アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

2023年9月という月は、これからの私の生涯において忘れられない月になりました。

9月7日には内孫が生まれました。
その5日後の12日には同居していた義母が自宅で息を引き取りました。

10月には、内孫のお宮参りと義母の納骨式(いわゆる四十九日に相当)が予定されています。
私はそんな環境の当事者兼観察者であろうとしています。
滅多にない体験ですもの。

そんな日々でもいろいろとお伝えしたいことが3つあります。

1.昨日もお伝えしましたが、8月26日(土)開催の『プロティアンフォーラム2023』の私の講演内容がログミーの記事で全文を読むことができるようになりました。

50分間の「プロティアン人生に活かすアドラー心理学ー生涯現役を志す人に著者66冊のアドレリアンが勇気づけエール!」のタイトルでの講演です。
語り起こしなので、私の使ったパワポの大部分と共に語り口調のままにご覧いただけます。


この土日にお読みください。

▼1記事目 
https://logmi.jp/business/articles/329389
▼2記事目 
https://logmi.jp/business/articles/329390
▼3記事目 
https://logmi.jp/business/articles/329391

記事はNewsPicksやSmartNewsにも配信されるほか、SNSでも発信されるようです。


2.銀座百年大学主催「使いこなせるアドラー心理学」のシリーズの第4回目は次のとおり開催します。
土屋グループ 銀座ショールームは独特のスピリチュアルな雰囲気が漂い、ヒューマン・ギルドとは違った私のキャラが出てきてしまいます。
同じタイトルでも、従来とは違った話の展開になるのがほとんどです。
詳細は次のとおりです。
対面・オンライン(ZOOM)によるハイブリッド開催。

日時:10月6日(金)18:30~20:00
タイトル:「私たちが生きる共同体」
内容:家庭、地域、職場などの共同体で「絆」「縁(えにし)」を実感できるようになるためにどのような指針で過ごせばよいかを学ぶ回です。
アドラーが100年前に唱えた「共同体感覚」を切り口に現代が抱える利己的な動機に基づく行動に探りを入れ、孤立感、疎外感などを克服するための「所属感」「共感」「信頼感」「貢献感」の高め方が身につきます。
この回のみのご参加でも十分理解できます。
【担当講師】 岩井俊憲(有限会社ヒューマン・ギルド代表取締役)
【日時】10月6日(金)18:30~20:00
【受講料】 当日対面およびオンライン参加 3,000円(税込)
【講座会場およびお問い合わせ先】 土屋グループ 銀座ショールーム
 東京都中央区銀座3丁目8-10 銀座朝日ビル3F(地下鉄銀座線「銀座駅」A12出口 徒歩3分)
【電話】 03-5579-9981 0120-406-211 

◆ご確認とお申込みは下記のURLから
    ↓
https://ginza100univ.com/event/iwai1006/



3.10月5.19日.11月2日(木・3日間1コース、オンライン開催)インフルサー兼SNSプロデューサーの「とっしー雅人さん」こと福井雅人さんを講師とする講座が開かれます。


・どうやって発信を始めれば良いか
・1万人に見てもらうには、どういう工夫をすれば良いか
・バズるコツ
・SNSのビジネス活用
などについてしっかり学べます。

◎ご関心のある方には、9月21日(木)の晩に行われた1時間の説明会の動画データを差し上げます。
info@hgld.co.jp 宛てにお申し出ください。
また、参加できない日程や時間があっても、アーカイブ動画で補うことができるようにいたします。

次のとおり本講座を開催します。

(1)日程:10月5日、19日、11月2日(それぞれ木曜日20:00~22:00)
(2)受講料:30,000円(ヒューマン・ギルド会員、非会員は35,000円)

本セミナーでは、InstagramリールやTiktok、YouTubeショートなどのショート動画の収録・編集方法を学び、実際に皆さんで1本の動画を作り上げるところまで習得できます。さらにどうすれば、再生数を増やすことができるのか、そのノウハウも伝授も習得できます。

    講師:福井雅人氏(インフルサー兼SNSプロデューサー)
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/1090

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<お目休めコーナー> 9月の花(28)

 



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

今朝は大きく2つのテーマについて書きます。

1.一昨日、昨日の身辺雑記
2.ふと見つけた義母のラブレター

1.一昨日、昨日の身辺雑記

このテーマで3つのことを書きます。

(1)戸田久実さん(ブログフェイスブックアドットコミュニケーション株式会社 代表取締役、一般社団法人 日本アンガ―マネジメント協会 理事)から新著『アクティブ・リスニング』(日経文庫、990円)を拙宅にお贈りいただきました。

戸田さんからは新著のほとんどを寄贈していただいています。

日経文庫としては『アンガーマネジメント』、『アサーティブ・コミュニケーション』に続いて3冊目です。

戸田さんはヒューマン・ギルドでアドラー・カウンセラー養成講座 をご受講、一昨年も昨年もカウンセリング道場で腕を磨いておられました。

ところでこの本の内容について戸田さんご自身がヒューマン・ギルドのニュースレターに「著者自身による本の紹介」をご寄稿。
「対話の主導権は聴き手が握っている」というメッセージを強く打ち出す内容で、各章の終りの「ポイント」に簡潔にまとまられ、とても読みやすい本になっています。

カウンセリングを学ぶ人、コミュニケーションに関わる人に強くお勧めです。

(2)昨日は内孫の誕生から3週間たった日。
タクロウは「みてね」に写真をアップしていました。

ヒューマン・ギルドにお手伝いに来ていたカミさんとは地蔵通りの「子育て地蔵」に感謝を捧げました。

(3)8月26日(土)開催の一般社団法人プロティアン・キャリア協会/4designs株式会社主催のプロティアンキャリアフォーラム2023の8月26日(日)1,000名を超える申し込み者に向けて開催された、『プロティアンフォーラム2023』の私の講演内容がログミーの記事で読むことができるようになりました。

紹介者でもあり、当日のナビゲーター役の沖みちるさん(企業研修講師、講演家)からご連絡をいただきました。
50分間の「プロティアン人生に活かすアドラー心理学ー生涯現役を志す人に著者66冊のアドレリアンが勇気づけエール!」のタイトルでの講演です。
私の講演には300人を超える参加者がいました。

▼1記事目 9/27(水)21:30
https://logmi.jp/business/articles/329389

▼2記事目 9/28(木)21:30
https://logmi.jp/business/articles/329390

▼3記事目 は9/29(金、本日)17:30からご覧になれます。

記事はNewsPicksやSmartNewsにも配信されるほか、SNSでも発信されるようです。

2.ふと見つけた義母のラブレター

昨夕、義母の住んでいた家にカミさんと遺品整理に出かけました。
先に行っていたカミさんから「こんなのが出てきて」と1通の手紙を受け取りました。

おそらく昭和28年の8月15日にお見合い、たちまち結婚が決まり、翌年の結婚を前に達筆な字で書かれた8月24日付けのラブレターでした。
「残暑厳しき折柄」から始まり、こんな内容が書かれていました。

「為せば成る、為さねばならぬ何事も」という言葉にあるように、誠心誠意、一生懸命に努力をしたいと思っております。
この頃では、いつもあなたを対象にして種々の夢を描いています。
その中には苦もありましょうし、楽もありましょうが、まず希望を持ちたいと思います。
希望は忍耐と共にありということを忘れずに、張り合いをもって努力したいと思います。

おそらく長野県の宮田村を出て東京で伴侶と暮らすことを夢見ながら書いたのでしょう。
手紙の最後にはハインリッヒ・ハイネ(片山敏彦訳)の「君が瞳を見るときは」が書かれていました。   

君が瞳を見るときは
たちまち消ゆるわが憂ひ。
君にくちづけするときは
たちまち晴るるわが思ひ。

君がみむねに寄るときは
天の悦びわれに湧き
君を慕ふと告ぐるとき
涙はげしく流れ落ちたり。

会ってすぐに恋心が生まれるのは極めて稀ですが、ラブレターを交換することでお互いの感情を高めていったのでしょう。

好奇心が旺盛で、何事にもポジティブな義母の遺伝子は、娘のカミさん、孫のタクロウ、そしてひ孫のソラ君にしっかりと伝承されています。

大塚駅の近くから月がくっきりと浮かび、カミさんと立ち止まって写真を撮りました。
まるで義母が微笑みながら残された家族に勇気を与えてくれるように感じました。

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<お目休めコーナー> 9月の花(27)



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月27日)は9:00~16:45に茨城県の水戸で茨城県国民健康保険団体連合会の係長~課長補佐級の30名を対象に「『変革型』勇気づけリーダーシップ研修」を行っていました。
研修は「変革」「ラポール」「勇気づけ」などのキーワードをもとに講義、演習、討議のパータンで展開し、それなりの満足度を味わっていただいたと自負しています。

私が有難かったことが講座外にありました。

1.菊池勉事務局長自ら私の送迎にあたってくださったことです。

事務局長の菊池勉さんは8:00にホテルのロビーに私をお迎えにお越し。
「岩井先生は早稲田のご出身ですね」
この言葉ですぐさまラポール形成。
研修会場に向かう車の中では早稲田話で盛り上がりました。
さらには、私の本を数冊読んでいらっしゃる菊池さんは、私の担当する講座を後押ししてくださったようです。
少年スポーツの指導にもアドラー心理学を生かしていらっしゃるようでした。
研修を終えてからは交通混雑の国道を避けて、水戸駅までお送りいただきました。

2.総務課の鈴木 健課長補佐にランチタイムとデモンストレーションで親密になれたことです。

この研修の窓口になられた総務課の鈴木 健課長補佐と会場であり、茨城県国民健康保険団体連合会が所在する茨城県市町村会館内のレストランでランチをご一緒できました。
鈴木さんには、その前に「なぜ、なぜ追及」の部下役を担っていただき、悪いパターンと好ましいパターンの両方を受講者にお見せしていました。
さらに、です。
私が水戸駅のプラットフォームで電車を待っていると、いきなり着信音。
「マウスをお忘れではありませんか?」
鈴木さんは、そのことに気づかれ、私を追って水戸駅の構内までお届けくださいました。
大感激でした。

3.質問も出ました。

「質問は私の発言を制しても」と私がオリエンテーションで伝えていたこともあって、講座中に質問が出ました。
そのうちの1つは、内容は書けませんが、私には満足な回答を与えられませんでした。
個別に質問というか相談に見えた方もいました。

4.講座が終わってから私の本にサインを求める人が2人もいたことです。

16:45に講座が終わってから2人の女性が『ビジネス教養 アドラー心理学』(新星出版社)を手に「サインをお願いします」とお越しに。
菊池事務局長を待たせたかたちになりましたが、2人のお名前も書いて、その人の合った言葉を添えてサインしました。
こんなこともあって、片付けに細心の注意を払わなかったこともあってマウスを忘れてしまったのかもしれません。

高い講師満足度で茨城県国民健康保険団体連合会『変革型』研修を終えて、19:30には家に着き、おいしいビールを飲むことできました。

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<お目休めコーナー> 9月の花(26)



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

水戸(茨城県)に来ています。
今日はこちらで「『変革型』勇気づけリーダーシップ研修」というタイトルの講座を行います。
アドラー心理学は「変革」や「リーダーシップ」ともマッチングがとてもうまく行きます。
アドラー心理学の「学び」と「普及」のためには「変革」が欠かせません。

さて、今日は「学び」と「普及」に関連した3つのことをお伝えします。

1.カウンセリング道場(チャレンジコース)
2.私自身が変革を遂げたい講座:ショート動画の作り方
3.銀座百年大学で「共同体感覚」を講義

1.カウンセリング道場(チャレンジコース)

スタッフ間の人間関係を主訴とするカウンセリングの演習を行いました。
受講者はカウンセリング道場最大規模の16名。


(写真提供:口野重昭さん)

生業→家業→企業の発展段階で「家業」の段階にある社内のコミュニケーションについて3人がカウンセラー役を務めて、変革に向けての提案に結び付けました。

◆普段は他のコースにご参加の梶田恵子さんからは、大阪開催の2つの講座についてお知らせがありました。
滅多にない関西開催です。

(1)大阪開催:カウンセリング演習 10月21日(土・会場参加型)
アドラー心理学カウンセラー養成講座修了者を対象にした、カウンセラーとしてのスキルアップを目的とした内容です。

 講師:岩井俊憲(ヒューマン・ギルド代表)
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/1067

(2)大阪:カウンセリング&セラピーの理論と実践(徹底講座) 10月21・22日(土・日・会場参加型)
アドラー・カウンセラー養成講座を修了された方を対象に、より高度なカウンセリングの技術や知識を2日間集中講座で学んでいただきます。

 講師:岩井俊憲(ヒューマン・ギルド代表)
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/258

2.私自身が変革を遂げたい講座:ショート動画の作り方 10月5.19日.11月2日(木・3日間1コース、オンライン開催)

インフルサー兼SNSプロデューサーの「とっしー雅人さん」こと福井雅人さんを講師とする講座。

パワポを使ってショート動画を中心に
・どうやって発信を始めれば良いか
・1万人に見てもらうには、どういう工夫をすれば良いか
・バズるコツ
・SNSのビジネス活用
などについてしっかり学べます。

次の3回で本講座を開催します。

(1)日程:10月5日、19日、11月2日(それぞれ木曜日20:00~22:00)
(2)受講料:30,000円(ヒューマン・ギルド会員、非会員は35,000円)

本セミナーでは、InstagramリールやTiktok、YouTubeショートなどのショート動画の収録・編集方法を学び、実際に皆さんで1本の動画を作り上げるところまで習得できます。さらにどうすれば、再生数を増やすことができるのか、そのノウハウも伝授も習得できます。

    講師:福井雅人氏(インフルサー兼SNSプロデューサー)
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/1090


3.銀座百年大学で「共同体感覚」を講義

今年だけの限定で銀座百年大学主催「使いこなせるアドラー心理学」のシリーズを担当しています。
第4回目の詳細は次のとおりです。
土屋グループ 銀座ショールームは独特のスピリチュアルな雰囲気が漂い、ヒューマン・ギルドとは違った私のキャラが出てきてしまいます。
同じタイトルでも、従来とは違った話の展開になるのがほとんどです。
詳細は次のとおりです。
対面・オンライン(ZOOM)によるハイブリッド開催。

日時:10月6日(金)18:30~20:00
タイトル:「私たちが生きる共同体」
内容:家庭、地域、職場などの共同体で「絆」「縁(えにし)」を実感できるようになるためにどのような指針で過ごせばよいかを学ぶ回です。
アドラーが100年前に唱えた「共同体感覚」を切り口に現代が抱える利己的な動機に基づく行動に探りを入れ、孤立感、疎外感などを克服するための「所属感」「共感」「信頼感」「貢献感」の高め方が身につきます。
この回のみのご参加でも十分理解できます。
【担当講師】 岩井俊憲(有限会社ヒューマン・ギルド代表取締役)
【日時】10月6日(金)18:30~20:00
【受講料】 当日対面およびオンライン参加 3,000円(税込)
【講座会場およびお問い合わせ先】 土屋グループ 銀座ショールーム
 東京都中央区銀座3丁目8-10 銀座朝日ビル3F(地下鉄銀座線「銀座駅」A12出口 徒歩3分)
【電話】 03-5579-9981 0120-406-211 

◆ご確認とお申込みは下記のURLから
    ↓
https://ginza100univ.com/event/iwai1006/

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<お目休めコーナー> 9月の花(25)



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

残りが5日ほどの9月に、私たちは生と死の相反する2つの稀有な体験をしました。
9月7日には孫の誕生、1週間も置かない12日には母の死。
妻は、孫が産まれた翌々日には産院に行ってこの手で抱っこができて喜んだのも束の間、その3日後には、タクロウと共に実の母の息絶える姿を感謝の言葉を放ちながら見送ったのです。
9月17日の告別式を終えて、母の部屋がベッドから棺、さらには遺骨の置かれた場所になってからやっと、我が家では神棚に「命名 〇〇」と孫の色紙を貼ったのです。
西に向かって命名の色紙、南に向かって遺骨と位牌。
生と死、神道と仏教の同居には、ある心理的なコントラストを覚えます。

母を喪ってからの妻のことが気がかりでした。
実の母を見送って泣き崩れるかと懸念していましたが、その姿を見ることはありません。
母のケアを始めてからの18年、さらには部屋のリフォームなどに邁進してから3年、そして同居開始からの133日、妻には一種のやり切った感があるのでしょう。
その後もさまざまな手続きをたんたんとこなしています。

一方の私、今朝はこんな不思議な思いをしました。
起床後、1階の居間に降りてきて、義母が寝ていた部屋 ー 今は遺骨のある部屋 ー でふと、寝息のことをリアルに思い出したのです。
義母の寝息の観察は、義母の健康状態を窺う133日間に自分に課した責務のようなものでした。
その私が、9月12日の朝、義母の寝息に対する感性が極めておそまつだったことが悔やまれます。
当日の7時半頃、義母の寝息の異変に最初に気づいたのは妻でした。
それから必死に声掛けや訪問医への連絡などやるべきことを完璧にやりこなしたのは妻でした。
私は義母の最後の日、妻とタクロウに託して、どうしても避けられない研修のために新宿に出かけました。
結果として、お昼に息を引き取った義母を看取ることができませんでした。
その後も研修が相次ぎ、告別式を9月17日に終えても義母と正式にお別れできていないようなやり残し感があり、気分はややうつ的です。
義母との同居がたった133日間だとは全く予想しておらず、数年単位だと覚悟していたからなおさらです。

昨日やっと四十九日にあたる納骨式の日程が決まりました。
その日までの心象風景を自分で観察しながら、私の百倍も喪失感が大きい妻のことを、できるだけサポートしたいと思う私です。

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<お目休めコーナー> 9月の花(24)



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

遅い時間の更新です。

昨日(9月24日)は、第85期アドラー・カウンセラー養成講座 の6日目。

質疑応答、講義に続いて佐川日奈子さんのライフスタイルの解釈として生活歴、早期回想、特殊診断質問についてじっくりみんなで解釈し合いました。

佐川さんのライフスタイルを分析することで、次のようなことがわかりました。

・家族環境や生活歴などの「影響因」によって佐川さんのライフスタイルがどのように形成されてきたかが明らかになりました。
・佐川さんがご自分で「影響因」にそのまま左右されることなく自分自身でどう決定を下していたかの「決定因」が判明しました。
・ライフタスクに直面したときに、ライフスタイルがどのように機能してきたかがわかりました。
・今後の人生のさまざまな課題に出合ったとき、そのライフスタイルをどう生かせばいいかが見えてきました。

人一倍洞察力が強い佐川さんは、みんなの貢献に感謝しつつ、今後どのように生きていったらいかの指針が得られたことを感謝しました。

まさにみんなのコラボの成果が佐川さんのしっかりと伝わった瞬間でした。

その後は聴き方の演習をグループで行いました。

アドラー派のカウンセリングは、カウンセラーとしての聴き方と「ライフスタイル」の分析が2つの柱となっていて、その意味では一般の流派とは大きく異なります。
そういった点では、クライアントのライフスタイルに沿った対応ができるので、カウンセリングがとても効率的です。

アドラー・カウンセラー養成講座にご関心を持たれた方への情報です。
アドラー・カウンセラー養成講座を受講するためには、前提講座としての(1)アドラー心理学ベーシック・コースと(2)「愛と勇気づけの親子関係/対人関係セミナー(SMILE)を受ける必要があります。

■アドラー心理学ベーシック・コースはリアルとオンラインのどちらも9月30日(土)からスタートです。ご都合によって併用も可能です。

◆東京土日4日間コース(集合型・リアル)
 日程:9-10月コース 9月30日.10月1.14.15日(土日)
 会場:ヒューマン・ギルド研修室
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/244

◆オンライン開催土曜コース(6日間)
 日程:9-12月コース 9月30日.10月14.28日.11月11.25日.12月9日(全.土)
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/1062

■SMILEは三宅美絵子さんを講師として次のとおりリアル、オンラインの2パターンで開催します。

◆土日2日間コース(会場参加型)

 日程:12月コース 12月2.3日(土日)
 時間:土曜 9:30-19:00 日曜 9:30-18:00 
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/756

◆オンライン開催
(1)全水曜8日間コース

 日程:10月18・25日・11月1・8・15・22・29日・12月6日
 時間:10月18日初日は10:00-13:00、10月25日からは10:00-12:30
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/861

(2)土曜・4日間コース

 日程:10月28日・11月11・25日・12月9日
 時間:10:00-15:30(ランチ休憩を入れます)
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/997

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<お目休めコーナー> 9月の花(23)



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月23日)は、第85期アドラー・カウンセラー養成講座 の5日目。

質疑応答、聴き方の演習に続いて、デモンストレーションで収集していた、秋田からご参加の佐川日奈子さんのライフスタイルの解釈をみんなで行い、お伝えした半日。


(写真は聴き方の演習の時のもの)

佐川さんは饒舌な方で、私のアドラー心理学の40年の中で一番の情報量で、「ライフスタイル調査表」に記載された内容は最大でした。

きょうだい関係、両親のことについてかなり丁寧にみんなで解釈し合いました。
佐川さんは「過去のことなのに、現在の自分の直面するライフタスクに対する自分のライフスタイルが反映されていることに気づいた」とコメントしていました。

私は「アドラー心理学は、忘れたことよりもわざわざ覚えていることに意味があり、過去の事実は変えられない。しかし、過去の受け止め方は塗り替えが可能」だということをみんなに伝えました。
その意味では、極論すれば「アドラー心理学では過去すら変えられる」という立場の心理学なのです。
何かの出来事の事実は変わらないけれども、その事実の受け止め方と、それを何回も繰り返す物語は変えられる、と考えているのです。

今日は佐川さんの生活歴や早期回想などを解釈する1日。
佐川さんがどんな受け止め方をしてくれるか楽しみです。

ところで、昨晩は講座を終えてから「からり」で12人による懇親会。
席順やら集金などみんなが協力してくれて、大いに盛り上がりました。

学びの共同体を実感できた日でもありました。

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<お目休めコーナー> 9月の花(22)



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

義母が9月12日に亡くなってまだ11日しか経っていないのに、18年間世話をし続けた娘である妻と、たった133日間の同居人でしかない私の受け止め方がまるで違っています。
133日間でも1日のうちの10数時間を共にしていた妻と、たった数時間の私では密度の違いは当然のことかもしれません。

妻は昨日のブログにこんなことを書いていました。

母が亡くなるまでの私の予定表は、
母の訪問看護、訪問診療、訪問歯科、デイケアサービスと
ほとんどが母の予定で埋まっていたのだが
それらが一気に全部消え、カレンダーが真っ白になった。
この手で、この目で母を確かに看取ったはずなのに
母はどこへ行ってしまったのだろうという不思議な喪失感の中にいる。

続いて、こんなことも書いています。

同居を始めたのは今年の5月から
家の中に、振り返ればそこに寝ていそうな母の気配を感じつつも、
母は133日しかここにいなかったから
夫と2人の生活感もすぐに戻り、
それだけに、余計に母はどこへ行ってしまったのだろうと思うのかもしれない。

一方の私は、喪失感、空虚感、残存感の3つが交錯しています。


話は急に変わって、9月7日に男児を授かったタクロウの家庭からは毎日「みてね」への写真・動画が加わっています。
赤ちゃんの顔は、それこそ毎日毎日変化していて、写真・動画を見る時間が多い日々です。

そのタクロウ夫婦は子どもの名前を付ける際に両家の親に相談せず、夫婦の考えに基づき命名しました。
私たち夫婦は、そのことについて干渉することはありませんでした。
独自の家庭を築けば、その家庭なりの運営方針を尊重しているからです。

私たちのきょうだいや親戚は、ある生命判断に基づき命名されていたのが伝統でした。
私自身も頼まれて数人に名前を付けたこともあります。
そのことを知っていてもタクロウは、夫婦で名前を考え、誕生後にこんな名前にした、というかたちの事後報告でした。
実際、とてもいい名前なのです。

昨日のカウンセリング道場(シニアコース)では、孫に対する義理の息子の対応を主訴とするカウンセリングを行いました。


(写真提供:春木めぐみさん

このこともあったので、余計私は「人それぞれ、家庭それぞれ」と題して書きたくなりました。

最後に30カ国以上の言語に翻訳され、世界中の人々に愛読される『THE PROPHET(預言者)』という本に書かれた言葉を紹介していきます。
著者は、レバノンで生まれ、移民としてアメリカに渡ったカリール・ジブラン(1883 - 1931)です。

あなたの子どもは、あなたの子どもではない
待ちこがれた生そのものの息子であり、娘である
あなたを経て来たが、あなたから来たのではない
あなたと共にいるが、あなたに属してはいない
あなたは愛情を与えても、考えを与えてはならない
なぜなら、彼らには彼らの考えがあるから・・・
あなたが彼らのようになる努力はしたとしても、
彼らをあなたのようにすることを求めてはならない
なぜなら、生は後戻りしないし、
きのうのままにとどまりもしないのだから

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<お目休めコーナー> 9月の花(21)

ついでに、倉敷で撮影したアオサギの写真



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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日は【変革】(イノベーション)がテーマになった、とてもエクサイティングな1日でした。

1.12:00~17:00は株式会社旭テクノロジー(代表取締役 幸長 保之氏)の東京オフィスに出向いて、経営陣を対象に「組織変革」をテーマにした研修、というより私の用意したプレゼン資料をもとに対話、時に演習を織り交ぜた研修を行いました。
関連会社の株式会社旭パワーマネジメント(不動産事業と再生可能エネルギー事業を展開)の代表取締役幸長 信宏氏を交えて5人でとても深い、踏み込んだ議論が展開できました。



姫路に本社を置く株式会社旭テクノロジーは、プラント事業、再生可能エネルギー事業、ドローン事業を柱にしたイノベーションの機運に満ちた、かなり高い志を持った経営陣に率いられた会社です。



イノベーションを推進する企業に対してアドラー心理学がかなり訴求力を持つことを体感した5時間でした。
私自身の学びにもなりました。


2.20:00~21:00は「SNSの作り方、バズらせ方を学び、ビジネス活用してみよう」オンライン無料開催しました。
45人ほどのお申込みがありましたが、実際の参加者は33名ほどでした。

講師は「とっしー雅人さん」こと福井雅人さん(インフルサー兼SNSプロデューサー)

パワポを使ってショート動画を中心に
・どうやって発信を始めれば良いか
・1万人に見てもらうには、どういう工夫をすれば良いか
・バズるコツ
・SNSのビジネス活用
などについてしっかり説明してくださいました。

10月から次の3回で本講座を開催することになりました。

(1)日程:10月5日、19日、11月2日(それぞれ木曜日20:00~22:00)
(2)受講料:32,000円(ヒューマン・ギルド会員、非会員は35,000円)
ただし、本日の18:00までのお申込みの方は30,000円にディスカウント
※ヒューマン・ギルドのWebsiteでの申し込み欄立ち上がり次第お申込みのほど。
それ以前にご予約の方はinfo@hgld.co.jp にメールを

20代中半のとっしー雅人さんの刺激を受けて【自己変革】に取り組む目次 心さんと私であります。

楽しいね、【変革】に関わる日々は。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

一昨日、昨日(9月19日、20日)と倉敷で多くの時間を過ごしていました。

1.12:00少し過ぎてからは倉敷のホテルに早入りして17:30まで第84期 アドラー・カウンセラー養成講座 (オンライン開催)を担当していました。

2.講座が終えてからホテルから歩いてすぐの倉敷美観地区に出かけました。
まるで街そのものが美術館のようです。





まさに飛び立とうとしている瞬間のアオサギの写真が撮れました。



この地に足を向けたのは4度目です。
直前では ー と言っても20年ほど前ーわが師ペルグリーノ博士を連れて観光にやって来て大原美術館にも行きました。
イタリア出身のペルグリーノ博士は、イタリアの絵画との比較を語っていました。
その翌朝、震度3くらいの地震に襲われ、カナダでは地震をはほぼ無縁のペルグリーノ博士がとても驚いていたことが思い出されます。

その前は1991年、家族でこの地を訪れ、カミさんによれば、1歳になったばかりのタクロウを私がおんぶして大原美術館を巡っていたとのことでした。

今度行くときはカミさんを連れて、レストランで食事をしたり、おしゃれな喫茶店でゆったりしたいと思っています。
もちろん大原美術館も欠かせません。

3.昨日は9:00~12:00、13:30~16:30にそれぞれ53人、50人の研修を行ってきました。
ワーク・エンゲイジメントをテーマにした研修ですが、アドラー心理学の共同体感覚を加えたチーム論、モチベーション、ペアの演習入りの勇気づけを加えてかなりの盛り上がりを目の当たりにしました。

唯一の後悔があります。
予算をケチって一般席の新幹線で往復したこと。
途中、富士山の写真を撮ることができたにせよ、ゴージャスな気分が薄らいだ気がしました。



特に帰路は大柄な外国人が隣に座り、かなり窮屈な思いがしました。

教訓:旅の気分を高揚させるには予算をケチらないこと

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日のブログはお休みしました。
そこで、一昨日と昨日のことをお伝えします。

ヒューマン・ギルドの3つの講座で【学びの共同体】をしっかりと確認しました。

1.アドラー心理学ゼミナール

2.カウンセリング演習


浅野典子さんご提供)

3.第84期アドラー・カウンセラー養成講座(オンライン開催)


手賀総子さんご提供)

1.アドラー心理学ゼミナール

9月18日(月・祝)11:00~13:00に会場+オンラインのハイブリッド型で開催されたアドラー心理学ゼミナールには中村美樹さん(臨床心理士、公認心理師、ELM勇気づけトレーナー)が登壇。
『機能不全家族に育ったポンコツ・ヘタレな私の物語』で会場だけでなくオンライン参加者の方々(それぞれ13名の計26名)を大いに沸かせてくれました。

中村さんの強みは(1)質問力、(2)必要な人に、必要な時に、出会っていく才能、(3)なにくそ力、に加えて(4)諦めない才能で、このことは中村さんとの長い交流で他の誰よりも強く私が実感しているところです。
3人の男児を自らが夢中になって学ぶ姿勢と環境サポートで東京大学を卒業させた背景に「爆笑子育て」として「親は謝るのが仕事」「失敗させる親」などさりげない示唆がありました。

中村さん、会場からの質問者などの写真をも掲載しておきますね。

書きたいことは山ほどありますが、ご関心のある方はアーカイブ動画を是非ヒューマン・ギルドにご注文の上、ご視聴ください。
@2,200円で資料付きでご提供が可能です。
詳細は本日(9月20日)配信のメルマガをご参照ください。

2.カウンセリング演習

アドラー心理学ゼミナールに続いて14:00~17:00に行われたカウンセリング演習では、久しぶりにヒューマン・ギルドに顔を出された池田恵美さんをクライアントとして川出勇さんがカウンセラー役を担い、兼ねていたアドラー・カウンセラーの実技試験に見事合格しました。
さらに2人のカウンセリングを受けて池田さんは表層の問題ではなく、深層にある自分が大切にしていることを強く認識したようです。

コロナの3年間をまたいで参加した人たちからは「リアルに学べるっていいね」との声が聞かれました。


3.第84期アドラー・カウンセラー養成講座(オンライン開催)

こちらは4月11日(火)から12回にわたって半年近く行われていた第84期 アドラー・カウンセラー養成講座 (オンライン開催)の最終日。
オンラインではありますが、8人の仲間でリアルと変わらない実感を伴いながら学べました。
学びのグループも形成され、これからも自主的に、一部は他の講座にも参加しながら研鑽を重ねていくことでしょう。
私にとっては「終わってしまった」という寂しさがありました。


3つの講座に共通していることは、ヒューマン・ギルドで学ぶ人たちにとって【学びの共同体】を提供できていることについて、ヒューマン・ギルドの独自色があることを強く感じた2日間でした。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日は我が家で9月12日に自分の娘と孫に看取られてこの世を去った義母の告別式が高野山真言宗準別格本山 放生寺 (「一陽来福」創始のお寺)で執り行われました。

義母を慕う甥・姪の家族たち17人の親戚を中心に、私たち家族を含めた20人で13:00から開式。
生花が10も集まりました。

喪主は次女である妻。
火葬場に向けてのお見送りの際は義母のことを「明るく前向き」の表現と形容してお礼の言葉を述べていました。
なかなか立派なスピーチでした。

義父とは長野県で8月15日に知り合い、東京に嫁ぐ日までは文通を交換しながら「為せば成る」などの言葉を用いて勇気づけをしてたことを8月15日に聞いたことが思い出されます。

夫や長女を数年のうちに続けて喪っても後悔などのネガティブな言葉を聞くことがなく、20年近く一人で楽しく生活し、最後の133日だけは私たち家族のところに身を寄せました。

今朝起きて下の部屋に行ってみたら、数秒のうちに3つの映像が私の頭の中を交錯し、混乱しました。
ベッドで寝ている義母の姿、棺の中の義母、そして現実は遺影、遺骨、位牌の並んだスペース。

義母は精神的な遺産を私たち夫婦に残してくれました。
それはポジティブ人生を生き抜く「感謝の心」。

放生寺 の「ことのは」には義母の「素敵な笑顔。感謝の心でありがとう」が残されていました。



最後の1週間ほどは「苦しい、苦しい」という言葉を何度も聞きましたが、それを100倍も上回る「ありがとう」が届いていました。

おかあさん、ありがとう!

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

今日は9月12日にこの世を去った義母の告別の日です。
棺に向かってお経を唱え、モーツァルトの「レクエム」をBGMにこのブログを書いています。

義母の親戚の方々がお別れにやってきます。

義母のことを振り返ってみると、この時期のこのお別れは、決して言葉に出してはいないけれど予定どおりだったように思われます。

昨年、義姉が眠る都内の真言宗高野山派のお寺に義父と一緒になれるよう永代供養の手続きをし、昨年の5月には義父の遺骨を長野県からその寺に移葬しました。

8月末からは大量の薬の服用を拒絶しました。
食事も急に乏しくなっていきました。
それでも、知的にはとても元気で、9月7日のひ孫の誕生を心の底から喜んでいました。
そして、ほんの6日ほどの伴走期間を経てあの世に旅立ったのです。

私たち夫婦は今日ご参列の方々に2008年2月8日付けブログ  義母のこと(2)「義母の俳句」の文章をお渡しすることにしています。

義母は、夫を亡くしてから俳句に一段と邁進しました。これがなかなかのセンスなのです。「新たな才能の目覚め」と言っていいほど急激に俳句の能力を高めたのです。

「炎環」という句会で一昨年と今年と特選を得ました。 

一昨年の入選句  産室や ガラスの向かうに 雪の声

今年の入選句   蔦紅葉 をんな一人に 椅子二つ

前者は、孫のタクロウ(注:偽名)が生まれた当時(1月15日生まれ)を思い出して詠んだ句です。

後者は、一人身の義母ですが、蔦紅葉を観賞するにも亡夫を偲ぶ思いが込められています。

※義母は今年の4月まで句会に通い続けていました。

私が義母から学んだことは「尊厳ある生死の選び方」です。
長女、夫を続けて喪っても明るく元気に生き、生の最後を133日間私たちと共に暮らしてくれたのです。

私は今日だけは、涙を流すのを抑制することをやめようと思います。
そして、長らく義母と伴走し続けた妻に「お疲れ様」「ありがとう」を心を込めて伝えます。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

久しぶりに寝坊したため遅い時間の更新になりました。

1.昨日(9月15日)は私たち夫婦の結婚記念日。
例年のように花束を持って帰ることについてカミさんは「こんな時期だから」と渋りました。
私は「こんな時期だからこそ」と強く思い、行きつけの花屋さんで買って帰りました。



いつも義母が座っていた食卓テーブルの近くの窓辺に飾りました。

私たちは1989年9月15日に早稲田大学大隈会館で親族・友人を招いて挙式を上げました。
この結婚を最も喜んだ一人は、9月12日にこの世を去った義母でした。
8月に義母とじっくり二人で話ができたときに、私たちの結婚と孫のタクロウを授かったことについて「人生最大の喜び」として語っていたことが思い出されます。

◆夫を亡くした後の義母のことをブログに書いていたことを思い出しました。
下に貼り付けておきますので、ご覧ください。

・2008年2月1日付けブログ  義母のこと(1)「千の風になって」
 https://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/d/20080201
・2008年2月8日付けブログ 義母のこと(2)「俳人誕生」
 https://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/d/20080208

義父のこともこの数日後に書いています。
探してみてね。面白いですよ。

2.昨日はまた、カウンセリングを学び合い、カウンセリングを受けた日でもありました。
(1)午前中はカウンセリング道場の混合コース(オンライン開催)。
ベテランと比較的初心者の仲間12人とカウンセリングを学び合いました。


(写真提供:渡辺歩実さん

(2)午後はカウンセリング演習をヒューマン・ギルドで。
私は昨日のブログに書いたことをもとにカウンセラー役の人に対して2つの条件を出してクライアント役を務めました。

・助言は要らない。
・カウンセラーの体験談は聞きたくない。

涌井保志さん内田若希さん黒羽信五さんの3人は、私の願いを聞き入れてくれてとても丁寧なカウンセリングをしてくれました。
お陰様で私は勇気づけられ、とても深い洞察を得ることができました。

平素はカウンセリングを指導している立場ですが、こうして時々カウンセリングを受けることの必要を感じています。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日はランチと買い物にカミさんと出かける以外は家にいながら自分自身と周囲の生活シーンを観察し続けた1日でした。

タクロウからは子どもを風呂に入れている動画と写真が送られてきました。

気持ちよさそうなソラ君、パパにすべてを委ねて気持ちよさそうにしています。
動画にはそのことを喜んでいる夫婦の声も入っていて私たちを喜ばせてくれます。

10:00にはカミさんの従姉の子のマコちゃんー私たちにとって姪のような存在ー ソラ君より1年と1日早く生まれたアキト君を連れて弔問にやって来ました。

マコちゃんは看護師(現在は休職中)として働いていますが、高校生の頃にはヒューマン・ギルドでカウンセラー養成講座やSMILEリーダー養成講座も受講し、子育ては手慣れたものです。
アキト君が私の立てる音にや動きに反応するので、楽しんでいました。

午後は葬儀社の人が納棺士を連れてやってきました。
亡き義母は昨日までドライアイスを利かせた低温冷房していた部屋でベッドに寝ていたのに、納棺を終え化粧を施してもらうと、まったく別の存在に変わってしまったような感じになりました。
それまでは、生と死の中間のような存在だった義母がより「故人」に近づいていってしまったのです。

一昨日から昨日は、お寺との告別式の日程調整、葬儀社との打ち合わせ、お斎の会場予約その他、かなり雑事に追われていましたが、かなりの難題がすべて順調に行き、後は9月17日(日)の告別式を迎えるだけになりました。

たった1週間ほどのうちに身近な生と死の2つの出来事を体験した私は、事実と心象風景(認知)の微妙なコントラストを感じ続けています。
それは「コト」と「ヒト」と「人」の3つで表現できるかもしれません。

生と死の出来事(「コト」)が生と死とではまったく別の営みになるのです。
誕生したばかりの孫は「ヒト」として生まれ、名前を授かり、多くの出来事(「コト」)を通じて「人」になっていきます。
一方、往生した義母は「人」として死に、多くの出来事(「コト」)に対応する家族の中でこの世とあの世の中間に位置する「ヒト」のように感じられました。
もっと極端に書いてしまえば、板の間の棺の中の義母の存在が、何だか「モノ」に近づきつつあるように感じられたのです。

2日後に予定されている告別式、そして荼毘に付された後にどんな心象風景になるのか、私は喪の儀式の当事者であると共に物語の観察者であろうと思っています。

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