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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日(6月28日)、ヒューマン・ギルドに「アドラー心理学による夢のワーク」を担当するために行ったら、『ザ・フナイ』7月号(船井メディア発行)が届いていました。

最終ページを見てビックリ。私の最新刊『変革の時代の経営者・管理者のコミュニケーション』(アルテ、1,200円+税)、1ページまるごとカラー広告が掲載されているではありませんか。

船井メディア『ザ・フナイ』編集長の高岡良子さんからお話しをいただき、出版社のアルテの市村敏明社長に繋いで実現したものですが、こんなにいい場所をいただけたとは思っていませんでした。

ところで、井上工場長の成長の物語を機軸として尊敬・信頼・共感による「勇気づけ」による職場の活力を取り戻すモデルを提示した『変革の時代の経営者・管理者のコミュニケーション』、まだ第2刷には至っていません。

お読みになられている方は、ヒューマン・ギルドの会員でもかなりいらっしゃると思います。どうかブログなどでご喧伝のほどよろしくお願いします。

変革の時代の経営者・管理者のコミュニケーション
岩井 俊憲
アルテ

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ところで、『変革の時代の経営者・管理者のコミュニケーション』の先輩格の『アドラー心理学によるカウンセリング・マインドの育て方―人はだれに心をひらくのか
』(コスモス・ライブラリー、1,600円+税)
。山田課長を主人公とした本。このたび増刷になり、累計15,000部に達しました。

アドラー心理学によるカウンセリング・マインドの育て方―人はだれに心をひらくのか
岩井 俊憲
コスモスライブラリー

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まだお読みでない方は、『変革の時代の経営者・管理者のコミュニケーション』と共にヒューマン・ギルドかアマゾンにご注文ください。


<お目休めコーナー> グランドプリンスホテル新高輪にて③



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

6月25日(木)、26日(金)の2日間、株式会社 JIPMソリューション「勇気づけによる組織活性化セミナー」をやっていたら、「2009年モノづくり川柳大賞」のポスター(上)が目につきました。

川柳に興味を持つ私が欲しがっていたら、講座の受講生でもあったAさんが同社発行の「TPMエイジ」1月号をくださいました。

以下は、同誌からスキャニングしたものです。

まずは、TPM川柳大賞に輝いた作品



次に、工場川柳大賞受賞作品

3つ目は、ほのぼのユーモア大賞の3作品



○ごまかしが  出来ないころに 戻りたい

○新人の 働く意欲に 感動し

○初孫の おもちゃのネジさえ 増締めし

最後は、丑年にちなんだモードク賞受賞作の2つ

○虚偽表示 牛肉、うなぎ、活動板

○TPM  総理みたいに 投げたいよ~!

思わず笑ってしまいますね。


ちなみに、このポスターは、株式会社 JIPMソリューションで他のポスターを含めた10枚セットを3,675円(税込み)で販売しているようです。

お申込みは、同社出版・教材開発事業部(電話:0120-096-580)に


(注)TPM(Total Productive Maintenanc)というのは、社団法人日本プラントメンテナンス協会によって1971年に提唱された「全員参加の生産保全」のことです。


<お目休めコーナー> グランドプリンスホテル新高輪にて②


 



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ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

今日は、久しぶりのお休みでした。
しかし、ほとんど1日中、家でメールの返信、企画書づくり、研修講師所感作成などをしながら仕事をしていました。

唯一出かけたのが、カミさんとのお買い物。
その際、珍しい写真を撮ってきました。

ご覧のように道路の真ん中に電柱があるのです。これが邪魔なこと。
まるで「でんちゅう」でござる、と存在感をアピールしているようです。

どういうことなのでしょうかね。


<お目休めコーナー> グランドプリンスホテル新高輪にて①



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日私が子どものころADHD(注意欠陥/多動性障害)だったことを書いたら、朝日新聞夕刊の「こころ」欄で取り上げられた1月30日のブログ(「ついに出ました、朝日新聞!―緊急速報 」)を僅差で越えて、訪問者数、閲覧数とも過去最高でした。

思いがけないことでした。


(アルフレッド・アドラー、1870-1937)

ところで今日は、日頃あまり宣伝をしないので、ヒューマン・ギルドの人気ナンバーワン講座「アドラー心理学ベーシック・コース」のことをお伝えします。

まずは、あるエピソードから。

今週の水曜日にNLPやコーチングなども学んだ研修講師のIさんがヒューマン・ギルドにやって来ました。

Iさんは、20分ほどご自分のお話しをされた後、「ところで、アドラー心理学ってどんな心理学ですか?」と質問されました。

待ってました!

私は、わかりやすく

・「人間は自分の運命の主人公」という「自己決定性」、「人間の行動には目的がある」という「目的論」をお話しし、その後、NLPやコーチングなどにはアドラー心理学の流れが入っていること

・ヴィクトール・フランクル、アブラハム・マズロー、エリック・バーン、アルバート・エリスなどは、アドラーの影響を受けていること

などなどをお伝えし、アドラー心理学の基本を学ぶには、「アドラー心理学ベーシック・コース」を学ばれるとよい、とお勧めすると、その場で7/4.5.18.19 (土日) 土曜日13:30~19:00 日曜日10:00~17:30 開催の同講座に申し込まれました。


アドラー心理学は、現代のさまざまの問題に具体的な解決法を与える実践的な心理学として、臨床現場はもちろんのこと、学校や家庭や企業でも、すでにさまざまに活用されています。

アドラー心理学ベーシックコースは、「アドラー心理学の日常生活への応用」をテーマとして4日間合計24時間にわたってアドラー心理学の基礎を学ぶものです。
また、このベーシックコースとSMILEの修了が「アドラー心理学カウンセラー養成講座」や「SMILEリーダー養成講座」の受講資格となります。

具体的な内容は、以下のとおりです。

1、人生の課題(ライフタスク)への取り組み

2、アルフレッド・アドラーの人と業績

3、ライフスタイルの理論

4、人間行動を理解する(目的論・対人関係論)

5、よい人間関係(相互尊敬・相互信頼)

6、共同体感覚
 
7、教育に生かすアドラー心理学(自然の結末と論理的結末)
 
8、勇気づけ

詳しい内容、日程などは、ヒューマン・ギルドの行事案内「アドラー心理学ベーシック・コース、SMILE、APPLEなど」をご覧ください。


<お目休めコーナー> 長崎グラバー園にて



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現在発売中の『週刊ポスト』(7/3号) の特集「うちの子もしかしてADHD[注意欠陥・多動性障害]?」としてADHD(Attenntion-Deficit/Hyperactivity Disorder、注意欠陥・多動性障害)のことが大きく取り上げられています。

ADHDの特性を「落ち着きがない」「衝動性が強い」「注意や集中することが困難」とし、8ページをADHDのために割いています。

今までの大衆向け週刊誌にはなかったことです。

「もしかしてADHD?」というチェックシートを自分なりにやってみると、該当する箇所が多く、次の項目など、成績表には小学生当時いつも「落ち着きがない」と書かれていた私の子ども時代に完全に当てはまります。

□授業中などじっとしておくべき時に、突然立ち上がって歩いたり、走り出したりしてしまう。席に座っていても、貧乏ゆすりをしたり、隣の席の子へちょっかいなどを出してしまう。

思い起こせば、私は、小学5年生の頃、授業中机の上(机の間でもなく、廊下でもなく、机の上であります)をぴょんぴょん走っていたのです。先生は困り果てていました。

『週刊ポスト』の「専門医が監修」の部分で北海道大学大学院教授の田中康雄氏の次の解説を読むと、ぞっとしました。

ADHDは、脳の前頭葉の機能低下による実行機能不全説、さらに遺伝的要因や、周産期における環境要因(喫煙や飲酒)といった多因子の関与が示唆されています。

実行機能とはある目的を達成するために計画を立て、順序立て実行する脳の働きのこと。この機能の働きが十分でないと、順序立てて行動したり、抑制したりするのが難しくなるのです。


私に照らし合わせてみると、私の母親は私が胎内にいても喫煙や飲酒の癖がありました(伝聞です)。

特集の最後には「ADHDの子はホメて伸ばそう!」とありました。

「私はADHDだったのは間違いない」と確信したけれど、母親を恨むことなく、自分を勇気づけている私なのであります。

「勇気の伝道師」もいいけど、「私は子どものころADHDだった」をもう1つの看板にしようっと。


(注)ADHDのことは、YahooやGoogleで調べても、DSM-Ⅳによる診断基準がいくらでも検索できます。


<お目休めコーナー> 我が家の庭のねじ花



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ミドル・パッセージ―生きる意味の再発見
ジェイムズ ホリス
コスモスライブラリー

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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

ユング派の分析家のジェイムズ・ホリスの『ミドル・パッセージ―生きる意味の再発見』コスモス・ライブラリー、1,600円+税)を読んでいたら、次の文章に出合いました。

ミドル・パッセージは、人生行路上の時間軸に沿ったひとつの出来事というよりは、心理的な経験である。「時間」を表すふたつのギリシア語、クロノス(chronos)とカイロス(kairos)がこの違いを説明するのに適切である。

クロノスが連続的で一直線上の時間であるのに対して、カイロスは奥行きをもった次元で示される時間である。

「クロノス」と「カイロス」については、6月13日のブログで紹介したアルフォ ンス・デーケン先生(上智大学名誉教授)の『よく生き よく笑い よき死と出会う』(新潮社、1,400円+税)にも出ていて、デーケン先生は、次のように書いています。

クロノスは、いわば時計の針が刻む量的な時間です。一方のカイロスは、1回限りの独自で質的な「時」を意味します。「大切な時、決定的な瞬間」のことです。

人生には、折に触れて、いろいろなカイロスが訪れます。一度だけで二度とこないチャンスです。


こうして2人の説を読んでみると、人生には、量的な「時間」(=クロノス)と質的な「時」(=カイロス)があるようですが、私には、人生後半の奥行きをもった次元で示される時間、「大切な時、決定的な瞬間」、質的な「時」である「カイロス」の持つ意味ががとりわけ充実感を持ちます。


ここで話をホリスに戻しましょう。

彼は、人生半ばの通り道の「ミドル・パッセージ」に関して「はじめに」でこう書いています。

ミドル・パッセージは、自分の人生を再検討する機会を提供し、次の疑問を投げかけてくる。

時にぎょっとさせられる、しかしつねに解放をもたらすその問いは、「今までやってきたことや、演じてきた役割を別とすれば、一体私は何者なのか」というものである。

自分がこれまで偽りの自己(a false self)ともいえる人生を生きてきたこと、非現実的な期待に駆られるまま大人というものを演じてきたことに気づいたとき、第2の成人期、すなわち真の人生を生きられる可能性が開かれる。


「偽りの自己」とは・・・・。ああ、イタ・タ・タ・タ


<お目休めコーナー> 柱にも映った花

 



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ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

6月20日、21日(土日)の「勇気づけのワークショップ」の際、参加者相互間の人間関係づくりのために川柳の連句を使った演習を行いました。

笑ってしまえる川柳を用意して、その中から個人、さらに続いてグループで心を引かれる川柳を選ぶことで下地を作ってからいざ本番です。

手順は、以下のようにするといいです。

(1)最低3人、できれば4人から6人でグループを作る。

(2)A4用紙を横に使い、縦書きでまず最初の上の句をいっせいに書く。川柳なので、季語は気にしない。五・七・五の形式が備わってさえいればよい。

(3)上の句を書いたら左側の人に渡す。と同時に、右側の人から預かり、中の句を書く。

(4)中の句を書き終わったら、左側の人に渡す。と同時に、右側の人から預かり、中の句を書く。

<以下しばらく同じパターンを繰り返す>

(5)1人あたり5句以上(グループでは20~30句)ほどできたら、グループ内で推敲を重ね、グループ内の優秀作を3句ほど選ぶ。

(6)最後に、各グループから優秀作の3句を発表してもらう。その際、1つの句を上の句、中の句、下の句を1人ひとりに声高らかに詠んでもらい、残りの人に「その心」を解説してもらう。

ちなみに、「勇気づけのワークショップ」での選んだ秀作にはこんなものが。

○リストラで いろんな仕事 技になり

○料亭の 障子の穴に 他人(ひと)の目が

○いやなやつ それは鏡よ 一呼吸

○二日酔い 後悔しつつ 向かい酒

○その背中 私のせいね ちぢこまり

○帰り道 心の中は 晴れ晴れさ

「勇気づけのワークショップ」の感想は、会員の大木 毅さんが「勇気づけのワークショップに参加して」と題して7月度のヒューマン・ギルドのニュースレターに投稿してくれます。会員の方は、ニュースレターをお楽しみに。

なお、川柳に関しては、第一生命サラリーマン川柳「第22回サラリーマン川柳ベスト10」 がとても笑える川柳を紹介してくれています。

ご参考までに


<お目休めコーナー> 乃木神社、そして旧乃木邸の花



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腰痛ガイドブック 根拠に基づく治療戦略(CD付)
長谷川 淳史,田中 敦子(CDナレーション)
春秋社

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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨晩、仙台への出張の新幹線の中とホテルで『腰痛ガイドブック―根拠に基づく治療戦略(CD付)』(長谷川 淳史著、田中 敦子CDナレーション、春秋社、1,600円+税)を読みました。

著者の長谷川 淳史さん(http://tms-japan.seesaa.net/TMSジャパン代表、ヒューマン・ギルド会員)から贈っていただいていたからです。

ご丁寧に「おわりに」では、私の名前も出して感謝の言葉を書いていただいているので、これはきちんと紹介しなければならない、と思ったのです。


私は長い間腰痛持ちでした。年に2回ほどいわゆる「ぎっくり腰」になるのでした。
ただし、1999年まででした。

ところが、長谷川さんが監訳された『サーノ博士のヒーリング・バックペイン―腰痛・肩こりの原因と治療』(春秋社)とご著書の『腰痛は<怒り>である』(春秋社)を読んで、腰痛の原因が「生物学的(物理的・構造的)損傷」というより「生物・心理・社会的疼痛症候群」であることを認識して、TMSメソッドを活用することにより腰痛を卒業したのです。

著者の長谷川淳史さん(ヒューマン・ギルド会員)は、自ら『腰痛ガイドブック』の特徴をブログで次の4つにまとめています。
 
第1の特徴は、参考文献の多さ

参考文献は、なんと427件にも及んでいるのです。

第2の特徴は、ページ数が少ないという点

「まえがき」と「あとがき」を含めた本文が117ページ、参考文献が27ページで、合計144ページの本です。それでいて値段は、CD付きでわずか1,600円+税という破格の値段設定。こうなると『腰痛ガイドブック』は、とてつもないお買い得商品といっても過言ではありません。
 
第3の特徴は、何といっても得も言われぬCDが付いている点

今も私は、声優の田中敦子さんのナレーションのCDを聴きながらパソコンに向かっていますが、心に響いてくるのです。それに加えて、背景に流れる美しいメロディも魅力的。
 
第4の特徴は、装丁に力を入れているという点

 
「『腰痛は〈怒り〉である』『腰痛は〈怒り〉である・CD付』ともども、この『腰痛ガイドブとック』を可愛がっていただけるとありがたい。必ずや国民の利益になると信じている」と長谷川さんはブログに書いておられます。

長谷川さんがTMSメソッドにより世の腰痛の概念を変えたように、この『腰痛ガイドブック―根拠に基づく治療戦略(CD付)』によって腰痛神話を終焉に導いてくれそうです。

最後に最先端の腰痛対策としての新たな7つの戦略に目を通してください。いかに腰痛のいわゆる常識が非常識であることがわかるでしょう。

1.腰痛に対して抱いている不安や恐怖に打ち克つこと

2.腰痛を和らげるために、ベッドで安静にするのはやめること

3.できるだけ普段どおりの生活を続けること

4.簡単な鎮痛法を試してみること

5.ストレス解消法を見つけて、リラックスする時間を確保すること

       +

6.症状やできないことばかり考えないで、できたことに注目して、ほんのわずかな進歩も見逃さないこと

7.運動する習慣を身につけ、活動的な生活を心がけること


(注)ほぼ同じ内容でヒューマン・ギルドのニュースレターでも紹介します。

<お目休めコーナー> 長崎の興福寺の花


 

 



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ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

「勇気づけのワークショップ」を感動裏に終えて仙台に来ています。
明日は仙台で、ある企業のメンタルヘルス支援研修です。

つい今しがたカミさんに出張時恒例の電話をしました。

カミさんは、しばらく話してから「ちょっと電話を代わるね」と言って、元タクローの息子が電話に出ました。

「父の日おめでとう!受験時代の厳しい時も支えてくれてありがとね」

私は、言葉に詰まりながら言いました。

「そんな言葉がどんなプレゼントよりもうれしいよ。そう言ってくれてありがとう」


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父の日のプレゼントとしてのお酒(ビール)や靴下やハンカチやよりも「ありがとね」の言葉がうれしい父親の私でした。


<お目休めコーナー> 続・ふと見つけ、撮影した花



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ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

久しぶりの「読む顔写真」、その第9回目は、株式会社金子書房 金子心理研究所 副所長の渡邊一久さん(下の写真、私が担当した金子書房の研修時のもの)です。


 
私が渡邊さんと初めてお会いしたのは、確かヒューマン・ギルドを立ち上げてすぐの1985年、経団連会館で行われた、アメリカの社会教育家 ボブ・コンクリンの講演会(グループダイナミックス研究所主催)でした。

心理学の修士号をお持ちの渡邊さんは、当時ある教育機関にお勤めでしたが、ヒューマン・ギルドでカウンセラー養成講座もご受講くださいました。

その後、渡邊さんは、金子書房の金子心理研究所の副所長に着任。金子書房の心理検査部門の実質的な責任者です。

渡邊さんの持ち味は、人と人、人と機会を結ぶつけるコーディネーター精神。

まずは、金子書房での拙著『勇気づけの心理学』の執筆機会をいただきました。

勇気づけの心理学
岩井 俊憲
金子書房

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人事テストの組織(人事テスト事業者懇談会)での講演機会もいただきました。

そして、最近では、金子書房の小林専務ともお引き合わせくださり、これが金子書房での研修に発展しました。

この研修に関しては、6月12日のブログ「教育系出版社とのかかわり」 で写真入りで少し触れていますので、ご参照ください。

そんな渡邊さんを、今度は私がヒューマン・ギルドに引っ張り出すことに成功しました。

メンタルヘルスに活かす視点とツール、POMSとは?

のタイトルで次のとおり渡邊さんにお話しいただくことになりました。

日 時:7月3日(金)18:45―20:30
場 所:ヒューマン・ギルド研修室
受講料:2,100円(税込み、当日集金)

POMS(ポムス) Profile of Mood Statesというのは、気分や感情の状態を「緊張」「抑うつ」「怒り」「活気」「疲労」「混乱」の6つの尺度から測定する検査で、メンタルヘルスの予防にも役立ちます。

渡邊さんのお人柄、説得力に接する絶好の機会です。奮ってご参加を!

講演終了後は、懇親の場にもおつき合いくださいます。


参考までに渡邊さんが講座用に書いてくださった文章をコピーしておきます。

心と命を壊さず働くためには!? ワーク・ライフ・バランスとメンタルヘルス

社員一人ひとりの人格個性を尊重し、個人が仕事を通じて、充実感・満足感を味わうことができ、自己実現が図れるような明るい活力ある職場づくりを推進する。ストレスで病気にならないためには、サインを見逃さないことが大切です。

職場のストレスとして、仕事の量や質だけでなく、人間関係の問題を感じている人が多くなっています。それが職場のギスギス感につながっていることから、人間関係の改善が職場におけるメンタルヘルス対策として重要となっています。

体の病気も困りますが、心の病気は明確な症状が出にくく、自覚症状が顕著に出てきたときはかなり進行しているケースが多くなります。周囲の理解や協力が得にくかったり、仕事に影響がでたり、治療に時間を要したり、完治したつもりがふとしたことで再発したりと、いろいろ問題があるので、予防が重要です。

POMSを通じ、メンタルヘルスに対する関心や理解を深める学習の場を持ちたいと思います。


<お目休めコーナー> ふと見つけ、撮影した花



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨晩(6月17日)は、義母の77歳の喜寿を祝うため、我が家に義兄、妻の従姉家族も集まり、8人で会食をしました。

このようなメンバーによる集いは、妻の従姉家族が高松から東京に転居してきてからかれこれ15年ほど続いていて、正月が主でした。
その後、義兄の母、義父、義姉がこの世を去り、人数が少くなっても、年に1・2度は行われています。

喜寿になる義母、4年前に夫を亡くしてからさらに俳句に力を注ぎ、何度か入賞を果たしています。
その義母のことは、昨年2月に「義母のこと(1)-千の風になって」「義母のこと(2)-俳人誕生」に書いていますので、ご参照ください。

ところで、6月13日に書いた『よく生き よく笑い よき死と出会う』の著者アルフォンス・デーケン先生(上智大学名誉教授)によれば、人間の年齢には、次の3つがあるのだそうです。

1.生活年齢・・・・暦の上の生活年齢

2.生理年齢・・・・自分の健康状態によって変わる年齢

3.心理年齢・・・・自分の気の持ちようや心がけ次第で、生活年齢や生理年齢とは無関係に、いつまでも若さを保てる年齢


夫に先立たれても、俳句に専心したり、旅を楽しんだり、お友だちとも交流を重ねたりする義母から「心理年齢」を学んだ私であります。


<お目休めコーナー> グラバー園の亀たち(一部亀の像)

 



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日(6月16日)は、JALの朝一番の便で東京を7時55分に発ち、長崎から18時55分発の最終便で東京に帰ってきました。

主な目的は、三菱重工業㈱長崎造船所での講演でしたが、その前後に観光を入れました。

午前中に行ったのは興福寺。黄檗宗のお寺で、開祖は隠元禅師。
隠元禅師は、中国の明の時代に渡来し、1年間このお寺に滞在。その後、宇治に万福寺を開山しました。

下の写真は媽祖堂(まそどう)。航海の安全の守護を司る菩薩や神々。

正面が天上聖母菩薩(船の神)、左が順風耳像(青鬼)、右が順風眼像(赤鬼)。

庭には大きなソテツが。

お気に入りの写真をいくつか撮ってきましたので、これからお楽しみに。

1時から2時40分までは、三菱重工業㈱長崎造船所で140人の管理職を対象に「人が変わる、組織が変わる『勇気づけ』」の講演。

受講者は、眠くなる時間帯にもかかわらず、熱心に聞き入ってくれていました。

3時に三菱重工業㈱長崎造船所を辞して向かったのは、大浦天主堂。中に入ることができないので、外から写真だけ。

続いてお隣りのグラバー園に。

ここはスコットランドから幕末期に日本にやって来たトーマス・ブレーク・グラバー(1838-1911)が1863年に住まいを建設し、他の建物もこの一帯にあります。

グラバー園からは、左側に三菱重工業㈱長崎造船所と建造中の巨大タンカーが見えます。

このタンカー、8階建てのビルよりも高く、自動車を6,500台も積載できるのだそうです。

右側の山は、長崎の夜景が楽しめる稲佐山。

池には、亀がたくさん。

下は、プッチーニの蝶々夫人(マダム・バタフライ)で主役を演じて世界的に有名になった三浦環の像。

グラバー園でも写真をたくさん撮ってきました。

その後は、タクシーで駅まで送ってもらう途中、運転手の解説付きでオランダ坂、唐人屋敷地域などをさらっと観光してきたのであります。

お仕事も観光ができるとサイコーですね。



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

研修講師のTKさんからお聞きした彼女の配偶者(「Kさん」とします)の体験。

Kさんは東京大学の大学院の修士課程を修了し、某化学会社に勤めたとき、「これからは人間を相手にしたい」と、ホテルマンに転進を志しました。

ところが、本気度を疑われたのか、簡単に採用ままならず、派遣社員として一流ホテルの「ウェイター」からホテルマンのキャリアを出発させようとしていました。

そんなある日、大企業の社長夫妻が5歳の孫を伴い、そのホテルに食事をしにやってきました。

慣れないウェイターのKさん、緊張したのか、5歳の子どもの頭の上に水をこぼしてしまいました。

「ああ、これでホテルマンの夢消滅」と思い、氷ついていたとき、社長夫人がさりげなく声をかけました。

「水も滴(したた)るいい男!」

子どもの着替えを終えてからレストランのマネジャーに社長夫人は言いました。

「このことであの青年を叱ったりしないでね。失敗は誰にでもあるものです」

社長夫人のとっさのひとこと、その後のフォローによって、このウェイターは命拾い。やがてKさんは、正社員になり、若くしてそのホテルの部長になりました。


<お目休めコーナー> 通勤途上の花③



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

1年に1回だけ行うアドラー心理学による「夢のワーク」の日程が6月28日(日)に迫ってきました。

この講座は、私たちが日々見ている夢についてアドラー心理学の立場からわかりやすく、しかも実践に結びつくような「夢のワーク」の1日講座です。



アドラー心理学による夢解釈の特徴は、現実の生活体験と結びつけて問題解決にたどり着けることで、この講座に参加すると、あなたは夢を見るのが楽しみになり、夢からしっかりとしたメッセージを受け取れるようになります



進め方としては、講義ばかりでなく演習や討議にサイコドラマやロールプレイも交え多彩に展開されますので、きっとこの1日間が実り多いものになるはずです。

また、この講座に参加することで他者の夢解釈をしっかりできるようにならないまでも、少なくともその人の見た夢について適切な問いかけを行うことでその人の夢から気づきを促進できる援助者になれます。

アドラー心理学による夢解釈は、伝えられる人が日本にほとんどいなくて、さらには講座もほとんど行われていませんので、この機会を逃すことなくご参加ください。

アドラー心理学をすでに学んでおられる方ばかりでなく、全く初めての方でも参加できますので、遊び心を持ってお越しください。

日  時:2009年6月28日(日)10:00~17:00

会  場:ヒューマン・ギルド研修室
     東京都新宿区天神町6番地Mビル3階

講  師:岩井俊憲

受 講 料:会員12,000円 一般15,000円(税込み)

申込み方法:
ヒューマン・ギルドの行事案内の「お申込みフォーム」から


(注)アドラー心理学に基づく夢解釈について概要をお知りになりたい方は、7回シリーズの「アドラー心理学による夢解釈講座」のカテゴリーをご覧ください。
面白いですよ。
 


<お目休めコーナー> 通勤途上の花②




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よく生き よく笑い よき死と出会う
アルフォンス・デーケン
新潮社

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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

アルフォンス・デーケン先生(上智大学名誉教授)の『よく生き よく笑い よき死と出会う』(新潮社、1,400円+税)を読んでいて、祈りには3種類あることを学びました。

1.感謝の祈り

2.賛美の祈り

3.願いの祈り


1.感謝の祈り というのは、みなが元気で健康であること、今日も1日無事に過ごせたこと、3度の食事ができること。そういうことに感謝して祈ることです。

2.賛美の祈り というのは、このすばらしい宇宙、自然の美しさを創造された神を賛美すること

3.願いの祈り というのは、家族の健康や安全への願いの祈り
デーケン先生は、日本の祈りのほとんどがこの祈りであることを指摘しています。

 
私なりの「祈り」観は、「スピリチュアル」のカテゴリーで披瀝していますので、ご参照ください。

私は、「祈りと瞑想」については、その違いを次のように考えています。

祈りとは、神に語りかけること

瞑想とは、神の語ることを聴き取ること


<お目休めコーナー> 通勤途上の花①



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