アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

8月が今日で終わります。

夏休みらしい日は1日しか取らなかったという8月ですが、疲れはしましたが充実した月でした。

台風10号が日本列島を舐めるように縦断し、東北地方から北海道に抜けていきました。
被害に遭われた地域の方々にお見舞い申し上げます。

私は、一昨日の午後、大阪に新幹線で向かい、昨日はコスモスクエアで特殊な研修を行い、18:10新大阪発の新幹線に乗って東京に帰ってきたので、ほとんど台風の影響を受けませんでした。


(宿泊施設から見えた神戸の山並み)


さて、9月からは「学びの秋」。

私は1つの誓いを立てました。
ユング心理学をしっかり学んでみようと。

さりとて土日も講座の講師を務めている忙しい身。どこかの講座に参加するのは不可能です。

そこで、手元にある便利なツールに頼ることにしました。

まずは、『こころを処方する ユングの心理学ー河合隼雄連続講演』(Arts Days, CD講座 全6巻、15,000円+税)

こころを処方するユングの心理学[CD]
―河合隼雄連続公演 ([CD+テキスト])
河合隼雄
アートデイズ

このCDは、河合隼雄氏が朝日カルチャーセンターで行った連続公演がCD6枚に収録されています。

かつて義兄から借りて聴いていたのですが、何度も反復して聴こうと思い購入しました。

もう1つは、同じ河合隼雄氏の『ユング心理学入門』(培風館)

ユング心理学入門
河合 隼雄
培風館

30年ほど前に読んだ本ですが、よく見たらCDとほぼ同じ順番に書かれているので、CDを聴いた後のおさらいに向いています。

なお、この本は現在絶版になっていて、岩波現代文庫で読めるようです。

ユング心理学入門―“心理療法”コレクション
〈1〉 (岩波現代文庫)
河合 俊雄
岩波書店

秋から冬にかけては充電の秋。

しっかり頭の充電、体の鍛錬をしようっと。

<お目休めコーナー> 8月の花(21)

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月29日)は、台風に逆走するように大阪に来ていました。
本日、ある企業の特殊な研修を行うためです。

昨日、ヒューマン・ギルドに2つの本が入荷しました。

『親と子のアドラー心理学 ― 勇気づけて共に育つ』(キノブックス、1,300円+税)

 

親と子のアドラー心理学 
勇気づけて共に育つ
岩井俊憲
キノブックス

『7日間で身につける! アドラー心理学ワークブック』(宝島社、1,000円+税) 

 

7日間で身につける!
アドラー心理学ワークブック
岩井 俊憲
宝島社

特に『7日間で身につける! アドラー心理学ワークブック』は、ヒューマン・ギルドでもなかなか確保できなかった本です。
アドラー心理学の勉強会のテキストとして最適な本です。


さて、今日(8月30日)の本の入荷の決定版です。

『人を育てるアドラー心理学 ― 最強のチームはどう作られるのか』(1,380円+税)が50冊入荷します。

人を育てるアドラー心理学
最強のチームはどう作られるのか
岩井 俊憲
青春出版社

ところで、話を戻して、この本のオリジナル版は『人を動かす人に29の切り札 ― 有能なだけでは必ず孤立する』 (青春出版社プレイブックス、1992年8月発刊) でした。

 

当時名もない私の本が3万部売れ、アドラー心理学初のビジネス本として人気を博しました。

今日は、その本が出るに至った秘話をお伝えします。

私は1980年代後半、いわゆる「成功哲学」を学んでいました。

アメリカのジョセフ・マーフィー、ナポレオン・ヒル、ポール・J・マイヤー、ボブ・コンクリンなどの本を読みまくり、日本では中村天風に傾倒していました。

彼らの共通項は、成功を収めたいならば、言葉とイメージと行動をすでに実現したかのように目標設定することです。
このことは、仏教の身・口・意の三業(真言密教では三密)とぴたり符合します。

私は、何としても本を出したいと念願していました。

そのことを言葉とイメージと行動でまるで著者になったかのようにしていました。

例えば、眠る前に私の書いた本が平積みになり、一流紙の広告にも掲載され、電車の宙づり広告でも掲載されているかのようなイメージを来る日も来る日も心の中に焼き付けていました。

そんなある日、今は著者としてもご高名の石原加受子さんがアドラー心理学ベーシック・コースに続いてアドラー・カウンセラー養成講座を受講される折に、「岩井先生、青春出版社の副編集長を知っていして、その人に声をかけますから、是非本をお書きになりませんか?」とご紹介を受け、それで1992年8月に世に出たのが『人を動かす人に29の切り札 ― 有能なだけでは必ず孤立する』でした。

出版と同時に、実際に大型書店で平積みになり、一流紙の広告にも掲載され、電車の宙づり広告でも掲載されました。

言葉・イメージ・行動をAs if (まるで・・・・のように)を味方につけた成果でした。

このたび、『人を育てるアドラー心理学 ― 最強のチームはどう作られるのか』が出版されるわけですが、旧著にはこんな裏話があったことをお伝えしておきます。

◆ヒューマン・ギルドでは、プレミアム会員を対象に10冊以上同一箇所にお届けするのであれば、1割引き(送料サービス)でお送りしています。
10冊まとまらなくとも、7,000以上の金額になれば、送料サービス、消費税カットでお送りしています。
会員特典をご利用の上、読書の秋に向けてご注文ください。
ホームページの 書籍一覧 が参考になります。

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昨日(8月28日)は、10:00~17:30にヒューマン・ギルドの研修室で秋季開催 アドラー・カウンセラー養成講座 の2日目を行っていました。

研修のメインは、アドラー・カウンセリングで欠かせないライフスタイル調査表の取り方でした。

2時間半かけて解説を加えながらデモンストレーションを行い、その後は2人一組でお互いに調査表を取り合う演習を行いました。

 

講師をしながら私はふと思いました。

 アドラー・カウンセラー養成講座 の受講者たちは、まったく見知らぬ人たちが集い、学びの場に参加しながら、信頼・親密・水入らずの関係を構築し、ある種の共同体を構成していっているのではないか、と。

講座の中で自分の居場所を確保し、お互いに信頼し合い、他者に対してささやかな貢献を繰り返している場であることは間違いのないことです。

さらには、仲間と切磋琢磨することを通じて、本を読むことが1の効果であるのに対して、講座に参加しての効果が10倍であるという「アドラー心理学 効果1:10の法則」も体感しているのです。

実は、昨日はとても疲れ切っていて、オフィスにはタクシーで向かいました。
「歩いて地下鉄に乗って」という気分になれなかったのです。

ところが、受講者の顔を見ると、とたんに元気が盛り返して来ました。

私自身がこの学びの共同体の中で一番恩恵を被っているのは間違いなさそうです。

◆本を読むことが1の効果であるのに対して、講座に参加して仲間と切磋琢磨することの効果が10倍であるという理由を「アドラー心理学 効果1:10の法則」として5回書いています。

1.共通感覚(コモンセンス)が養われること
2.鍛錬につながること
3.記憶の長期化が見込まれること

過去5回の記事は、こちらをご覧ください。

第1回目 7月3日
第2回目 7月4日
第3回目 7月5日
第4回目 7月7日
第5回目 7月11日

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昨日(8月27日)は、13:30~18:50にヒューマン・ギルドの研修室で秋季開催 アドラー・カウンセラー養成講座 の初日を行っていました。

参加者は25名(うち男性8名)。遠くは福岡、岡山、兵庫、大阪、奈良、岐阜、長野などからお越しでした。

アドラー心理学の理論のおさらいをしてから感覚タイプの見分け方の演習、カウンセリング演習を行いました。

とても向学心旺盛な人たちで、質問がかなり出て、講師としても勉強になりました。

講座を18:50に終えて向かったのは「竹ちゃん」。
初日の晩にも関わらず、参加者は22名。

 

時間を忘れて懇談していました。

◆今後カウンセラーを志す方は こちら をご覧ください。

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昨日(8月26日)、「親子の成長、夢の育みを応援します!」をスローガンとする子育て情報サイト「いこーよ」に私のインタビュー記事

叱らない子育ては放任主義ではない!勇気づける子育てを(2016年8月26日)

がアップされた旨のご連絡入りました。

小見出しは、次の通りです。

・「叱る」以外の選択肢を知るのが第一歩
・「尊敬」「信頼」「共感」が叱らない子育てのキーワード
・叱らない子育ては放任とは違う!親は子どもの支援者になろう
・「叱る」「叱らない」を超えた勇気づける子育て

株式会社 おふぃす・ともとも ライター・近藤浩己さんが1回だけ電話でインタビューをされ、私が語った内容よりもわかりやすく書いてくださいました。

是非お読みください。

私としては『親と子のアドラー心理学 ― 勇気づけて共に育つ』(キノブックス、1,300円+税)をもとにして語った内容です。

親と子のアドラー心理学 
勇気づけて共に育つ
岩井俊憲

キノブックス

 

私は、子育て本として次の2つの本の監修もしています。

こちらもよろしくね。

イライラしないママになれる本
子育てがラクになるアドラーの教え
野口勢津子著,岩井俊憲監修
秀和システム
マンガでよくわかるアドラー流子育て
宮本秀明著、岩井 俊憲監修
かんき出版

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昨日(8月25日)は、11:00に株式会社青春出版社(プライム涌光)編集部手島智子編集長(写真左)と石井智秋さん(社員右)がご来社、『人を育てるアドラー心理学 ― 最強のチームはどう作られるのか』(1,380円+税)の著者用として10冊をお届けくださいました。

8月30日からの発売になりますが、アマゾンでは、すでに先行販売が始まっています。

人を育てるアドラー心理学
最強のチームはどう作られるのか
岩井 俊憲
青春出版社

ヒューマン・ギルドにも30日に大量入荷しますが、他の本との併せたご注文なら数冊程度出荷が可能です。

ところで、この本のオリジナル版は『人を動かす人に29の切り札 ― 有能なだけでは必ず孤立する』 (青春出版社プレイブックス、1992年8月発刊) でした。

 

3万部売れ、アドラー心理学初のビジネス本として人気を博しましたが、その後絶版。

ところが、手島智子編集長が「今の時代にこそ影響力がある」ということでお話しがあり、編集のし直し、大幅加筆によりこのたびの出版に結びついたのです。

私は、当時の副編集長だった長澤義文さん(現在は株式会社 三笠書房 取締役編集本部長)に恩義を感じていたので、早速、昨日の午後三笠書房のオフィスにをお届けに上がりました。

ちなみに、長澤義文さんは私のことをずっと覚えていて、昨年、『アドラー流 人をHappyにする話し方』(三笠書房王様文庫、590円+税)の出版にご尽力くださいました。

アドラー流 人をHappy
にする話し方 (王様文庫)
岩井 俊憲
三笠書房

私のビジネス関係の本としては、2000年7月発刊の『アドラー心理学によるカウンセリング・マインドの育て方』(コスモス・ライブラリー、1,600円+税)以来の本になります。

アドラー流人の育て方として次の3つの変革を目指して書いた本です。

1.恐怖と不信によるリーダーシップから、相互尊敬と相互信頼によるリーダーシップへ
2.技術なしの場当たり的管理から、統合されたマネジメントへ
3.チームの“競争”原理から“協調”原理へ

私自身も久しぶりのビジネス本としてかなり普及に力を入れています。

ご協力のほどよろしくお願いします。

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昨日(8月24日)は、オフィスで事務作業をするほかは9月20日ごろ発刊の監修本『図解で読む 親と子のアドラー心理学』(キノブックス)の初稿ゲラの校正をしていました。

この本はロングセラーの『親と子のアドラー心理学 ー 勇気づけて共に育つ』(キノブックス、1,300円+税)を簡素化して図解入りでより広い読者に届ける本です。

親と子のアドラー心理学 

勇気づけて共に育つ

岩井俊憲
キノブックス

『親と子のアドラー心理学 ー 勇気づけて共に育つ』は、私たち夫婦のタクロウ(本の中の息子の名前、本名は別)の子育て記録をもとにした本で、尊敬・信頼・共感・勇気づけに基づく子育てを身につけられる本です。
私の単独名で出版されていますが、事実上は共著です。

妻の美弥子は、この本の出版以来、最初は私とジョイントで講演をしていましたが、今では単独で講演を行っています。

お勧めの講演会は、以下のとおりです。

一般社団法人 日本支援助言士協会主催(共催者:野口 勢津子さん (くすっと子育て) )で

アドラー心理学による 勇気づけの子育て講演会

●日時: 2016年10月23日(日) 10:00~12:00
●会場: かながわ県民活動サポートセンター 306号
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f5681/p16362.html
●受講料: 2,000円
●定員: 30名 

<お目休めコーナー>リーガロイヤルホテル東京の花(3)

 

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昨日(8月23日)は、13:30~15:30にある製薬会社の社員40数名を対象に

アドラー心理学による「勇気づけ」リーダーシップ

の講演を行いました。

早速、「リオ2016オリンピックの教訓」のスライドを使って二人一組の討議、私の講義に結びつけました。

ところで、昨日の記事 アドラー心理学で解析するリオ2016オリンピック のフェイスブックでの 熊野 英一さん(株式会社子育て支援 代表取締役社長)のコメントが大変有益でした。

フィジーク・オンライン Physique Onlineの “大切なのは心の教育”「シンクロの母」井村雅代コーチ スペシャルインタビュー  を読むと、まるでアドラー心理学と対極にあるように読めるのですが、その真意を探るために隔月刊誌『衆知』(PHP研究所)の5-6月号に掲載された「真のチームワークは個々の成長から生まれる ー シンクロ日本代表を復活させた信念と手腕」を読み直してみました。

ちなみに、井村雅代シンクロナイズドスイミング日本代表は、今度のリオ・オリンピックで日本代表チームに2つの銅をもたらしました。

『衆知』のインタビュー記事から井村語録の要旨をまとめると、次のようになります。

1.メダルを取れるのは「メダルを取る」と決めているから。目標がなかったらチームのメンバー一人ひとりが何をどうがんばればいいかがわからない。
目標のない努力ほど無意味なものはない。

2・チームのレベルは平均的な人に合わせるのでなく、チームで一番の人に合わせる。平均的な人に合わせると、手を抜くことを学ぶ。最高レベルの人を生み出すのがコーチの仕事。ボトムアップは選手の仕事。

3.10年ぶりに日本代表ヘッドコーチに復帰して感じたのは、(1)みんな一緒にという傷の舐め合いのチームワークと(2)自主性の勘違い、という平和ボケ。そんな選手をどうやって日々の練習をさせるかは、アメとムチによる。おだてたり、叱ったり、あの手この手を使っている。

3.そんな選手たちでも、達成感を味わうと、ガラリと変わる。そのためには、プレッシャーを与え、そのプレッシャーの中で過ごさせ、必要なサポートをしながら達成感を味わわせる。
プレッシャーとは、やりがい。プレッシャーのない人生は、やりがいのない人生に他ならない。

4.上司は部下の人生を預かっていると思うとよい。そう思えば、人間と人間の付き合いができ、部下を叱るときでも、その人を少しでもよくしたい、成長させたいという愛情を含んだ叱り方になる。

井村流指導法をあなたはどう受け止めますか?

『衆知』(PHP研究所)では、Business Skill Review の部分で私が思考と行動を変える 実践! アドラー心理学 ― 問われる人間力」の連載をしています。
『衆知』の年間購読(5,832円)をお勧めします。

<お目休めコーナー>リーガロイヤルホテル東京の花(2)

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昨日(8月22日)、リオ2016オリンピックが閉幕し、閉会式が行われました。

日本が獲得したメダル数は、金12、銀8、銅21の合計41個。
前回のロンドン大会の38個を上回る過去最多だったことが報道されています。

私の印象では、個人競技より団体競技ほど、土壇場になったほど力を発揮した日本選手だったようで、特に土壇場で弱かった北京オリンピックまでと大違いでした。

その意味では、個人の能力だけ問われる個人競技でなく、競技のグループ(例えば、男子柔道、女子レスリング)、個人が団体を構成する競技(団体総合の体操競技、卓球男子、男子400メートルリレー、シンクロナイズドスイミングなど)では、1+1+1・・・・=∞の、いわゆる「シナジー効果」を発揮したオリンピックだったようです。

例えば、男子400メートルリレーの個々の選手の中に9秒台で走っていた選手は皆無で、バトンをつないだ4選手の記録は、決勝進出チームの中で7位だったのに、見事銀メダルに輝きました。
4人の選手は、個人としてはライバルですが、リレーではチームワークの良さを発揮しました。
これは、卓球も体操競技なども同じです。

心理学、人間工学に基づく科学的トレーニングを採り入れ、他の格闘技からも謙虚に学んだ男子柔道も見事復活し、ロンドンオリンピックでメダル・ゼロだったものが、全階級でメダル獲得の快挙でした。

ロンドンオリンピックでは、柔道で負けた選手が監督に謝っているシーンを見て、「アレ」と思う場面もありましたが、今回の井上監督は、選手を信頼して試合を観客席で観戦していました。

リオ2016オリンピックの教訓として、8年前の北京オリンピックまでとリオ・オリンピックを比較して私は次の3つにまとめています。

(1)恐怖に代わる信頼・勇気
(2)ダメ出しに代わるヨイ出し
(3)競争に代わる協力

これらは実にアドラー心理学の 教育観そのものです。

伝統的の根性論が支配した「恐怖」「ダメ出し」「競争」重視のスポーツからかなり脱皮したのが目立ったリオ2016オリンピックでした。

◆朝日新聞 Digital 日本、最多のメダル41個 リオ五輪、実った改革(2016年8月22日05時03分)などを参考にしました。

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昨日(8月21日)の10:00~17:00は、ヒューマン・ギルドで大森 哲至先生(心理学者、博士、大学講師;アシスタント 岩井美路子さん)をお招きして ストレス・マネジメント講座 を行いました。

参加者は13人ですが、大学で教えている人(2人)、臨床心理士、臨床発達心理士など専門家がかなり集まりました。

これまでのストレス研究によって明らかにされているストレス理論を踏まえ、ストレスの正体や日常生活でのストレスへの気づき、効果的なストレス解消法など、ストレスと上手に付き合う方法を学ぶことを目的として開催したものです。

1. ストレスとは何か?
2. 心理学的アプローチ1
3.心理学的アプローチ2
4.日本人のストレス観とメンタルヘルス
5. 現代社会とストレス
6.ストレスを軽減させるために

について体系的に学びました。

お昼休みには、2人を神楽坂の la kagu にお連れしました。

講座が終わってからは、上谷実礼さん 後藤美幸さん を伴い、5人で「竹ちゃん」へ。

ここで、実礼さんに突っ込みにより予想外なことが起きたのですが、このことは別の機会に。

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昨日(8月20日)の10:00~17:00は、ヒューマン・ギルドで大森 哲至先生(心理学者、博士、大学講師)をお招きして 子育てのための発達心理学入門セミナー を行いました。

アシスタントは、岩井美路子さん(私の姪)。

「子育てのための発達心理学」を学ぶ機会であるため、エリクソンのライフサイクルの8段階 ― 乳児期、幼児期前期/後期、児童期、青年期、成人期前期/後期、老年期 ― をもとに青年期までの発達の主題(テーマ)に基づき、まずは1時間目に全体を、2時間目からは、乳児期、幼児期前期/後期、児童期、青年期について大学の授業のように、映像を織り交ぜながら講義していただきました。

私は、6月4日(土)以来の2度目ですが、今回も新たな学びがありました。

下の写真は、討議後の三輪 克子さんによる発表場面です。

講座が終わってからは、12人で香港酒家に。

中央のテーブルに座っていたので、多くの方の話を聞けて楽しかったです。

鹿沼高校の後輩の 山崎 裕子さん とじっくり話せました。

また、おもてなシスターズの代表者の 村上 豊子さん の「語り」も炸裂しました。

なかなかいい写真ではありませんか?
(写真より本人がいいのですよね、アネゴ)

今日は、大森先生から「ストレス・マネジメント」を学んできます。

今日も大物が参加するので、楽しみです。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

8月17日、18日に福岡行われた 一般社団法人 福岡県専修学校各種学校協会 主催の平成28年度教職員研修の際は、たくさんの質問が出て講師としても痛快でした。

その中で研修の最後のころ概要次のような質問が出ました。

ある先生の質問:アドラー心理学に基づいた尊敬・信頼をベースとした指導法を行おうと思うのですが、教員の中にはこの研修を受けていなくて、従来型の恐怖、ダメ出しの指導をする人もいます。そんな方には、私たちがいくら指導法を変えるように言っても変えないでしょう。
そんな教員の指導を受ける学生をどうフォローしたらいいでしょうか?

私の回答:フォローする必要はありません。学生自身が教師の指導法を比較して見ながら自分なりに態度決定をするでしょう。
子どもに対する父親と母親の教育観が違っていてもいいのです。母親がアドラー心理学に基づく育児をしているのに、父親が従来型の専制的な子育て法から抜け出ないことがあります。そのことで母親は父親を批判する必要はありません。
批判された父親は、ますます自分の信念を強めて、子育てに競合的になるでしょう。
子どもは、ある年齢になると、どのパターンが自分に向いているかを選択できます。
私は、家庭や組織を1つのカラーに染めてしまうことに賛同しません。家庭で父も母も、学校ではすべての教員が同じ考えで、同じ対応をするとしたら、子どもや学生に選択の余地はなくなります。
必要なことは、アドラー心理学が適していると思うなら、あなたなりに実践していけばいいのです。その過程で、あなたに賛同する人もいるでしょう。また、敵視する人もいるでしょう。それでも、あなたが信念を持って信じているやり方を貫けば、そのことの影響力は強まり、同じようにする同僚も増えていくし、信頼を寄せる学生も増えていくでしょう。


これからは、さらに言いたかった私の考えです。

アドラー心理学の考え方が大きな影響力を持つことは、それなりにうれしいことですが、私は、逆に危険性を覚えます。アドラー・ファシズムの危険性です。

ある勢力がメジャーになると、相対的に小さな勢力、あるいは敵対的な勢力に対して排他的・攻撃的になる危険性があります。

メジャーな勢力になってしまって、その内側に独善性・排他性が宿ることは危険です。

私がペルグリーノ博士から学んでいるアドラー心理学は、寛容なアドラー心理学です。

その証拠に私がワークショップの際に「日本では『トラウマは存在しない』と、アドラーが言ったとも思えない説が広まっていますが、そのことについてどう思いますか?」と質問すると、博士は答えました。

「それはおそらくその人の個人的な見解でしょう。私の立場は『トラウマは存在する』です。2000年11月の来日中に私の最愛の妻がカナダで亡くなりました。私は自分を責め、トラウマの解消のために10年以上を費やしました」

人によったら、「『トラウマは存在しない』なんてナンセンス。そんなアドラー心理学は撲滅すべきだ!」と言うかもしれません。
しかし、ペルグリーノ博士は、個人的な見解に対して寛容だったのです。

私は、アドラー心理学の影響力が増すことを好ましく思っていますが、あまりにもメジャーになり、他の心理学に対して、あるいはアドラー心理学を伝える他の人たちに対して独善的・排他的・攻撃的なパワーを発揮することがないように慎重でありたい、アドラー・ファシズムの危険性を人一倍憂える立場の人間です。

私を支えるのは、ヴォルテール(フランスの哲学者、1694 – 1778)の 次の言葉 です。

「君の意見には賛成しないが、君のそう発言する権利は死んでも擁護しよう」

◆昨日(8月19日)の月刊『致知』(致知出版社)の「今日の言葉」に私の言葉が掲載されていました。
もともとは、2010年9月号の「致知随想」欄の「放てば満てり」の文章で、全文はヒューマン・ギルドの次のURLで読むことができます。
http://www.hgld.co.jp/event/view/126

<お目休めコーナー> 8月の花(16)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

一昨日(8月17日)、昨日(8月18日)は、福岡のJR博多シティの10階会議室で 一般社団法人 福岡県専修学校各種学校協会 主催の平成28年度教職員研修で

アドラー心理学活用による退学防止策とクラス経営術

のタイトルの研修を9:30~16:30に行っていました。

当初は、受講者30人のところに100人の応募があり、1日だけの予定のところを8月17日と18日の2回、それぞれ40人を限度としてお引き受けいたしました。

初日に会場に行くと、「岩井先生の研修は3度目です」という方がいらっしゃいました。

2月17日(水)に学校法人 麻生塾 の半日研修がご縁で麻生塾の福澤仁志常務(一般社団法人 福岡県専修学校各種学校協会 副会長兼研修委員長)のご紹介で今回のお話しをいただいたものです。

質問も多く、先生方はとても熱心でした。
ある専門学校では11名も派遣してくださっていました。

研修の柱は退学防止のための4つの提案」として次の4つでした。

(1)念入りなリレーションづくり
(2)教師の授業スキル向上
(3)教師の個別対応技法
(3)勇気づけのクラス運営

特筆すべき点は下記の3つでした。

1.20数年前に全国規模で研修のお手伝いをしていた専門学校グループの人が今でもアドラー心理学に基づく対応の伝統が続いていることを伝えてくれてとてもうれしかったです。

2.8月18日(木)の朝、朝日新聞の号外でレスリング女子が続々と金メダルを獲得していることを話題にして、早速次のスライドを作り、研修の導入としました。

3.研修の山場は、やはり自己勇気づけに関する「悪魔のささやき(呪いの言葉)VS.天使のささやき(祝福の言葉)」でした。
こんな写真を撮らせていただきました。

<悪魔のささやき(呪いの言葉)場面>

 

<天使のささやき(祝福の言葉)場面>

対比してご覧になっていかがですか?

いずれにしても講師が一番楽しめた研修でした。

ご参加の方々、学校法人 麻生塾 の福澤仁志常務、一般社団法人 福岡県専修学校各種学校協会 の若杉誠司事務局長、スタッフの方々、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。

<お目休めコーナー> 8月の花(15)

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昨日(8月17日)は、福岡で講座を行っていました。
この概要は、明朝お伝えします。

今からでも受付可能な今週末の土日の講座のご案内です。

大森 哲至先生(心理学者、博士、大学講師)をお招きして2つの講座を開催します(アシスタントは、私の姪の岩井美路子さん)。



時間はそれぞれ10:00~17:00、土曜日の講座が終わってからは、講師を囲んで懇親会を行います。

1.20日(土) 子育てのための発達心理学入門セミナー  

「ライフサイクル」に添って乳児期、幼児期、児童期から青年期にかけてのこころの発達を心理学のプロ中のプロの大森先生から講義と演習を通じて学ぶ1日です。

2.21日(日) ストレス・マネジメント講座 

本講座では、これまでのストレス研究によって明らかにされているストレス理論を踏まえ、ストレスの正体や日常生活でのストレスへの気づき、効果的なストレス解消法など、ストレスと上手に付き合う方法を学ぶことを目的とします。また本授業では、ストレス社会を軽減させるために、家庭・学校・職場のストレスマネジメント法の紹介、うつ病や自殺の予防、新型うつ病の問題、インターネットの普及とストレスの増加など、多様な視点からストレス問題を取り上げます。

受講料は、それぞれプレミアム会員16,200円、一般19,440円

大森先生は、私が応援している学者です。
学識豊かで性格が温厚、しかも説明スキルが抜群の人です。

6月4日(土)の10:00~17:00は、ヒューマン・ギルドでをお招きして 子育てのための発達心理学入門セミナー を行いました。
その様子は、2016年6月4日付けブログ 子育てのための発達心理学入門セミナー  をご覧ください。



終えてすぐ、次回開催・追加講座開催を決意しました。
是非、大森先生から学んでみてください。

講師:大森哲至さんのプロフィールは、次のとおりで、一番の得意分野は「災害心理学」。
地道なフィールドワークを行っている人です。

慶應義塾大学文学部人間関係学科卒業(人間関係学学士)
横浜国立大学大学院教育学研究科学校教育専攻修了(修士)
横浜国立大学大学院国際社会科学研究科企業システム後期博士課程修了(博士)

玉川大学・帝京大学・横浜国立大学・東京大学などで心理学に関する多数の授業を担当。
日本応用心理学会 学会賞受章(平成23年度論文部門)

<お目休めコーナー> 8月の花(14)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

今日・明日の2日間専門学校・専修学校の先生方の研修を1日ずつ行うために福岡に来ています。

このところ続々と本を出しているので、著者の私自身がタイトルをしっかり言えないほどです。

その中でも「自分を勇気づける決定版」としての『自分を勇気づける アドラー心理学7つの知恵』(ベストセラーズ、1,400円+税)は、自分でもしっかりとタイトルを言える本です。

自分を勇気づける

アドラー心理学7つの知恵

岩井 俊憲
ベストセラーズ

私は アドラー心理学ベーシック・コース で勇気づけ名人になるための3つのステップとして

1.自分自身を勇気づける

2.勇気くじきをやめる

3.勇気づけを始める

の3段階を置いているほどで、まずは「何が何でも自分を勇気づけること」が必要だと思っています。

この本は、2013年11月に同文館出版から『カウンセラーが教える「自分を勇気づける技術」』として出版されていた本ですが、絶版になってしまったために、大幅に加筆・修正だけでなく章立ても変更し、「自己勇気づけ」の理論と技法満載の本として出した本です。

カウンセラーが教える

「自分を勇気づける技術」

岩井 俊憲
同文館出版

出版社のベストセラーズは、2016年05月25日付けのBEST TIMESで

本当に実践してほしいアドラー心理学の教え―ブレナイ自分をつくる特効薬

として紹介してくれていました。

お読みください。 

◆ヒューマン・ギルドでも大量に在庫しております。
他の本とまとめてご注文ください。

<お目休めコーナー> 8月の花(13)

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