おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
昨日は、久しぶりの日曜休み。ホロトロピック・ワールド2008で学んできたのであります。
主催は、ホロトロピック・ネットワーク(天外伺朗代表)、場所は、新橋のヤクルトホール、時間は、12時から6時までのたっぷり6時間。テーマは、「スピリチュアリティ」でした。
開演10分前の11時50分に行くと、受付におられた早川英子さん(ホロトロピック・ネットワーク事務局長)は、「前にどうぞ」と、私を招待者席に。
私は、前から3列目の右側の席に。すぐ近くの最前列には、講演者の鈴木秀子先生、野口法蔵氏、ピアノソロの演奏者ウォン・ウィンツァンさんがいました。
催しは、天外伺朗氏の挨拶と講演から始まり、私は、柳田邦男氏(ノンフィクション作家)の講演まで参加してきました。
柳田邦男氏は、私と同郷の栃木県鹿沼市の出身(しかも私と同じ町内)で、私の長兄と同級生、母校の鹿沼高校の先輩でもあります。
講演は、テーマが「死は、つながる『いのち』の源流」についてで、最近の2人の死の話から始まり、最後は、老いてから絵本を読むことを進めていました。
詳しく講演内容を書いてもいいのですが、時間の節約のため「講演要旨」を書いておきます。 まさにこのとおりのお話でしたので。
これまでのライフサイクル論によれば、人は生まれてから壮年期まで肉体的な面や所得とか社会活動の面では成長を続けるが、その後は老年期に下降し、死をもって終わるとされていた。
しかし、いのちの精神性に焦点を当てると、人は老年期にこそ内面を成熟させることができるのだし、死を前にして気高く生き抜くならば、その生き方が「遺産」となって残された者の心を支え、生き方を豊かなものにする。
つまり人は、人生の後半においてこそ成長・成熟し、さらに死後においてすら、引き継ぐ者の心の中で成長を続けるのである。
このようなライフサイクルの視点に立つならば、今という瞬間瞬間をよりよく生きることの大切さの意味がはっきり見えてくる。
柳田氏は、今年72歳。彼の話を聴いて、私の成長・成熟はまだこれからだ、と勇気と自信が湧いてきました。