アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月29日)は、「快挙の1日」と言ってもいい1日でした。

午後は、カミさんと東京ドーム球場に行きました。

目的は、14:30から始まる巨人戦観戦ツアー(読売旅行)の練習見学。

エクサイトシートで坂本選手、岡本選手などを身近で見ることができました。

岡本選手の下半身の太さにびっくりしました。

席の移動もありましたが、1時間ほど練習風景が見られました。

私たちが巨人戦の応援に行くとかなりの確率で敗北するというジンクスがありましたが、この日は、広島カープのエースの大瀬良投手を2回、3回で打ち崩し12対4で快勝!



岡本選手、丸選手(満塁)のホームランで、ビールの助けを借りることなく勝利に酔いしれました。

お立ち台に登ったのは、2塁打2本で4打点の大城選手と、勝利投手の桜井投手。

日刊スポーツ 2019/08/29 20:48 には 巨人丸、川上哲治ら並ぶ47年ぶり1イニング5打点 の記事が載っていました。

そんな歴史的な試合だったのですね。 

巨人が、1点リードで始まった3回に4年ぶりとなる1イニング10得点を記録した。

▼巨人が3回に岡本の3ラン、丸の満塁弾などで10得点。
巨人の1イニング2桁得点は15年8月19日阪神戦の5回に12点記録して以来12度目。
広島戦では75年7月6日の3回に10点挙げて以来2度目となり、東京ドームでも15年阪神戦に次いで2度目。

▼3回の丸は適時安打と満塁弾で5打点。
巨人で1イニング5打点は、川上が48年5月16日金星戦の1回に2ランと3ラン、同年10月16日大陽戦の5回に適時打と満塁弾、高田が72年6月23日ヤクルト戦の6回に適時打と満塁弾で記録して以来、47年ぶり3人、4度目の球団タイ記録

ところで、22:00頃に家に着いたら、ヒューマン・ギルドの 永藤かおるさん が2017年6月2日に大人の学びに役立つ知識が無料で学べる生放送コミュニティ「Schoo(スクー)」に登壇していた内容が文字になって出ているのを見つけました。

ogmiBiz 今さら聞けないアドラー心理学 3回目(2017年06月02日に開催)のようです。

誰でも実践できるアドラー心理学入門 自分を勇気で満たす「断言→断行→断想」のススメ

大人の学びに役立つ知識が無料で学べる生放送コミュニティ「Schoo(スクー)」。
働き方やテクノロジー、ITスキルといった、最先端のノウハウが身につくオンライン授業を数多く配信しています。
そんな「Schoo」で放送されている人気授業の書き起こし企画の第4回は、有限会社ヒューマン・ギルド 取締役研修部長の永藤かおる氏が登場。
「今さら聞けないアドラー心理学」と題して、心理学者アルフレッド・アドラーの思想をわかりやすくひも解きます。本パートでは、アドラー心理学の実践法を紹介。
自分を勇気づけるために必要な「断言」「断行」「断想」の好循環やオセロゲームに着想を得た思考法など、誰でも試せるテクニックを教えてくれます。

1回目、2回目も人気ログになっていて、皆さんも次の2つでお読みいただけます。

1回目:大ヒット本著者が教える「今さら聞けないアドラー心理学」 読み解くカギは“勇気”と“共同体” 

2回目:同調圧力に生きる日本人こそ親和性が高い アドラー心理学を構成する5本柱とは


ヒューマン・ギルド取締役研修部長の 永藤かおるさん は、114,900部を誇る『図解勇気の心理学アドラー超入門』 の著者で、

図解勇気の心理学アドラー超入門
永藤かおる著、岩井俊憲監修
ディスカヴァー・トゥエンティワン

ヒューマン・ギルドで新規法人研修案件の№1登壇件数を誇る人気講師でもあります。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月27日)は、講演依頼の案件が10近く入ってきて講師陣への割り振りが大変です。

そんな中、MAG2 TREND NEWS に 困ったらアドラーに訊け。自己啓発の父の言う「いい劣等感」とは (2019.08.20 by 『致知出版社の「人間力 メルマガ」』)が入ってきました。

「人間学を学ぶ月刊誌」『致知』致知出版社)9月号(特集「読書尚友」)で「アドラーとドラッカーに学ぶ人間学」のテーマで私がアルフレッド・アドラーのことを語った内容の一部です。

9月からは外部でのイベントが続々開催されます。

それらは、次のとおりです。

1.アドラー心理学の講座

次の3つの地方開催講座が最低開催人数に達したので、開催が決定しました。
(1)新潟開催「アドラー派の夢のワーク」
(2)長崎開催アドラー心理学ベーシック・コース
(3)名古屋開催アドラー心理学ベーシック・コース

(1)新潟開催「アドラー派の夢のワーク」 の概要は次のとおりです。

日時:9月23日(月・祝) 10:00~17:00 
講師:岩井俊憲(ヒューマン・ギルド代表)
受講料:16,200円(税込)
会 場:新潟市東区プラザ・講義室4(新潟市東区下木戸1-4-1)

(2)長崎開催アドラー心理学ベーシック・コース は、長崎初開催で、次のとおりです。

日時:11月9・10・23・24日(土日4日間)土曜13:30~19:00 日曜9:30~17:00  
会場:サンスパおおむら貸し会議室 会議室(A)(B)  
 住所:大村市森園町663-3 電話 0957-50-1171 

(3)名古屋開催アドラー心理学ベーシック・コース は、早くから最低開催人数を満たし、「満員御礼」も予想されます。

日時:11月30日12月1.14.15日(土日4日間)土曜13:30~19:00 日曜9:30~17:00 会場:ウインクあいち(愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38)

2.外部組織主催講座

9月にユニークなイベントで講師を務めます。

(1)グローバル人事塾主催「アドラー流リーダーシップで最強の人材としなやかな組織をつくる」講演
(2)日本医療企画「毎日の仕事をポジティブに♪ 対人援助職・看護師を応援するセミナー」

 (1)グローバル人事塾主催「アドラー流リーダーシップで最強の人材としなやかな組織をつくる」講演 では、「アドラー流リーダーシップ」 「最強の人材のあり方」 「しなやかな組織のつくり方」を3つの柱としてお伝えします。

主催:一般社団法人グローバル人事塾

日時:9月18日(水)19:00-21:00 
タイトル:「アドラー流リーダーシップで最強の人材としなやかな組織をつくる」
料金:3,000円(税込み、資料付き、当日支払い)
場 所:プルデンシャル生命保険株式会社 セミナールームABC
(千代田区神田錦町3-22 テラススクエア 6F)
申し込み:一般社団法人グローバル人事塾のサイトからか電話にて
  サイト:http://www.global-jinji.org/  電話:03-3374-6090

(2)日本医療企画「毎日の仕事をポジティブに♪ 対人援助職・看護師を応援するセミナー」は、すでに何回かお伝えしていますが、看護師の方だけでなくアドラー心理学とアンガーマネジメントが教えるさまざまな心の処方箋とそのエッセンスを吸収し、人間関係、仕事の仕方はもちろん、人生を変えるきっかけを手にするセミナーです。

日時: 9月28日(土)【セミナー】 13:00~17:00、【懇親会】17:30~19:30
会場: 銀座フェニックスプラザ(中央区銀座紙パルプ会館内3階ホール)
講師: 岩井俊憲、長谷静香氏、光前麻由美氏(50音順)
定員: 150 名(定員に達し次第締め切り)
受講料:5,000 円(税込)※会場でアンケートにお答えいただいた方に、「看護師のしごととくらしを豊かにする」シリーズ全11冊の中からお好きな1冊(定価1,620円)をプレゼント!
懇親会費:5,000 円(税込)
申し込み:https://www.jmp.co.jp/seminar/nurse/taijin/ から

 

 様々な機会でお目にかかれるのを楽しみにしております。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

一昨日(8月24日)、昨日(8月25日)は、ヒューマン・ギルドで第74期 アドラー・カウンセラー養成講座 を行っていました。

遠くは屋久島、福岡からもご参加で、質問も多発され講師としても大満足でした。

アドラー心理学の基本的な考え方のおさらい、感覚タイプの演習、カウンセリングのミニ演習、ライフスタイル調査表の収集などを行いました。






さて、「人間学を学ぶ月刊誌」『致知』致知出版社)9月号(特集「読書尚友」)でアドラー×ドラッカー対談が「アドラーとドラッカーに学ぶ人間学」のテーマで私がアルフレッド・アドラーのことを語り、佐藤 等さん(ドラッカー学会 理事、公認会計士、法務・会計プラザ代表)が世界的に著名な経営学者のピーター・ドラッカーのことを解説したことが9ページにわたって掲載されていることはすでにお伝えしています。



その裏話を書きます。

致知出版社 取締役副編集長の 藤尾 允泰さん からこの企画があってからすぐに私は、対談に先んじて23枚のスライドからなるパワーポイントをお送りしました。

その最初と最後が次の画像です。

この資料をご覧になった藤尾 允泰さん からは、次の返信がありました。

資料をお送りいただき、
誠にありがとうございます。
早速拝見し、感動しました。
岩井先生の準備に懸ける姿勢から、
仕事に対する誠実な向き合い方とは
どういうものかを 学ばせていただきました。

ドラッカーは、リーダーが持ち合わせるべき資質として「真摯さ」ということを書いています。

私はドラッカーからそのことを学んでいます。

単に受動的に仕事を引き受けるのではなく、能動的な提案力が企画をスムーズに運べるものと信じています。

年齢を重ねると、「ま、いいか」という諦め、怠惰な精神が強まります。

生涯現役の人生を送るためには、「生涯青春」「生涯感動」「生涯研鑽」の心意気を持ち続けたいところです。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

一昨日のブログ にこんなことを書いていました。

本と言えば、拙著『「勇気づけ」でやる気を引き出す! アドラー流リーダーの伝え方』(秀和システム、1,500円+税)に関して信じられないことが起きました。

「勇気づけ」でやる気を引き出す! アドラー流リーダーの伝え方
岩井 俊憲
秀和システム

ある銀行系の経営相談所から2,450冊もの注文が入ったのです。

245冊じゃありません。2,450冊ですよ。


それに続いて一昨日(8月22日)の午後に(株)ディスカヴァー・トゥエンティワンの編集担当の原 典宏さんからこんなメールが入りました。

『図解勇気の心理学アドラー超入門』の増刷が決まりましたので、ご報告させていただきます。
今回は9月中旬より、(東販系列のセブンイレブンを除く)日販系列コンビニで2万部の展開を行います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『図解勇気の心理学アドラー超入門』
(永藤かおる著、岩井俊憲監修)
増刷 8刷   17,000部 累計 114,900部
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回の増刷で、コンビニ版のみで印刷部数10万部!を超えました。
おかげさまで、発売3年目にして、定番的に長く売り続けられております。

図解勇気の心理学アドラー超入門
永藤かおる著、岩井俊憲監修
ディスカヴァー・トゥエンティワン

重版だけで17,000部、累計すると、約11万5千部ですよ!


昨日(8月23日)の午前中は、早稲田大学エクステンションセンター(八丁堀校)で より豊かなライフスタイルで生きる ― アドラー心理学の実践 の講義を行っていました。

その中で受講者から韓国の文在寅政権が22日、日本とのGSOMIA(軍事情報包括保護協定)の破棄を決めたことについてどう思うか、のような話題になりました。

政治的な判断はさておき、私はアドラー心理学の立場から次のように解説しました。

「日本だけでなくアメリカを敵に回し、国内世論も割り、ウォン安、貿易不振など経済的にも危機サインが出ている韓国からすれば「復讐的(自滅的)な措置ではないか?」と。


私は、「復讐的(自滅的)」という言葉をあえて使いましたが、このことについて、アドラー心理学の主張性の視点から見ていくことにしましょう。

『マンガでやさしくわかるアドラー心理学2実践編』(日本能率協会マネジメントセンター、1,500円+税)では、主張性のパターンとして(1)主張的行動、(2)非主張的行動、(3)攻撃的行動、(4)復讐的行動、の4つとしながら、

・・・・一部略・・・・

ヒューマン・ギルドで開発・普及している「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」では、人に対するものを頼むやり方と関連づけて、主張性のパターンを次の4つにまとめています。
「アサーション」として伝えられていることに「復讐的行動」が付け加えられていることが大きな特徴です。

(1)主張的行動・・・・相手を傷つけないで、自分の要求(主張)を聞き入れてもらおうとする。 (2)非主張的行動・・・・相手を傷つけないために、自分の要求(主張)を引っ込める。
(3)攻撃的行動・・・・相手を傷つけてでも、自分の要求(主張)を通そうとする。
(4)復讐的行動・・・・相手を傷つけ、しかも自分の要求(主張)はあきらめる。

復讐的行動は、「自分も相手もnot OK」です。
また、そのことがきっかけとなり、関係が破綻してしまうことがあるかもしれません。
その意味では「自滅的な行動」と言っていいかもしれません。


リスクが大きい日本とのGSOMIA(軍事情報包括保護協定)の破棄まではしないだろうと思われていたのにも関わらず、その決断・通告をしたのは、いかに(1)親北、 (2)対日報復 、(3)積弊清算(以前の保守政権勢力撲滅)をひた走る文政権自身にとっても痛手になるはずです。

以下は、「心理学に関心はあるけれども政治はちょっと」という方に日本経済新聞 電子版の情報を紹介しておきます。
ご関心のある方はお読みください。

韓国政府、軍事情報協定の破棄通告 日本は厳重抗議   2019/8/23 17:02

米「韓国に懸念と失望」 軍事協定破棄巡り異例の表明   2019/8/23 14:59

日韓軍事協定破棄、割れる韓国世論  革新系「安倍政権に責任」保守系「安保のアマチュア」  2019/8/23 9:48

実は利点も 日韓軍事情報協定 破棄の真実  編集委員 高坂哲郎  日韓対立 ニュースこう読む 2019/8/23 23:00

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

小池直己さん から岩波書店を通じていただいていた『ポジティブになれる英語名言101』(小池直己・佐藤誠司著、岩波ジュニア新書、860円+税)を読み終えました。

ポジティブになれる
英語名言101 (岩波ジュニア新書 898)
小池 直己,佐藤 誠司
岩波書店

小池直己さん の昨日のフェイスブックには発刊2カ月にして「増刷決定!」が躍っていました。

8月1日(木)の日経新聞では、中沢 孝夫氏(経営学者)が推薦の本として「本書を一通り読み、理解すれば中学から高校までのやさしい文法や基礎的な語彙を再学習できるだろう」と書いていました。

まさにそのとおりで、1.の”Haste makes waste.”「性急さは浪費を作る【せいては事を仕損じる】」とう短文から101.の”No experience is in itself a cause of success or failure・・・・. We are not determined by our experiences but are self -determined by the meaning we give to them.”「いかなる経験も、それ自体では成功の原因でも失敗の原因でもない。・・・・我々は経験によって決定されるのではなく、経験に対してどんな意味を与えるのかによって自らを決定するのである」という長文まで、中学から高校レベルまで名言を通じて学べる本です。

アリストテレス、ナポレオン、ゲーテ、リンカン・・・・・古今東西の哲学者、文学者、実業家たちの名言やことわざ通して文法の基本を学べる入門書であるこの本の中に、何とアドラーの言葉が4つも入っているのです。

それもそのはず、共著者の一人の、著書380冊以上の小池さんは、『英語でたのしむ「アドラー心理学」』(PHP文庫、640円)を書いておられる人です。

英語でたのしむ「アドラー心理学」
(PHP文庫)
小池 直己
PHP研究所

中学生、高校生だけでなく、もう一度英語を基礎から学び直したい方、英語を通じてポジティブになりたい方に最適の本です。

◆『英語でたのしむ「アドラー心理学」』については、2017年の年初に4回「対訳で学ぶアドラー」として記事を書いています。 是非お読みください。

1月2日 対訳で学ぶアドラー(1):これはお勧め『英語でたのしむアドラー心理学』
1月3日 対訳で学ぶアドラー(2):トラウマは本当に存在しないのか?
1月4日 対訳で学ぶアドラー(3):リラックスか居場所があるか? 
1月6日 対訳で学ぶアドラー(4):『英語でたのしむアドラー心理学』の著者について

ところで、本と言えば、拙著『「勇気づけ」でやる気を引き出す! アドラー流リーダーの伝え方』(秀和システム、1,500円+税)に関して信じられないことが起きました。

「勇気づけ」でやる気を引き出す!
アドラー流リーダーの伝え方
岩井 俊憲
秀和システム

ある銀行系の経営相談所から2,450冊もの注文が入ったのです。

245冊じゃありません。2,450冊ですよ。

これからのリーダーシップに欠かせない内容の本だと評価されたようで、大変うれしいです。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月19日)は、 9月28日(土)開催の『毎日の仕事をポジティブに♪ 看護師と対人援助職を応援するセミナー』に登壇する講演者と司会者、そして主催者の打ち合わせを行いました。

左からアンガ―マネジメント コンサルタントの 光前 麻由美さん 、『勇気のしずく』勇気づけアドラー心理学の子育て・自分育て『茨城・つくば』 代表の 長谷 静香さん 、そして司会・進行役の私です。

まずは、公式の打ち合わせの前に秋葉原駅隣のヨドバシカメラの8階のレストランでランチ。



一番左は、株式会社 日本医療企画 教育・出版事業本部 教育出版編集部 企画・編集・制作課 担当課長 江島 久さん。

江島さんには、長谷さんと私が『看護師のためのアドラー心理学』、長谷さんが『看護師のためのアドラー流子育て・自分育て』でお世話になっています。

看護師のためのアドラー心理学
人間関係を変える、心に勇気のひとしずく
(看護師のしごととくらしを豊かにする)
岩井 俊憲,長谷 静香
日本医療企画

 

看護師のためのアドラー流子育て・自分育て
(看護師のしごととくらしを豊かにするシリーズ)
長谷 静香
日本医療企画

光前さんとはフェイスブックで友達になっていますが、長谷さんも私もお会いするのは初めてでした。

光前さんは、昨年の11月に『看護師のためのアンガ―マネジメント』を出版されています。

看護師のためのアンガーマネジメント 
「怒り」の感情を上手にコントロールする技術
(看護師のしごととくらしを豊かにするシリーズ)
光前 麻由美
日本医療企画


光前さんは、実際に病院の看護師としてお勤め、「半夜勤で参りました」と、エネルギッシュかつフランクに語る方で、お会いするなり魅了されてしまいました。

13:00から場所を株式会社 日本医療企画 本社に場所を移して次の3人も交えてミーティング。

ヘルスケア教育事業本部 教育メディア事業部 課長 志村 真奈美さん

ヘルスケア教育事業本部 教育メディア事業部 主任 高橋 智之さん

営業本部 セミナー運営・書店対策室 室長 平山 翔悟さん

プロモーション方法、当日の進行などについて綿密に打ち合わせをしました。


(写真左から江島さん、高橋さん、志村さん)

 さあ、準備万端です。

『毎日の仕事をポジティブに♪ 看護師と対人援助職を応援するセミナー』のタイトルですが、看護師や医療従事者だけでなく、一般の方にも大いに参考になる内容です。

銀座フェニックスプラザは私の紹介の会場で、私自身昨年の5月16日の講演を行っています。
その時の様子は、こちらで

◆2018年5月17日付けブログ 銀座に集った人たち:意識改革に役立つアドラー心理学の勇気づけ

銀座3丁目に位置する豪華な建物(紙パルプ会館)内にある会場です。

写真は 長谷 静香さん ご提供です。





お誘いの上お越しください。

『毎日の仕事をポジティブに♪ 看護師と対人援助職を応援するセミナー』

アドラー心理学とアンガーマネジメントが教えるさまざまな心の処方箋とそのエッセンスを吸収し、人間関係、仕事の仕方はもちろん、人生を変えるきっかけを手にするセミナーです。

株式会社 日本医療企画 主催/ヒューマン・ギルド 後援

●開催日時: 9月28日(土)【セミナー】 13:00~17:00、【懇親会】17:30~19:30

●会 場: 銀座フェニックスプラザ(中央区銀座紙パルプ会館内3階ホール)

●講 師: 岩井俊憲、長谷静香氏、光前麻由美氏(50音順)

●対 象: 看護師の方を中心に、対人援助職の方々、アドラー心理学やアンガーマネジメントに関心を持つ一般の方々
●定 員: 150 名(定員に達し次第締め切り)
●受講料:5,000 円(税込) ※会場でアンケートにお答えいただいた方に、「看護師のしごととくらしを豊かにする」シリーズ全11冊の中からお好きな1冊(定価1,620円)をプレゼント!
●懇親会費:5,000 円(税込)
●申し込み:https://www.jmp.co.jp/seminar/nurse/taijin/ から

大きな特典は、「会場でアンケートにお答えいただいた方に、『看護師のしごととくらしを豊かにする』シリーズ全11冊の中からお好きな1冊(定価1,620円)をプレゼント!」ということで、アンケートを出す人の受講料は、実質3,400円になることです。

お申し込み、ご支援のほどよろしくお願いします。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月18日)は、近々対談をする一部上場企業のコンサル会社の社長の本を読んでいました。

私は、その会社の創業者の本をかなり読んでいて、そのDNAがしっかりと継がれているのを感じました。
徹底的に下調べをして対談に臨むつもりです。


さて、8月10日(土)のペルグリーノ博士歓迎パーティーでのことです。

 梶野 真さん(日本アドラー心理学協会 代表理事)が今年の6月に北米アドラー心理学会に参加した折にマリーナ・ブルフシュタイン博士(アドラーユニバーシティー教授)が私宛にくださった”Found in Translation” (Vol.3、北米アドラー心理学会)を受け取りました。

編集責任者のマリーナ・ブルフシュタイン博士Vol.1からVol.3まですべていただいたことになります。
ありがたいことです。

この本は、ドイツ語、ロシア語で書かれたアドラー心理学の論文を英語に翻訳した貴重な本で、今回は”Children and Education”がテーマです。

その中に何と、アドラーの妻 ライサ・アドラーの論文を見つけました。

論文のタイトルは「ソビエト連邦における児童指導(チャイルド・ガイダンス)」で、「注釈」欄にサビーネ・リヒェバッハ―博士(スイス・チューリッヒの精神分析家)が下記のように書いていました。

1917年のロシア革命は、人間性を解放する巨大な実験でした。
革命は、西側諸国の哲学者や詩人が「新しき人」を創造することをただ夢見ることしかできていなかったことを達成することを目指したのです。
革命のモデルは、完全に機能する機械でした。
「機械化」は、その当時の魔法の言葉でした。この目標を実現するために数千の研究所が新たに設立されたのです。
リフレクソロジーのような生物学、教育学、心理工学、心理療法の学校という軍の専門機関が活動を開始したのです。

アルフレッド・アドラーは〔革命直後の〕1918年から早くもボルシェヴィズム・イデオロギーから距離を置きました。
〔しかし、ロシア生まれの〕彼の妻のライサ・アドラーは、1930年代に彼女の長女のバレンティーナがスターリンの粛清の犠牲者になるまでユートピアの危険な幻想に魅了され続けていたのです。


夫のアルフレッドがロシア革命に幻滅していたの対して、妻のライサが1930年代までロシア革命後も幻想を抱いていたのは、驚きですね。

私の過去記事をもとに時系列にすると、アドラー夫婦のことが繋がってきますので、お読みください。

なお、原文に一部補足・修正・削除を加えているところがあります。


・2016年10月5日付けブログ ユングからアドラーが見えてくる(8):女性関係(3)

私のベストセラー『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』(岩井俊憲著、星井博文シナリオ、深森あき作画、日本能率協会マネジメントセンター、1,500円+税)のコラム」に書いた「フェミニスト・アドラー」

マンガでやさしくわかる アドラー心理学
岩井俊憲、星井 博文,深森あき
日本能率協会 マネジメントセンター

アドラーは、1897年12月、この年の春に政治集会で出会ったライサ・ティモフェイブナ・エプシュタイン(1873年11月モスクワ生れ)と結婚しました。
ライサはユダヤ系のロシア人で、チューリッヒ大学に留学して動物学を専攻した後、当時、世界の政治・文化・芸術の中心地であるウィーンに遊学していました。

聡明で美人のライサは、よくぞ醜男のアドラーと結婚したものだと思います。

政治集会で出会った二人は結婚後、ヴァレンティーネ・ディーナ(1898年生れ)、アレクサンドラ(1901生れ)、クルト(1905年生れ)、コルネリア(1909生れ)の四人の子どもたちをもうけるのですが、アドラーはとても家族を大事にしていたようです。

ライサ夫人は、男女差別の激しい当時でも、アドラーが仲間たちと交わす議論に加わったり、急進的な思想を信奉していて、自分独自の政治・文化活動を行ったりしていました。

・2011年2月5日付けブログ アドラーと2人の子②   

1.エレンベルガーによれば、アルフレッド・アドラーは、彼が始めた個人心理学の未来をナチの台頭によってヨーロッパからアメリカに移そうとしていました。

その表れが1935年の「個人心理学ジャーナル」の発刊です。

1930年代には活動拠点をアメリカに置いていたアドラーは、健康状態も害していることもあって、ライサとアレクサンドラをウィーンから呼び寄せ、自分の身の回りの世話をしてもらおうとしていました。

2.長男(第三子)のクルト・アドラーによれば、家族の移民の理由は、彼の母親であるライサが共産主義者の支援組織の「赤い救急隊」で働いていた理由で逮捕されたため、アルフレッド・アドラーが妻をオーストリアから引き取ることを約束したことによるようです。

*『無意識の発見 下』(アンリ・エレンベルガー著、弘文堂)を参考に

・2016年10月12日付けブログ ユングからアドラーが見えてくる(9):晩年と死(1)

こちらは『アドラーの生涯』(エドワード・ホフマン著、岸見一郎訳、金子書房、7,400円+税)を参考にして。

アドラーの生涯
Edward Hoffman,岸見 一郎
金子書房

アドラーの晩年の話です。

1935年9月に家族(妻のライサ、長男のカート)をアメリカの地に迎えたアドラーは、家族と共に住んでも講義、診療、インタビューという過酷なスケジュールを変えませんでした。

彼は、アメリカで最も有名で最も謝礼の高い講師になっていたのです。

ワーカホリック状態で、咳の出る悪性の風邪に罹って咳には血が混じるようになっても、公的使命を帯びたアドラーは、休むことなくライサと共にヨーロッパに渡り、彼女をパリに滞在させておいて、4月からの連続ツアーの一貫でスコットランドに渡り、そこが最後の地になったのです。

・2011年02月3日付けブログ アドラーと2人の子①

『無意識の発見 下』(アンリ・エレンベルガー著、弘文堂)をもとに、アドラーの知られざるエピソードをお伝えします。

無意識の発見 下 -力動精神医学発達史
アンリ・エレンベルガー
弘文堂

アドラーの友人のフルトミューラーによれば、ライサは極度に自主性を持った意志の強い女性で、2人の関係は、最初のうちは限りなく幸福だったものの、やがていろいろと難しいことが起こってきました。

フィリス・ボトムは、このことについて次のような名文句を残しています。

「女性の解放のために闘うことと、自ら解放された女性と一緒に暮らすこととは、全く別の2つのこと」

果たしてアドラーの結婚生活は、幸福/不幸のどちらだったのでしょうか?

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

今日(8月17日)は早起きしてしまい、 ジョセフ・ペルグリーノ博士(モントリオール個人心理学研究所理事長)のメンターの一人であるソフィア・デ・ブリエスのことを詳しく調べたくなり、インターネットで検索したら、「ソフィア・デ・ブリエスへの賛辞」という記事を発見しました。

Henry T. Stein, Ph,D., Director
Alfred Adler Institute of San Francisco
A Tribute to Sophia de Vries (1901-1999) 

急につたない訳でも紹介したくなって予定外の投稿をしました。

一部意訳が入りますが、次のようでした。

アルフレッド・アドラーと直に接していた最後の人、ソフィア・デ・ブリエス(1901年2月2日にオランダのアーネムで生まれ)が1999年3月25日にカリフォルニア州ナパで亡くなりました(享年98歳)。

クラシカル・アドリアンの心理療法士でありトレーニング・アナリストでもある彼女は、米国でのアドラー・オリジナルの教えと治療スタイルの再生に火を灯しました。

彼女は、ほぼ20年間サンフランシスコのアルフレッド・アドラー研究所の指導者を務めていました。

アドラー派の実践に対する彼女の最大の貢献の1つは、ソクラテスの対話手法を心理療法に巧みに適用したことでした。

第二次世界大戦中、〔彼女が生まれ育った〕オランダではアドラーとフロイトの理論は禁止されていました。そうすることは危険でしたが、彼女はアドラー派の心理学を実践し続けました。

1948年、彼女は米国に移住、南カリフォルニアに定住し、リディア・ジッヒャーと密接に協力しました。

彼女は1952年に北カリフォルニアに移り、オークランドのリンカーン・チャイルド・センターのケースワーカーとして働き、心理学者として指導を続け、個人治療を発展させました。

長年にわたり、彼女は他のクラシカル・アドレリアン ― カート・アドラー、アンソニー・ブルック、エドワード・シュナイダー、ブランシュ・ウェイル ― と積極的に関与し続けていました。

アルフレッド・アドラーとアレクサンダー・ミューラーの著作のいくつかを翻訳した彼女の貢献は、未刊だったクラシカル・アドレリアンの作品と共に、「アルフレッド・アドラー著作集」の公刊に寄与したタスクフォースであるアドレリアン翻訳プロジェクトの基盤となるものでした。

彼女は「アドラーはまだ完全には理解されていない。そのルーツから根本から再発見されなければならない」というミューラーの評価を固く信じていました。

 彼女は、2人の娘、6人の孫、数人のひ孫を残しています。


また、別の記事では、彼女が1922年にイタリアに旅行した際に、マリア・モンテッソーリに師事したことが書かれていました。

ところで、「クラシカル・アドレリアン」というのは、「アルフレッド・アドラーの教えに忠実であれ」という流派で、ルドルフ・ドライカースによって広められているアドラー心理学に批判的な勢力です。

ちなみに、ペルグリーノ博士は、北米地区に 伝わるアドラー心理学の「シカゴ学派」「ニューヨーク学派」「サン・フランシスコ学派(クラシカル・アドレリアン)」の全てを学んだ唯一の人です。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月15日)は休暇日で、カミさんとランチに出かけたほかは、家でひたすら『文藝春秋』(9月号)を読んだり、特番『速報 西岡力氏に訊く!大丈夫か?文政権、韓国輸出制限問題の真実』ゲスト:麗澤大学客員教授 西岡力氏 (松田政策研究所チャンネル)の動画を観たりしていました。 

文藝春秋2019年9月号[雑誌]
藤原正彦,塩野七生,天童荒太,杉本彩,
佐藤優,黒田勝弘,羽田圭介,今村夏子,
櫻井よしこ,高樹のぶ子,宮城谷昌光,浅田次郎
文藝春秋

『文藝春秋』(9月号)は、次の3つがとても面白かったです。

<総力特集>日韓宿命の激突
<特別対談>菅義偉×小泉進次郎
芥川賞発表 受賞作全文掲載 今村夏子「むらさきのスカートの女」

特に、芥川賞発表 受賞作の「むらさきのスカートの女」 は、ストーカーの心理が巧みに描かれていて、ぐんぐん引き込まれてしまいました。

1,000円(消費税込み)でこんなに楽しめるので、お勧めです。

さて、『生きる意味―人生にとっていちばん大切なこと』(アルフレッド・アドラー、 長谷川 早苗訳、興陽館、1,700円+税)を遅読で学ぶシリーズの6回目です。

このテーマでは、今までに5回記事を書いています。

7月14日付けブログ 遅読で学ぶアドラー心理学:アドラーの『生きる意味』(1)
7月20日付けブログ 遅読で学ぶアドラー心理学:アドラーの『生きる意味』(2)
7月30日付けブログ 遅読で学ぶアドラー心理学:アドラーの『生きる意味』から人間の究極目標
8月7日付けブログ 遅読で学ぶアドラー心理学:アドラーの『生きる意味』から【共生】について
8月15日付けブログ 遅読で学ぶアドラー心理学:アドラーの『生きる意味』から【末子の性格特性】について(1)

生きる意味―人生にとっていちばん大切なこと
Alfred Adler著、長谷川 早苗訳
興陽館

今回は、アドラー自身が【末子の性格特性】についてどのように書いていたか、をテーマにします。

『人生の意味の心理学 上』(岸見一郎訳、アルテ、1,800円+税)では、まとめると、次のように書いています。

人生の意味の心理学〈上〉
―アドラー・セレクション
Alfred Adler,岸見 一郎
アルテ

・末子は、後からくるきょうだいがおらず、ペースメーカーがたくさんいるので、王座から転落することがない。
・末子は、常に家族の赤ちゃんで、おそらくもっとも甘やかされる。
・末子は、しばしば、並外れてよく発達し、他の子どもたちよりも速く成長し、すべての子どもに勝る。
・末子は、親やきょうだいに助けられ、野心と努力を大いに刺激され、後ろから攻撃されたり、あるいは、注目を逸らす人が誰もいないので、家族全体の柱になる。
・末子のまわりの人は皆、年上で、力があり、経験もあるので、家族全体に甘やかされ、いつも野心があるが、怠惰な子どもになりがちで、その結果、劣等コンプレックスを持つことがある。

『生きる意味』では、<長所> <短所> に分けると、次のように書いています。

<長所>
・きょうだいをすべて追い越そうと日々努力している(多くの点で第二子と似ている)。

<短所>
・たいていは年齢のいった両親から甘やかされ、つねに一番弱い存在として扱われ、本気で話を聞いてもらえないという居心地の悪い状態にいる。
・優越をめぐる直接的な闘いを避ける。
・依存すること、あるいは放置されてきたことが原因で、社会的な劣等を誤って作り上げてしまう。

しかし、<短所>も捉え方によれば<長所>になります。

「優越をめぐる直接的な闘いを避ける」というのは、「棲み分けが上手」だということになり、他のきょうだいと違って自分自身の得意領域で才能を発揮することができることを意味します。

『人生の意味の心理学 上』でアドラーが書いていることをもとにすれば、年上のきょうだいをモデルにして、彼らの長所/短所を観察しながら自分自身の個性を磨くことができます。

「末子は、親やきょうだいに助けられ、野心と努力を大いに刺激され、後ろから攻撃されたり、あるいは、注目を逸らす人が誰もいないので、家族全体の柱になる」という面からすると、カリスマ的な第一子型リーダーとは違った、調整型リーダーとして才能を発揮することができます。

自分自身が末子の私は、兄・姉たちとはまったく違った世界を生きています。

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 おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

本日(8月15日)は、本来は大阪に出張して某コンサルティング会社の社長と対談をする予定でしたが、台風のため予定を延期しました。

私にとって貴重なオフの日です。

さて、『生きる意味―人生にとっていちばん大切なこと』(アルフレッド・アドラー、 長谷川 早苗訳、興陽館、1,700円+税)を遅読で学んでいます。

生きる意味―人生にとっていちばん大切なこと
Alfred Adler著、長谷川 早苗訳
興陽館

その第13章「母親と父親が子どもの成長に与える影響」で誕生順位が末子の子の症例が語られています。

そこでアドラーは、末子の性格特性をどの本よりも詳しく語っています。

ただ、それを出し惜しみして次回に回し、現代の心理学者が末子について書いていることを紹介しておきます。

アドラー心理学から始まった誕生順位(バースオーダー)の研究は、日本では横浜国立大学教授だった依田 明先生が次の本で1990年に明らかにしていらっしゃいます。

『きょうだいの研究』(大日本図書、絶版)

きょうだいの研究 (現代心理学ブックス)
依田 明
大日本図書


ただ、調査そのものは1962年から行われていて、依田先生は、「末っ子性格」として次のようにまとめています。

・おしゃべり
・お父さん/お母さんに甘ったれる
・お父さん/お母さんに告げ口をする
・無理にでも、自分の考えを通そうとする
・少しでも困ることがあると、人に頼ろうとする
・人のまねをするのが上手
・食事の好き嫌いが激しい
・人におだてられると、すぐ調子にのりやすい
・とてもやきもちやき
・外に出て遊んだり、騒いだりするのが好き
・すぐ「ほく(私)知ってるよ」などと知ったかぶりをする

これらの特性に目を通すと、子ども時代の私(5人きょうだいの末子)そのもののようでもあります。

最近では、誕生順位を3つに区分して、AERAdot.で「国際基督教大学教養学部教授の磯崎三喜年先生が、『きょうだい型人間学』」について有名人も例に出しながら解説してくれている次の情報があります。

ご参考までにお目通しください。

第一子:しっかり者に見えて実は…「一番っ子の取扱説明書」NG行動や伸ばすポイントは? 「きょうだい型人間学」で子どもを伸ばそう! Vol.1 2018.6.15 11:30

中間子:一番の殺し文句は…「間っ子の取扱説明書」 立ち回りのうまさは大人顔負け? 「きょうだい型人間学」で子どもを伸ばそう! Vol.2 2018.6.22 11:30

末 子:勝手にしなさいは禁句!「末っ子の取扱説明書」ツボを押せばどこまでも伸びる? 「きょうだい型人間学」で子どもを伸ばそう! Vol.3 2018.6.29 11:30

単独子:実は自己チューではない「ひとりっ子の取扱説明書」 向いている職業とNG行動は?「きょうだい型人間学」で子どもを伸ばそう! Vol.4 2018.7.6 11:30AERA

ただし、安倍総理のことは、私は末子としてみなしており、安倍総理はなぜトランプ大統領と親密になれたのか?:アドラー心理学の【誕生順位】を手がかりに として次のとおり記事に書いていますので、お読みください。

1回目 5月29日
2回目 5月30日
3回目 6月1日

次回は、きちんとアドラーの説を書きますからね。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月12日)は、3つ(6日間)のワークショップを終えたペルグリーノ博士を家族で表参道にお連れしました。

まずは、表参道バンブー でランチ。

博士は、イタリア出身の支配人のシモーネさんとイタリア語で会話。

2年前にも会ったことがあるので、会話が弾んでいました。

ランチ後は、原宿表参道 オリエンタルバザー でショッピング。

本日の帰国に備えています。


ペルグリーノ博士が「とても印象深かった」とおっしゃっていたのが、8月10日(土)にSOPRA ACQUA(ソプラアクア)で行われたペルグリーノ博士来日20年記念パーティーでした。

永藤かおる 取締役研修部長の司会進行で始まり、

私が1999年4月末にペルグリーノ博士にお目にかかって以来の話、

ペルグリーノ博士のご挨拶、

通訳の 埴原由美さん によるペルグリーノ博士の思い出話。

特別ゲストとしてお招きした 致知出版社 取締役副編集長の 藤尾 允泰さん よるご挨拶と乾杯のご発声から懇談の場に入りました。

1989年(平成元年)生まれの藤尾さんは、スピーチの中でこのパーティーにふさわしく「人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に」という森信三氏の言葉を紹介してくださいました。

その後、参加者全員の30秒スピーチも入り、また SOPRA ACQUA(ソプラアクア)の料理が格別においしく、ご参加の方々にお楽しみいただけたパーティーになりました。

最後近くになってヒューマン・ギルドのスタックからのスピーチ。

うちのカミさんは、ユーモラスな話をしてくれましたが、この内容とそれからの展開はヒ・ミ・ツ。

最後は、辻川牧子さん が巧みなスピーチで締めてくださいました。

ヒューマン・ギルドの「ヒューマン・ギルド会員になっても金儲けにはつながりませんが、人儲け(自分自身の心と人脈が豊かになること)はできます」(ヒューマン・ギルド会員特典  に記された言葉)のままに展開されたパーティーになりました。

一人ひとりお名前を挙げることはいたしませんが、ご参加の方々に心からお礼申し上げます。

追記:パーティーにご参列の方々の写真を入れ忘れていましたので、3枚だけ追加で入れておきます。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

少々遅い時間の更新です。

一昨日(8月10日)、昨日(11日)は、ヒューマン・ギルドで5つのライフタスク のワークショップを行っていました。
両日とも32名のご参加でした。

3つの、計6日間に及ぶワークショップにご参加の方が4人もいらっしゃいました。

私がブログ、フェイスブック に投稿しないでいる間に、特にフェイスブックには、何人もの方々にタグ付けいただいております。

講座は、アドラーが人生の課題(ライフタスク)を仕事、交友、愛/性の3つとして伝えていたものを、その後、後継者によってセルフとスピリチュアルの2つを加えられた5つのライフタスクとして展開したものです。

博士の20年にわたるご指導の中でも初開催の講座で、博士の最近の研究の成果が随所に込められていました。

圧巻は、やはり人気のデモンストレーション(公開カウンセリング)でした。

1日目は石山育朗さん、2日目は池田恵美さんがクライアント役を担い、それぞれ違ったアプローチを見せてくださいました。



池田さんのカウンセリングでは、途中から私がロールプレイの相手役として引き出され、憎まれ役を演じることになり、終わってからは、埴原さんから「殴ってやりたい気持ちになった」と言われました。
あくまで「役」に徹していたので、私自身ではありません。

最後は、ペルグリーノ博士が丁寧にまとめて終わりました。

ご参加の方々、ペルグリーノ博士、臨機応変な通訳をご担当いただいた 埴原由美さん 、そして、1年の最大イベントを支えてくれたヒューマン・ギルドのスタッフ(うちのカミさんも含む)に感謝申し上げます。

(講座の最終場面)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月9日)は、 ジョセフ・ペルグリーノ博士(モントリオール個人心理学研究所理事長)はオフの日。

ホテルで鋭気を養えたことと思います。

私は早稲田大学エクステンションセンター(八丁堀校)で より豊かなライフスタイルで生きる ― アドラー心理学の実践 の講義。

会社に13:00過ぎに戻ってからは、8月15日(木)に急遽決まった上場企業の日本最大級のコンサル会社の社長との対談のための準備に時間を費やしました。

「人間学を学ぶ月刊誌」『致知』致知出版社)のお陰です。

今夜のパーティーでは、致知出版社 取締役副編集長の 藤尾 允泰さん に特別ゲストとしてご挨拶と乾杯のご発声をお願いしています。


さて、『生きる意味―人生にとっていちばん大切なこと』(アルフレッド・アドラー、 長谷川 早苗訳、興陽館、1,700円+税)を遅読で学んでいて、このテーマでは、今までに4回記事を書いています。

7月14日付けブログ 遅読で学ぶアドラー心理学:アドラーの『生きる意味』(1)
7月20日付けブログ 遅読で学ぶアドラー心理学:アドラーの『生きる意味』(2)
7月30日付けブログ 遅読で学ぶアドラー心理学:アドラーの『生きる意味』から人間の究極目標
8月7日付けブログ 遅読で学ぶアドラー心理学:アドラーの『生きる意味』から【共生】について

生きる意味―人生にとっていちばん大切なこと
Alfred Adler著、長谷川 早苗訳
興陽館

今回は、その5回目です。

テーマは【神経症】についてです。

アドラーは、神経症について『人はなぜ神経症になるのか』(アルテ、第1章「有用でない優越性の目標」、P.7)でこんなことを書いています。

人はなぜ神経症になるのか―アドラー・セレクション
Alfred Adler,岸見 一郎
アルテ

「あらゆる神経症の問題は、人生の現実が要求するものを歪めたり否定したりするような困難な行動、思考、認知の スタイルを患者が維持しているということにある」

『生きる意味―人生にとっていちばん大切なこと』では、10章で「そもそも神経症とは何か」として神経症に丸ごと1章を費やしています。

ページの順番を無視してできるだかわかりやすく引用しますね。

まずは、神経症の実体について。

「 神経症とは、より大きな厄介を避けること、見せかけの価値をなんとか維持するためにあらゆる犠牲を払うこと、そして同時に、 なにも犠牲にせずに目標を達成しようと願うこと」

私は、アドラーの言葉の中の「より大きな厄介を避けること」と「見せかけの価値」と「犠牲にせずに目標を達成しようと願うこと」の部分に注目します。

私たちが生きる上では、必然的にリスクを伴います。
しかし、神経症の人は、このリスクを負わずに、成果だけを得ようとして必死に自分自身を何かに見せかけている、と理解できるでしょう。

第2に、アドラーは、以前から「神経症は過敏であること」を明らかにしていて、この本では、過敏性の由来を劣等感の表れだとし、そのひとつの表れが短気だと書き、「過敏と短気という2つの特徴を念頭に置くと、神経症患者が感情を高ぶらせて生きているのが理解できるでしょう」としています。

「過敏と短気という2つの特徴」をもとに感情を高ぶらせて生きているのが神経症者だということです。 

第3に、観察される神経症の症状の区分を次の2つとしています。

・身体器官のショック症状 
・精神のショック症状 

神経症の症状は身体面と精神面に表れ、特に精神面では、不安症状、脅迫思考、抑うつ症状、神経症性の頭痛、赤面強迫、洗浄強迫など(すべて慢性の症状)を列挙しています。

ここで、アドラーが「ショック症状」と書いていることにご注目ください。

症状は、特定の問題に突き当たったときに突然現れる「ショック作用」だとしていますが、同時に、「ショックを受けただけでは神経症の兆候は出ないが、ショックが続いて、慢性の状態になり、不信感から他者に背を向けたときに神経症になる」、さらにまとめて「要するに、ショックの体験を利用することで、おびやかされる虚栄心を守る―それが神経症です」ときっぱり言い切っています。

加えて「ショックが続くのは、人生の課題に対する準備ができていないときだけ」とも書いています。

最後に、神経症者への支援を書いているのがアドラーらしいところです。

「(無理強い、罰、厳しさ、強制を用いず)神経症患者に対する準備を促し、人生に参加させ、勇気づけるしかない」

まとめると、ライフタスクに直面したときに、その準備ができていなくて、望ましくない思考(信念)・感情をもとに適切でない行動をし、身体面・精神面で症状を発しがちな、強い劣等感を抱いている神経症者に対して、共同体により建設的な対応ができるよう勇気づけることが支援のカギであるように私には解釈できました。

◆『人はなぜ神経症になるのか』に関心をお持ちの方は、次の過去記事をご参照ください。

2008年5月7日付けブログ   アドラーを読もう(10)『人はなぜ神経症になるのか』①
2008年5月8日付けブログ   アドラーを読もう(11)『人はなぜ神経症になるのか』②
2008年5月10日付けブログ アドラーを読もう(12)『人はなぜ神経症になるのか』③

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

一昨日(8月7日)、昨日(8月8日)の2日間は、それぞれ10:00~17:00に ジョセフ・ペルグリーノ博士(モントリオール個人心理学研究所理事長)ご指導による 面接・質問技法 のワークショップを行っていました。

カウンセリングや心理療法で用いられる面接・質問技法に焦点を当てて、講義の代わりの朗読、個人・グループ演習、デモンストレーションなどを通じて受講者がしっかりと学びました。

まずは、お詫びです。

集合写真の一番左列の2人ほどのお姿が欠けてしまいました。

大変申し訳ございません。

 ペルグリーノ博士は、面接・質問技法に関して実に精緻なテキストを用意してくれて、私は今後何度も読み直してみたくなっています。

また、博士のコメントがかなり的を射ていたところもあり、かなり腑に落ちました。

ただし、運用面においては、ファシリテーターの私としては、寛容な受講者に恵まれた印象がありました。

大きく3つほどの課題が残ったことを表明しなければなりません。

1.英語が話せる人がクライアントの条件であったため、人選にかなり苦労したこと

そのため「日本語なら受けたいのだけれど」という方にカウンセリングの機会を提供できなかったことが悔やまれます。

2.カウンセリングのニーズを目標に置き替える際に明確な目標の一致が見られなかったこと

アドラー派のカウンセリング/心理療法において(1)相互尊敬、(2)相互信頼の関係に基づき(3)協力をもとに(4)目標の一致で進めるものですが、日本と西欧との文化的なギャップもあったためか、「目標の一致」が明確でなかったことが残念に思われるカウンセリングがありました。

3.今回ほどファシリテータ―として介入したワークショップがなかったこと

補足説明を随所に行うと共に、ある方のカウンセリングにおいては、かなり初歩的なロールプレイが展開されていたので、私は「このカウンセリングの目標は何ですか?」と大きなメモを見せてペルグリーノ博士に介入しました。

ただ、ペルグリーノ博士のマインドは、彼が語る「ウォーキング・アドレリアン」―私が「人間学を学ぶ月刊誌」『致知』致知出版社で語ったこと(注)―そのものでした。

恩師であるペルグリーノ博士のカウンセリング場面に介入するなんてことは、失礼千万な振る舞いです。

それにも関わらず、即座に対処してくださった寛容さと、受講者に共感し、相互尊敬・相互信頼で接する態度は、美しい年輪を刻んでいる証です。

寛容な受講者の皆さまに感謝すると共に、柔軟な姿勢で対処してくださったペルグリーノ博士、臨機応変の通訳を担当してくださった通訳の 埴原由美さん に感謝申し上げます。

受講中、カウンセリング場面、懇親会風景を下記に数枚入れておきます。

(注)「ウォーキング・アドレリアン」:アドラー心理学を学び伝えるだけでなく、アドラー心理学の「共同体感覚」「勇気づけ」の態度で生きる人

◆・5つのライフタスク は、今からでも2~3名受け入れ可能です。

日時:8月10日・11日(土・日) それぞれ10:00~17:00 

アドラーは、人生の課題(ライフタスク)を仕事、交友、愛/性の3つとして捉えていましたが、アドラーの死後30年経ってドライカースらはセルフとスピリチュアルの2つを加えました。  
この2日間のワークショップでは、その5つに触れつつ、愛/性の課題、カップル関係についても学んでいきます。  
博士の20年にわたるご指導の中でも初開催の講座です。  

  https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/267 から詳細確認及びお申し込みができます。 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月6日)は、かんき出版の山下常務から

『人生が大きく変わるアドラー心理学』3,000部重版が決まりました。
こちらで15刷、ありがとうございます。

というメールが入りました。

人生が大きく変わる アドラー心理学入門
岩井 俊憲
かんき出版

さて、『生きる意味―人生にとっていちばん大切なこと』(アルフレッド・アドラー、 長谷川 早苗訳、興陽館、1,700円+税)を遅読で学んでいて、このテーマでは、今までに3回記事を書いています。

7月14日付けブログ 遅読で学ぶアドラー心理学:アドラーの『生きる意味』(1)
7月20日付けブログ 遅読で学ぶアドラー心理学:アドラーの『生きる意味』(2)
7月30日付けブログ 遅読で学ぶアドラー心理学:アドラーの『生きる意味』から人間の究極目標

生きる意味―人生にとっていちばん大切なこと
Alfred Adler著、長谷川 早苗訳
興陽館

今回は、その4回目です。

この本を読んでいて気づいたのですが、「共生」という言葉がかなり目につきます。

原書のドイツ語では”Mitleben”、英語にすると”Living with”です。
まさに「共に生きること」です。

使われている箇所をよく読むと、「共同体感覚」との関連が強いようです。

ここで、話が一転しますが、後に話が繋がりますのでご安心ください。

うちのカミさんが先週、山本太郎氏(れいわ新選組代表)がテレビ番組に出ていたのを2回観て、その話の概要を伝えてくれました。

消費税の問題や、先般の参議院議員選挙での当選者2名が重度の障害者であることなどについての見解を述べていて、カミさんは「よく勉強していて、説得力があることに関心した」との印象を持ち、山本氏の言う「今までは、どちらかというと、人を役に立つか立たないかの生産性で測る風潮」が確かにあるなぁ、と言いました。

こういうことについてかなり話し合う我が家では、カミさんは私を補完する重要な情報源です。

今回のことのように、おおむね賛同するところもありますが、見解が異なる時もあります。

ただ、そうであっても共通の見解に統一する必要はないのです。

人は、一人ひとりユニークです。

趣味・嗜好も違えば、政治や経済・文化を巡る見解も違っていいのです。

私は、「人を役に立つか立たないかの生産性で測る風潮」だとしてすべてを決めつけることについては、異論があります。
「生産性」の基準をなくしてこの世は成り立たないと思っています。

厳密に言えば、生産性で測れる領域と測れない領域があって、高い生産性の領域から低い生産性の領域に原資を提供できなければ、国家は成り立たないのです。

日本生産性本部の「労働生産性の国際比較」(2018)のチャートをご覧ください。

高福祉の国は、労働生産性も高いのです。 

また、山本太郎氏が誰の影響を受けて消費財廃止を語るようになったかについても情報を持っています。

その一例として パート1 日銀破綻論の大嘘   【三橋貴明×山本太郎】Part2 「日銀破綻論」の大嘘?御用学者が増税したい本当の理由、そして財務省の裏工作 の動画をご覧ください。

彼の勉強熱心さに頭の下がる思いがあります。

山本氏は「総理大臣を目指す」と語っています。
それには賛同しませんが、彼の主張が時に政権与党によって汲み取られ、生産性で測れる領域と測れない領域を包み込んで、より幸せな国に私たちが住めるように望みます。

このような、異質な見解でも尊重され、包み込まれる社会が「共生」の社会ではないでしょうか?

老若男女、障害のあるなし、健康・不健康、富める者・貧しき者などあらゆる違いを超えて「共に生きられる世界」、それこそがアドラーが願った社会なのではないでしょうか?

そして、その社会は、マインド面では、人々が尊敬(リスペクト)、信頼、共感、協力、寛容などの、アドラー心理学の態度に満ちた「共同体感覚」を体現した社会となるはずです。

アドラーの『生きる意味』の【共生】からこんなことを考えた私でした。

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