アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

今日は1月31日(火)、早いもので1月最後の日です。

今月の後半もいろいろなことを体験させていただきました。

その中で出版と研修のことに関して3つのことをお伝えします。

1.台湾版の翻訳・出版続く

2.星野友絵さんご来社

3.ぺルソンさんのお2人と会食


1.台湾版の翻訳・出版続く

先週、出版社を通じて私の本の台湾版がごっそり届きました。

(1)『感情を整えるアドラーの教え』(大和書房)



感情を整えるアドラーの教え
岩井 俊憲
大和書房

(2)『アドラー流一瞬で心をひらく聴き方』(かんき出版)

アドラー流一瞬で心をひらく聴き方
岩井 俊憲
かんき出版

私の単著で台湾で出版されるのは、これで8冊になります。

一度私の大好きな台湾訪問につながるとうれしいです。

2.星野友絵さんご来社

昨日13:30、星野友絵さん株式会社 silas consulting 代表取締役)が1歳1カ月のお子様連れでオフィスにいらっしゃいました。

星野さんは、かんき出版から発刊の『人生が大きく変わる アドラー心理学入門』と『アドラー流一瞬で心をひらく聴き方』の編集協力により私の本を読みやすくしてくれている方です。

株式会社 silas consulting 代表取締役として出版・制作コンサルティングを行っています。

これからの本のどれかにまた、星野さんのお力を借りたくなりました。

3.ぺルソンさんのお2人と会食

昨晩は、講演依頼.comの運営を手掛ける 株式会社ペルソン の営業部第1グループの土橋昇平さん(マネージャー、写真右)、江本千夏さん(パートナーコンサルタント)、目次 心さん(ヒューマン・ギルド法人事業部 営業統括マネジャー)と4人で神楽坂の毘沙門天の前の旨(UMAMI)で牡蠣料理をメインに懇談しました。

驚くべきことに、江本千夏さんは、私と同じ栃木県の鹿沼市出身であるだけでなく、鹿沼市立東中学校 → 栃木県立鹿沼高等学校 →早稲田大学の3つとも後輩であることです。

大学の後輩はあちこちいますし、高校の後輩にもここ1年で8人ほどに会っていますが、ここまでご一緒の人はまれです。

何だか知りませんが、人のご縁に恵まれている私です。

<お目休めコーナー>1月の花(27

 

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(1月29日)の11:00~13:00にヒューマン・ギルド研修室で行われた アドラー心理学ゼミナール   で長谷沼紀子さん(芳賀赤十字病院看護師、武蔵野大学 大学院 通信教育学部在学中)が

アドラー心理学によるトラウマ研究

と題して30人の受講者を対象にご講演くださいました。

長谷沼さんは『嫌われる勇気』で「トラウマは、存在しない」と書かれていたことが、大学院の授業でのアルフレッド・アドラーの次女のアレキサンドラ・アドラーのPTSD研究と齟齬があるのではないか、と私に問い合わせ、そのことがキッカケで昨日の講演になりました。

長谷沼さんは、2002年の私の外部でのセミナーにご参加、そのことを契機にヒューマン・ギルドでアドラー・カウンセラー、SMILEリーダー、ELM勇気づけトレーナーの資格も取得されました。

長谷沼さんは「トラウマは存在する」のお立場からトラウマ、トラウマとなる体験、トラウマの心理学に含まれる領域、トラウマとなるようなストレスの特徴などについて詳しく話された後、アメリカ災害史上に残る大火災である1942年11月28日のボストンのココナツグローブ火災に関するアレキサンドラ・アドラー(アドラー派)とエリック・リンデマン(フロイト派)の研究をご紹介くださいました。

最後は、トラウマ研究にアドラー心理学を活用することについて、次のようにまとめられました。

・相互信頼 共同体感覚があるだけ乗り越えられることが多い
・自分の対処能力を超えた出来事の場合は、時間の経過を待ち無理は判断はしない、答えを出さないことも必要。
 自分の行動の目的を知る。
・悲嘆などの喪失体験がある場合は、喪失対象と一緒にいれた時間を振り返り、感謝することができる。


私は「トラウマの存在の肯定/否定の判断基準」として次の3つのことを補足する資料を提供しました。

1.アドラーの「大切なのは、何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである」の言葉をどうトラウマに準用するか?
 →そもそもないものを人が使えるか?

2.同じくアドラーの「自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定するのである」の言葉からトラウマをどう解析するか?
 →経験したことを「ない」ものとして決定できるのか?

3.PTSDの歴史的研究者であるアレキサンドラ・アドラーのPTSD研究をどう評価すればいいのか?

◆ご参加の 土田 奈美枝さん がブログで「トラウマは解消できるのか?」と題してとてもわかりやすく感想を書いてくださっています。
ご参照ください。 

<お目休めコーナー>1月の花(26

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(1月28日)は10:30~16:30岩手県の盛岡の盛岡アイーナ803会議室(盛岡市盛岡駅西通1-7-1)でNPO法人 日本交流分析協会 東北支部主催による

アドラー心理学による勇気づけ
 
の1日講座を開催していました。

参加者は70名。
いち早く2人一組になっていただいて(1)アドラー心理学の基本原理と、その技法としての(2)勇気づけについて1日たっぷりとお伝えしました。

ただ、困ったことがありました。

NPO法人 日本交流分析協会 東北支部のホームページでは開始時間が10:00と書いてあったので、私は会場に9:20に到着したのですが、開始時間が10:30からと告げられて、お伝えすべき30分の内容をカットしました。

私は、こういう点はフレキシブルで、研修を終わってもぐったり疲れるようなことがありません。


さて、『内向型人間のすごい力 ー 靜かな人間が世界を変える』(スーザン・ケイン著、古草秀子訳、講談社+α文庫、840円+税)をテキストとした「内向型人間を勇気づける本」シリーズの9回目です。

 

内向型人間のすごい力
静かな人が世界を変える
(講談社+α文庫)
スーザン・ケイン著
古草 秀子訳
講談社

 

今までの8回は次のとおりです。

 

1回目 1月11日 『内向型人間のすごい力』のはしがきから
2回目 1月12日 外向型が理想なのか?
3回目 1月14日 外向型に違和感を感じるとき
4回目 1月17日 創造性豊かな内向型
5回目 1月19日 内向型/外向型は生まれつきか?
6回目 1月20日   アドラーも内向型だった
 7回目   1月23日 気質を超えて
8回目 1月27日 内向型の代表的な人たち

 

 
今回は、本来は(1)内向型でありながらまるで外向型のように振る舞う人と(2)内向型タイプと外向型タイプのバランスについてご紹介します。

ハーバード大学で心理学を教えていて、大学教育界のノーベル賞と呼ばれる<ティーチングフェローシップ>の受賞者でもあるブライアン・リトルは、人の心を惹きつけ、よく響くバリトンでしゃべり、演壇で急に口ぐさんだりくるくる回って見せたりする上に、たびたびジョークを飛ばし聴衆を笑わすので、講義はつねに満席で、いつも拍手喝采で終わっていました。

その彼のもう一つの顔は、カナダの人里離れた森の中で、2エーカー以上もある緑豊かな敷地にひっそりと建つ家で、妻とひっそりと暮らし、暇を見つけては作曲や読書や執筆活動や友人とのメールのやりとりを楽しんでいます。

人と会うときは1対1を好み、にぎやかなパーティーでは、さっさと話し相手を見つけてじっくり会話をするか、さもなければ「ちょっと新鮮な空気が吸いたいから」と外に出て行ってしまいます。

同じ一人の人間なのに、前者の顔は外向型、後者の顔は内向型で、それぞれ極端な印象を与えます。

このことをスーザン・ケインは、リトルの「自由特性理論」をもとに次のように書いています。

内向型の人は、自分が重要視する仕事や、愛情を感じている人々、高く評価している事物のためならば、外向型のようにふるまえる。

さらにスーザン・ケインは、心理学者のリチャード・リッパの理論をもとに、このリトル教授のような、外向型のふるまいがとくに上手な内向型は「セルフモニタリング」を呼ばれる特質が高く、自分の言動や感情や思考を観察して、周囲の状況から必要性に応じて行動をコントロールできる素養があることを書いています。

このことは、もともと内向型のタイプの人が外向型のふるまいをできるようにする、アドラーの言葉を使うならば「相補性(complimentation)」があることの証です。

この相補性は、前回のフランクリンとエレノア・ルーズベルト夫妻も同様で、夫婦が外向型 対 内向型としてお互いバランスを取り合っていたことを納得させる理論でもあります。

あなたの中にも、あなたと誰かとの間にもこの「相補性」は存在しますよね。

<お目休めコーナー>1月の花(25

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日は10:00~17:00に平日開催の アドラー心理学ベーシック・コース の講師を務めていました。

参加者が比較的少数なので、受講者と親しくやり取りできました。

驚いたことがありました。

(1)考えてから走る人、(2)走りながら考える人、(3)走ってから考える人、の3分類に対して、(1)がゼロ、(2)が4割、(3)が6割、だったのです。

通常は、走ってから考える人は1割にも満たないのですが・・・。

講座が終わってから盛岡に来ています。

 
ところで最近、同じ「じりつ」と呼ぶ【自立】と【自律】の違いについて考えています。

【自立】については、2012年12月10日付けブログ 『自立』と『依存』について  に私の納得する内容を書いていますので、ご参照ください。

****2012年12月10日付けブログから****

河合 隼雄氏の『「人生学」ことはじめ』(講談社)を読んでいたら、こんな文章に出合いました。

「人生学」ことはじめ (講談社ニューハードカバー)
河合 隼雄
講談社

最近の心理学の研究では、自立と依存が反対概念ではないことが明確にされつつある。
自立というのは、まったく依存しないこと ― そんなことは不可能だ ― ではなく、依存すべきときに依存して、それにふさわしい感謝の気持ちを持つことなのである。

そうです。自立は孤立とは異なり、協力(別名:相互依存)できる能力を持ち合わせた人の資質なのです。
対人関係が円満に取れる人が「一人でいられる能力」(ability to be alone、ウィニコット)を発揮することが自立なのです。

依存を排除する傾向は、やがては孤立に向かいます。

****2012年12月10日付けブログ転載終わり****

私は、自立は協力できる人が持ち合わせた資質であることを再び強調したいです。

それに対して【自律】とは何でしょうか?

よく言われるように【自律】は「セルフコントロールの力」であり、マネジメント・サイクルとして紹介される「PLAN-DO-CHECK-ACTION」のサイクルを自分で回すことです。

ところで、昨年から100時間の時間外労働のことによる過労死やストレスのことが話題に上っています。

政府の「働き方改革」の実現に向けて時間外労働を年間720時間以内にすることに私は基本的に賛成ですが、ふと自分自身のことを振り返ってみると、私は1年のうちのほとんどを月間時間外に100時間以上働いているのではないかと思います。

それでいて過労死にもならず、強いストレスを感じないのは【自律】がキーワードになっているからです。

私には上司はいません(家庭にはいるかも?)。

仕事面で強制力はあまりありません。

【自律】、セルフコントロールができているし、「PLAN-DO-CHECK-ACTION」のサイクルを自分で回せています。


ストレスを語るとき、その分野の研究の第一人者であるカラセックというスウェーデンの心理学者の「ストレスモデル」が参考になります。

 

 

この理論は、仕事の要求度が高くとも、仕事に対する裁量度が高ければストレスも軽減され、モチベーションも高くなるというものです。

このように捉えてみると、仕事観として【自立】と【自律】を持ち合わせることは、大切な基盤になるように思われませんか?

<お目休めコーナー>1月の花(24

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(1月26日)はオフィスを14:00に退席し、理髪店やクリニックに行くことができました。

さて、『内向型人間のすごい力 ー 靜かな人間が世界を変える』(スーザン・ケイン著、古草秀子訳、講談社+α文庫、840円+税)をテキストとした「内向型人間を勇気づける本」シリーズの8回目です。

内向型人間のすごい力
静かな人が世界を変える
(講談社+α文庫)
スーザン・ケイン著
古草 秀子訳
講談社

今までの7回は次のとおりです。

1回目 1月11日 『内向型人間のすごい力』のはしがきから
2回目 1月12日 外向型が理想なのか?
3回目 1月14日 外向型に違和感を感じるとき
4回目 1月17日 創造性豊かな内向型
5回目 1月19日 内向型/外向型は生まれつきか?
6回目 1月20日   アドラーも内向型だった
 7回目   1月23日 気質を超えて

第8回目の今回は、著者のスーザン・ケインが内向型として紹介している数人をリストアップしています。

・エレノア・ルーズベルト(フランクリン・ルーズベルトの夫人)
・アル・ゴア(クリントン政権時の副大統領)
・マハトマ・ガンジー
・ブライアン・リトル(ハーバード大学心理学教授)

私は、この4人の中でとりわけエレノア・ルーズベルトに関心を抱きました。

「エレノア・ルーズベルト 画像」の画像検索結果

エレノアは、虚勢を張り社交好きで自信家の夫のフランクリンとは反対に、まじめで内気で雑談が苦手なエレノアは、深い共感力を持ち合わせた人でした。

1921年、フランクリンがポリオに罹って、その後遺症のため車椅子生活を余儀なくされ、田舎に引きこもって暮らそうとしていたのに対して、エレノアは夫を政治活動を続けるよう勇気づけて、苦手意識を持ちながらも自ら民主党の募金パーティーで挨拶するなど献身的に彼を支え、1933年、夫のフランクリンは大統領に就任することができました。

フランクリンが大統領になった後も、エレノアは夫をファーストレディーとして支えながらも公的活動の一環としてアメリカの各地を訪問し、生活苦を嘆く市井の人々の声に耳を傾け、持たざる人々の声をフランクリンに伝えました。

エレノアはその後も、国連代表団の一員として類まれな政治手腕を発揮し、国連で世界人権宣言の採択に大きく尽力しました。

「内気な人間というものは一生内気なままなのでしょうが、それを乗り越える方法を学ぶのです」と語っていたエレノアは、この本の第6章「フランクリンは政治家、エレノアは良心の人」の核心になる部分で、スーザン・ケインがエレノアと同種の良心に基づいて行動していた女性心理学者、エレイン・アーロン博士の「センシティビティ(訳者は「敏感さ」と訳しているが、心理学の世界では「感受性」と訳されることが多い)」を浮き立たせてくれます。

「感受性」は、内向型の人の持ち合わせた最高の資質かもしれません。

「エレノア・ルーズベルト 画像」の画像検索結果
(エレノアとフランクリン)

◎フランクリン・ルーズベルト大統領の就任演説時の有名な言葉

まず初めに、私の強い信念を自信をもって断言したい。
私たちが恐れなければいけないただ一つのことは、恐れそのものであるいうことである("the only thing we have to fear is fear itself")。
-後退を前進へと変革するのに必要な改革を麻痺させる、名付けがたく、理性的でなく、不当な恐れそのものである 。

<お目休めコーナー>1月の花(23

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 おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

今週は充実した日々を過ごしています。

そのうちの3つのことを書きます。

1.キノブックスさんへの感謝のランチ

2.エフエム世田谷 「三浦和人とドクター弘美の心デトックス・ナイト」 の収録

3.薬師寺大谷執事とランチ


1.キノブックスさんへの感謝のランチ

1月23日(月)は11:00にオフィスにキノブックスの古川絵里子社長、小此木千恵さん、オフィスカレン代表の 中吉カレンさん がお見えになりました。


(左 中吉さん、中央 小此木さん、右 古川さん)

カミさんが キノブックス から小此木さんの編集によって『お金の不安が消える アドラー流家計管理』(岩井美弥子著、1,200円+税)を出していただいたお礼のためです。

お金の不安が消える
アドラー流家計管理
岩井美弥子
キノブックス

中吉カレンさん は、この本が出るよう側面からカミさんを支援してくださいました。

5人で SOPRA ACQUA (ソプラアクア)でランチのコースをいただきながら歓談しました。

2.エフエム世田谷 「三浦和人とドクター弘美の心デトックス・ナイト」 の収録

当日の夜は17:00にカミさんと用賀の エフエム世田谷 に行き、「三浦和人とドクター弘美の心デトックス・ナイト」 の収録をしてきました。

私たちの後ろの右が雅夢「愛はかげろう」のリードボーカルだった 三浦和人さん 、左が精神科医・産業医 兼 作家としてご活躍の奥田弘美さん(フェイスブックブログ

スタジオに入っても陽気なお2人のリードによって私たちはリラックスできました。

 

「三浦和人とドクター弘美の心デトックス・ナイト」 は、次のように放送されています。

週末金曜日の夜は、素敵な楽曲と心温まるトークで心の中の疲れやイライラをデトックス、洗い流してください。 様々な分野からマンスリーゲストをお迎えしてその生き方、暮らし方のこだわりを伺います

〈放送日時〉 毎週金曜日23:30~24:00
〈提   供〉全薬工業

ここで、肝心の私の出演する番組の放送時間とアクセス法です。
日本全国でインターネットでお聴きいただけます。

(1)放送日:2月3日(金)23:30~24:00 

(2)アクセス法
 ・FM世田谷のホームページ
 ・右上の「click here!」をクリック

 ・ウィンドウが立ち上がり、放送がお聴きいただけます。また、放送中も番組名も表示されます。

◆FM世田谷は世田谷区、渋谷区、目黒区、厚木や小田原まで電波範囲が広く、インターネットのHPをクリックするとスマフォやパソコンでは全国でお聴きいただけます。

放送の前にもう一度お知らせしますね。

3.薬師寺大谷執事とランチ

昨日のお昼は、日本橋の三越本店に来ていらっしゃる薬師寺の大谷徹奘執事とお目にかかり、ランチをご馳走になりました。


(10月31日撮影の写真)

大谷執事のことは、2016年11月1日付けブログ 【縁】を強く感じた1日 に書いていますが、お目にかかった時に『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』(日本能率協会マネジメントセンター、1,500円+税)をプレゼントしたら、何度もこの本を読まれ、内容についていくつかご質問されました。

さらには、薬師寺の吉祥天女の熊手などをいただき、なんだか立場が逆なような感じがしました。

また、お目にかかるのを約束して三越内のレストランを後にしました。

このように私は、ブログにとても書ききれないほど毎日がとても充実しています。

ありがたいことです。


<お目休めコーナー>1月の花(22

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(1月24日)は3:00にふと目が覚め、しなければならない仕事が山積みになっていることに気づき、そのまま仕事を始め、研修でお世話になる2か所に添付ファイルを送信しました。

ブログを更新する間もなく、朝早く家を出ました。

一昨日(1月23日)の出来事があまりにも盛りだくさんでブログに書ききれないほどだったこともあります。
このことは、後日書きます。

出かけた先は埼玉県草加市、私が1974年から1983年まで9年間住んでいた地域です。

34年ぶりに駅を降りると、東武線は高架化、西口も整備され、まったく別の駅になっていました。

私は草加市のあるところで34人の受講者を対象に管理職研修を行っていました。

ふと気づくと、富士山がくっきり窓から見えました。

私が草加市に住んでいる間、一度も富士山を見たことがありませんでした。


ところで、不思議な記憶が続々と蘇ってきました。

・大工さん2人を家に泊めながらこの地に家を建てたこと

・建築費が予定よりも大幅に高くなり、住宅ローンを借り増ししたこと

・その家に関連づけて長女の名前の一部に「住」をつけたこと

・多くのお客様をその家に迎えたこと

・いつしか夫婦関係がおかしくなって別居に至ったこと(私が家を出たり、妻が家を出たり)

・実家から時々来てくれていた母親が近所でゼンマイを採りながら「辛抱するんだよ」と言ってくれたこと

・小学校1年生の娘と幼稚園年長の息子と一緒に風呂に入って、「3人でこれからも暮らして行こうね」と語り合ったこと
(私は、その当時の2人の写真を持っていないけれど、記憶の中ではしっかりと刻み込んでいる)


私は、研修を17:00に終えて、かつて住んでいた家を見に行こうと決心しました。

草加駅を西口から15分ほど歩き、国道4号線のバイパスを越えて100メーターほど入って左側の一角だったはずです。

周囲は大きく変わっていました。

あまりもの変貌にびっくりしました。

年子の子ども2人を乳母車に乗せてよく行っていた神社も見つかりました。

隣の工場は住宅になっていました。

ご近所だった人たちの表札が一変していました。

名義が前妻から他人に渡った家は健在でした。

私は写真を撮ってきました。


アドラー心理学のある本には「トラウマは、存在しない」と書いてあるけれど、私の中では確実に存在していました。

引き裂かれた親と子、失ってしまった愛着のある家。

あれから34年、私はこの土地に来てみてよかった。

確かに、離婚によって仕事と家と、何よりも大切な家族を失ったけれど、もっともっと大きなものを得ることができた。

長男、長女は立派に成人した。

新しい家族も得た。

それよりも社会的に意義のある仕事に就いている。


最近読んだ上田紀行氏の『人生の逃げ場』(朝日新書、760円+税)には、こんなことが書かれていました。

「置かれた場所で咲く」というのは、・・・・自分らしさを発揮してその場所で花を咲かせるといいうことです。そのためには自分を支えている精神エネルギーの源泉にまで降りていって、そこから養分を吸い上げていかないと、自分らしい花を咲かせることはできません。

私は自分の心の奥底の暗がりに隠れたまま忘れてしまっている「過去の大事な記憶」を探り当て、明るみに引き上げることが重要になると考えています。・・・・・「過去の記憶が自分を助けてくれる」こともあります。

人生の〈逃げ場〉 会社だけの生活に
行き詰まっている人へ (朝日新書)
上田紀行
朝日新聞出版


思い返せば、私の精神エネルギーの源泉は、この体験にあったのだと気づき、確かにトラウマ的な体験だったかもしれませんが、失われた時と場所の「過去の大事な記憶」がいま、ここで生きることの助けとなっていることに気づかされた草加市の思い出でした。

思い切って愛着(というより執着)のあった土地と家を訪ねて本当によかった。

もう思い残すことはありません。

<お目休めコーナー>1月の花(21

 

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(1月22日)は家にいて、今月中にこれから行う研修の資料作り、依頼されている監修本の原稿チェックなどをしていました。

カミさんと一緒に昼食を摂るために新井薬師前駅の近くに歩いて行きましたが、梅が目立っていました。

さて、『内向型人間のすごい力 ー 靜かな人間が世界を変える』(スーザン・ケイン著、古草秀子訳、講談社+α文庫、840円+税)をテキストとした「内向型人間を勇気づける本」シリーズの7回目です。

内向型人間のすごい力
静かな人が世界を変える
(講談社+α文庫)
スーザン・ケイン著
古草 秀子訳
講談社

今までの6回は次のとおりです。

1回目 1月11日 『内向型人間のすごい力』のはしがきから
2回目 1月12日 外向型が理想なのか?
3回目 1月14日 外向型に違和感を感じるとき
4回目 1月17日 創造性豊かな内向型
5回目 1月19日 内向型/外向型は生まれつきか?
6回目 1月20日   アドラーも内向型だった

4回目 のケーガンらの研究からスーザン・ケインは、内向性・外向性が調和性や勤勉性など主要な特質と同じく、40%から50%は遺伝によるものだと書いていますが、「生まれ持ったもので、生物学的な基盤を持った持った行動や感情のパターン」(第4章)である「気質」がそのまま変わることがないかどうかが今回のテーマです。

fMRI(機能的磁気共鳴画像法)装置を使ってケーガンが継続して観察してきた高反応の子どもたちのその後を調べたカール・シュワルツ博士によれば、遺伝子の遺産が消え去っていないことが証明されました。

そのポイントは、次のとおりです。

・性格を変化させることができるが、それには限界がある。
・年月を経ても、生まれ持った気質は私たちに影響をもたらす。
・性格のかなりの部分は、遺伝子や脳や神経系によって運命づけられている。
・とはいえ、高反応の子どもたちの一部に柔軟性が見られ、その逆もあることで、我々には自由意志があり、それを使って性格を形づくれる。
(しかし、ビル・ゲイツはビル・クリントンになれない)

けれども、大事な部分は「自由意志」のところです。

内向型だからといって、自己訓練を行えば、あるところまで外向型の特徴を備えることができることをこの本は救いとしています。

振り返れば私は、かなり内向型の子どもでした。

小学校低学年のころに不眠症の傾向があったり、家族からは神経質とよく言われました。

食べ物に関して人が箸をつけたものは食べられないし、ましてや誰かが口をつけたコップで何かを飲むことはまったくできませんでした。

注意欠陥で多動気味でしたが、教室で手を挙げて発言することなどできない子どもでした。

しかし、訓練によってある程度社会生活上不適応を起こさない程度になり、今では外向型の資質も持ち合わせた両向型になりました。

<お目休めコーナー>1月の花(20

 

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

久しぶりにゆっくり起床し、更新の時間が遅くなりました。

昨日(1月21日)は、ヒューマン・ギルドで 「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」 の集中コースが行われたため出勤しました。

23人の受講者を迎える挨拶をして講師の庭野静子さんにバトンタッチしました。

午前中、事務作業をしてから不登校の子どもとその親たちに勇気づけの研修(3時間)を行うために出かけました。

「不登校」問題とアドラー心理学とは、私にとって切っても切れない関係にあります。

1983年4月から1985年3月まで(ヒューマン・ギルドを設立するまで)私は不登校の子どもたちとその親たちを支援する民間施設で働いていました。

3年間、不登校(家庭内暴力もあり)から高校中退に至った子を家に預かりました。

その意味では、不登校の支援は私がアドラー心理学を学び活用する原点でした。

研修では、親子を一組にしたりして、勇気くじきの3要件として次の3つを伝え、

(1)高過ぎる目標の設定
(2)他者との比較
(3)人格の否定

最後は、「子どもが夢中になれる、役立てる何かを探せ!」で結びました。

◆不登校児を支援するためにこのブログでは、「不登校に贈る応援歌」として10回連載しています。

12月19日 不登校に贈る応援歌(1):踊り場が必要 
12月22日 不登校に贈る応援歌(2):あの人も不登校だった!
12月23日 不登校に贈る応援歌(3):私もプチ不登校だった!
12月28日   不登校に贈る応援歌(4):そもそも不登校って?
 1月 9日  不登校に贈る応援歌(5):苦しまずに学校に行かない選択
 1月14日 不登校に贈る応援歌(6):苦しまないでできること
 1月19日 不登校に贈る応援歌(7):不登校に言及した本の紹介
 1月30日 不登校に贈る応援歌(8):「学校に行きたくない」と言われたら・・・・
 2月 2日  不登校に贈る応援歌(9):役に立っていると考えられないか?
 2月11日 不登校に贈る応援歌(10):パートで社会性を養う


個別の相談も受け、18:00ごろに会社に戻ると、何だかしらないけれどどっと疲れを感じていました。

夕刊を読んだりうたたねをしているうちに「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」 が終わり、庭野さんを含む12名で香港酒家に。

楽しい会話に加えて、おいしい中華料理とお酒で鋭気を取り戻しました。

「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」 は、アドラー心理学ベーシック・コース と並ぶ、親子関係をモデルにしたアドラー心理学の基礎的な対人関係が学べるコースです。

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(1月20日)の11:00~18:00は朝日新聞社で

コミュニケーション力向上講座      
~自分力アップのすすめ~

の講師を務めてきました。

朝日新聞社の研修は、2008年11月以来10年目、11回目になりました。

10:20に研修会場に入ったところ、大失態に気づきました。
パソコンを持参するのを忘れたのです。
しかもUSBにもデータを入れていなかったのです。

ここで、代替案をとっさに考えました。

(1)パソコンなしで講座を行うこと
(2)配布資料用のデータで対応すること
(3)カミさんに電話をして、家にあるパソコンからデータを送ってもらうこと

私は(3)にトライしました。

ただ、困ったことにカミさんはMacのユーザーで、Windowsに慣れていません。

それでも何とかやりきり、研修開始15分前には、何事もなかったように涼しい顔になり、今までにないくらい反応のいい研修ができました。


研修の内容は、下記のとおりでした。

1.オリエンテーションとリレーションづくり
・参加者相互間の人間関係づくり
・研修の進め方・ルールなどについて合意

2.感情のコントロール法
(1)日常生活で出合う様々な感情
(2)感情の役割
(3)劣等感はかけがえのない友
(4)感情はコントロールできる

3.自分と周囲への勇気づけ
(1)自分自身への勇気づけ(自己受容)
(2)周囲の人たち(部下、家族など)への勇気づけ

参加者数は23名。

驚くべきことがありました。

ベストセラーの『嫌われる勇気』をすでに読んでいる人が2人。
木曜日のTVドラマ「嫌われる勇気」を観た人はゼロ。

アドラー心理学は、まだまだ普及の余地がありそうです。

私は、系列の朝日新聞出版から出している『働く人のためのアドラー心理学』(600円+税)をしっかりと宣伝させていただきました。

働く人のためのアドラー心理学
「もう疲れたよ…」にきく8つの習慣 (朝日文庫)
岩井 俊憲
朝日新聞出版

 昨年5月末に出たこの本、すでに第3版になっています。

◆朝日新聞社の社員対象に行われたこの講座の初回にご参加の編集局 文化グループの谷記者は、研修後私を7日間密着取材、2009年1月30日の同紙夕刊「こころ」欄でご紹介くださいました。

2009年1月30日付けブログ 「ついに出ました、朝日新聞!―緊急速報 」
をご参照ください。

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

『内向型人間のすごい力 ー 靜かな人間が世界を変える』(スーザン・ケイン著、古草秀子訳、講談社+α文庫、840円+税)をテキストとした「内向型人間を勇気づける本」シリーズの5回目です。

内向型人間のすごい力
静かな人が世界を変える
(講談社+α文庫)
スーザン・ケイン著
古草 秀子訳
講談社

 今回のテーマは「内向型/外向型」とは誰が広めた類型論であるのか、また、我らがアルフレッド・アドラーは「内向型/外向型」のどちらに属するのか、の2つに絞ってお伝えします。

まず、『内向型人間のすごい力 ー 靜かな人間が世界を変える』の「はじめに」によれば、「内向型/外向型」という性格理論を世に知らしめたのは、1921年、カール・グスタフ・ユングが『心理学的類型』で次のように書いいてた、とされています。

内向型
・自己の内部の思考や感情に心を惹かれる
・周囲で起きる出来事の意味を考える

外向型
・外部の人々や活動に心を惹かれる
・周囲で起きる出来事に自分から飛び込んでいく

スーザン・ケインは、その後の多くの心理学者の考えたことをもとに次のように書いています。

内向型
・ゆっくりと慎重に行動することが多い
・一度のひとつのことの作業に集中するのを好み、すばらしい集中力を発揮できる
・富や名声などの誘惑に惹かれることは比較的少ない

外向型
・すばやく行動する
・すばやく、時には性急に決定をくだし、一度に複数のことをこなしたり、リスクをとったりするのも平気
・金銭や地位などの報酬を「求めるスリル」が楽しい

ユング心理学を日本に広めた河合隼雄氏の『ユング心理学入門』(岩波現代新書)によれば、「完全に内向とか、完全にないこうといった人は、(少なくとも正常者においては)考えることができない」とも書きながらフロイトとアドラーの対比を次のように書かれています。

ユング心理学入門―“心理療法”コレクション
〈1〉 (岩波現代文庫)
河合 俊雄
岩波書店

「フロイトは人間の行動を規定する要因として、その個人の外界における人間や事件を考えるのに対して、アドラーでは、その人の内的な因子、つまり権力への意志を重要視している。このように、同じ事象をみても、それに対する態度が異なると、考え方も、見方も変わってくる点に注目して、人間には異なる2つの一般的な態度があるとユングは考えた」

このユングが書いていること―「権力への意志」、英語では”will to power"、アドラーが頻繁に使っている表現では”striving for power and superiority”(力と優越を求める努力)― は、アドラーの内的な意志の取り組みを浮き立たせ、ユングが身近に接したフロイトとアドラーが内向型/外向型の着想のモデルになっていたことを語っています。

ともあれ、内向型/外向型の類型の創始者のユングがアドラーを内向型のモデルとしていたことは、内向型人間を勇気づけてくれるではありませんか。

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(1月18日)の9:00~16:30は、某企業の茨城県の研修センターでハイ・パフォーマーである19人の管理職(課長クラス)研修を行っていました。

研修の最後に近い部分ではグループ・ワークを行いましたが、時間内にきっちり終わると共に、完成度の高さによって彼らの(1)共感力の高さ、(2)協力的姿勢、(3)向上心の高さ、(4)責任感の強さが裏付けられました。

受講者一人ひとりからご感想をいただきしたが、職場だけでなく家庭でも生かせる内容であったことの指摘を数人から受けました。

さて、『内向型人間のすごい力 ー 靜かな人間が世界を変える』(スーザン・ケイン著、古草秀子訳、講談社+α文庫、840円+税)をテキストとした「内向型人間を勇気づける本」シリーズの5回目です。

内向型人間のすごい力
静かな人が世界を変える
(講談社+α文庫)
スーザン・ケイン著
古草 秀子訳
講談社

今回のテーマは「内向型/外向型は生まれつきか?」という問いに対する回答です。

子どもの感情や認知能力の発達に関する研究に人生を捧げてきた発達心理学者のジェローム・ケーガンは、生後4カ月の乳児500人を集め、45分間観察すれば、一人ひとりの赤ちゃんが将来内向的に育つか外向的に育つかを予測できると考え、実験に着手しました。

赤ちゃんにさまざまな未知の体験に対してそれぞれ次の分布の反応を示しました。

約20%・・・元気よく泣いて、手足をばたつかせた「高反応」のグループ
約40%・・・静かで落ち着いたままで、時々手足を動かすものの、さほど大きな動きがなかった「低反応」のグループ
約40%・・・「高反応」と「低反応」の中間

その後、それぞれのグループに属する赤ちゃんが2歳、4歳、7歳、11歳の時点で見知らぬ人や初めての体験の事柄に対する反応をテストされたところ、ケーガンの予測通りに成長しました。

20%の「高反応」だった赤ちゃんの多く・・・思慮深く慎重な性格に成長
「低反応」のグループだった赤ちゃん・・・大らかで自信家の性格に成長

ケーガンらの研究はどれも完璧ではないが、結果は一貫して、内向性・外向性が調和性や勤勉性など主要な特質と同じく、40%から50%は遺伝によるものだと『内向型人間のすごい力 ー 靜かな人間が世界を変える』の第4章にスーザン・ケインは書いています。

また、双生児を対象にした遺伝研究では、内向型となるか、外向型となるかは40%から50%は遺伝によるとしつつも、遺伝と環境の理論によれば、特定の性質を持つ人は、その性質を強化する人生体験を求める傾向があることも書かれています。

以上のことからケインは、内向型の属する高反応の子どもに勇気づけに満ちた書き方をしています。

〔彼らは〕安定した家庭環境できちんと育てられれば、低反応の子どもよりも感情的問題を抱えることが少なく、社会技能(ソーシャルスキル)にもすぐれる傾向があると、研究は示している。
共感する力が強く、思いやりがあり、協力的なのだ。

こう読んでいると、私が昨日「ハイ・パフォーマーの4つの特質」に書いた条件 ― (1)共感力の高さ、(2)協力的姿勢、(3)向上心の高さ、(4)責任感の強さ ― を内向型の人たちが備えていることになります。

いかがですか?
内向型のあなた、勇気づけられませんか。

<お目休めコーナー>1月の花(19

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

一昨日(1月16日)から某企業の茨城県の研修センターで19人の管理職(課長クラス)研修を行っています。

今日が最終日。

昨年も同じ研修を2回行っていますが、講師としてとても満足な進行状況です。

研修時、休憩時間、懇親会の場などで彼らを観察していると、企業内で高い業績を上げている人たち(ハイ・パフォーマー)の特質が浮かび上がってきます。

それらをまとめると、次の4つです。

1.共感力の高さ

相手や場の状況に対する関心が抜群に高い。

2.協力的姿勢

懇親会を自主的に行っていて、気持ちいいくらいの時間内に後片付けしました。

3.向上心の高さ

自分を高めようとするモチベーションが極めて高い。

4.責任感の強さ

自分のなすべきことに積極的に応答している。

逆に、ロー・パフォーマー(業績不振者)は、それぞれが逆になります。

本当ならもっともっと書きたいところですが、研修センターの通信状況がよくないので、このくらいにしておきます。

<お目休めコーナー>1月の花(18

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(1月16日)から某企業の茨城県の研修施設に来て、3日間の管理者研修を行っています。
この企業様からは、昨年も同じ研修をお引き受けし、来年度もすでにご依頼を受けています。

ヒューマン・ギルドの強みは、抜群のリピート率の高さです。

さて、『内向型人間のすごい力 ー 靜かな人間が世界を変える』(スーザン・ケイン著、古草秀子訳、講談社+α文庫、840円+税)をテクストとした「内向型人間を勇気づける本」シリーズの4回目です。

内向型人間のすごい力
静かな人が世界を変える
(講談社+α文庫)
スーザン・ケイン著
古草 秀子訳
講談社

1回目のブログで内向型/外向型のチェックをしたとき、私は両方の傾向がある両向型としましたが、研修に臨む際の私は、かなり内向型の傾向があります。

研修講師をしていると、「先生に対してどのようなお世話をしたらいいでしょうか?」と尋ねられることがありますが、そんな時は「放っておいていただけると一番うれしいです」と答えることが多いです。

休憩時間でも、頼みもしないのにコーヒーやお茶を入れてくる人 ― 時にはお菓子を持ってくる人 ― もがいますが、「これからは自分でやりますから」と言います。

一人でいることに寂しさを感じる人もいるようですが、私は何人でワイワイガヤガヤするよりも一人でいる方がずっと安心感を得られます。

『内向型人間のすごい力』の第3章「共同作業が創造性を殺すとき」によれば、内向型人間は単独行動を好み、孤独が革新の触媒になること、「集中的実践」が可能になることにより創造性を発揮することが書いてあります。

また、1990年から1995年のかけての芸術、科学、ビジネス、政治の分野で並外れて創造的な91人を研究した、有名なミハイ・チクセントミハイの研究によれば、対象者の多くは孤独な思春期を過ごし、その理由の1つとして「同級生たちには奇妙に思えることに強い関心を持っていた」ことも紹介されています。

職場環境からしても、オープンオフィスは、生産性を減少させ、記憶力を損なうことがわかっており、スタッフの離職率を高め、働く人の気分を悪くさせ、敵対的にし、意欲を奪い、不安を抱かせ、ストレスを高めることがわかっていることが記されています。

それにも関わらず、長年の研究結果から従来の創造的ブレーンストーミングが有効でないとわかっているのに、いまだに人気があることをスーザン・ケインは嘆いています。

こうして読んでみると、私たちの中に存在するまだまだ「外向型の方が望ましい」というような社会的な価値を疑問視するアプローチは、内向型人間を大いに勇気づけてくれます。

次回は、内向型/外向型が生まれ持った性質であるかどうかに迫ることになります。

<お目休めコーナー>1月の花(16

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(1月15日)は、タクロウの27回目の誕生日。
カミさんの手作りの料理を3人で味わいました。

昨日はオフの日のはずなのですが、会社にいるよりも忙しく、今月はこれから残りの半月で11日も研修 ― 今日からは3日間の宿泊研修 ― をするので、その主要な研修のプレゼン資料・配布資料作りで朝から晩までかかってしまいました。

ただ、違うジャンルの研修をいろいろ担当できるので、刺激になります。

疲れたときは音楽と前妻が送ってくれた孫の写真に癒されました。

とりわけ昨年5月に生まれた女の子の成長が著しく、またとても素敵なので、カミさんやタクロウに見せてはその可愛らしさを家族でも確認しました。
こういうのを「ジジバカ(爺馬鹿)」というのでしょうか?

カミさんに言わせると、イラストで描きたい表情だそうです。


さて、1月下旬~2月上旬の受講可能な外部研修のお知らせです。
お知り合いの方がご近所におられれば、ご紹介ください。
 
(1)NPO法人 日本交流分析協会 東北支部
 アドラー心理学による勇気づけ
 
 アドラー心理学は、もともとE.バーンが”Games People Play”のはしがきでアドラーの影響を認めているとおり、交流分析のルーツの1つでもあります。
 アドラー心理学にかかわって32年の岩井俊憲が日本交流分析協会にて(1)アドラー心理学の基本原理と、その技法としての(2)勇気づけについて1日たっぷりと。
 日時:1月28日 (土) 10:00~16:30
 会場:盛岡アイーナ803会議室(盛岡市盛岡駅西通1-7-1)
 受講料:日本交流分析協会会員 岩手7,000円 県外6,000円     
     産業カウンセラー協会会員6,500円、 一般8,000円
 http://www.jtaa-touhoku.com/wp-content/uploads/2016/05/20170128_adler.pdf
 
(2)中小企業大学校三条校 http://www.smrj.go.jp/inst/sanjyo/
 経営トップセミナー ― ビジネス心理学に学ぶ最良の組織づくり


 
  本研修では、「アドラー心理学」と「アンガーマネジメント」により、怒りの感情を上手にコントロールする方法と、社員に「勇気づけ」を行うことで、尊敬・信頼・共感をベースにして活力を与える方法を学び、社員そして組織全体の活性化に役立てていただきます。
 日時:2月10日(金)9:30~16:40
   会場:中小企業大学校三条校(新潟県三条市上野原570番地)
 講師: 阿井 優子さん と私のダブル講師
 受講料:16,000円
 http://www.smrj.go.jp/inst/sanjyo/list/details2016/099898.html
◎テキストとして『人を育てるアドラー心理学』がつきます。

人を育てるアドラー心理学
最強のチームはどう作られるのか
岩井 俊憲
青春出版社

※お申し込み、お問い合わせは、各URLからご確認下さい。

 阿井 優子さん 、中小企業大学校三条校の方と私の打ち合わせ時のブログは、下記をご覧ください。

2016年11月1日付けブログ 【縁】を強く感じた1日 (の前半部分)

<お目休めコーナー>1月の花(16

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