おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
まずは、お知らせです。
『親と子のアドラー心理学』のCMが5月22日、23日の2日間、日テレ「スッキリ!!」(9:30~10:25の関東ローカル枠)で流れました。
6月8日(木)に加えて、26日(月)も同じ番組で放映されます。
木下グループの 株式会社キノブックス だからこそできることです。
さて、「入院時に観察したこと」シリーズの2回目です。
今回はドクター編です。
5月17日(水)に入院手続きをし、病棟の8階にカミさんと行ったとき、まず対応してくれたのはクラークのTさんで、フロアを回りながら説明後、身長・体重の測定。
その後、11:00少し過ぎて830号室に入るとすぐに、看護師に続き担当医師が挨拶に来ました。
O先生という30歳前後と思われる女性医師。
私は、挨拶が終わるやいなや、私は5月22日(月)の晩に避けられないイベントがあるので外出許可を願い出ました。
O先生は、左手のひらにボールペンでメモを書き、できるだけ叶えられるようにする、と言ってくれました。
そして、私は「これはワイロではありませんよ」と言いながら、私の書いた文庫本3冊をお渡ししました。
17:30には、私の治療にあたる医師4名(O先生を含む)がやって来て、治療方針の説明をしてくれました。
さらに、O先生は、私が夕食を終えた19:00に来室、今までの病歴の聴き取り後、聴診、触診をしました。
帰り際に「5月22日には退院できるように目指しましょうね」と言ってくれたので、私は胸を撫でおろしました。
翌5月18日(火)の10:50には、入院中たった1回の教授回診がありました。
8人くらいがぞろぞろ来たでしょうか。
何を言われたか覚えていませんが、残ったO先生は、服用を勧められない漢方薬と、ある降圧剤を預かって帰りました。
夕食後は、先輩格の男性医師のS先生と一緒に来室、S先生は初日の血液と尿の検査結果をもとに、立て板に水のような流ちょうな説明を施してくれました。
あまりによどみない説明ぶりは、印象に残りにくいことを実体験しました。
(1)全体的にそう悪くはないこと、(2)原発性アルドステロン症には漢方に含まれる甘草が悪影響を与えるので当分服用しないこと、(3)5月20日(土)の退院を目標にしていること、のようでした。
ところで、この晩、悪夢到来です。
24時間心電図を体に装着して眠りに就いたのですが、同室のKさんのいびきで起こされてしまいました。
1時間ほど眠れなくなってっしまった私は、わずかな明かりを頼りにO先生宛に9項目のお尋ねしたいこと ― 退院の時間、処方箋のこと、お世話になっている医院との連携など ー をメモ帳に書き出していました。
翌日(5月19日)の9:00から始まる4時間の点滴の時に来られたO先生に点滴を受けながら9項目の質問を伝えました。
驚くことに、O先生は、9項目の質問に対して自ら、ナースやクラークを通して100%回答してくれました。
大感激でした。
O先生は、夕食後、しばらくして当直の医師が睡眠時無呼吸症候群を検査する機器を取り付けるためにやって来ることを私に伝え、明日(土曜日)は休みのため退院を見送れない旨言ってくれました。
私は、「大変お世話になりました。O先生にご担当いただいて本当によかったです」とお礼を申し上げました。
O先生は一瞬、マスクを下げて「こちらこそ」と言ってくれました。
今日のブログは、これで終わっていいのかもしれませんが、その後トラブルがありました。
前日の不眠と検査疲れがあって、私は10:00前に眠ってしまいました。
24:00にふと目を覚ますと、睡眠時無呼吸症候群の検査機器が装着されていません。
もし、このまま装着しないで、明日の退院の日を迎えると、当直の医師は失敗を責められることだろうと懸念しました。
それに、この検査料金を含めて5月19日(金)のうちに支払っています。
そこで、ナースステーションに行って、睡眠時無呼吸症候群の検査機器のことを伝えると、数分後、当直の女性医師(とてもチャーミングな人)が飛んできました。
「申し訳ありません!」
「大丈夫ですよ」。にこっと私。
こんな人に汚点を与えなくてよかったです。
最後に、O先生、またご縁があったらお世話になりたいものです。
本当にありがとうございました。
患者本位の対応をしてくださって心から感謝しております。
<お目休めコーナー>5月の花(22)
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