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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

このところ、転職・事業創造(独立、起業)をテーマにしたカウンセリングが増えています。時代を反映しているのでしょうか?

そのようなカウンセリング場面で私がよく言うセリフがあります。

「感謝の行脚をされたらいかがですか?」と。

この意味は、あらたな仕事の機会を求めて「お願い」をするのではなく、お世話になった人たちを1人ひとり訪ねて「感謝」を表明して歩きなさい、ということです。

本当は、お願いに行きたいのかもしれませんが、人はお願いされると負担になり、感謝されると応援したくなる、という心理を地で行くものです。

私の次の「開運の大法則」を根拠とするものです。

お願い < 感謝


「○○さんには大変お世話になりました。今度フリーになり、新たなことを企画していますが、○○さんには、こういう機会だからこそ、感謝の気持ちをお伝えしたくて参りました」

とでも言うと、

「ところで、△△さん、今度はどんなことをなさるおつもりですか?」

と、尋ねてもくれます。

ただ、こう聞かれても、計画だけを伝えて、お願いをしてはなりません。程よいタイミングで辞去しようとするのです。

それでも、何かを紹介してくれそうな場合には、しっかりとメモを取りながら耳を傾けるのです。

お願いよりも感謝を高頻度ですること

このことを心がけていれば、協力者は必ず増えてきます。

お願いばかりしていると、人は遠ざかるものです。


<お目休めコーナー> 萩観光ホテルの庭



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ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

H.オーグラー著『アドラー心理学入門』シリーズ、今回は第18回目です。

ここしばらくは、「人生問題の誤った解決」として、問題児、犯罪、神経症、男性的抗議、売春、同性愛に関するアドラーの見解、サディズム、マゾヒズム、フェティシズムのうち問題児、犯罪、神経症、男性的抗議についてお伝えします。

まずは、問題児についてです。

著者は、共同体感覚が人生問題の解決に絶対必要であり、共同体感覚が存在しないと、誤りを犯すことになることを述べた後で、次のように書いています。

アドラーは、正常な人間と異常な人間の間に境界線などひくことはしない。

彼にとって、前者はより小さな誤りをし、後者はより大きな誤りをする(というだけの違いだから)。

つまり、彼は、彼らの小さな失敗を程度の違いとしてしか見ていないというわけである。

これが、人生で部分的に、あるいは、全面的に失敗している人びとに向かってのからの出発点である。

彼は、少しも罪を見つけようとはしない。非難もしない。

彼は、いかにこれらの人びとをりかいすべきか、または、いかに彼らを自らを理解しうるか、我々に教えてくれ、こうして彼らを治療する方法を与えてくれるのである。

さらに著者は、すべての問題児がどちらかの危険にさらされていることを指摘しています。ポイントは、共に共同体感覚が欠けているのですが、受動的か能動的かによる可能性です。

受動的な子どもたち・・・・・神経症になる恐れがある。

能動的な子どもたち・・・・・犯罪に走る。


このくらいにして、次回は「犯罪」をテーマにします。


<お目休めコーナー> 春を待つ椿

 



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ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

今日(2月26日)にメール会員に発信、郵送会員に発送した私の巻頭言で「私の夢」と題した文章を書いています。

その文章をそのままこのブログにも記しておきます。

■巻頭言 「私の夢」 ヒューマン・ギルド 代表 岩井俊憲

キング牧師にあまりにも有名な「私には夢がある」という演説があります。私は、この演説が大好きで、アドラー心理学ベーシック・コースでCDで音声を流しながら、キング牧師の語った内容の一部を英文と日本文を併記してパワーポイントで映像をお伝えすることがあります。



2月度のニュースレターで告知のとおり、ヒューマン・ギルドは、今年の4月に設立25周年を迎えます。そのことと関連づけて未来を創造するために私の夢をキング牧師の演説の二番煎じになりますが、作ってみました。

「私の夢」

私たちは、昨日、今日と困難に直面していますが、それでもなお、私には夢があります。それは、日本人として、そしてアドラー心理学を学ぶ人たちとともに抱き続ける夢です。

私には夢があります。いつの日にか、東尋坊(とうじんぼう)で生を終えようとした人が命の尊さに目覚め、生きる意味の語り部(かたりべ)になるという夢です。

私には夢があります。いつの日にか、団欒(だんらん)を忘れた家庭に憩いが訪れ、会話に満ちた愛の灯火(ともしび)が再燃するという夢です。

私には夢があります。いつの日にか、友をライバルとみなして競争を選びがちだった学び舎(まなびや)が一人ひとりの持ち味が生かされる協力の場になるという夢です。

私には夢があります。いつの日にか、自分の過去の体験がどんなに辛いものであったとしても、それらを「無駄ではなかった」として全部かけがえのない強みとして生かせ、絶望を希望に転じ、自分自身だけでなく他者のために役立つ人たちが勇気の伝道者として日本の各地で活躍するという夢です。
今日、私はまざまざとその夢を見るのです!


私の夢は、ドンキホーテのような、見果てぬ夢かもしれません。しかし、その種がほんの少しずつ芽を出しつつあります。歩みはのろくとも、着実に前進しつつあります。私自身が開花を、到達を確認できなくとも、私の生あるかぎりランナーとして走り続け、次の世代に引き継ぎます。


具体的には、ELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座とSMILEリーダー養成講座(ともにhttp://hgld.co.jp/hpgen/HPB/entries/14.html)で伝道師たちをリーダーとして育成します。

また、志のある方々をアドラー心理学リーダー共育塾の場にお越しいただき、私たちの置かれた過去・現在・未来を語り合いたいと思います。

私の夢は、ますますリアルのものとなっています。

私と夢を共有していただけませんか?


◎ELM「勇気づけリーダー・トレーナー養成講座」
■ヒューマン・ギルドの会員でベーシック・コース、SMILEの修了者に限る。
定員12名。
■日程:3/6・7(土日)
土曜 14:00~19:00、日曜10:00~17:00
■受講料:42,000円(消費税込み、テキストセットつき)、再受講20,000円(テキスト持参)

◎SMILEリーダー養成講座
■東京開催3日間コース
■3月コース:3/20.21.22(土・日・月祝)、9月コース:9/18.19.20(土・日・月祝)
1日、2日目は10:00-18:30、
3日目のみ10:00-17:00 
■講師:岩井俊憲
■会場:ヒューマン・ギルド

■横浜開催3日間コース
■10/10.24.11/7(3日間共に日曜日)
■講師:鶴田恵美子氏
■会場:未定

■2コース共通会員 65,000円 一般70,000円

◎アドラー心理学リーダー共育塾
■日 程:5/1(土)13:30-18:00、5/2(日)10:00-17:00
■受講料:2日間 10,000円
5/1のみ5,000円、5/2のみ6,000円
 

<お目休めコーナー> 春を待つ白梅



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ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

本日11時に学事出版の常務取締役・編集長の花岡萬之さんがヒューマン・ギルドにやって来ました。
私の新刊の本の打ち合わせのためです。

ゲラができていて、4月発刊になるようです。

もともとは、同社の『プリンシパル』に2年間に渡り連載した「リーダーのための心理学」を単行本化するのです。

PHP研究所の『心の雨の日の過ごし方』から5カ月ぶりの、私の10冊目の単著になります。

心の雨の日の過ごし方
岩井 俊憲
PHP研究所

このアイテムの詳細を見る

私の処女作『人を動かす人に29に切り札』(青春出版社、1992年発刊、販売部数3万部、絶版)以来のリーダーシップをテーマにした本です。

タイトルはまだ未定ですが、章立ては、おそらく次のとおりになると思われます。

第1章 リーダーシップがすぐわかる

第2章 モチベーションの心理学

第3章 勇気づけのリーダーシップ

第4章 リーダーのためのノウハウ


10日ほどで原稿チェック・加筆・修正を行わなければならないので、しばらく多忙です。


<お目休めコーナー> 東光寺(萩)の屋根



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

春の気配が漂ってきましたね。
私は、愛知県の一宮市のホテルで春が近づいているのを味わっています。

春には、SMILE(愛と勇気づけの親子関係セミナー)がよく似合います。

さて、今回は、各所でのSMILE開催便りをお伝えします。

近いところでは、3/1より恵比寿で松尾靖子さんが高橋雅子さんと共同でSMILEを開催します。

詳細は以下記事をご参考下さい。

http://ameblo.jp/marucyomama/entry-10446905544.html


かつてSMILEの受講者数年間 №1を誇った「勇気づけママさん」こと原田綾子さんも産休から復帰し、SMILEに再度取り組みます。

http://ameblo.jp/haraaya0731/entry-10464494551.html

私が今いる愛知県一宮市では、「勇気づけスペース LUN」の三輪克子さんも開講。


仙台では、グリーンライトネットワーク代表 高橋 直子さんがSMILEを開講します。

土日4回コース 5月15日(土)、16日(日)  6月19日(土)、20日(日)
(いずれも土曜日は13:00~17:00  日曜日は10:00~17:00)
場所: 仙台ビジネスホテル 第5会議室

グリーンライトネットワーク セミナー案内
http://www.green-light.jp/stresscare.htm

 

もちろんヒューマン・ギルドでも 4日間コース(3月)と集中コース(4月)を開きます。

4日間コース

日 程:  3/11・25・4/8・22 (全木曜日4日間) 
講 師:  伊藤夕子氏(SMILEリーダー、カウンセラー)
会 場:  ヒューマン・ギルド研修室
時 間:  (全木曜日)10:30-16:00 
料 金:  28,000円(テキスト付)

集中コース

日 程:  4/10(土)9:30-19:00 4/11(日)9:30-17:30
講 師:  庭野静子氏
会 場:  ヒューマン・ギルド研修室
料 金:   28,000円(テキスト付) 

お好みの場所、リーダーでSMILEをご受講ください。
子育てだけでなく、対人関係のスキルが高まり自分育てにも役立ちますよ。



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体感! 思考力の鍛え方 ―仕事に負けない〈勝負脳〉―
林 成之
JIPMソリューション

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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

最近読んだ『体感! 思考力の鍛え方 ―仕事に負けない〈勝負脳〉』(林成之著、JIPMソリューション、1,200円+税)のことを紹介します。

著者は、「脳低温療法」の開発者として知られ、北京五輪では、独自に編み出した「勝負脳」理論を北島康介選手ら日本競泳チームに伝授したことで知られる林成之氏(日本大学大学院総合科学研究科教授、脳神経外科医)。

脳に悪い7つの習慣』(幻冬舎新書)に続く最新著(2月15日初版第1刷発行)です。

脳に悪い7つの習慣 (幻冬舎新書 )
林 成之
幻冬舎

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林成之氏のことを実際に知ったのは、昨年8月4日開催の社団法人 日本能率協会と株式会社 JIPMソリューション ― 主催の「潜在能力の発揮が経営の生命線をつなぐ」での「脳の仕組みに基づくビジネス脳とリーダーシップ」での講演で、林氏の流れるような講演に魅了されました。

そのことについては、2009年8月5日付けブログ「夏のお勉強」に書いていますので、ご参照ください。

ただ、パワーポイントを使った講演に対して、もっとメモを取りたかったとの不全感が残っていて、その後、林氏の2冊の本を読んだのですが、残念ながら満たし切れない思いがありました。

しかしこの本。私の不全感を完全に満たしてくれました。どうやらこの本が、その時の講演をもとに再編集・加筆されたと思われ、臨場感がありました。

最初に「マンガでわかる<勝負脳>」(第1章)で勝負脳の実践の物語が入ることで、この本を読むモチベーションを高め、さらに第2章の「脳のしくみを理解しよう」で思考力を鍛える上で最も大切な脳のメカニズムやしくみを理解できます。

さらには、

第3章 理解力を高める<勝負脳>

第4章 記憶力を高める<勝負脳>

第5章 目指す自分になれる<勝負脳>

第6章 人間関係をよくする思考力

第7章 斬新な企画を生み出す思考力

第8章 リーダーの考える力を鍛える

****ここまでは、講演で語られた内容****

第9章 思考のメカニズムを駆使して組織を発展させる

第10章 思考力はどのように育まれ何を生むか

と展開されます。

さらには、章の終わりに入っているコラム「体感してみよう!」でこの本の実用性を高めてくれます。


背景と全体像ばかり書いていても仕方がないので、この本で語られている<勝負脳>の自己報酬神経系によって決まる「力を発揮する人の特徴」を記しておきます。

・勝負を自分に対するご褒美と考えて、ワクワクした気持ちになる

自分が決めてやるという強い思いがある

明るく前向きな性格(ドーパミン神経群が発達している)

・チームのため貢献するという気持ちがある

最後まで気を抜かずに目標を達成する

・勝ち負けではなく、勝ち方にこだわる


これに対して「力を発揮できない人の特徴」は、次のようなものです。

・「勝てそうもない」「ムリ」といった否定語をよく使う

・決断が遅く、最後まで迷う

・終盤までリードしていると守りに入ってしまう。このまま引き分けでいいと思ってしまう

・まだゴールしていないのに「もうゴールだ」「勝った」と思ってしまう

・周りを見ながら勝負する

・勝ち負けを気にする


いかがでしょうか? あなたは、「力を発揮する人力を発揮する人」ですか、それとも「力を発揮できない人」ですか?


(注)ヒューマン・ギルドでも取り扱っています。他の本とともにご注文ください。
また、この本のことは、ヒューマン・ギルドの3月度ニュースレターでほとんど同じ内容で「本の紹介」に掲載されます。


<お目休めコーナー> 禅寺の梅



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日(2月20日)の午前中は、江東区内でエジソン・アインシュタイン・スクール協会主催の講習会で「アドラー心理学による勇気づけの子育て」の講演を行いました。

受講者は、北海道、東北、九州からもお見えでした。

最寄り駅近くには、社会人になっている息子がマンション暮らしをしているので、呼び出し、寿司屋で1時間半ほど昼食・歓談し、彼のマンションにも寄ってきました。

父親と違って部屋をとてもきれいに片付けられる人で、安心しました。

さて、H.オーグラー著『アドラー心理学入門』シリーズ、今回は第17回目です。

今回は、ライフ・タスク(人生の課題)― 仕事・交友・愛 ― に相当する「3つの人生問題」としての社会的関心(実は「共同体感覚」)、職業、恋愛と結婚のうちの「恋愛と結婚」をテーマにします。

著者は、アドラーの『人生の意味の心理学』の次の引用からこの項を始めます。

「恋愛は、それの完了としての結婚を伴って、異性の相手に対する最も親密な献身であり、その(献身の)ほどは、身体的な魅力、仲間意識、そしてまた子どもを持とうという決心に表現されている。恋愛と結婚が協力の一側面であること、ただ2人だけの福祉のための協力ではなくて、人類の福祉のための協力であることはたやすく見て取れる」

結婚を「人類の福祉のための協力」とするのは、いかにもアドラーらしい、大風呂敷の表現です。私は、アドラーのこういう側面が好きです。


恋愛と結婚に関しては、この本の著者が女性であるためか、他の部分よりも力が入っています。
「恋愛と結婚」を「恋愛」と「結婚」の2つに分けて、著者の記述をそのまま紹介することにしましょう。なかなか美的な表現が用いられていますよ。

1.恋愛について

・恋愛は、1人の人間がもう1人の人間に与えうる、最も美しく、最も高貴で、かつ最も豊かなものである。

・恋愛問題を幸福に解決するための最善の準備は、人の関心を他の人々へと広げることである。

・ある人の愛し方は、その人の全パーソナリティの表現の1つに過ぎない。それは、その人のライフ・スタイルととても密接につながっているから、我々は、その人の恋愛問題からライフ・スタイルに関してある程度の結論を引き出すことができるし、反対に、その人のライフ・スタイルから恋愛関係の種類を当てることもできる。こうして人は、自分自身のライフ・スタイルと相手のライフ・スタイルを理解するようになると、不幸な恋愛と結婚の混乱から出口を初めて見つけることができる。


2.結婚について

・配偶者の身についている特性(注:悪い行儀とかだらしない身なりとか)を変えようとすることは、まったくの無駄である。なぜなら、変えられねばならないのは、ライフ・スタイルだからである。

・夫婦間の割れ目は、一方の家族が、自分たちのことを他方の家族よりも優れていると考えるとき、深くなるものである。

・個人的優越性への欲求は、すべての結婚の幸福を破壊することがある。幸福な結婚のための最も重要な基礎は、自分たちの価値は同じだという、夫と妻双方の考えである。

・人は、「汝自身を知れ」という結婚の座右銘を持つだけでなくて、「他人を理解せよ」という座右銘を持つべきである。いかに多くの結婚の不幸が、人間の心についての無知と誤解とから生じていることか。人間の、承認への欲求を理解する人は、配偶者に劣等感を抱かせるような言動をすべて避けるだろう。


いかがですか? 「恋愛と結婚の名言集」のようになりませんか?

ところで私は、夫婦(カップル・)カウンセリングが最も得意な領域の1つです。
カップルの関係でお困りの方は、ご相談ください


<お目休めコーナー> ご近所の梅②




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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日(2月19日)、ある人のカウンセリングをしていて、「この人は人の話をしっかり聴いて、内容を理解する力が抜群だな」と思いました。

世間では、「読解力(どっかいりょく)」という言葉があります。文字どおり定義すると、「文章を読み、その内容を理解する力(能力)」ということになります。

読んで理解する能力があるならば、話を聴いて理解する能力もあるのでないか、と「聴解力」なる言葉を思い立ちました。

「読解力」の定義をそのまま「聴解力」にあてはめると、「話を聴き、その内容を理解する力(能力)」と言えそうです。

「頭のよい人、悪い人」という言い方をもとに頭のよい人の条件を探ると、頭のよい人は聴解力のある人だと言えます。

さらには、

聴解力=共感力+傾聴力+着想力

という公式が成り立ちます。

聴解力のある人は、(1)相手の話に関心を持ちながら対応し、(2)相手の話をしっかりと傾聴し、(3)聴いた話をさらに膨らませ、自分のアイデアを広げることができるようです。


これからの時代は、読解力のトレーニングに加えて、聴解力の訓練も必要だと思いませんか?

ついでに言えば、聴解力は、学歴に関係なく、日々の鍛錬によってますます高まります。


<お目休めコーナー> 自宅近くの梅①



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

久しぶりに朝のブログ更新です。

昨日(2月18日)は、山口県の周南市でトクヤマの第2回目の「カウンセリング・マインド」研修を行ってきました。
山口宇部空港からJAL便に乗り、羽田着。自宅に着いたのは、22:00少し前、早速テレビで『不毛地帯』(フジテレビ系列)を観ました。

最近の連続テレビ・ドラマは、この『不毛地帯』と『龍馬伝』(NHK大河ドラマ)が欠かせません。

ところで、研修と言えば、先週講師を務めた三菱電機エンジニアリング稲沢事業所で事業所長が冒頭のご講話でデニス・ウェイトリー(アメリカの能力開発研究家)の次の言葉を引用しておられました。

「成功とは、他人のために自分のやりたいことをやること」

成功の心理学―勝者となるための10の行動指針 (ライフ&ビジネスシリーズ)
デニス ウェイトリー
ダイヤモンド社

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私だけでなく受講生にとっても「他人のために」という部分が印象に残りました。

「成功哲学」に属するポール・J・マイアーは、『人間モチベーションの力』で成功を次のように定義しています。

「成功とは、前もって設定した価値ある目標を段階を追って実現すること」

ここには、他者の観点がありません。


最近私が最も信頼している自己啓発関連の著者(リーダーシップ論の権威者でもある)のジョン・C・マクスウェルは、『夢を実現する戦略ノート』(齋藤孝訳、三笠書房)で「成功とは、次のような定義がふさわしいと考えるようになった」としています。

夢を実現する戦略ノート
ジョン・C.マクスウェル,齋藤 孝
三笠書房

このアイテムの詳細を見る


「成功とは、
①自分の人生の目的を知り、
②潜在能力を最大限に発揮するために成長し、
③人のためになるような種をまくこと」

さらには、「成功が単に目的地へ到達することだけでなく、旅そのものであること」を示しています。


私は、自分のことしか考えない成功亡者に批判的です。

成功を夢見るのはいいのですが、他者への配慮がなければ、はた迷惑でしかありません。

ご用心、ご用心!


◎ヒューマン・ギルドでは、カウンセリングを通じてあなたの成功のお手伝いをしています。
ご相談ください。



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会社と個人を元気にするキャリア・カウンセリング
金井 壽宏編著
日本経済新聞社

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ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

今日(2月17日)は、明日の研修に備えて午後から山口県に入り、湯野温泉(周南市)で体を癒し、今は、同じ周南市のホテルでパソコンで仕事をしています。

さて、最近、仕事上のニーズからキャリア・カウンセリングの本を読みました。
『会社と個人を元気にするキャリア・カウンセリング』(金井壽宏編著、日本経済新聞社、1,500円+税)という本です。

この本は、神戸大学教授の金井壽宏氏が軸となり、主に臨床心理学関係の6人の学者が分担執筆(金井氏も含む)しただけに、一般のキャリア・カウンセリングの本とはかなり趣が異なり、面白かったです。

とりわけ第5章の「うつ克服の道を求めて」は、倉光修氏(大阪大学大学院人間科学研究科教授)が担当し、他の著者とはまったく異質で、次の3つの点で私の興味を引きました。

1.「中年よ、小志を抱け」

2.「最も重篤なクライエントは、生きているだけで業績なのだ」

3.「仏様のことば(丁度よい)


1.「中年よ、小志を抱け」

有名なクラーク博士の札幌農学校での「少年よ、大志を抱け」のことばは、あまりにも有名ですが、倉光氏は、このことばに次の意味を込めています。

「それは、少量生産、少量消費、自然を大切にし、個性や多様性を尊重し、オーダーメイドで高品質の製品(サービス)を創造することである。それはまた、基本的欲求の満足から高次欲求の満足へ、物質文明の快楽から精神文化の高さへと志向性を転換するマイノリティーの努力である」

私たちの身の回りを見渡してみると、志を失った中年があまりにも多く存在します。
そんな人たちにいきなり大志を抱くように煽るよりも、まずは、小志を持つことを勧めるのは、理に叶っていると思います。

2.「最も重篤なクライエントは、生きているだけで業績なのだ」

倉光氏は、このことばの前に、次のように書いています。

「(多くのうつの人は)実際は、できていることが最善のことなのだ。それ以上しようとすると、かえってうつを悪化させてしまう。枯れた泉を底までさらえば、再び水が湧いてくるまでしばらく待つしかない。傷ついて心から血が流れているとき、外からそれが分からないからといって、『早く走れ』というのは酷なことである」

それにしても「生きているだけで業績」というのは、迫力があります。

3.「仏様のことば(丁度よい)

倉光氏は、石川県常讃寺坊守の藤場美津路さんが1982年に発表した「仏様のことば(丁度よい)という題の詩を紹介しています。

この詩がとても味わい深いので、下に記します。

「仏様のことば(丁度よい)

お前はお前で丁度よい
顔も体も名前も姓も
お前にそれは丁度よい
貧も富も親も子も
息子の嫁もその孫も
それはお前に丁度よい
幸も不幸もよろこびも
悲しみさえも丁度よい
歩いたお前の人生は
悪くもなければ良くもない
お前にとって丁度よい
地獄へ行こうと極楽へ行こうと
行ったところが丁度よい
うぬぼれる要もなく卑下する要もない
上もなければ下もない
死ぬ月日さえも丁度よい
仏様と2人連れの人生
丁度よくないはずがない
丁度よいのだと聞こえた時
憶念の信が生まれます
南無阿弥陀仏

なんだかお経を読んだような気分になります。
あなたも味わってください。


<お目休めコーナー> 萩の口羽家の庭から

 



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

さて、H.オーグラー著『アドラー心理学入門』シリーズ、今回は第16回目です。

今回は、ライフ・タスク(人生の課題)― 仕事・交友・愛 ― に相当する「3つの人生問題」としての社会的関心(実は「共同体感覚」)、職業、恋愛と結婚のうちの職業をテーマにします。

H.オーグラー著『アドラー心理学入門』では、「3つの大きな人生問題のうちで、職業の問題は一番解決のたやすいものである」とし、その理由として、「たいていの人は、金を稼ぐ必要からこの問題に近づき、それを成功裏に解決せざるをえないから」と始まります。

私たちは、カウンセリングを行う際も、その人が直面している仕事→交友→愛の順番でライフ・タスクを扱います。


さて、この本では、職業と関連して「怠惰」「誇張された野心」にも触れています。

「怠惰」は、以前にテーマにした「劣等コンプレックス」の、あるいは、「好戦的態度」の兆候に他ならないことが多く、「甘やかされた子どもたちにとっては、自主的に仕事をするのがひどくむずかしいが、(それというのも)、自分たちは必ずや他の人々から助けてもらえると信じて育ってきているからだ」としています。

また、「誇張された野心」に関しては、アドラーが誇張された野心が真に偉大な達成を妨げるかを心理学的に説明していることを解き、次のように書いています。

「誇張された野心は、我々の心に過度の心的緊張を作り出し、能力の完全な展開を抑制する。誇張された野心は、作業能力を促進しないで、かえってそれを制限する。我々は、仕事に客観的な態度を取るときにのみ、能力を十分に展開することができるのである」

注釈を加えると、上のことは、優越コンプレックスのことでもあります。


この項の最後には、アドラーの指摘をもとに「職業問題のよい解決が心理学的、社会学的な協力によって見出される」とし、職業問題と協力との切っても切れない関係を職業選択とも関連づけ、次の記述で結びます。

「我々の全社会体制は、協力の上に基礎づけられている。それゆえに、すべての人々が人類の組織の中に自分の適所を見つけ出し、自分の全能力を発揮できる職業を選ぶことは、この上ない重要事である」


次回は、「恋愛と結婚」がテーマです。乞うご期待!



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ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

またもや愛知県一宮市のホテルにいます。
明日は、お隣の稲沢市の三菱電機エンジニアリングの管理者30人の研修を行います。

さて、今日(2月15日)のトピックは、新宿区主催の「ヴォイス・トレーニング&ストレッチング」に通ったことです。

2月1日に続く2回目で、13:30-15:00の1時間半のうち、前半の1時間がストレッチング、残りの30分がヴォイス・トレーニング。

私は、カラオケの歌がうまくなりたくて、あるいは、講演・研修の際の声が出しやすくなるため申し込んだのですが、思惑はずれ。
ただ、途中挫折はイヤなので、股関節痛をこらえながらトレーニングに励みました。

ストレッチングを終え、腹式呼吸を覚えると、確かに声が出るようになります。

これからの3回がしんどそうでもあり、楽しみでもあります。

ところで、ヴォイス・トレーニングと言えば、その道のオーソリティ、旧知の福島英さん(ブレスヴォイストレーニング研究所主宰)が先々週の2月5日、ヒューマン・ギルドにいらっしゃいました。

声の品格を磨く本
福島 英
シンコーミュージック

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福島さんは、近著で『声の品格を磨く本』(シンコーミュージック、1,300円+税)を出しておられ、私も贈呈いただきました。

ヴォイス・トレーニングのイメージは、私には、どうしても歌を歌うこと、演劇で声を出すことばかりですが、福島さんは、ブレスヴォイストレーニング研究所のホームページで次のメッセージを発信しています。

“皆さんへのメッセージ”
―人生はすばらしいということ―

忘れないでいよう 想い出してみよう
これからも 今も

この世界は すばらしいということを
音楽は すばらしいということを
歌は すばらしいということを
ドラマは すばらしいということを
声は すばらしいということを
そして 人間は すばらしいということを

この世界は 生きるに値するということを信じよう
街は すばらしいということを
自然は すばらしいということを
そして 人の心は すばらしいということを
前向きに生きる勇気を持とう
生きていること自体が すばらしいのだから―
                福島 英


昨晩(2月14日)に開いた「アドラー心理学リーダー共育塾」(5月1日(土)、2日(日)開催)の運営委員会の初会合で福島英さんを外部講師としてお招きすることが承認されました。

楽しみです。


(注)「アドラー心理学リーダー共育塾」については、ヒューマン・ギルドのホームページの「行事予定」をご参照ください。
詳しくは、ヒューマン・ギルドの3月度のニュースレターでお知らせします。


<お目休めコーナー> 萩観光ホテルからの眺望




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ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

2月13日(土)から始まった「アドラー・カウンセラー養成講座」の合間を縫ってこのブログを書き始めています。

終わればいいのですが、どこまで書けるか?

H.オーグラー著『アドラー心理学入門』シリーズ、今回は第15回目です。

これからしばらくは、H.オーグラー著『アドラー心理学入門』を読み解きながら、ライフ・タスク(人生の課題)― 仕事・交友・愛 ― に相当する「3つの人生問題」としての社会的関心(実は「共同体感覚」)、職業、恋愛と結婚について論じていくことにします。

「社会的関心」は、英語だと“social interest”ですからこの訳語でいいのですが、実態は、「共同体感覚」のことなので、ここしばらくは「共同体感覚」として解説していくことにします。

この章では冒頭、「個人心理学は、人間を観察するに際して、人間を孤立したものとしては見ないで、いつも世界と関連させて見ている。もっぱら環境に対する彼/彼女の態度の中に、人は、自己を表すからである」とし、誰もが答えなければならない3つの人生の大問題 ― 共同体感覚、職業、恋愛と結婚 ― を解決する仕方から最もその人を理解できることができる、と説きます。

さて、この本では、「共同体感覚」に関して重要なメッセージを残していますので、文章の順番を無視して、読む人が「共同体感覚」について咀嚼できるように、私なりに順番をアレンジしてお伝えします。

ポイントは、(1)アドラーの言う共同体とは何か、(2)アドラーの「共同体感覚」の言及、(3)「共同体感覚」の育成、の3つです。

このことによって、「共同体感覚」があまり理解できていなかった人には、福音になりますよ。

(1)アドラーの言う共同体とは何か

この本では、アドラーが意味していた共同体は、存在している共同体という意味ではなく、理想的な共同体として捉えていたことを明らかにし、『人生の意味』(邦訳は『生きる意味を求めて』、アルテ)から次の引用をしています。

生きる意味を求めて―アドラー・セレクション
アルフレッド アドラー
アルテ

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「人間のからだと心の完全な発達は、我々がそこに到達し、それを維持しようと努力している理想的共同体に構造に自分を適応させるときに、最もよく保証されることを示した」

アドラー心理学の目標を社会適応と受け止める人たちがいますが、それは短絡的です。
アドラーが目指したのは、現実の共同体ではなく、人類の理想を反映する理想の共同体への適応なのです。


(2)アドラーの「共同体感覚」の言及

アドラーが一番初めに「共同体感覚」に言及していたのは、第一次世界大戦前に書いた『治療と教育』という著書でした。

しかし、アドラーが1916年から1918年までオーストリア軍の軍医として従軍したアドラーは、この戦争から深刻な影響を受け、以前に出版し、戦後の1919年に第2版を出した『神経質性格について』の序文でつぎのように共同体感覚の重要性を力説しました。

「戦争は、この書物の(初版と第2版の)2つの版の間に行われた。戦争とその恐るべき結果、力への欲求と威光政策とによってむしばまれた、現代の、神経症的で病的な文明が示す、最もすさまじい集団神経症。現代の出来事の恐ろしいなりゆきは、この書物の単純な思考の流れを確証するものである。

戦争の正体は、広く解放された力への意志 ― それは、人類に不滅の共同体感覚を抑圧したり、悪用したりする ― の、悪魔的な仕事であることが明らかである」


アドラーの従軍体験が彼を共同体感覚へと駆り立てたのが、彼自身の序文によって明らかです。


(3)「共同体感覚」の育成

共同体感覚の育成には、母親の役割が重要です。そして、母親は、子どもの関心を家族から人類一般へと広げでいかねばならないことを、次のようにこの本では、書かれています。

「子どもに共同体感覚を目覚めさせることや、それを発達させたり抑圧したりすることは、母親にもってこいの仕事である」

「母親は、子どもに協力することを教える。彼女は、子どもの関心を、父親へ、きょうだいへ、国家へ、そして人類一般へ広げねばならない」

共同体感覚が未発達で、自分自身や自分の興味ばかり考えている人々は、「つねに共同体の落伍者や妨害者になるだろう。犯罪者や神経症者などの抱いている共同体感覚がきわめて狭いものにすぎないことは、我々が再々見てきたところである」とも書いています。

最後に、アドラーの有名な言葉を紹介します。この言葉が独り歩きしている気配がありますが。

「たった一人の人間を抱擁するよりも、全世界を抱擁するほうが容易である」

この言葉は、社会的な関心があっても、その広がりが家族の範囲に限られている人々、また、公共の慈善のために大いに尽くしながら、個人には関心を持たない人々をアドラーが警告した言葉です。
耳が痛い人がいるかな?


<お目休めコーナー> 萩・旧湯川家屋敷にて


(障子に反射した花模様にご注目)



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ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

自己肯定感を高め、不安などをたちまちのうちに解消してしまう「大丈夫!」

私は、この「大丈夫!」を国民運動のように展開しようと、研修・講演の機会に宣伝しまくっていますが、愛知県のある公立小学校でも全面展開されていることが長谷川厚一郎さん(小学校校長、ヒューマン・ギルド会員)の学校通信で明らかになりました。

長谷川さんは、昨年8月の私の研修を受けてこのノウハウを身につけ、早速始業式で「自分を勇気づける1つの方法」として全校生徒に伝えたそうです。


長谷川厚一郎さんは、先日愛知県一宮市で開催されたアドラー心理学ベーシック・コースにも参加、アドラー心理学に基づく学校経営にも磨きがかかっています。

<お目休めコーナー> 萩・菊屋家住宅



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クラス会議で学級は変わる!
諸富 祥彦監修、森重 裕二著
明治図書出版

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ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨年12月のヒューマン・ギルドのニュースレターに著者、森重裕二さん(ヒューマン・ギルド会員)ご自身によるご紹介の『クラス会議で学級は変わる!』明治図書、1,800円+税)が明治図書内の売れ行きランキングでもダントツ1位のようです。

アドラー心理学関連の本がこのような事態を迎えて大変喜んでいます。

著者の森重さんは、教育カウンセリング等勉強会「RHODURUS」の店長(仲間たちがこう呼んでいます)で、滋賀県の公立小学校の教諭。

昨年1月には、アドラー心理学ベーシック・コース、同じく11月には、ペルグリーノ博士の「勇気づけワークショップ」を共催してくれました。

森重さんの強みは、リーダーシップというより「コーディネターシップ」のすごさで、仲間の協力を引き出してしまう不思議な資質をお持ちです。

その森重さんが書かれたのが『クラス会議で学級は変わる!』


クラス会議は、そもそも『クラス会議で子どもが変わる―アドラー心理学でポジティブ学級づくり』(コスモス・ライブラリー)によって提唱された学級運営法ですが、森重さんは、その内容を深く読み込み、咀嚼しつくして日本の実情に合ったかたちで展開されています。

クラス会議で子どもが変わる―アドラー心理学でポジティブ学級づくり
ジェーン ネルセン,H.ステファン グレン,リン ロット著,
諸富 祥彦解説、会沢信彦訳
コスモスライブラリー

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そして、纏め上げたのが4つの基本的な流れ。

第1章「クラス会議」では、クラス会議の全容を網羅。

第2章「クラス会議 基本マニュアル」では、実際の運用上のノウハウ。

第3章「クラス会議のパワーが生み出む発展内容」では、森重さんが創意工夫を重ねたクラス会議の発展アイデア。

第4章「「クラス会議・教室からのメッセージ」では、子どもたちの感想や実践した教師のレポートとQ&A。

こんなふうに「クラス会議」に関する、かゆいところにも手が届く本が『クラス会議で学級は変わる!』です。

私は、この本が売れることで日本の学級経営が大きく変わることを願っています。


ところで、この『クラス会議で学級は変わる!』と『クラス会議で子どもが変わる―アドラー心理学でポジティブ学級づくり』の仕掛け人は、諸富祥彦先生(明治大学教授、ヒューマン・ギルド会員)。

諸富先生は、「本書『クラス会議で学級は変わる!』はすごい本です」で始まる「監修の言葉」を書いておられます。
下の貼り付けが読めるといいのですが・・・・。

後は、この本を手に取って読んでのお楽しみ。


(注)ヒューマン・ギルドでも扱っています。他の本とともにご注文ください。



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