アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

新聞各紙で昨夏のロンドン五輪の柔道に出場した日本代表を含む国内女子トップ選手15人が、五輪に向けた強化合宿などで園田隆二代表監督やコーチによる暴力やパワーハラスメントがあったと告発する文書を連名で昨年末に日本オリンピック委員会(JOC)に提出していたことが報道されています。

なお、この告発は桜宮高校の事件以前の昨年9月だったことも驚きでした。

高校のクラブ活動だけでなく、オリンピック出場選手など、スポーツの頂点にある女子柔道界を揺るがすこの事件は、スポーツ界の一部に暴力による支配が根付いていることを私たちにまざまざと見せつけています。

次の2つをご参照ください。

スポニチアネックス 1月30日配信
柔道女子・園田監督が暴力、パワハラ!15選手が告発

時事通信 1月30日配信
「練習中に『死ね』」=JOC面談で証言

私が心理学的に問題にするのは、暴力による支配が「恐怖によるモチベーション」にほかならず、長期的な効果がないことです。

心あるスポーツ指導者は、暴力に代わる信頼に基づくモチべーションを採用しています。
以下をご参照願います。

時事通信 1月24日配信
「体罰は強くしない」=スポーツ界に大きな波紋-問われる日本の「土壌」
 
21世紀のこの時期にこそ指導・教育の場で体罰を卒業しようではありませんか。

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

これから数回、2月に開催するヒューマン・ギルドの講座についてお伝えします。
2月には、普段の月と違って、この月ならではの講座が続きます。

まずは、アドラー心理学ゼミナール

2/3(日)11:00~13:00に開催

講師は千村 晃さん南池袋クリニック 院長、精神科医)


(2012年11月30日撮影)

タイトルは「メンタル美人―薬以外の方法で」

千村先生は、男女を問わず、心の健康を求め病気の予防を心がけるすべての人のために、メンタル美人への道を妨げる「3感」―(1)ゆううつ感、(2)不安感、(3)劣等感―を克服する道筋を明らかにし、メンタル美人に求められる視点を次の4つにまとめています。

(1)見た目の現象に惑わされず、(2)世間に流布している説や情報を鵜呑みにせず、(3)ご自身の過去の経験体験や人間関係にしばられず、(4)あなたの五感で感じ取った物事の真実の姿をそのまま信じること。

薬漬け医療に疑問を持つ方、メンタル美人を志す人必聴の講座です。

受講料:2,100円(税込み、当日受付で)

申込方法:ヒューマン・ギルドにメール info@hgld.co.jp か電話 03―3235ー6741を
インターネット からのお申込みも受けております。

千村 晃さんは、「薬以外の治療法」に積極的に取り組む精神科医・心療内科医で、『これからはメンタル美人』(カナリア書房、1,300円+税)を出しておられます。

これからはメンタル美人―内から輝くあなたへ―
千村 晃
カナリア書房

当日は、会場でも販売します。

ヒューマン・ギルドにまだいらっしゃたことのない人、是非この機会にどうぞ。

◆3月のアドラー心理学ゼミナール は、次のとおりです。

3/20(水、祝)11:00~13:00にカリスマ教師の長妻眞智子さんの担当で
「勇気づけの教育で心が育つ~みるみる変わる子ども達~小学校での実践」

<お目休めコーナー> 1月の草木(12)

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(1月28日)は、オフの日でした。
それでも、けっこう家で仕事をしたり、病院に行って検査をしたり、以前の検査結果について医師の所見を聞いたりしていました。

たまたま“体罰”について新聞で読んだり、テレビで少し観る時間もあり、私なりにもう一度考える機会になりました。

参考になったのは次の新聞記事でした。

1月28日付け MSN産経ニュース
【“体罰”こう思う】(1)弁護士・北村晴男さん(56)―「チーム力を上げるとは思えない」

北村弁護士が県立長野高校の野球部時代を想起して次のように語っていることが印象に残りました。

「3年の夏、県予選の準々決勝で負けた(対長野工、5対7)とき、監督は『もうお前たちは甲子園には行けない。だが、人生は長い。だから、ここで学んだことを生かして人生の甲子園に行け』と。あの言葉は忘れられない」

体罰を用いずに選手たちに身体的・精神的負荷を与えることによって育てる訓練法は、いくらでもあります。

本当に体罰を今こそ卒業しないと。

◆私は、体罰についてブログで次のように書いています。

1月12日付けブログ 体罰のもたらすもの ― 大阪市立桜宮高校体罰事件を巡って(1)

1月13日付けブログ 体罰のもたらすもの ― 大阪市立桜宮高校体罰事件を巡って(2)

1月14日付けブログ 桑田真澄さんの『体罰考』について 

*優しさについて(13)の コメント欄 にも体罰に言及した書き込みがあります。

<お目休めコーナー> 1月の草木(11)

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(1月27日)は、ヒューマン・ギルドで1月開催の アドラー心理学ベーシック・コース の最終日でした。
19人の参加者に対して

7章 教育に生かすアドラー心理学(自然の結末と論理的な結末)

8章 勇気づけ

を行いました。

とても熱心なグループで、活発な討議が展開されました。

「勇気づけ」の個所では、普段やらないロールプレイも織り込み。

各グループ内で一組ずつ勇気くじきの対応(上)と勇気づけの対応(下)をやってもらいました。

勇気づけの最後と修了式を組み合わせ、3人(一部4人)一組で感謝のメッセージ。

ほとんどの方が メールプレミアム会員 にお申し込み。

また、7~8名の方が

アドラー・カウンセラー養成講座
2-3月コース 2/9.10.23.24. 3/9.10.23.24(土日8日間コース)

に申し込まれるようです。

講師としてとても充実感のある4日間でした。

◆今後の アドラー心理学ベーシック・コース の開催予定は、以下のとおりです。

1.ヒューマン・ギルド開催
土日3月コース 3/30.31.4/13.14日(全4日間)
金曜4-5月コース4/12.19.26.5/10.17.24日(全6日間)

土日コース:土曜日13:30~19:00 日曜日10:00~17:30
金曜コース:全日10:00~15:00

2.名古屋開催

土日 6/8(土).6/16(日).6/29(土).6/30(日) 全4日間

土曜日13:30~19:00 日曜日9:30~17:00

受講料(資料付き、税込み)は60,000円です。

<お目休めコーナー> 1月の草木(10)

 

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(1月26日)の午後は、ヒューマン・ギルドで アドラー心理学ベーシック・コース の3日目を行っていました。

内容は、(1)よい人間関係と(2)共同体感覚でした。

18:00に切り上げ、18:30から竹ちゃんで有志による懇親会。
18名の参加。


(小島まり子さん撮影)

私が撮った写真はすこしピンボケです。

1人ひとりからのスピーチもありました。

この先 アドラー・カウンセラー養成講座 に進もうと意欲的な人が何人も確認できました。

21:00まで楽しんで、飲み物もかなり飲んだのですが、1人当たり2,500円以内で済みました。

 
さて、

「優しさについて」シリーズの13回目です。

優しさのトレーニングについて5つの具体的な対応の

1.自分が陥りがちな自分の私的論理の癖を知る。

2.相手の関心に基づき物語を再構築してみる。

3.モデルとする人なら同じ状況でどうするかを知る。

4.建設的だと思われる代替案を検討する。

5.相手に確認した上で代替案を実行に移す。

のうち1.2.3.について書いてきました。

今回は、4.5.について書きます。

優しさを行動に移すためには、つい自分がやってしまいうまくいかないパターンを繰り返すのでなく、相手のニーズを探り、時に確認しながら実行することです。
ただし、もたもたしていたら、優しさどころか優柔不断になります。

このところについては、12回目(1月25日)の、あるおじさんのケースを参考にしてください。

優しさだけでなく、新しいことを実践するためのトレーニングに共通することなのですが、トレーニングをするなら、

(1)そのことを相手に事前に宣言する。
肝心な相手の胸を借りるわけですから、相手にトレーニングの協力者になってもらわなければなりません。

(2)複数のパターンを実践してみる。
3つほどのパターンをトライしてみて初めて最適なパターンがだんだんわかってきます。

(3)相手のフィードバックを受ける。
何せ相手ありき、ですから、相手のニーズに応じてサプライできたか確認しなければなりません。

1回目 (1月6日)の新聞の相談者のように「優しさとは何でしょうか?」と問うのは簡単ですが、実践には根気と勇気が必要なのです。

◆今までの「優しさについて」シリーズは、以下をご参照ください。

1回目 (1月6日)
2回目 (1月8日)
3回目 (1月9日)
4回目 (1月10日)
5回目 (1月11日)
6回目 (1月16日)
7回目 (1月17日)
8回目 (1月18日)
9回目 (1月20日)
10回目(1月21日)
11回目(1月23日)
12回目(1月25日)

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(1月25日)の午後は、四谷区民ホールで東京商工会議所新宿支部主催の新春特別講演会に行ってきました。

2013年日本経済の展望
―どうなる日本! ゆれる政局・経済の動きを読む

がタイトルで、講師は法政大学法学部教授の萩谷 順氏。
元々は朝日新聞社の記者で、テレビのスーパーJチャンネルやTVタックルにも出演していることでも有名です。

私はいつものように早く行って、一番前の席に陣取りました。
知識欲ますます旺盛です。

使ったスライドは、次の9枚でした。

1.安倍政権の滑り出し

2.アベノミクスに立ちはだかる難局

3.アベノミクスで得する人/損する人

4.アベノミクスの危惧

5.アベノミクスはなぜ「実験」か?

6.決められない政治の弊害

7.モラル・ハザードを助長する制度

8.富裕層の負担増は合理的な選択か?

9.アベノミクスの3本の矢


私の印象に残ったのは、次の3つでした。

1.戦前、総理大臣を務めた後、大蔵大臣としてインフレ誘導政策を進めた高橋是清の出口は、二二六事件での軍部による暗殺だった。

2.富裕層の負担増は合理的な選択か?
富裕層の増税よりも中所得層のわずかな負担増の方が効率的だが、圧倒的多数を占める中所得層のごきげんを損じる無駄排除ができない政治が大向こう受けを狙って繰り広げるハラスメントに過ぎないのでは?

3.公共事業、社会保障を切らず、TPPに背を向けて、強い経済を取り戻せるか?

安倍政権の経済政策―いわゆるアベノミクス―を中心に経済を中心に語りながら、元新聞記者らしく政局や安倍総理の性格―人が良く、人の意見に流されやすい―にも触れた、とても魅力的な講演でした。

<お目休めコーナー> 1月の草木(9)

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

一昨日(1月23日)のことです。

午前中の得意先訪問を終えて、在宅勤務のため13:00頃中野のブロードウェイにあるコージーコーナーの前を通りかかったとき、ふと「カミさんがコージーコーナーのケーキを買いたかったのに、財布を忘れて買いそびれたことがあったな」と思い出し、カミさんに電話をしました。

「コージーコーナーの前にいるけど、ケーキ買って行こうか?」

カミさんは、大喜びをし、自分と息子のためのケーキの種類も指定しました。

買って行ったのは、カミさんのためのチョコレートケーキと、息子のためのいちごのショートケーキ。

私は、カミさんに尋ねました。

「これって優しい対応かな?」

カミさんの答えは「とても優しい」。

カミさんとのやり取りでは、次のところが優しさのポイントのようです。

1.カミさんがケーキを食べそこなっていたことを私が覚えていたこと
(おまけにコージーコーナーでは1割引きキャンペーン実施中)

2.ケーキが欲しいかどうかを尋ねたこと

3.加えて私が自分好みのケーキを買って行くのではなく食べたいケーキを聞いたこと

優しさをもとに対応するにも、手続きが必要なようです。

のろけ話におつき合い、ありがとうございました。

 
<お目休めコーナー> 1月の草木(8)

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨晩(1月23日)は、放送大学渋谷キャンパスオープン記念公開講座に行ってきました。

場所は、AP渋谷(渋谷東急プラザ8階)。
時間は19:00~20:30

定員が150名のところ応募者が溢れて別室でテレビモニターで講座を受ける人もいました。
私は早く行って、一番前の席に陣取りました。

日本を代表するマーケティング学者である講師の恩蔵直人先生(早稲田大学商学学術院教授、放送大学客員教授)は、私の1~1.5メーター前でプレゼンをしていました。
とても新鮮な気分でマーケティングを学ぶことができました。

私はふと、47年前の大学1年生の時、恩蔵先生の師匠格の宇野政雄先生(日本へのマーケティングの導入者の一人)から受けた講義を思い出しました。
「こんなに話がうまい先生に出会ったことはない」と思ったものでした。
宇野先生は「新聞は下(広告欄)から読め」と教えてくれました。
私は、1つも休まずマーケティングの授業を受けました(主要な講義はそうでしたが)。

私のモットーは、

生涯現役

生涯感動

生涯青春

です。
これにもう1つが加わりました。

生涯研鑚

思えば、放送大学にも10年少し前に科目履修生として10科目ほどお世話になりました。

今でもそのテキストが残っています。

私の学びは尽きることがありません。
教えることに終わりがないように。

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

「優しさについて」シリーズの11回目です。

優しさのトレーニングについて5つの具体的な対応の

1.自分が陥りがちな自分の私的論理の癖を知る。

2.相手の関心に基づき物語を再構築してみる。

3.モデルとする人なら同じ状況でどうするかを知る。

4.建設的だと思われる代替案を検討する。

5.相手に確認した上で代替案を実行に移す。

のうち1.2.について書いてきました。

今回は、3.の「モデルとする人なら同じ状況でどうするかを知る」について。

この方法は「モデリング」と呼ばれ、実に簡単なことです。
誰かの真似をすればいいのです。

例えば、私にとってアドラー心理学、およびそれに基づく生き方のモデルはペルグリーノ博士です。


(オペラサロン トナカイご満悦のペルグリーノ博士)

「自分ならこの場面でこうするだろうが、もし、ペルグリーノ博士だったらどうするだろうか?」という問いを発し、自分と違った発想法、対応法を採用すれば、いいことです。

別に一人の人でなく、Aさんなら、Bさんなら・・・と、自分と違った人なら考え、行動するやり方を真似ればいいのです。


私は、ここ最近思うことがあります。
「人はシンプルなことを複雑に扱っているのではないか」と。 

シンプルなことはシンプルに扱えばいいし、複雑な問題は「モデルとする人なら同じ状況でどうするか?」と発想し、もつれた糸をほぐすように対処すればいいのです。

自分のパターンでしか考えられず、同じ対応ばかりしているから同じ過ちを繰り返してしまうのです。

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(1月21)は、兄の義父の告別式のため栃木県鹿沼市に行ってきました。
たった2時間の滞在で郷里を姉と共に後にしました。
スペーシアの中で姉と子ども時代の話などをできて有益でした。

夜は、19:30~研修講師5人による感動の新年会。
特徴は、全員がアドラー心理学を学んでいる人たち、そして社員以外はヒューマン・ギルドのプレミアム会員。著書もあります。

左から

有限会社 ヒューマン・ギルド研修室長の永藤かおるさん

アドット・コミュニケーション株式会社 代表取締役の戸田 久実さん

私、岩井俊憲

株式会社 ベレフェクト 代表取締役の太田彩子さん

株式会社小倉広事務所 代表取締役の小倉 広さん


話題は、家族のこと、メンターのこと、著書のこと、そして最後は小倉さんが4月にチャレンジするサハラ砂漠マラソンのこと。

急遽、下記のとおり小倉広さんのサハラ砂漠マラソン壮行会を開催することになりました。

日時:3月26日(火)19:00~
場所:未定(都内)

私たち4人は、世話人をお引き受けすることを約束しました。

ご協力をお願いします。

感動の忘年会、いつしか23:00近くになってやっと散会しました。

<お目休めコーナー>残雪と鉢植えの花

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

今日(1月21日)は、郷里の栃木県鹿沼市で親戚の告別式に参列するため会社を休みます。
その代わり昨日(1月20日)出勤して研修の企画書を完成させました。

ヒューマン・ギルドの研修室では 「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」 集中コースの2日目が行われていました。

とても質問熱心な人たちがいて、私も講座が終わってから数人の方々と質疑応答を行いました。

◆アドラー心理学の技法編の「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」 と理論編の アドラー心理学ベーシック・コース を併せ学ぶと、ELM勇気づけトレーナー養成講座SMILEリーダー養成講座アドラー・カウンセラー養成講座 の3つの養成講座 の3つの養成講座に進むことができます。


さて、「優しさについて」シリーズの10回目です。

前回は、優しさのトレーニングについて5つの具体的な対応の

1.自分が陥りがちな自分の私的論理の癖を知る。

2.相手の関心に基づき物語を再構築してみる。

3.モデルとする人なら同じ状況でどうするかを知る。

4.建設的だと思われる代替案を検討する。

5.相手に確認した上で代替案を実行に移す。

のうち1.について書きました。

今回は、2.の「相手の関心に基づき物語を再構築してみる」について。

シリーズ 1回目 (1月6日)の新聞の人生相談のケースでは、夫は、妻の意向を尊重して自分なりに優しくしてきたつもりでも、妻から出てきた言葉は「寂しかった」の一言でした。

自分の関心で妻の意向を尊重して優しくしてきた「つもり」です。しかし、独善的な優しさでした。

以前にも書いたとおり、優しさには相手の関心に関心を持つ共感の目と耳と心が備わっていなければなりません。

言い換えれば、夫婦の物語について自分の立場ではなく相手の立場に立って物語展開してみなければなりません。

妻の立場に立てば、夫は自分のことをかまわず夫の関心事や仕事に没頭し、時に何かを買ってくれたりお金を出したりすることで自分のために優しくしていたつもりでも、それは自分のニーズに沿っていないのです。

妻が求めてきたものはきっと、相談したいときに話を聞いてほしかったり、夫の親の介護に大変だった時に「本当に助かるよ」と、ねぎらいの一言を言ってほしかっただけかもしれません。

もし、妻に「この時何を求めているのか?」がわからなければ、こんな言葉で確かめてもいいのです。

「今の大変な君の状況で僕は君に何ができるのだろう?」と。

状況を先回りして察して、相手の求めていないものを提供するのは自分本位の対応かもしれません。

◆夫(男)と妻(女)の物語の受け止め方の違いは、次の過去ブログがとても参考になります。

2008年4月5日付けブログ 私の好きな言葉(2)「聴いてください」

◆今までの優しさについてのシリーズは、以下のとおりです。

1回目 (1月6日)
2回目 (1月8日)
3回目 (1月9日)
4回目 (1月10日)
5回目 (1月11日)
6回目 (1月16日)
7回目 (1月17日)
8回目 (1月18日)
9回目 (1月20日)

<お目休めコーナー> 残雪と椿

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(1月19日)は、ヒューマン・ギルドで 「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」 集中コースを行っていました。
リーダーは、庭野静子さん。
受講者は15名。一番遠くは大分からのご参加。続いて、奈良、岩手。
女性13名に対して男性2名でした。

私は、研修室で原稿書きやら研修の企画書作りなどを行っていましたが、研修室では、いつもより質疑応答が多かったようです。

ちょうど19:00の研修が終わってから庭野さんを含めた8人で竹ちゃんで懇親会。

当日のSMILEのこと、3・11の大震災の時のことなどで話が盛り上がりました。

 
さて、「優しさについて」シリーズの9回目です。

前回は、優しさのトレーニングについて5つの具体的な対応の項目だけ書きました。

1.自分が陥りがちな自分の私的論理の癖を知る。

2.相手の関心に基づき物語を再構築してみる。

3.モデルとする人なら同じ状況でどうするかを知る。

4.建設的だと思われる代替案を検討する。

5.相手に確認した上で代替案を実行に移す。

それぞれについて具体的なことを書きます。

1.の「自分が陥りがちな自分の私的論理の癖を知る」ということに関しては、離婚した元妻の典子に対して一見優しそうな優一のように、自分の優しそうなパターンがどんな影響を与えているか、だけでなく、どんな心理が働いているか、を知ることです。

その際のチェック・ポイントとして次の3つは欠かせません。

(1)相手の自立心と責任感をないがしろにしていないかどうか?

(2)そもそも優しそうな対応をしそうな場面で相手のニーズがあるかどうか?
ニーズがないのに優しくしようとするのは、おせっかい。

(3)相手に優しそうにするときに、自分の心の中にどんな心理が働いているか?
―好かれたい?
―優越でありたい?
―支配したい?
―面倒な展開にしたくない?
―その他

いかがでしょうか? あなたが誰かに優しくしたいときをチェックしてみてください。

1回目 (1月6日)
2回目 (1月8日)
3回目 (1月9日)
4回目 (1月10日)
5回目 (1月11日)
6回目 (1月16日)
7回目 (1月17日)
8回目 (1月18日)

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨晩(1月18日)は、株式会社 日本能率協会マネジメントセンター主催の「パートナー・コンサルタント 謝恩・交流会」に参加してきました。

18:00~港区海岸のアジュール竹芝の14階の天平の間で開かれ、私はパートナー・コンサルタントとして参加しました。

私は、日本能率協会マネジメントセンターの講師を25年間ほど務めています。
最近では頻度が少なくなりましたが、関連会社の社団法人 人材開発協会で「カウンセリング・マインド・セミナー」を担当していたときは、10年少々の間に計60回、1,000人以上の受講者を輩出しました。

かつて営業担当としてお世話になった人が専務取締役や取締役に昇進され、改めてご挨拶の機会をいただきました。

パートナー推進部長のKさんは、社長にもお引き合わせくださいました。
Kさん、ありがとうございました。

会が進んで抽選会。

私は3等をゲット。図書カード3,000円分をいただきました。

面白いことに私たちがいたグループの人たちに4人も抽選に当たった人が集中しました。

 

さて、話が変わります。

今年の1月に2度、同じ言葉を聴き、また読みました。

イギリスの歴史学者のアーノルド・J・トインビー(Arnold Joseph Toynbee, 1889年 -1975)の

「12・3歳までに民族の歴史を学ばなかった民族は、例外なく滅びている」

という言葉です。

今年は、日本最古の歴史書「古事記」が編纂されてから1301年になります。
さらには、
伊勢神宮において行われる式年遷宮(定期的に行われる遷宮 )の20年に一度の年であり、そこに百万の神々の集う出雲大社も、60年に一度の式年遷宮が行われ、伊勢神宮と重なって『 平成の大遷宮』の年でもあります。

ちなみに遷宮(せんぐう)とは、神社の正殿を造営・修理する際や、 正殿を新たに建てた場合に、 御神体を遷すことです。
また、式年とは定められた年という意味だそうです。

このような式年遷宮によって寺社仏閣の建築技術が脈々と伝わっているだけでなく、東京スカイツリーにも生かされている、とどこかで読んだことがあります。

伝統と言えば、新春恒例の歌会始の儀が1月16日に皇居の宮殿「松の間」で行われました。
今年のお題は「立」。

私は皇后陛下が詠まれた歌に深い感銘を覚えました。

「天地(あめつち)に きざし来たれるものありて 君が春野に立たす日近し」

皇后さまは、昨年2月の心臓手術後に胸に水がたまる症状が続いた陛下について、「春になるとよくおなりになります」との医師の言葉を頼りに春の訪れを待つ中で、その気配を感じて心が弾んだ時の思いを詠まれたのだそうです。

何と情緒豊かではありませんか。

「12・3歳までに民族の歴史を学ばなかった民族は、例外なく滅びている」のトインビーの予言が日本で実現しないように日本に積み重ねられている歴史をしっかりと学び、伝えたい1月のある日でした。

<お目休めコーナー> 浜松町で

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「優しさについて」シリーズの8回目です。

前回は、優しさのトレーニングについて次の3つのキーワードが欠かせないことを書きました。
1.2.については定義を書きました。

1.私的論理・・・・その人特有のものの見方や価値観

2.共感・・・・相手の関心に関心を持つこと、「他者の目で見、他者の耳で聞き、他者の心で感じること」

3.共通感覚


今日は、共通感覚に向けての優しさのトレーニングについて書きます。
ちなみに、共通感覚の定義は次のとおりです。

「共通感覚とは、共同体の中でおおむね建設的だと理解される感覚」

また、具体的な対応は、次の5つです。

1.自分が陥りがちな自分の私的論理の癖を知る。

2.相手の関心に基づき物語を再構築してみる。

3.モデルとする人なら同じ状況でどうするかを知る。

4.建設的だと思われる代替案を検討する。

5.相手に確認した上で代替案を実行に移す。

それぞれについては、今後に詳しく述べます。

◆今までの優しさについてのシリーズは、以下のとおりです。

1回目 (1月6日)
2回目 (1月8日)
3回目 (1月9日)
4回目 (1月10日)
5回目 (1月11日)
6回目 (1月16日)
7回目 (1月17日)

<お目休めコーナー> 1月の草木(7)

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昨日(1月16日)は、東京都下のM町役場のメンタルヘルスの職員研修を行いました。
職員全員約200人を3回に分けて2時間の研修を行うというものでした。

私の研修した中では抜群のモチベーションの高さで、私としては同じ内容を3回話したことになるわけですが、好感触で研修を終えることができました。

いつものように討議・演習を織り込み、誰も眠らせることなく、より元気にして会場を後にしてもらうことができました。

◆企業・自治体からのヒューマン・ギルドへの研修のご相談・ご依頼は、弊社法人事業部営業統括マネジャーの目次 心(めつぎしん)にお電話(03-3235-6741)かメール(metsugi@hgld.co.jop) をください。
ニーズに即したご提案を差し上げます。


さて、「優しさについて」シリーズの7回目。
優しさを身につける方法について考えてみます。

私の優しさの定義である

優しさとは、相手の自立心と責任感を尊重しながら、特定状況の中で相手の求めているもの(ニーズ)を提供(サプライ)する態度

のトレーニングをするにはどうしたらいいか?

私は次の3つのキーワードが欠かせない思っています。

1.私的論理

2.共感

3.共通感覚

妻から離婚を切り出された、新聞の人生相談の夫のケース(シリーズの 1回目 )をもとにしてみましょう。

この夫は、自分の関心を離れられない独善的な男性でした。状況を察することができず、妻が求めているものを提供できないのです。

共感力に欠け、私的論理の中に埋没しているのです。

本日の最後に定義をしておきます。

私的論理・・・・その人特有のものの見方や価値観

共感・・・・相手の関心に関心を持つこと、「他者の目で見、他者の耳で聞き、他者の心で感じること」

明日は、共通感覚に向けてのトレーニングについて書きます。

◆今までの優しさについてのシリーズは、以下のとおりです。

1回目 (1月6日)
2回目 (1月8日)
3回目 (1月9日)
4回目 (1月10日)
5回目 (1月11日)
6回目 (1月16日)

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