アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

斎藤茂太先生の晩年の著作に『人生を変えた感謝の名言』(日本文芸社)という本があります。

この本は、偉人たちの「ありがとう」の言葉を茂太先生なりの解説を加えて紹介している本で、「勇気づけ」のネタ満載です。

この本には、悲観論の人がどうやったら楽観論に変われるのか、感謝を育てる5つの方法を紹介してくれています。

1.朝一番に出会ったことは、なんにでも「ありがたいことだ」と考える習慣をつけること。
例えば、天気が悪ければ、「雨が降って涼しくなるからありがたい」と考えるようにする。

2.具体的な状況を思い浮かべて「感謝ゲーム」をしてみる。
例えば、ひどい渋滞でもスピードを出さなくてすむから事故の危険が少ないと受け止める。

3.思いつくままテーマを拾い、自分がどれだけ楽観的か悲観的かをチェックしてみる。
例えば、お金なら「いつもお金に困っている」か、あるいは「でも、何とか今までやってきたか」のどちらかか、シートに作って記入する。

4.「こうだったら」という願望は捨て、「こうしたい」という方針を大事にする。
これは文字通り。

5.要求水準を下げること。
欲をかかなければ満足を得やすく、楽観的になりやすく、感謝の心が生まれる。

斎藤茂太先生、晩年になるに従って、感謝の達人になられたようです。
この本には、感謝の奥義が満載です。

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