アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

「勇気」が入ったタイトルに引かれて購入して読みました。

『一歩前に踏み出せる 勇気の書』(青木仁志著、アチーブメント出版、1,300円+税)

一歩前に踏み出せる
勇気の書
青木仁志
アチーブメント出版

函館の高校を中退して上京、17歳から溶接工見習いとして社会に出、ブリタニカのトップセールスになり、その後創業したアチーブメント株式会社を優良会社(就職ランキングでも人気企業)に育て上げ、法政大学大学院の客員教授までなった著者の体験を交えた、読んで、書かれている内容を実行に移せば確実に一歩前に踏み出せる勇気が湧いてくる本です。

ウィリアム・グラッサーの選択理論心理学の普及にも貢献している青木氏による本で、その要点が随所に出てきます。
たとえば、こんな表現にも。

いまのあなたに必要なものは、いままでと違う生き方を選択する勇気です。
今日やるのも、明日やるのもあなた自身。
あなたの人生は、あなた以外に誰も代わりには歩めません。

恐れに打ち勝つ心は単純な勇気だとして、その勇気が生まれるのは好奇心からだというのも新鮮でした。

また、「無計画は失敗を計画することだ」という記述も、私の耳には痛い言葉でした。

同じ著者の前著『一生折れない自信のつくり方』(アチーブメント出版)との併読をお勧めします。

一生折れない自信のつくり方
青木仁志
アチーブメント出版

なお、『一生折れない 自信のつくり方』 については

2012年6月16日 本の紹介:『一生折れない 自信のつくり方』

をご参照ください。

<お目休めコーナー> 2月の花(10) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

小倉広さん株式会社小倉広事務所 代表取締役、ヒューマン・ギルド会員)著の『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』(ダイヤモンド社、1,600円+税)が本日店頭に並びます。

アルフレッド・アドラー
人生に革命が起きる100の言葉
小倉 広
ダイヤモンド社

同じダイヤモンド社発行の『嫌われる勇気― 自己啓発の源流「アドラー」の教え』(岸見 一郎,古賀 史健、ダイヤモンド社、1,500円+税)とは一味違ったアドラー本です。
小倉さんからは私にご丁寧な書状を添えて事前にこの本をお贈りいただきました。

小倉さんは、メルマガ「一隅を照らす」vol.140 「 アドラー心理学の早期回想分析でわかった小倉広の心の中 」(2月24日配信)の編集後記で次のように書いていらっしゃいます。

いよいよ今週末、私の新刊が書店に並び始めます。
 「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」
 (ダイヤモンド社) です。

本書は、私のアドラー心理学の師匠であるヒューマン・ギルド社の岩井俊憲先生に監修をお願いしました。ドキっとする発見に満ちた言葉100。そして私がそれぞれ100個に解説と事例を付け加えました。

新刊『 アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』(ダイヤモンド社)

さらに小倉さんは、3月度の ヒューマン・ギルド のニュースレターで著者による書評を書いてくださっていました。
小倉さんご本人の許可を得たので、転載させていただきます。

「小倉さん、アドラーについて書きませんか?」
ダイヤモンド社の敏腕編集者竹村さんからお声がけをいただいたのは、昨年初夏のことでした。それまで竹村さんと私は、まったく違う企画をこねまわし、行き詰まっていました。そこへ突然、新企画の申し出です。私は一も二もなく即答しました。
「やらせてください」


当時、私が発行していたメルマガの内容はアドラー一色でした。私が執筆するメルマガのコラムは、日常生活における私の気づきを書いています。学び始めたばかりの私にとって、アドラー心理学をという眼鏡を通して見る世界は驚きに満ちていました。そのため、どんな日常をコラムに切り取っても、気づきの部分はアドラー的発見になってしまっていたのです。竹村さんはそれを読んでいました。そして、ズバリ、企画として提案してくれたのです。

これまで30冊以上の著作を執筆してきた私ですが、まさかアドラーの本を書くとは想像していませんでした。私は喜びと共に一抹の不安も感じました。
「私のような学びの浅い者が書いてもいいのだろうか・・・・・・」
私の脳裏に我が師・岩井先生の顔が浮かびました。私はすぐに連絡を取ることにしました。すると、予想通り先生は私を最大級の言葉で勇気づけてくれました。
「素晴らしい機会です。ぜひ挑戦されることをお勧めします。私にできることであれば、どんなことでもサポートします」
私は百人力を得た気持ちで執筆に取りかかることにしました・・・・・・。


『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』(ダイヤモンド社)

本書はこのような経緯から生まれた、私にとって初めてのアドラー本です。2月27日(木)から店頭に並び始める本書は、ダイヤモンド社から一足先に発売された岸見先生による『嫌われる勇気』が8万部のベストセラーとなった直後に発売されるという絶好のタイミングもあり、書店さんや取次さんから高い期待を持って迎えられています。岩井先生と私は本書により、世に一大アドラー・ブームを巻き起こすつもりで意気込んでおります。

さて、著者の私が考える、本書の読みどころは以下の3つです。
(1)100の言葉を楽しむ
私がセレクトした100の言葉は、アドラー自身の著作からだけでなく、ドライカースやディンクマイヤーなどのお弟子さんたち、さらには、岩井先生や岸見先生の解説の言葉からもセレクトさせていただきました。そして、わずかではありますが、私と編集者竹村さんのスパイスをかけさせていただきました。アドラーらしさ満開の100の言葉を改めて楽しんでいただければ、と思います。

(2)解説で理解を深める
解説を書くにあたっては、市井の会社員を長く経験した私の視点が活きるように配慮をしました。アドラー元来の児童教育の例えに加えて、会社における上司部下の例を多用するなど、現代の働く人たちが理解しやすいよう解説をしたつもりです。読者の方々にとっての理解の一助になれば嬉しく思います。

(3)絶好の入門書として活用する
私自身多くの仲間たちからこう問いかけられています。
「アドラー心理学の入門書としてどれが適切ですか?」
もちろん、岸見先生やドライカースなど多くの入門書が存在します。しかし、初心者の私にとってそれらは手に取りやすいものではありませんでした。岩井先生のご著作は大変読みやすく書かれていますが、勇気づけに特化された本や教師向けの心理書などのようにセグメントされているように感じます。そんな中で、本書は全方位的に満遍なく書かれており、かつ、予備知識のない方にとっても直感的に理解しやすいようつくりました。初心者の方にアドラーを理解してもらう入門書として、皆さんにご活用いただければ、と思います。


さて、こう書いてはみたものの、ニュースレターを読むアドレリアンの皆さんにとって、本書の内容の多くは既にご存知のものばかりかもしれません。では、どうやってお勧めしたらいいのだろうか・・・・・・と迷った末に、最後は図々しくこうお願いをしてみたいと思います。
「アドラー心理学の素晴らしさを世に広めるためにどうぞ応援してください!」
皆さんのご協力をお願い致します。

(注)敏腕編集者「竹村さん」の部分は、小倉さんの原稿では「Tさん」でしたが、竹村さんと私がやりとりする機会に実名をお出していいかどうかお尋ねし、竹村さんご本人からご了解をいただきました。
また、改行は、このブログ用に私の独断で施しました。

講演会「『アドラーの言葉』から連想すること」開催
特別講演会:「『嫌われる勇気』を読み解く」 については、3月15日(土)と20日(木)にヒューマン・ギルドで開催を企画し、このフェイスブックでもお伝えしたのですが、すぐさま研修室のキャパシティーを上回るお申し込みをいただきました。
「満員御礼」です。受講できない方々がたくさん出たことをお詫びします。
今回は、その補完となる講座開催のお知らせです。...

『嫌われる勇気』に続いて『アルフレッド・アドラー人生に革命が起きる100の言葉』(小倉広著)がダイヤモンド社から出版されました。
アドラー・ブームを巻き起こす本です。この日は、アドラーの人となり、アドラーの言葉をもとにアドラー心理学の魅力をお伝えします。
アドラー心理学ゼミナール「アドラー心理学の理論を学ぼう!」の一環として開催します。

日時:4月29日(火・祝)11:00~13:00
場所:ヒューマン・ギルド 研修室
講師:岩井俊憲(ヒューマン・ギルド 代表)
申込方法:ヒューマン・ギルドのホームページ
http://www.hgld.co.jp/event/view/173 をご参照の上「お申し込みフォーム」から

<お目休めコーナー> 2月の花(9) 

 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

「英単語から学ぶアドラー心理学のキーワード」の9回目。
今回は、責任(responsibility) について。

responsibility=response(応答、反応)+ibility(=-ability、能力)

つまり、「応答する能力」です。

人生からの問いかけ(アドラー心理学の言葉を使うと、task(課題))に対してしっかりと応答する能力を発揮することです。

この逆の「無責任」は、「あなたには、このことが問われているのですよ」と言われているのに、しらんぷりをすることでしょうか。

精神的に健康な、責任ある人は、仕事・交友・愛の課題に対して、しっかりと応答する人です。

ところで、責任(responsibility) には、類語があります。
“accuntability”と“liability”です。

“accuntability”は「説明責任、会計責任」。自分が任されていたことの結果を伝える責任です。
“liability”は「責務」。事故や法律上の責任です。

こう考えてみると、責任は、権利に対してだけでなく、委任や行為に対して厳格に応えなければならない、重みのある、応答する能力ということになるのですね。

◆「英単語から学ぶアドラー心理学のキーワード」のシリーズは、1回目から8回目まで次のとおりご覧になれます。

(1)2月3日 勇気(courage)
(2)2月6日 尊敬(respect)
(3)2月7日 信頼(trust)
(4)2月9日 相互尊敬・相互信頼
(5)2月11日 共感(empathy)―その1
(6)2月12日 共感(empathy)―その2
(7)2月17日 協力(cooperation)
(8)2月21日 貢献(contribution)

◆これらの内容については、アドラー心理学ベーシック・コース で学ぶことができます。

<お目休めコーナー> 2月の花(8) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

土日働いた代休のつもりで、昨日(2月24日)は、1時間しか会社にいませんでした。
ヒューマン・ギルドのフェイスブック への投稿やメールへの返信など家でできる仕事は家でして、午前中は歯科クリニック、その後、ヒューマン・ギルドに出かけて3月のニュースレターの原稿を完成させ、午後は、日経ホールに

日経電子版ビジネスフォーラム
「攻めの時代の経営力養成講座」

を聞きにに出かけました。

主目的は野村克也氏(プロ野球評論家)の「常勝軍団のつくり方」というタイトルの講演会でした。

壇上の椅子に座って、原稿も持たずに1時間、独特のボソボソとした話し方で講演しました。
皮肉っぽい表現に思わず何度も笑ってしまいました。

「ここだけの話」もいくつもありましたが、要点だけいくつか書いておきます。

1.沖縄でキャンプを張っている11球団を視察し、一部の監督にもインタビューをしたが、「(監督だけでなく選手も含めて)何を考えてキャンプをやっているのか?」という思いがした。

2.プロ野球の監督歴24年だったが、すべての球団で最下位を経験した。その中でヤクルトの9年間が相馬社長のバックアップもあり一番充実していた。

3.楽天はひどかった。監督に迎えるときは三顧の礼で迎えたのに、解任の時は、これからプレーオフという時に契約をもとに解任を言い渡された。「優勝してもクビ」と言われた。義理と人情のかけらのない球団だと思った。

4.楽天の星野監督を闘将と呼ぶ人はいても、名将とか智将と呼ぶ人はいない。あの人は、ジジ殺しの処世術に長けた監督で、楽天の監督になる時も、自分のすぐ後に引き受けないで、「一度順位を下げてから」という条件を出していた。

5.「野球は意外性のスポーツ」と言われているが、実態は優勝を金で買う時代になりつつある。

6.「組織はリーダーの力量以上に伸びない」と言われるが、特に、外野手出身の監督や現役時代に成績を残していない監督は勝てない。

誇張して書いているのではありません。
野村流毒舌でした。

<お目休めコーナー> 2月の花(7) 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(2月23日)は、ヒューマン・ギルドで 2-3月開催のアドラー・カウンセラー養成講座 の4日目を行っていました。

研修の主な柱は、

1.カウンセリングと心理療法の違いの講義

2.ライフ・スタイル分析の中の早期回想解釈

3.カウンセリング演習など

でした。

今回の受講者の早期回想解釈の能力が抜群に高いのに感激しました。
つい「教え方がいいからでしょう」と言ってしまいました。

ところで、「早期回想」というのは、『アドラー心理学教科書』(ヒューマン・ギルド)によれば、次の5つの条件を満たすものです。

1.ある日あるところでの特定の出来事(1回だけ起きたこと)

2.はじめと終わりのあるストーリーであること

3.ありありと視覚的に思い出せること

4.感情を伴っていること

5.できれば10歳くらいまでの思い出

アドラー心理学教科書

アドラー心理学のカウンセリングでは、カウンセラーの要件としては、早期回想を読み取る力量を持たなければなりません。


私は最近、懇談の席で早期回想解釈をしてみせたことがあります。
あまりにも切れ味がよいので、驚かれました。
占いよりずっと信頼性が高いです。

◆アドラー心理学のカウンセラーにご興味のある方は、ヒューマン・ギルドのホームページには、カウンセラーになりたい をご参照ください。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(2月22日)の午後は、ヒューマン・ギルドで 2-3月開催のアドラー・カウンセラー養成講座 の3日目を行っていました。

各自が出されていた宿題をしっかりとこなして講座に臨んでくれました。

研修の主な柱は、

1.ライフ・スタイル分析の中の早期回想解釈

2.カウンセリングの予備的な演習

でした。

早期回想解釈については、私が作成した「早期回想解釈がたちまち上手になる7つのコツ」を徹底して使うことによって、訓練1日目にもかかわらず受講者がかなり読めるようになっていました。

 やや早めの18:30に講座を終えてから、12人で懇親会。
会場は、いつものように竹ちゃんでした。

一人ひとりに突っ込みが入り、楽しい夕べとなりました。 

 

アドラー・カウンセラー養成講座 を受講するためには、ヒューマン・ギルドのプレミアム会員アドラー心理学ベーシック・コース および 愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)修了者(宿題・課題を終わらせている方)です。
※お申し込みの際はベーシック・コースとSMILEの修了年月をお知らせ下さい。

◆ヒューマン・ギルドのホームページには、カウンセラーになりたいについてわかりやすく書いてあります。

 <お目休めコーナー> 護国寺の庭

 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(2月21日)は、10:00~15:00にヒューマン・ギルドで アドラー心理学ベーシック・コース (平日開催) を担当。
終わってすぐ、五反田の学研ビルに向かいました。

学研では、中高吹奏楽部の指導者向けの単行本のために バジル・クリッツァーさん (東京藝術大学非常勤講師、BODY CHANCEアレクサンダー・テクニーク講師、管楽器トレーナーなど)と対談。

バジルさんは、事前にアドラー心理学をヒューマン・ギルドのホームページで調べていて、私からどしどしいろんなことを引き出してくれました。
演奏こそできないけれど、音楽好きの私はとても勉強になりました。
最高に面白かった1時間強でした。

学研さんからは『吹奏楽部員のためのココロとカラダの相談室』の楽器演奏編とメンタルガイド編(バジル・クリッツァー著)を、ライターの文士こと小沢康弘さんからは『あるある吹奏楽部』(新紀元社)をいただきました。
ありがとうございました。

対談が終わってから、学研パブリッシング音楽出版事業室の栗原きよみ室長、笹生篤さんと恵比寿の四季おりおりに移動、会食をしながら歓談しました。
これがまた超愉快! 途中から学研マーケティングの編集事業開拓室の小澤浩さん(ヒューマン・ギルド パートナー会員)も加わり、時を忘れて語り合い、気づいたら23:00になっていました。

とても楽しい7時間、学研さんにお世話になりました。

ありがとうございました。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

「英単語から学ぶアドラー心理学のキーワード」の8回目。
今回は、貢献(contribution)についてです。

貢献の“contribution”は、共に(con)与える(tribute)こと(tion)を意味します。

「共に与える」ことにご注目いただきたいと思います。
貢献することは、相手に与えることだけでなく、与える側も何かを与えられるのです。

アドラーが「マイ・サン」と呼んだW.B.ウルフ(『どうすれば幸福になれるか』(岩井俊憲監訳、一光社)によれば、幸福には3つのパターンがある、と言っています。

1.Havingの幸福

2.Beingの幸福

3.Doingの幸福

貢献することは、Doingの幸福に属し、HavingやBeingとは違って失うことがないものです。

アドラーは、『人間知の心理学』(高尾利和訳、春秋社)で貢献することに関してこんなことを書いています。

「ある人がどれほど喜んで他者を助けたり、促進させたり、喜ばせたりするかを調べてみれば、その人の共同体感覚を測定することに容易に成功する」

貢献は、幸福をもたらすものであり、共同体感覚を測定する重要な指標にもなります。

 <お目休めコーナー> 2月の花(6)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(2月19日)は、ヒューマン・ギルドの業務全般を司る竹内さちこさんが休暇。
法人事業部門の3人は、新規顧客候補対象のプレゼンのために午後から揃って外出。
オフィスに私だけ一人いた半日でした。

音楽を大きな音で流しながら仕事をこなしましたよ。
17:45からは、2件ほどカウンセリングを行いました。

昨日のメインの仕事は、次の4つでした。

1.ヒューマン・ギルドのフェイスブック 更新
久しぶりに更新。特別講演会:「『嫌われる勇気』を読み解く」 開催(詳しくは、左をクリック、または一番下をご覧ください)のお知らせをしたら、多くの方々にシェアしていただき、「この投稿を見ました」の数が1,700人を上回りました。
申し込みもかなりありました。
シェアしてくださった方々、どうもありがとうございました。

2.2社の原稿チェック
単行本、月刊誌それぞれ1社から昨夕原稿が届いていて、昨日お返事をいたしました。
詳しくは、後日お伝えします。

3.1社の出版企画書
また、別の出版社から出版企画書が届きました。
とてもまとまりのよい企画書で、気持ちよくお返事しました。


今日の午後は、別の出版社が企画を持ってご来社です。
どうやら今年も5冊くらい本を出しそうです。
「アドラー心理学の波に乗るぞー」と、誓った昨日の一人オフィスでした。

特別講演会:「『嫌われる勇気』を読み解く」 開催

『嫌われる勇気』の中の主要概念をおさらいし、本で少ししか触れられていない部分に肉付けし、より詳しくアドラー心理学をお伝えする講座を開くことにしました。本を読んでいない人でも、十分理解できる内容にしてお伝えします。
アドラー心理学が少しわかった、という人にとっては、より納得できるようになる講座です。
また、アドラー心理学をすでに学んでいる人は、この講座を通じて、『嫌われる勇気』をサブ・テキストにしながら学習会の講師を務められるような進め方をします。
お知り合いの方をお誘いの上、お越しください。

日時:3月15日(土)10:00~12:00
場所:ヒューマン・ギルド 研修室
講師:岩井俊憲(ヒューマン・ギルド 代表、アドラー心理学学習・普及歴30年以上)

受講料:2,100円(税込み、資料付き、当日受付で支払い)
申し込み方法:ヒューマン・ギルドにメール(info@hgld.co.jp)か電話(03-3235-6741)で(ヒューマン・ギルドのホームページの「トピックス」から入っての申し込みも可能です)

 <お目休めコーナー> 2月の花(5)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

『嫌われる勇気― 自己啓発の源流「アドラー」の教え』(岸見 一郎,古賀 史健、ダイヤモンド社、1,500円+税)を紹介します。
間もなく10万部に達する、売れに売れている本です。

嫌われる勇気―――
自己啓発の源流「アドラー」の教え
岸見 一郎,古賀 史健

ダイヤモンド社

ギリシア哲学の素養に加えて1989年から四半世紀、アドラー心理学を学び、翻訳・執筆で地道にアドラー心理学を普及している「哲人」こと岸見一郎さんに「青年」こと古賀 史健さんが食らいついて、アドラー心理学の理論と思想を引き出すことに成功した本です。

タイトルがいい、岸見さんの哲人ぶりがいい。
その哲人からシンプルなアドラー心理学なのに、読者にとって意外な生き方の知恵で読者を魅了するのに貢献した、こだわり青年にエールを贈りたいです。

「あとがき」で古賀氏は、次のように書いています。

「ソクラテスやプラトンらのギリシア哲学をベースに語られる岸見先生のアドラー心理学は、アドラーが臨床心理学の範疇では括りきれない、ひとりの思想家であり、哲学者であったことを教えてくれます」

アドラーの心理学の紹介書でもありますが、「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」 の一部を構成している「課題の分離」も重要なポジションを占めています。

岸見さんの存在とこの本の影響力によって、50年後の日本のアドラー心理学の歴史に残る人は、間違いなく岸見一郎さんがダントツ1位になるのは間違いなさそうです。


特別講演会:「『嫌われる勇気』を読み解く」 開催

『嫌われる勇気』の中の主要概念をおさらいし、本で少ししか触れられていない部分に肉付けし、より詳しくアドラー心理学をお伝えする講座を開くことにしました。本を読んでいない人でも、十分理解できる内容にしてお伝えします。
アドラー心理学が少しわかった、という人にとっては、より納得できるようになる講座です。
また、アドラー心理学をすでに学んでいる人は、この講座を通じて、『嫌われる勇気』をサブ・テキストにしながら学習会の講師を務められるような進め方をします。
お知り合いの方をお誘いの上、お越しください。

日時:3月15日(土)10:00~12:00
場所:ヒューマン・ギルド 研修室
受講料:2,100円(税込み、資料付き、当日受付で支払い)
申し込み方法:ヒューマン・ギルドにメール(info@hgld.co.jp)か電話(03-3235-6741)で(ヒューマン・ギルドのホームページの「トピックス」から入っての申し込みも可能です)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(2月17日)は、家に帰ったら、一般社団法人 図書文化協会 発行の『指導と評価』(3月号)が届いていました。
私は、この雑誌の「だんわしつ」というコーナーに『教師のメンタルヘルスに役立つ勇気づけ』を書いていました。

編集者が気を利かせてくれて、文章の最後に(注)児童・生徒だけでなく自分自身を勇気づけるためにお勧めの4冊 として、私の関連の本を紹介してくれていました。

今日から始める 学級担任
のためのアドラー心理学
会沢 信彦,岩井 俊憲
図書文化社
子どもを勇気づける教師になろう!:
アドラー心理学で子どもが変わる
岩井 俊憲,永藤 かおる
金子書房
勇気づけの心理学 増補・改訂版
岩井 俊憲
金子書房
カウンセラーが教える
「自分を勇気づける技術」 (DO BOOKS)
岩井 俊憲
同文館出版

こんなに書いているんですね。


さて、これからが本題です。

『嫌われる勇気― 自己啓発の源流「アドラー」の教え』(岸見 一郎,古賀 史健、ダイヤモンド社、1,500円+税)を読んでいたら、哲人の語る「ユダヤ教の教え」として「自分が自分のために自分の人生を生きていないのであれば、いったい誰が自分のために生きてくれるだろうか」の文章に出合いました。

嫌われる勇気―――
自己啓発の源流「アドラー」の教え
岸見 一郎,古賀 史健
ダイヤモンド社

この文章は、紀元前一世紀のユダヤ教の律法学者 ラビ・ヒレルの言葉 です。
出典がどこかは忘れてしまいましたが、全文をメモしていましたので、コピーしておきます。

もし私が自分自身のためにしないならば、
誰が私のためにするのか。

もし私が他の人のためにしないならば、
私とは誰なのか。

今がその時でないならば、
いつがその時なのか。

下手な注釈を書かない方がいいでしょう。

 <お目休めコーナー> 2月の花(4)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(2月16日)は、1日ゆったりとお休みをいただきました。
とはいえ、原稿書きもしましたよ。

さて、間が空きましたが、「英単語から学ぶアドラー心理学のキーワード」の7回目。
今回は、協力(cooperation)についてです。

「協力」の“cooperation” は、 co+operation から成り立っています。
co-は、 col- 、com-、 con-の接頭辞と同じく“ together”(お互いに)を意味し、“operation” は、そのまま「作業、運営、実施」。

ですから“cooperation” は、「(共通の目標に向けて)一緒に作業(運営)をすること」。

ところが、一緒に作業(運営)ができないと、「協力(cooperation)」の反意語の「競争(competition)」になります。

『ジーニアス英和辞典』によると、“competition”は、“petition”が「(当局などへの)請願、嘆願〔陳情〕、〔裁判所などへの〕請願;申し立て、(神・国王などへの)祈願、嘆願」であるため、「一緒に(com)嘆願する(pete)こと(tion)」の意味になるようです。

「我こそは、我こそは」と嘆願しているところに、同じように嘆願する人がいると、協力ならぬ競争関係になってしまうようですね。
ご用心、ご用心!


◆「英単語から学ぶアドラー心理学のキーワード」のシリーズは、1回目から6回目まで次のとおりご覧になれます。

2月3日 勇気(courage)
2月6日 尊敬(respect)
2月7日 信頼(trust)
2月9日 相互尊敬・相互信頼
2月11日 共感(empathy)―その1
2月12日 共感(empathy)―その2

 <お目休めコーナー> 2月の花(3)

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(2月15日)は、ヒューマン・ギルドで第22期ELM勇気づけトレーナー養成講座 を開催しました。

雪のためキャンセルの人が数人いましたが、遠くは沖縄、大阪、愛知からもご参加の方々もいて、こじんまりと9名(そのうちELM勇気づけトレーナーリーダー資格保有者が4名)で開催しました。

 講師は、いつものように鈴木三穂子さんと小倉玄さんのコンビ。

私は、最初のあいさつでELM勇気づけトレーナー/リーダーの数が間もなく700人に達することをお伝えしました。

2つのグループに分かれて、実際にコースを進めてもらいました。

19:00少し前に講座を終えて、悪路のため受講者との懇親会をスキップし、鈴木三穂子さんと小倉玄さんと打ち合わせ・懇親。

久しぶりに開発時のメンバーの2人と昔話にも花が咲きました。

◆ELM勇気づけ講座については、同じくこの講座の開発者の一人で、リーダー養成にも大きく貢献してくださっている原田綾子さんの ELM・ELMリーダー養成講座 にわかりやすく書いてあります。
是非、ご訪問ください。

◆第23期 ELM勇気づけトレーナー養成講座 は、次の要領で開催します。
時間数、内容、受講料が変わります。
リーダー・スキルを一段と高め、集客法についてもみっちり学べます。

日時:6月7日・8日(土・日・2日間コース) 
1日目10:00~19:00 、2日目10:00~17:00
講師:鈴木三穂子氏、小倉玄氏、岩井俊憲、永藤かおるの豪華顔ぶれ
受講料:60,000円+税(64,800) 再受講は30,000円(32,400、テキストはご持 参下さい)。 
(ELMリーダーの資格を持っている方は再受講価格でご受講いただけます)

 

ELM(勇気づけ勉強会)の概要は、次の過去記事をご参照ください。
ELMの開発から普及へのプロセスがわかって面白いですよ。

2008年7月13日 「読む顔写真(6)『勇気づけリーダー養成講座』開発プロジェクト・チーム・メンバー」

2008年9月16日 「我ら『勇気づけ』ゴレンジャー」

2008年9月28日 「第1回『勇気づけリーダー養成講座』」

2009年8月10日 「勇気づけ勉強会(ELM)」のマニュアル・テキスト発送

2009年9月29日 第4期「勇気づけリーダー(ELM)・トレーナー養成講座」修了

2009年10月29日 第5期「勇気づけリーダー(ELM)・トレーナー養成講座」が終わる

2010年3月7日 第7期勇気づけリーダー・トレーナー養成講座開講

2010年12月12日 第10期ELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座開催

2011年2月14日 札幌で第11期ELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座②

2011年4月10日 第12期ELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座

2011年7月24日 第13期ELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座

2012年2月19日 第15期ELM勇気づけトレーナー養成講座

2012年09月30日 第17期 ELM勇気づけトレーナー養成講座開講

2012年12月23日 第18期ELM勇気づけトレーナー養成講座初日 

2013年4月21日 第19期ELM勇気づけトレーナー養成講座 初日 

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(2月14日)の朝、日本経済新聞を開いたら、第3面の大きな広告が目に入りました。

『嫌われる勇気― 自己啓発の源流「アドラー」の教え』(岸見一郎・古賀史健著、ダイヤモンド社、1,500円+税)の広告でした。

「8万部突破!」が目につきました。

アドラー心理学がますます広まるようでうれしいです。


さて、昨日は関東は大雪。

雪の中、午後、横浜に向かい、みなとみらい線の日本大通りで下車。
地下鉄駅内の壁が横浜らしいです。

横浜は、東京以上の大雪。

視界も不良の中、ワークピア横浜へ。

労働災害防止事業関連団体に呼ばれて経営首脳者・管理者セミナーの特別講演。

タイトルは

「リーダーの人間力の育て方」
― なぜ「あの人」に人はついていくのか)

研修の3つの柱は、次のとおりでした。

1.人間力のあるリーダーから学ぶこと
2.心が折れそうになった時の知恵
3.いかにして人間力を育てるか?

1時間15分を2人一組でいつものように進めました。

懇親会の席上では、「ユニークな講演でした」「眠ることができませんでした」「講演にお招きしたい」との声がしきりでした。

◆ヒューマン・ギルドへの研修のご依頼の場合は、法人事業部 目次 心までよろしくお願いします。
こちら をご参照の上、お気軽に 03-3235‐6741 にお電話を
講師3人がさまざまなテーマの講演・研修を行っています。


横浜への行き帰りに『嫌われる勇気― 自己啓発の源流「アドラー」の教え』のほとんどを読みました。
近く書評を書きますね。

嫌われる勇気―――
自己啓発の源流「アドラー」の教え
岸見 一郎,古賀 史健

ダイヤモンド社

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

著者の原田綾子さんから贈呈いただいていた本を読みました。

『子どもの「自信」と「やる気」をぐんぐん引き出す本』(マイナビ、1,380円+税)

子どもの「自信」と「やる気」
をぐんぐん引き出す本
原田 綾子
マイナビ

私の印象に強く残ったのは、大きく次の3点です。

1.原田さんが、アドラー心理学ベーシック・コース や 「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」 などヒューマン・ギルドで学ばれた講座の内容に実に忠実であること

2.それでいて、原田さんの教師体験、出産・育児体験、さまざまな講座やカウンセリングの体験が随所に生かされていること

3.実例が豊富にあり、子育て中のママたちの指南書になりうる本であること


私が強く賛同する部分もありました。

「勇気づけ」を学ぶと、「ほめてはいけない」と自分自身をがんじがらめにする人が多いのですが、原田さんは「2~3歳くらいまでは、ほめる言葉を使ってもいい」とし、この時期を過ぎてから「勇気づけ」の子育てに少しずつ移行していくことを勧めていらっしゃいます。

私なりの言葉を使うと、「子どもが内発的動機づけの発達レベルに達していない時期までは、外発的動機づけの『ほめる』が有効」なのです。

「勇気づけコラム」も独特の味わいを示し、とても仕上がり具合いのいい本です。

原田さん、こんな素敵な本を世に出してくださり、ありがとうございました。

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