自立心を高めることを指針とし、勇気と共同体感覚を育むこと

 
講演の途中で、教頭として対応に難しさを感じる対象を次の3つでどれなのか、を尋ねました。

・児童・生徒
・保護者
・教職員

  ・

  ・

  ・

  ・

  ・

  ・

驚くべき結果が出ました。

(1)教職員   60%が回答
(2)保護者   40%
(3)児童・生徒   0%

職員室の担任であるはずの教頭が教職員の対応に難しさを感じているとは?

私は、講演の途中で方向性を変え、フィードバックの仕方やリーダーシップについて力点を置きました。

そのことよりも下今市駅と会場の送迎をご担当いただいた清水教頭から予備知識をいただいたことが講演によりライブ感を与えてくれたのです。

私は、通り一遍の講演をしません。

あくまでご依頼の方のニーズをしっかりと聴き取って進めるタイプです。

◆ヒューマン・ギルドへの研修・講演の依頼は こちら からお願いしますね。

<お目休めコーナー>10月の花(21)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(10月23日)は、台風で電車のダイヤが乱れる中、千葉県鎌ヶ谷市に出かけ、大正11年創業の伝統的な製法と近代的製法を融合したお酢の会社 私市(きさいち)醸造 様で社長との打ち合わせと社員研修を行ってきました。

「アドラー・カンパニー」を志す 私市(きさいち)醸造 様には、ヒューマン・ギルドの総力を結集して、新しいビジネス・モデルを提供させていただくつもりです。


さて、 アドラー・カウンセラー養成講座 などで受講者が切磋琢磨しているうちに確実に学びの縁=「学縁」が形成されていることが印象に残ります。

私は、この「学縁」という言葉を10年ほど前から使い、2011年3月号のヒューマン・ギルドのニュースレターに次のような文章を書いていましたので、このブログにも転載いたします。

過去の巻頭言から(1):『学縁』という共同体(2011年3月号)

少々堅い話から始まりますが、辛抱して読んでください。
 
ヒューマン・ギルドで講座を担当していて、この頃強く思うことは、「ヒューマン・ギルドに学びに来る人たちは、あるかたちの共同体を構成しているのではないか」ということです。

アドラー心理学ベーシック・コースでは、「共同体感覚」の箇所でドイツの社会学者のF.テンニエスの『ゲマイシャフトとゲゼルシャフト』(岩波文庫、絶版)という本の中の「『実在的有機的な生命体』としての共同体の典型は家族、地域等の『すべての信頼に満ちた親密な水入らずな共同生活』」という記述をもとに本来的な「共同体」の解説をしています。

しかし、核家族化、都市化、情報化の進展によって、現代では「すべての信頼に満ちた親密な水入らずな共同生活」の典型としての家族や地域が弱体化、あるいは崩壊しています。

ところで、「すべての信頼に満ちた親密な水入らずな共同生活」を日本に以前から伝わる「縁(えにし)」という言葉に置き換えると、家庭は「血縁」、地域は「地縁」に通じ、難解な表現が身近に感じられます。

ただ、上にも書いたように、家族や地域が弱体化、あるいは崩壊していますから、「血縁」や「地縁」に基づく人間関係が希薄になっているわけです。

ところが、「血縁」や「地縁」に基づく人間関係が希薄になったからといって、私たちに「縁(えにし)」の感覚が消えたかというとそうではなく、人間には本来的に縁(えにし)を求める感覚があって、その発現としてインターネットや学びの機会を通じて、違ったかたちの「縁(えにし)」を求め、形成しているのではないか、というのが私の認識です。

私はインターネットを通じての「縁(えにし)」を「電縁」、学びの機会を通じての「縁(えにし)」を「学縁」と呼んでいます。

ここで、私の言わんとすることがだんだん見えてきたことでしょう。

ヒューマン・ギルドに集う人たちの形成する共同体は「学縁」です。アドラー心理学や勇気づけを共通項として学びながら、相互に交流し、研鑽に務め、時にブログなどで発信し合い―言い換えれば「電縁」でもつながり―、さらに学びを深めている人たちがかなり多く存在するのです。

「学縁」で学び合う人たちは最初、必ずしも専門家だったわけではありません。
何よりも多くの方々は生活者です。さまざまなご自分の生活体験から問題意識を持ち、そのことからアドラー心理学や勇気づけに出合い、ヒューマン・ギルドとのご縁ができ、求めていたイメージと合致した内容に感銘を受け、仲間からも刺激を受け、さらに仲間たちと共に一段上の講座を受講することのモチベーションを高めています。
そうしているうちに、最初は専門家でもなかった人たちが自ら受発信を繰り返しながらプロになっていっているケースがたくさんあります。

このように捉えてみると、ヒューマン・ギルドは、21世紀の学縁の場です。今後は、21世紀の学縁の場にふさわしく進化を遂げて参りますので、今後もどうぞよろしくお願いします。

<お目休めコーナー>10月の花(20

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(10月22日)はブログの更新をお休みさせていただきましたので、一昨日(10月21日)のイベントについて書くことにします。

一昨日のビッグ・イベントは シンポジウム:アドラー心理学の過去・現在・未来 でした。

29名の方々にご参加いただき、討議・ご発言・ご質問などやり取りもふんだんに行いました。

アドラー心理学を34年間学び伝えてきた岩井を司会役として、これからのアドラー心理学を担うお2人を迎え、これからのアドラー心理学のあるべき姿を縦横に語る初イベントでした。

講師
深沢孝之さん(心理臨床オフィス・ルーエ代表・臨床心理士、日本臨床・教育アドラー心理学研究会理事)
梶野 真さん(一般社団法人 日本アドラー心理学協会 代表理事、ミネソタ・アドラー心理学大学院修了)
岩井俊憲(ヒューマン・ギルド 代表取締役)

講師陣の簡単な自己紹介の後で、参加者を5つのグループに分けてリレーションづくり。

シンポジウムでは私が冒頭、1983年からの日本のアドラー心理学の歴史を振り返り、そこに深沢さん、梶野さんが補足発言をしました。


(左が深沢さん、その右が梶野さん)


(深沢さん)


(梶野さん)

最近の動きとしてウィーンのアドラーの利用していたカフェ・ツェントラルや、アドラーの眠る墓地に行かれた 鈴木三穂子
さん

池田彰子さん

が発言されました。

未来編では、梶野さんが2018年4月に2人の外国人講師招へいについて語り、深沢さんは最後に「心理臨床から見たアドラー心理学」について大胆な発言、アドラー心理学の各団体が林立している現状を肯定し、他のアドレリアン・グループとの共存、共栄、切磋琢磨を目指す「アドラー・リーグ構想」を打ち上げました。

私の最後の締めの言葉としては、「言行一致」のアドラー心理学と共に寛容であることなどを願いつつ、私自身は「静かな引退計画」に入っていることをお伝えしました。

シンポジウムが終わってからは24名で「香港酒家」に移動し懇親会。

いつの間にか 上谷実礼さん に司会・進行役をお願いすることになり、

参加者一人ひとりからご発言。

最後は、講師のこの2人。

7年ぶりにヒューマン・ギルドにお越しの 原田綾子さん とも旧交を温めました(外では何回かお会いしていましたが)。


(原田さんご提供)

私自身とても有益なイベントでした。

ご参加の皆様、ありがとうございました。

<お目休めコーナー>10月の花(19

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昨日(10月20日)は、10:00~17:00に 平日開催アドラー心理学ベーシック・コース を行っていました。

この日の柱は

(1)教育に生かすアドラー心理学
(2)勇気づけの理論

でした。

(1)の「教育に生かすアドラー心理学」の中で一番みんなの関心が強かったのは「人はどんな要因でやる気になるか?」で、「内発的動機づけ」にいつも以上に時間を割きました。

(2)の「勇気づけの理論」では、最近よくやっている、寝たきりの老人に対して「おかゆができたわよ」の言葉がけに対して「すまないね」と「ありがとう」の違いでした。

最後は、2人一組での勇気づけの言葉を添えての修了証の授与でした。

この講座の最終日にうれしい兆候を確認できました。

「究極の問い」の問いとして、次の文章のスライドをお見せして確認したところ、

あなたは自分自身に短所・欠点があるとしても自分自身を受け入れていますか?
それとも、いい点がたくさんあるとしても自分自身を否定しますか?

肯定・・・・・自己受容
否定・・・・・自己否定

初日には自己受容の方が半分にも満たなかったのに、この日は13人中12人の手が挙がりました。

アドラー心理学ベーシック・コース が講義・演習・仲間との交流を通じて大きな勇気づけ効果があることが確認されました。

最後は記念撮影。

別れがたい人たちは、「ダイジョウ・ブ」を唱和して終わりました。

平日開催アドラー心理学ベーシック・コース は間を空けて、土日講座と比較すると少人数でじっくり学べるのが特徴です。

次回は、2018年1/12.26.2/9.23(それぞれ金曜日の4日間)に10:00~17:00に開催です。

◆土日コースは、それぞれの地域で予定されています。

東京開催 土日 11/11.12.25.26
宇都宮開催 土日 11/18.19.12/312/16
名古屋開催 土日 12/9.10.23.24
大阪開催 土日 2018年4/7.8.21.22

 <お目休めコーナー>10月の花(18

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昨日(10月19日)は、千葉県鎌ヶ谷市に出かけ、14:00~17:00に 私市醸造株式会社様 の社員20名を対象に研修を行っていました。

新鎌ケ谷駅からタクシーに乗ると、また山本タクシーさんでした。
今まで5回のタクシー利用のうち何と3回目であることにお互い驚きました。
鎌ケ谷にはかなりのタクシーがあるはずですが、この奇跡的な確率での出会いなのです。


さて、8月23日付けブログ 小倉 広さんの新著:『アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉』 で書いたこの本をしっかりと読みこなしているので、ここで紹介します。

アルフレッド・アドラー
一瞬で自分が変わる100の言葉
小倉 広
ダイヤモンド社

小倉 広さん(株式会社小倉広事務所 代表取締役)新著の『アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉』(ダイヤモンド社、1,600円+税)は、22万部のベストセラーの前作『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』(ダイヤモンド社、1,600円+税)から3年半の年月を経て、進化が著しい本です。

アルフレッド・アドラー
人生に革命が起きる100の言葉
小倉 広
ダイヤモンド社

前作には勢いがありつつ、文献的な裏付けの点では「もうちょっと」というところがありましたが、今回はそのようなところがありません。
「よくぞここまで調べたな」といえるほどの小倉さんらしい完璧さがあります。
かなりの時間とエネルギーを傾注したはずです。
お疲れ様でした、と申し上げたいです。

『アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉』は「自分を変える」ことに徹底的にフォーカスし、

・「劣等感」と「優越性追求」について(第1章)
・「優越コンプレックス」について(第2章)
・「劣等コンプレックス」について(第3章)
・「勇気」について(第4章)
・「共同体感覚」について(第5章)
・「感情」について(第6章)
・「勇気づけ」について(第7章)
・「自己変革」について(第8章)

アドラーの原著の引用も緻密にして書かれた本で、読んだ人は、私と同様何度か読み直したくなるに違いありません。

強くお勧めです。
ヒューマン・ギルドでも取り扱っています。

<お目休めコーナー>10月の花(17

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(10月18日)の午前中は『看護師のためのアドラー心理学』長谷 静香さんとの共著、日本医療企画、1,500円+税)の拡販策の検討のために長谷 静香さん と日本医療企画様をお訪ねしました。


(長谷さんの写真を借用)

私たちとやり取りしてくださったのは、下の写真左から

医療・栄養事業対策販売推進部 部長代理 高久 大様
医療・栄養事業対策販売推進部 部長 松村 和晃様
教育・出版事業本部 担当課長 江島 久様

でした。

さまざまな方法をお考えいただいていて心強く思うと共に著者としてももっと力を入れなければ、と思いました。

本を読まれた方は、フェイスブックなどでのご紹介やAmazonへのレビューも含めてよろしくお願いしますね。

看護師のためのアドラー心理学
人間関係を変える、心に勇気のひとしずく
(看護師のしごととくらしを豊かにする)
岩井 俊憲,長谷 静香
日本医療企画


さて、ヒューマン・ギルドの過去のメルマガに書いた原稿をブログに転載する第16回目です。
今回が最終回になります。

アドラー心理学で発想したら(16):認知論(4)― 自分自身を省みる目としての共感

前回は、私的論理を超えて共通感覚に至る手立てで重要なのは「共感」であることと、それに続いて共感の3つの訓練法について述べました。

今回は、「共感」についての最近の私の見解について書きます。

アドラーは共感について「他者の目で見、他者の耳で聞き、他者の心で感じること」と言っています。
しかし、これに対して私は、共感の際に他者を全面的に対象にしていいかどうか疑問に思うことがあります。
アドラー心理学ベーシック・コースでは、共感と同情の違いについて時間を割いていますが、他者に対する関心が100%だと、つい同情モードに入ってしまう懸念もありますし、さらには、共感過剰のため詮索気味になる危険性もあります。

そうならないためには、自分を制するためにある程度自分の感情や態度を見つめる目も必要ではないでしょうか?

もう1つあります。それは、自分と他者とのやり取りを俯瞰する、前回の言葉を用いれば「メタ認知」の目です。

私は、共感を語る際に、最近では仏像のたとえを用いています。


(私が一番好きな仏像:薬師寺金堂 薬師如来像)

仏像をよく見ると、仏の目は半眼です。
半分開いた眼は、慈悲を込めて衆生を見る目です。
半分閉じた目は、自分自身を省みる目です。
それだけではありません。
仏の頭は頂上部分が盛り上がっています。
それは、宇宙(仏の世界)につながった部分です。

そこで、相手も見る目6:自分を見る目2:俯瞰する目2の割合で共感するくらいが、適度な共感ではないか。
こんなふうに思う最近の私です。

◆「アドラー心理学で発想したら」シリーズのすべて(1回から15回)は、次のとおりです。

1回目 5月12日 自己決定性(1)
2回目 5月15日 自己決定性(2)
3回目 5月19日 自己決定性(3)
4回目 5月28日 自己決定性(4)
5回目 6月1日 自己決定性(5)
6回目 6月8日 自己決定性(6)
7回目 6月14日 目的論(1)
8回目 7月1日 目的論(2)
9回目 7月7日 目的論(3)
10回目 7月11日 目的論(4)
11回目 8月1日   目的論(5)
12回目 8月28日 全体論
13回目9月7日 認知論(1)
14回目 9月23日 認知論(2)
15回目 10月13日 認知論(3)

<お目休めコーナー>10月の花(16

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(10月17日)は、今まであまり取り組んでいなかった領域の分野の企業の管理者のカウンセリングとご提案をしました。

このところ次々と新分野へのビジネスモデルのご提案ができて興味が湧いてきます。


さて、ヒューマン・ギルドの10月の後半の2大ビッグイベントのご紹介です。

1.東京で シンポジウム ― アドラー心理学の過去・現在・未来
2.大阪で アドラー心理学から学ぶ「感情のコントロール法セミナー」

1.シンポジウム ― アドラー心理学の過去・現在・未来
 
アドラー心理学を34年間学び伝えてきた岩井を司会役として、これからのアドラー心理学を担う新進気鋭のお2人を迎え、これからのアドラー心理学のあるべき姿を縦横に語っていただく初イベントです。
ご参加の方々とのやり取りもふんだんに予定いたしております。
 
講師
 深沢孝之さん(心理臨床オフィス・ルーエ代表・臨床心理士)、
 梶野 真さん(一般社団法人 日本アドラー心理学協会 代表理事、ミネソタ・アドラー心理学大学院修了)
 岩井俊憲(ヒューマン・ギルド 代表取締役)
日時:10月21日(土)14:00~17:00、その後懇親会
受講料:8,640円(税込み)事前のお振込みをお願いいたします。
会 場:ヒューマン・ギルド研修室
定 員:30名
※本コースはキャンセル料がかかります(10月12日から10月19日のキャンセルは受講料の半額、10月20日から全額を申し受けます)。
 
http://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/524 こちらから詳細確認及びお申込ができます。

なお、講座が終わってからは、講師を交えて懇親会が開かれます。

2.アドラー心理学から学ぶ「感情のコントロール法セミナー」



日時:2017年10月28日(土)13:30~16:15(受付開始・開場13:15)
会場:OMMビル1階「グラン101」(大阪市中央区大手前1丁目7-31、地下鉄:谷町線・京阪電車「天満橋」駅直結、徒歩3分)
参加費:6,000円(10月20日振込みまで受付、10月21日以降は当日含み6,500円)
 ※お子様と同伴参加される場合は、お子様のお席もお申込み下さい。

懇親会:4,000円(17:00~19:00、事前予約制、講座受講者のみ受付可能)
主催:大阪アドラー心理学研究会 mail:osaka.adler@gmail.com
お問い合わせ:代表 西川千晴 電話:080-2448-6208
公式ホームページ:http://osaka-adler.jimdo.com/(詳細確認、お申込みはこちらからが便利です)

◆大阪アドラー心理学研究会の主宰者の 西川千晴さん は、10月度のヒューマン・ギルドのニュースレターにこのイベント開催までのいきさつを「大阪アドラー心理学研究会発足記念講座 大阪開催『感情のコントロール法セミナー』」として次のように書いてくださっています。

2016年8月5日キャリアコンサルタント技能士会、関西支部、特別研修会「アドラー心理学をキャリアコンサルタントに活かす」に、キャリアカウンセラーとして参加しました。
先生の書籍を購入し、「あっぱれ」と一言添えてサインを貰いました。
その時が、岩井俊憲先生と初対面でした。

「あっぱれ」って、その時は大笑いでした。

その後、岩井先生の元で勉強することになりました。

「岩井先生のセミナーは大阪ではないよね」「名古屋でセミナーあるみたい。皆で行こう」「千晴さんツアー組んで」と言われ、「よっしゃー!」って、盛り上がってたら「名古屋、遠いな、行けないわ、大阪であったらな」との声。

「それなら大阪に先生を呼ぼう! 1人でも多くの人に気楽に参加して貰えるセミナーを開催しよう!アドラー心理学を広めよう!岩井先生のファンを増やそう!」との思いから、先生に直談判「先生、いつ空いてますか?」と声を掛けました。

目を丸く「何?」って驚く先生の顔「ほんまに言ったん?」と呆れる仲間の顔、2017年4月16日アドラー心理学ベーシックコース4日目の休憩時間のことでした。

その時から、大阪でのセミナー開催のエンジンがかかり始めました。

初対面時の「あっぱれ」の言葉もここに繋がっていたのかもって、笑えました。

今回も先生から「なにわの中年暴走族」と名付けられました。

思い付きの見切り発車で、後先考えずに勢いだけの私の言動・行動に思わず出た言葉なんでしょう。

さすがカウンセラー先生、人を見抜く眼力は素晴らしい、と与えられた称号に満足して、またしても大笑いしました。

「大阪アドラー心理学研究会・代表・西川千晴」と大それた名前を引っ提げて、2017年10月28日『アドラー心理学から学ぶ 感情のコントロール法セミナー』を大阪での開催に向けて現在進行形です。

「まさにアドラー心理学の共同体感覚だね」「共同体は協力すること」等々、嬉しい勇気づけの言葉を掛けてくれる人達もいます。
アドレリアンとして同じ気持ちで動き出してアドバイスをくれ、協力してくれる仲間の存在に支えられながら「あっぱれ!なにわの中年暴走族!」西川千晴は、今日も元気ハツラツ笑顔で頑張ってます。

<お目休めコーナー>10月の花(15

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

政治ネタです。

比例で希望、立憲民主が拮抗 小池都知事の支持率は66%から39%に急落 という記事をYahooのニュースで見ました(10/16(月) 12:16配信  産経新聞)

この背後には「戦略ミス」とか「策士策に溺れる」(「策士はとかく自分の策に頼りすぎてかえって自滅する」(『広辞苑』)と評論家に評される都知事兼党代表の不可解な行動があります。

当初の希望の党人気を切り崩すきっかけになった 小泉進次郎氏「責任対無責任の戦い」小池氏を批判  (2017年10月1日22時10分 日刊スポーツ)にこんなふうに出ていました。

自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長が1日、東京10区に近い練馬区・豊島園駅前で街頭演説を行い、衆院選を「責任対無責任の戦い」と訴え、希望の党代表の小池百合子東京都知事を批判した。
先月28日、小池氏に対して「選挙に出てほしい」と呼び掛けていたが、この日は「小池さんは選挙に出ても出なくても、無責任になるジレンマに陥った」と指摘。
「どちらかの無責任を取りましょうよ」と声を上げた。

「政治家の中でもっとも演説上手なのが小泉進次郎氏」と書いても、おそらく多くの人たちは否定しないでしょう。

その小泉氏の話す力を分析した本が『小泉進次郎の話す力』(佐藤綾子著、幻冬舎、952円+税)

小泉進次郎の話す力
佐藤綾子
幻冬舎

パフォーマンス学の大家、国際パフォーマンス研究所 代表の佐藤綾子先生からいただいて読んでいました。

内容は詳しく書きませんが、

・「ご当地風ネタ」をまず話の初めで取り入れて、その土地の人々と自分との間に橋を架け、「何と身近な人だろう」と思わせる「ブリッジング効果」

・思いがけないたとえ話をパッと言い、天と地のように落差をつけて、その逆を突いてくる「コンクリート話法」など

小泉進次郎氏の演説力をわかりやすく解説した本です。

ただ、小泉進次郎氏について書いている内容は、全体の半分ほどであることをあらかじめご承知おきください。

<お目休めコーナー>10月の花(14

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(10月15日)は『ダ・ヴィンチニュース』の「読みたい本がここにある」欄で私の『男と女のアドラー心理学』(青春出版社、1,400円+税)が「セックスレス、すれ違い…“男女関係の悩み”は原因を探っても意味がない理由とは?」(文=古澤誠一郎氏)として紹介されていることを教えていただきました。

『人生を変える幸せの腰痛学校』(プレジデント社)の著者の 伊藤 かよこさん からの情報でした。

「愛」というものへの考え方も独特で面白い。本書で紹介されているアドラーの弟子、ルドルフ・ドライカースが「愛」について残した言葉は以下のようなものだ。

愛とは、感情というよりは、うまくいっている人間関係の副産物である。
 
「彼は私を愛しているんだろうか」「オレは彼女に対する愛が足りないのかも……」なんて考えても、思考はグルグルと停滞してしまいがちだが、上記のような考え方なら解決策はシンプル。目の前の人間関係をしっかり構築すれば、自然と愛を育んでいくことができるのだ。本書で提示されている行動は「言うは易し行うは難し」なのだが、その背景のロジックを学ぶことで、行動に踏み出す勇気は確実に得られるだろう

と結ばれています。

男と女のアドラー心理学
岩井 俊憲
青春出版社

『男と女のアドラー心理学』、相変わらずAmazonの女性学 > ジェンダー 部門 のそれぞれで第1位を続けていて、Kindle版も出ました(1,512円)。


さて、昨日のメインイベントは13:00~17:30に行われた アドラー心理学に基づく 人おこし・組織おこしリーダー養成講座

13人の仲間が結集し、密度濃く行いました。

いつもながら次のところに力点を置いて進めました。

1.人は、その人が思っている以上の持ち味・可能性(シーズあるいはリソース)がある。
2.その人の持ち味・可能性が外部のニーズと結びついたとき、イノベーションが生まれる。
3.その人の持ち味・可能性を異なる資質を持つ人の勇気づけの援助によって発見し、引き出すことができる。
4.自助努力が基本。

参加者の中から1人を選抜して人おこしのデモ。

続いて、3つのグループの中から一人の人おこし。

仲間のために尽力する姿が印象に残りました。

最後の段階は、模造紙に付箋紙を貼って代表者がプレゼン。

おこされた人は模造紙を受け取り、大変なギフトを受けたことになります。

◆第7期 アドラー心理学に基づく 人おこし・組織おこしリーダー養成講座 は次のとおり京都での開催が決まっていますが、申し込み枠が一人しか残っていません。

日 時:10月29日(日)13:00~17:30
料 金:18,000円(税込み)
参加資格:
1、SMILEリーダー養成講座、ELMトレーナー養成講座、アドラー・カウンセラー養成講座のどれかを修了していること(ELMリーダー養成講座修了者は参加資格に該当しません)
2、ヒューマン・ギルド会員
3、『アドラー流「自信」が生まれる本』を読んでいること 
場所:株式会社ウエダ2階セミナールーム

<お目休めコーナー>10月の花(13

 

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