アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月29日)は、大阪で某社の研修を行っていました。
今日は2日目です。
私としては新ジャンルの研修で張り合いがあります。

さて、昨日、株式会社 金子書房 編集部 心理検査開発センター 編集ディレクターの天満 綾さんからメールで『勇気づけの心理学 増補・改訂版』重版(1,000部増刷、9刷)のご連絡が入りました。

勇気づけの心理学 増補・改訂版
岩井 俊憲
金子書房

これで、心理学の専門出版社からの出版にかかわらず2万部に到達します。
とてもうれしいです。

ところで、「ユングからアドラーが見えてくる」シリーズの第5回目です。

今までの4回は次のとおりです。

1回目 9月17日 
2回目 9月18日 
3回目 9月24日 
4回目 9月27日 

今回は、ユングがフロイトから決別後どうなったかに触れ、アドラーのそれと比較します。

まずは、『フロイト ― 視野の暗点』(ルイス・ブレガー著、後藤素規・弘田洋二監訳、大阪精神分析研究会訳、里文出版、7,143円+税)

19歳年長のフロイトから「愛する息子」「皇太子」と呼ばれ、1910年に国際精神分析学会の会長に抜擢されていたユングは、1912年11月にミュンヘンにあるパークホテルで会い、和解を試みました。

しかし、ある種の和解が成立してもフロイト側の怒りが収まらず、ユングを異常で病気だと決めつけ、国際精神分析学会の会長を追放し、機関誌の編集長を解任しました。

今度は、ユング側から書かれた本、『ユングの生涯』 (河合隼雄、第三文明社 レグルス文庫)に頼ることにしましょう。

ユングの生涯 (レグルス文庫)
河合隼雄
第三文明社

フロイトの陣営から強烈な攻撃にさらされ、一緒に研究してきた友人の多くを失ったユングは、『自伝』の中で「フロイトと道を共にしなくなってから、しばらくの間、私は内的な不確実感に襲われた。それは方向喪失の状態と呼んでも、誇張とは言えないものであった」と述べています。

彼は、不可解で強烈な幻像や夢に襲われ続け、「科学的な本はさっぱり読めなくなってしまう」ような状態に落ち込み、ブロイラー教授の一番弟子であったチューリッヒ大学の講師の座を投げ出して、やがて神話の研究に情熱を燃やすようになります。

このことがやがて、分析心理学に道を開くことになるのです。


一方のアドラーです。

『アドラーの生涯』(エドワード・ホフマン著、岸見一郎訳、金子書房、7,400円+税)によれば、1911年の秋にウィーン精神分析学会から決定的に離別したアドラーは、フロイトから完全に独立したことで解放感と高揚感を味わい、その後の数か月の間に自由精神分析学会の旗揚げについて精力的に活動を始めました。

アドラーの生涯
Edward Hoffman,岸見 一郎
金子書房

その間に神経科医、精神科医としての仕事も忙しくなって、理論面でも装いを新たにし、その後大いに羽ばたくことになり、病むこととは全く無縁の生活をしていました。

このように、フロイトとの離別という共通の体験をしながらもユングとアドラーは、その影響がまったく違うのは面白いところです。

<お目休めコーナー> 9月の花(28)

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

また大阪に来ています。
この地で某企業の研修を2日間行います。

さて、昨日(9月28日)は10:00にかんき出版 を訪問しました。

地下鉄の麹町駅から地上に出るところには、9月の新刊本の宣伝がありました。

目的は、かんき出版 の【設立40周年・往復書簡】の取材を情報企画部のスタッフの方々から受けるためです。

3階の打ち合わせ場所に行くと、山下常務、続いて齊藤社長がご挨拶にいらっしゃいました。

続いて、著者と読者の方を結ぶ「往復書簡」の趣旨で『人生が大きく変わるアドラー心理学入門』『アドラー流一瞬で心をひらく聴き方』の出版にまつわる話をしました。

取材にあたられたのは、写真の左から山岸美友紀さん、野原奈緒美さん、酒泉ふみさんです。

誕生順位による性格の違いについてぴたりとあてはまるきょうだい関係の方がいらっしゃって面白かったです。

最後に、2冊のどちらかを読んでお送りいただいた読者からのハガキを選んで、ミニ色紙にお返事を計4枚書きました。

かんき出版 は、読者をとても大切にする出版社です。

なお、公開に関しては、10月下旬の特設サイト公開後、順次更新していくそうです。

かんき出版 から私は、2冊の単著、2冊の監修本を出しています。
それぞれよく売れています。

人生が大きく変わる
アドラー心理学入門
岩井 俊憲
かんき出版

 

アドラー流一瞬で心を
ひらく聴き方
岩井俊憲
かんき出版

 

アドラー流 たった1分で
伝わる言い方
戸田久実著、
岩井 俊憲監修
かんき出版

 

マンガでよくわかる
アドラー流子育て

宮本秀明著、

岩井 俊憲監修

かんき出版

かんき出版 に関しては、最近こんな記事を書いています。

2016年9月21日 かんき出版の齊藤社長から学んだこと

<お目休めコーナー> 9月の花(28)

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月27日)は、アドラー心理学の育児書のことで2つほどグッド・ニュースが入りました。

1.株式会社 キノブックス の編集担当の小此木千恵さんからの『図でわかる 親と子のアドラー心理学』(岩井俊憲監修、925円+税)の宣伝に関する情報です。

(1)この本のコマーシャルが10月1日、2日にテレビ東京でフィギュアスケートの番組の放送時にスポットCMで放映されることになったこと
◎木下グループ提供 JAPAN OPEN(カーニバルオンアイス)2016
10月1日 18:30~20:54
10月2日 16:00~17:15

(2)書店店頭用の動画ができたこと
現在ユーチューブにアップしていて、こちらよりご確認いただけます。

https://www.youtube.com/watch?v=c2w0Uy_5xKo&feature=youtu.be

図でわかる 親と子のアドラー心理学
岩井 俊憲
キノブックス


2.株式会社 秀和システム 第二出版編集部の森 千草さんから『イライラしないママになれる本』(野口勢津子著、岩井俊憲監修、1,300円+税)の重版(第6刷)連絡がありました。

今回1,500部の増刷で、累計11,200部に達するそうです。

イライラしないママになれる本
子育てがラクになるアドラーの教え
野口勢津子著,岩井俊憲監修
秀和システム

◆ヒューマン・ギルドで取り扱っている子育て本に関しては、下記をご参照ください。

9月14日付けブログ アドラー心理学の子育て本 売れ行き快調!

<お目休めコーナー> 9月の花(27)

 

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

ユング心理学の平易な入門書の『無意識の構造』(河合隼雄、中公新書、660円+税)にとても簡潔にユングとフロイトの決別のことが書いてあります。

無意識の構造 (中公新書 (481))
河合 隼雄
中央公論新社

心的エネルギーが性的エネルギーに還元された「リビドー」こそがすべてのエネルギーの根源だとみなしていたフロイトに対して、ユングは心的エネルギーを性的エネルギーを含めた一般概念と捉えたユングは、1912年に『リビドーの変遷と象徴』を著し、これによってユングとフロイトの決別が決定的になりました。

フロイトは、その前年にアドラーとの間でも決別を迎えています。

アドラーは、フロイトの「リビドー」説に対して「神経症の中心的問題は男性的抗議」だとして譲らず、ウィーン精神分析学会の会長の座を「自分の学問的な態度と学会における立場が両立しない」との理由で辞任しています。

なお、このいきさつは、『アドラーの生涯』(エドワード・ホフマン著、岸見一郎訳、金子書房、7,400円+税)の第5章「フロイトとの決別」に詳しく書かれています。

アドラーの生涯
Edward Hoffman,岸見 一郎
金子書房

以上の見解は、ユング派、あるいはアドラー派からの立場ですが、物事は立場が変わるとまったく見え方が違ってきます。

比較的最近のフロイト伝の『フロイト ― 視野の暗点』(ルイス・ブレガー著、後藤素規・弘田洋二監訳、大阪精神分析研究会訳、里文出版、7,143円+税)を読むと、フロイト派から見たアドラーとの決別のいきさつが読めて面白いです。

フロイト―視野の暗点
Louis Breger,後藤 素規,弘田 洋二,
大阪精神分析研究会
里文出版

お時間のある方は、下記の記事をお読みになることをお勧めします。

「フロイト派から見たアドラー」シリーズ

第1回目  2010年10月8日 
第2回目  2010年10月9日 
第3回目  2010年10月10日 
第4回目  2010年10月14日 
番外編   2010年10月15日 
第5回目  2010年10月17日 
第6回目  2010年10月18日 
第7回目  2010年10月20日 
第8回目  2010年10月20日 
番外編 その2  2010年10月22日 
第9回目  2010年10月23日 
第10回目  2010年10月26日 
第11回目  2010年10月29日 

<お目休めコーナー> 9月の花(26)

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月25日)の10:00~17:30は、秋季開催 アドラー・カウンセラー養成講座 の5日目を行っていました。

『図でわかる 親と子のアドラー心理学』(キノブックス、925円+税)をお求めになる方が目立ちました。

ちょうど受講中の大西 勝士さん(個別学習のセルモ 成田橋賀台教室 塾長、フェイスブックブログ)は、保護者用にと30冊お買い求めくださいました。

大西さん、ありがとうございます。

講座は、午前中にある方の3つの早期回想の解釈。

受講生には、推理小説を読み解くように楽しいようです。

ちなみに、アドラーはコナン・ドイルの『シャーロックホームズ』の愛読者だったようです。

お昼休みの研修室に入ったら、受講者の半分ほどがお弁当を食べていました。

研修6日目になると、受講者同士の一体感がより強まっているようです。

午後は、カウンセリングのデモンストレーション。

今後に向けての、ややコーチング的な対応でした。

続いて、受講者のうちの12人が次々とクライアントを務めるカウンセリング演習。

私がクライアント役を務めましたが、私自身の気づきも多かったです。


野手貢さん撮影の写真を借用)

 ◆今後、アドラー心理学のカウンセラーを志す方は こちら をご覧ください。

<お目休めコーナー> 9月の花(25)

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月24日)の13:30~18:30は、秋季開催 アドラー・カウンセラー養成講座 の5日目を行っていました。

1時間半ほどは私が質疑応答やある離婚危機ケースを扱いました。

15:05からは、臨床心理士の若林 佑子さんに精神医学の講義をお願いしました。

私も珍しくすべての講義に参加しましたが、とてもわかりやすい。

 

若林さんは、この講座のために資料やパワーポイントを作成されたようです。

受講者も興味津々で、たくさんの質問や意見が出ました。

そのことにユーモアを交えて回答される若林さんが実にお見事。

早めの18:30に終えてからは、若林さんも交えて「香港酒家」で懇親会。

皆さん、すっかり打ち解けていました。

この時の写真が不鮮明で申し訳ありません。

 

坂本倫朗さん の音頭で中締め。

私たち7人ほどは、この段階で失礼しましたが、まだ残る人たちがかなりいたようです。

今日がまた楽しみです。

<お目休めコーナー> 9月の花(24)

 

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

アドラーがフロイト、ユングと並び称された本があります。

『無意識の発見 下ー力動精神医学発達史』(アンリ・エレンベルガ―著、木村敏・中井久夫監訳、弘文堂)です。

無意識の発見 下 —
力動精神医学発達史
アンリ・エレンベルガー
弘文堂

この本では、フロイト、アドラー、ユングの生涯と業績などが書かれています。

この本の中にユングが12歳の時、友人から卑怯にも後ろから投げ倒され、短期間失神した話が載っています。

ユングは、この犯人を驚かせようとしてしばらく意識喪失のふりをし続けました。

この時以来、学校に行きたくないときはいつも、意識を失うようになり、宿題をしたくないときさえそうなりました。

6か月間、ユングは家を出ても学校に行かず、一帯をぶらぶら歩きながら白昼夢にふけっていました。

医者たちは首をかしげ、その中のある医者はてんかんではないか、と言いました。

その後のとある日、ユングは父親が家を訪れた自分の友人に「息子の将来が心配だ」と話しているのを盗み聞きしました。

その日以来、ユングは失神発作を抑えようと努力し、勉強を再開しました。

つまり、ユングは今で言う「不登校」だったわけです。

なんだか親しみが持てませんか?

ところで、同じ本にアドラーの子ども時代のことが書かれています。
訳文のまま紹介しましょう。

私のもっとも早期の記憶の1つは、くる病のために包帯をした私がベンチに座っていて、私の向かいに健康な兄が座っているという場面である。
兄は楽々と走ったり飛び跳ねたり動き回ったりできるのに、私はどんな運動をするにも緊張と努力が必要だった。
皆が精一杯私の力になってくれ、両親もできる限りのことをしてくれた。
これは私が2歳ごろの記憶だと思う。

エレンベルガ―は、この早期回想に関して次のように書いています。

この最初の記憶は実に特徴的である。
くる病は彼(アドラー)が後に自らの心理学説の中心に据えたことのある器官劣等性の経験を表している。
よるべない動きのとれない子どもの姿は、彼の学説の基本である運動への努力をまざまざと表示している。

私には、ユングが他者から被害を受けて不登校になったのと比較して、生まれながらの病を持って、劣等性・劣等感を抱きながらも周囲の人たちの協力を語るアドラーは、精神的にはユングよりもずっと健康な印象が残ります。

<お目休めコーナー> 9月の花(23)

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月22日)の11:00~13:00は、ヒューマン・ギルドの研修室で20名の受講者をお迎えし、アドラー心理学ゼミナール 新井栄子さん(NPO法人CLIPあこーん理事、フォローワーシップA)に「新井流 DVからの脱却」タイトルでご講演いただきました。

駆け落ち同然の結婚をして、男社会の中で支配や差別に直面しながら50年近く生活を共にし、1年数か月前に死別されたご主人の思い出をたんたんと語られた新井さんは、受講者に深い感動を与えてくださいました。

前半部分が終わったところの質疑応答部分で私が「新井さんが生まれ変わってもう一度伴侶を選び、同じご体験をされるとしたら、あのご主人と結婚されますか?」とお尋ねすると、強く「はい」とお答えになったのはびっくりすると共に、究極の夫婦愛を感じました。

その新井さん、「好きで好きでたまらなくて結婚」し、仕事の第一線を退いて心理学の勉強をするようになってから大嫌いになっていた時期もあったのだそうです。

後半は5年前から学び続けていらっしゃるDVについて

・暴力の本質と支配の構図
・DV・虐待はどのように起こり得るのか

のプリント(16歳のお孫さんがワードに)をもとに解説されました。


新井さんのお話しを聴きながら、DV・虐待に無縁の関係性は、支配・依存の関係とは逆の「相互尊敬・相互信頼」に基づく関係だと改めて認識しました。

新井さん、感動的なご講演、ありがとうございました。


◆10月・11月開催のアドラー心理学ゼミナール は、次のとおり開催されます。
時間はそれぞれ11:00~13:00、料金2,160円(資料付き・税込み、 当日会場でお支払い下さい)です。

・10/10(月・祝) 「これって虐待? 〜福祉相談の現場から」 
講師:新田 栄美氏 (一般社団法人 日本支援助言士協会理事、SMILEリーダー、ELM勇気づけトレーナー、アドラー・カウンセラー)

 どこまでが『しつけ』で、どこからが『虐待?』 街中で見かける親子連れや、近所の子らの泣き声、またわが子への接し方に「これはセーフ? これはアウトじゃない・・・?」など、ドキッとさせられることが時としてあるかと思います。虐待相談に関わる部署の相談員なり、まだ1年半ではありますが、市町村で行われている支援の現状と、「虐待」の捉え方、最近取り組まれている「サインズ・オブ・セイフティ アプローチ」を紹介しながら、身近な子どもの問題を取り上げながら皆でディスカッションしたいと考えています。
  
・11/3(木・祝) 「アートと私とアドラー心理学」 
講師: 岡田 倫氏 (SMILEリーダー、ELM勇気づけトレーナー、アドラー・カウンセラー)
  
 生まれた時からアートな空間で育った私がいつしかアートを嫌いになってしまった。好きな空間、好きな絵、好きな服、それらを自分の物にしようとせず、遠くから眺めているだけ。
 38歳の時にアドラー心理学と出合い、本当の自分探しが始った。いつからでもまた好きなこと=アートな人生を始められる。
 生まれてから41歳までの私をアートとアドラー心理学と絡めながらお伝えしていきたいと思います。

<お目休めコーナー> 9月の花(22)

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月21日)は基本的にオフの日で、遅く起床し、午後1件ほどカウンセリングをこなしてからカミさんと東京ドーム球場に。

16:00の開門から試合が終わってしばらくの21:50まで球場にいました。

一塁側の観客席からビールを飲みながら中日のバッティング練習を眺めていました。

試合開始の30分ほど前には、巨人軍の先発のマイコラス投手が近くで肩慣らしをしていました。

3回裏、満塁の場面でギャレット選手の安打で2得点。

巨人軍の応援席は大いに盛り上がりました。

7回裏の、またもやギャレット選手の2塁打で村田選手が2塁からバックホーム。
一度は、アウトが宣告されましたが、判定が覆りセーフに。

9回表の中日の攻撃では、マイコラス投手の投球が100球前後から4安打。

ヒヤリとさせられましたが、5対2で巨人軍の勝利。

私は野球に集中していましたが、カミさんはビール嬢の動きを観察していました。
そこで、私も便乗。

よく売れているビール嬢と、さほどでもないビール嬢とでは、観客に対する声かけなどが明らかに違います。

売れているビール嬢から試合開始直後に1杯購入し、試合の終わりころ図に乗ってもう1杯注文しようとしたら、ストップがかかりました。

目で追うだけのビール嬢の姿だけではちと寂しい野球観戦でした。

<お目休めコーナー> 9月の花(21)

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

いつもよりずっと遅い時間の更新です。

今日は原則オフの日で、午後に1つだけカウンセリングをしにオフィスに行きます。

その後は、楽しみが待っています。


さて、ブログのコメント欄に SMILEリーダー養成講座 の受講者だった川口眞理子さんが「深い感謝の気持ち」と題して昨日の朝にコメントを書いてくださっていますので、ここにコピペさせていただきます。

岩井先生

おはようございます。
SMILEリーダー養成講座の3日間大変お世話になりました。
私にとって充実した3日間でした。

決して「地獄の特訓」ではなく、愛と勇気にあふれる場の満載でした。
最後の感想では、思わず感極まり涙してしましました。
良い歳をしてお恥ずかし限りです。

ですがその涙は、「SMILEリーダー」を目指す仲間のそれぞれのライフスタイルが現れる講座発表は、真剣にまっすぐで、その姿がとてもいとおしく暖かく、それを見つめるメンバーも、演技しつつも我が事のように真剣なのです。

またそれを見守ってくださる岩井先生の包容力が、最高なのです。これはまさにその場で感じられる愛あるご指導と思っております。

受け取る気持ちは人それぞれですが、最後の写真を見ると決してシャッターーチャンスに先生が笑わせただけでなく、満たされた感動の3日間だった証の笑顔です。

「時期尚早というなかれ」 試練の川をまだ小さいい筏ですが漕ぎ出していきましょうか、みなさん!!

 
ところで、昨晩は台風の中 かんき出版 様の齊藤龍男代表取締役社長、山下津雅子常務、山縣道夫教育事業部課長からご接待に預かりました。


(右上齊藤社長、左下山下常務、左上山縣課長)

1軒目は、四谷ふくで。

共通の知人の話題が出たり場は大盛り上がり。

荻窪の寄港地に行こう、ということになり、そのままタクシーで荻窪に向かいました。

会話の中、タクシーの中で話題は尽きませんでした。


(寄港地で)

詳しく書くことができませんが、私は大切なことを学ばせて学ばせていただきました。

その最大のことは、 かんき出版 様が読者と書店をとても大事にされていることです。

齊藤社長は、つい最近まで読者からの手紙に自筆で返信されていたとのことでした。

出張先の書店に夜の9時に訪問されたエピソードも伺いました。

ここには、かんき出版 様の創業者の、ベストセラーの神様と呼ばれた神吉晴夫氏(故人)の精神がDNAとして継承されています。

かんき出版 様のホームページには、こんなことが書かれています。

著者の原稿を一字一句そのまま出版することが当たり前だった時代において、著者と出版社との共同作業による本作りを実行し、戦後最大の出版プロデューサーと呼ばれました。

ベストセラーの神様と呼ばれた神吉晴夫

かんき出版は、1977年4月に元光文社社長の神吉晴夫が、新書判の出版社として設立しました。残念ながら、設立直後に神吉は急死し、かんき出版から神吉が担当した書籍が出版されることはありませんでした。

実は、私は高校生の頃から光文社のカッパブックスを読みまくっていました。

『英語に強くなる本』『社会学入門』『心理学入門』『文学入門』『経済学入門』『経営学入門』などなどで、カッパビジネスを含めれば50冊を超えていたことでしょう。

大学生1年生の時、マーケティングの授業で当時の宇野政男教授が神吉氏のことに触れて、今までの出版のプロダクト・アウトの形態をマーケット・インに転換させた革命児という呼び方をしていたことが思い出されます。

そんなDNAを継承するかんき出版 様から私は、2冊の単著、2冊の監修本を出していただいていることにしみじみとありがたさを感じた夕べでした。

人生が大きく変わる
アドラー心理学入門
岩井 俊憲
かんき出版
アドラー流一瞬で心を
ひらく聴き方
岩井俊憲
かんき出版
アドラー流 たった1分で
伝わる言い方
戸田久実著、
岩井 俊憲監修
かんき出版
マンガでよくわかる
アドラー流子育て

宮本秀明著、

岩井 俊憲監修

かんき出版

<お目休めコーナー> 9月の花(20):四谷ふくの玄関の花

 

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月19日)は、ヒューマン・ギルドで SMILEリーダー養成講座 の3日目(最終日)を行っていました。

3日間、泣いたり笑ったりの行動を共にすることで学びの共同体が形成されていました。

いつものようにロールプレイは迫力がありました。

最後の感想発表の際には、この講座に対する深い感動・感激の言葉が寄せられましたが、一方では、リーダー資格を得て講座を開催することにためらいの言葉もありました。

そこで、私が最後の言葉として言ったことは、「『講座をスタートさせることがまだまだ早い』と言う人は、5年経っても10年経ってもそう言い続けているだろう」ということでした。

これは、川淵三郎氏の次の言葉に基づいています。

「時期尚早と言う人間は百年経っても時期尚早と言う。前例がないという人間は二百年経っても前例がないと言う」

その後は、私のよく言う「四の五の言わずに見切り発車しなさい!」でした。

修了した9人がそれぞれどんな貢献をされるのか楽しみです。

◆四の五の言わずに見切り発車したい人は、次のブログをご覧ください。

・2015年12月10日付けブログ リーダーシップ Q & A :川淵三郎氏の断行力から学ぶ

・2016年9月9日付けブログ 自分探しよりも自分創めを

<お目休めコーナー> 9月の花(19)

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

一昨日(9月17日)、昨日(9月18日)は、ヒューマン・ギルドで SMILEリーダー養成講座 の1日目、2日目を行っていました。

9人の受講者(うち1名は再受講)に対してみっちり特訓です。

それぞれの人に割り当てられた章・節を実際に担当してもらいます。

グループを前にしたときのその人のライフスタイルがもろに出ます。

ロールプレイも頻繁に行われます。

 

2人一組の演習も。

 討議もペアや

グループで。

2度目に担当する時には、一段と腕に磨きがかかっているのがわかります。

お互いすっかり仲良くなって、懇親会には全員参加(写っていない人もいましたが)。

全員入った写真はこちら。

今日は最終日。

どんな展開になるか楽しみです。

◆次回の1/7.8.9.(土、日、月祝、3日間コース )に開催される SMILEリーダー養成講座 は、次のとおりです。
もうすでに半分近く申し込みが入っています。

日時:2017年1月7日、8日、9日(1日目10:00-18:30、2日目9:30-18:30、3日目9:30-17:30)
講師:岩井俊憲(ヒューマン・ギルド代表)
料金:91,800円 再受講21,600円(再受講も会員限定4名様まで)
定員:11人(厳守します。定員以上の人数は入れません。再受講者は受け付け可能です)

<お目休めコーナー> 9月の花(18)

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月17日)は、10:00~18:30にヒューマン・ギルドで SMILEリーダー養成講座 の1日目を行っていました。

参加者は、直近のキャンセルもあって9名です。

このことについて詳しくは、明朝まとめてお伝えします。

 さて、「ユングからアドラーが見えてくる」シリーズの2回目です。

『ユングの生涯』 (河合隼雄、第三文明社 レグルス文庫)を読んでいたら、次のような文章に出合いました(P.91)。

ユングの生涯 (レグルス文庫)
河合隼雄
第三文明社

 1936年にイギリスの精神科医ベンネットはフロイトを訪問し、その際にフロイトから分かれていった人々についてフロイト自身の意見を聞いた。

彼(フロイト)は「アドラーの分離は損失ではなかった。アドラーが〔精神分析のサークルから〕出て行ったのは後悔しません。彼はもともと分析家ではないからです」と答えました。

(一部省略)

ベンネットはさらにユングについて尋ねた。

フロイトはしばらく間をおいて、「ユングは大きな損失だった」と言い、それ以上何も言わなかったという。

ユングとフロイトは1907年に出会ってから2人の協調は急激に進み、1908年にはザルツブルグで事実上の第1回国際精神分析学会を開催。
1910年にはニュールンベルグで国際精神分析学会が創設され、ユングはその会長となりました。

その間の1909年には一緒にアメリカに講演に出かけ、途中フェレンツィを交えた3人で夢の分析をし合っています。
また、二人の間にはおびただしい書簡が交わされています。

フロイトとユングの間の心理的距離は、フロイトとアドラーとの関係よりもずっと近かったのです。


ところで、フロイトの後継者たちは、アドラーとユングを「フロイトを裏切った弟子」だとののしっています。
  
ユングはさておき、アドラーはフロイトの弟子だったのでしょうか?

このことに関してアドラー自身の見解が『生きる意味を求めて』(岸見一郎訳、アルテ、2,000円+税)に次のように書かれています。

生きる意味を求めて―
アドラー・セレクション
Alfred Adler,岸見 一郎
アルテ

(夢の解釈について)私は彼の誤りから学んだのである。私は一度も精神分析を受けたことはない。
(P.206-207)

続けて憤り気味に次のように書いています。

フロイトと彼の弟子たちは、明らかに自慢するように、私がフロイトの弟子であったということを大いに好む。私が精神分析のサークルでフロイトと大いに論争したからである。しかし、私は一度もフロイトの講義に出たことはないのである。このサークルがフロイトの見解を支持することを誓わせることになったとき、私が最初に彼のもとを去った。
(P.207)
 
この2つの点をつなぐと、フロイト自身もアドラーを弟子とはみなしていなかったし、アドラーもフロイトの弟子であった意識はまったくなかったようです。

<お目休めコーナー> 9月の花(17)

 

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月16日)は、大阪の西心斎橋で 株式会社 バンタン 様の15人の社員を対象に

アドラー心理学に基づいたモチベーションアップ研修

の研修を行っていました。

昼休みに近くの道頓堀の周辺をうろうろしていました。

私は大阪には、この1年だけでも10回以上、累計すると100回以上行っているのに、以外に大阪の地理を知らないことに気づきました。

あるところだけに行って返って来るという「点」への訪問だったからです。

今回の訪問で点が線になり、心斎橋―道頓堀ー難波が私の中で結ばれました。

同じことが心理学でも言えます。

アドラー心理学だけを学んでいると、確かにアドラー心理学の魅力を味わえますが、アドラー心理学の内部の人だけとしか集うことしかせず他の流派の人たちと交流ができず、考え方も独断的になる危険性があります。

ところで私は、8月31日のブログ この秋はユングのお勉強を でお伝えのとおり河合隼雄氏のユング心理学をCDと本で学んでおります。

学んでいて思うことは、アドラーの名が各所に出てきていることもあって、ユング派から見たアドラーが非常に鮮明に浮かび上がってくることです。

そのことをあまり学問的でないトーンでお伝えしたくなってきている自分がいます。

今後、間を置きながらだらだらと書き連ねていきますので、お楽しみに願います。

<お目休めコーナー> 9月の花(16)

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月15日)の私たち夫婦の27回目の結婚記念日に対しましては、多くの方々から祝福のお言葉を賜りありがたく厚くお礼申し上げます。

研修・出張のため夫婦で喜びを分かち合うことはできませんでしたが、電話で確認し合いました。

そんな昨日、うれしい情報が入ってきました。

(株)三笠書房 編集本部の番園雅子さんからの『アドラー流 人をHappyにする話し方』(三笠書房王様文庫、590円+税)の重版連絡です。

アドラー流 人をHappy
にする話し方 (王様文庫)
岩井 俊憲
三笠書房

おかげさまで、本日、『アドラー流 人をHappyにする話し方』の重版が決まりました。ありがとうございます!

◎4刷、4,000部(累計24,000部)

先生のご結婚記念日というおめでたい日にご報告でき、嬉しいことでございます。

長く愛読していただけるご本となり、今回の重版で、より多くの方々に届きますことを願っております。

番園さん、ご連絡ありがとうございました。


さて、これからが本論です。

昨日の9:30~17:30は、法人事業部長の宮本秀明さんをアシスタントとして企業法人の教育機関 株式会社 バンタン 様の社員38名を対象に

アドラー心理学に基づいたモチベーションアップ研修

と題する研修を行っていました。

ファッション、ヘアメイク、ビューティ、映画・映像、グラフィックデザイン、ゲーム、マンガ、アニメ、パティシエ、カフェ、フードコーディネーター等の分野におけるクリエイター養成スクール運営事業を行う 株式会社 バンタン 様では、20年前に幹部対象の「カウンセリング・マインド」研修を行ったことがあり、そのことを石川社長が覚えていてくださってのご依頼です。

参加者のモチベーションは、もともとかなり高く、自己受容度も群を抜いていました。

的を射た質問もかなり出て、講師としてもやりがいがありました。

さらには、受講者のある方がメールでご質問をくださり、その中でこんなメッセージを書いてくれていました。

本日は素敵な研修をありがとうございました。
今までで一番有意義で楽しい研修内容で素敵な経験をさせていただき誠にありがとうございます。

今日は、大阪で株式会社 バンタン 様の研修です。

楽しみです。

<お目休めコーナー> 9月の花(15)

 

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