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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月29日)は、家にこもって1月に出版する本の素材づくりをしていました。

私にとって少々ハードルが高い部分のある本なので、それだけにチャレンジ精神が発揮されます。

BGMとしてバッハの音楽をひたすら流していました。

不登校・引きこもりに関連する大変優れた本を読み終えることができました。

『不登校・ひきこもりの9割は治せる―1万人を立ち直らせてきた3つのステップ』(杉浦幸宣、光文社新書、800円+税)

不登校・ひきこもりの9割は治せる
1万人を立ち直らせてきた3つのステップ
(光文社新書)
杉浦 孝宣
光文社

不登校の支援は私がアドラー心理学を学び活用する原点でした。

ヒューマン・ギルドを設立するまでの1983年4月から1985年3月まで、私は不登校の子どもたちとその親たちを支援する民間施設で働いていたことがあるからです。

3年間、不登校(家庭内暴力もあり)から高校中退に至った子を家に預かった経験もあります。

この本は、「高卒支援会」を立ち上げ、若者の不登校・ひきこもり問題に教育者の立場から30年以上取り組み続け、のべ1万人以上の生徒を立ち直らせてきた著者が独自に開発てきた経験に加えて生徒、その親たち、たくさんのスタッフ、応援する人たちや組織のサポートがあってできた本です。

読みながら私の関わった、当時のさまざまな子どもたち、親御さん、学校の教師などが浮かび上がってきました。

「はじめに」では、最近のひきこもりだった男の凄惨な事件、元農林水産省事務次官の父親がひきこもりだった長男を刺殺した事件から始まり、高齢になった80代の親が50代のひきこもりの子どもを抱えて困窮する「8050問題」、内閣府の40歳から64歳までの中高年を対象にしたひきこもりが61万人を超えている話から始まります。

本書では、不登校・ひきこもりの当事者、そのサポーター(元不登校・ひきこもりの人たち)、保護者などを登場させながら、豊富なデータも駆使しながら

ステップ① 規則正しい生活をする
ステップ② 自律して自信をつける
ステップ③ 社会貢献をする

の段階を踏んで、説得力を伴って展開されています。

不登校の「受け皿」としての通信制高校、サポート高の重要性も語られています。

子どもに対する親のあり方、関わり方(第4章)、病気との関連性、スマホ・ゲーム依存への対策(第7章)などもあり、そして何よりもステップ③「社会貢献をする」という部分では、アドラー心理学に基づき不登校・ひきこもりの当事者・親たちと少しでも関わる人の必読書と言えるでしょう。

かなり強く推薦したい本です。

◆不登校児を支援するためにこのブログでは、「不登校に贈る応援歌」として10回連載しています。

2015年12月19日 不登校に贈る応援歌(1):踊り場が必要     
12月22日 不登校に贈る応援歌(2):あの人も不登校だった!         
12月23日 不登校に贈る応援歌(3):私もプチ不登校だった!         
12月28日   不登校に贈る応援歌(4):そもそも不登校って?  
2016年1月 9日  不登校に贈る応援歌(5):苦しまずに学校に行かない選択           
1月14日 不登校に贈る応援歌(6):苦しまないでできること           
1月19日 不登校に贈る応援歌(7):不登校に言及した本の紹介            
1月30日 不登校に贈る応援歌(8):「学校に行きたくない」と言われたら・・・・            
2月 2日  不登校に贈る応援歌(9):役に立っていると考えられないか?             
2月11日 不登校に贈る応援歌(10):パートで社会性を養う

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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

今日は、変則的な時間の更新です。

昨日(9月28日)に銀座フェニックスプラザ(中央区銀座紙パルプ会館内3階ホール) で13:00~17:00に行われた 日本医療企画「毎日の仕事をポジティブに♪ 対人援助職・看護師を応援するセミナー」(ヒューマン・ギルド後援)について関係の方々への感謝を込めてのご報告です。

いちいち個人名は省略させていただきますが、多くの方々のお写真を拝借しております。

お陰様で大成功のイベントとなりました。


(イベントを終えてからの集合写真)

一部変更も加えましたが、プログラムは次のとおりでした。

12:30       開場・受付開始
13:00~13:15 主催者(日本医療企画)挨拶 、岩井俊憲挨拶、自己紹介を含めた講師のご紹介
13:15~13:45 長谷静香先生講演「看護現場に活かすアドラー心理学」
13:50~14:20 光前麻由美先生講演「看護現場に活かすアンガーマネジメント」
14:20~14:35 休憩(展示即売会・サイン会①、質問状チェック)
14:35~15:35 シンポジウム(司会・進行:岩井俊憲×長谷静香先生×光前麻由美先生)
15:40~16:00 フロアでの討議(4~6人で1グループ)
16:00~16:30 意見交換&質疑応答
16:30~16:35 締めの挨拶
16:35~17:00 展示即売会・サイン会、交流会
17:30~19:30 懇親会(会場:銀座フェニックスプラザ1階)


開演前の写真。

長谷静香さん

光前 麻由美さん

4人(一部5人)一組でのグループ討議では、会場は盛り上がっていました。



とても熱心な人たちでした。

その証拠には、休憩時間中に質問用紙にご記入の方が20人以上いらっしゃって、講師も対応に大わらわ。

シンポジウムのはずが質問への回答でに費やされる破目に。

私への質問は2つだけ。

ちょっと寂しい思いがしました。

ただ、スライドを出して丁寧に答えました。

書籍販売コーナーでは、本がたくさんお買い求めの方がいらっしゃいました。

サイン会では、長蛇の列。

1階のレストランに場所を移しての懇親会でもなぜか私が司会・進行役。



懇親会後の記念撮影。



去りがたい6人は、近くの沖縄料理店で二次会。

多くの方々がフェイスブックに感想を書きこみです。

岩井俊憲フェイスブック に何人かがリンクを貼ってくださっています。

ご参照のほど。

アドラー心理学とアンガ―マネジメントのコラボは大成功でした。

ご参加の方々、主催者の 株式会社 日本医療企画様、講師の長谷静香さん光前 麻由美さん、会場ご提供で銀座産のはちみつをご提供のフェニックスプラザの 坂本和人専務、そして、このイベントをSNSなどでお知らせくださった方々に心から感謝申し上げます。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月26日)は、午前・午後とも経営の柱に共同体感覚を据えている企業とのご縁のある日でした。

まずは、10:15に むすび株式会社 代表取締役の 深澤 了さん(日本ブランド経営学会 副会長 )とブランド構築研究開発室 室長の 嶋尾かの子さん  がご来社。


(ソプラアクアでランチ時に撮影)

むすび株式会社 では BRANDTHINKING というサイトを運営、ブランド論×アドラー心理学と題して理念浸透の研究を行っていて、BRANDTHINKING はマーケティング・広報担当、経営者などの約1010人方々がご購読だそうです。

そこに私へのインタビュー内容をアップするほか、日本マーケティング学会でお2人が「企業理念の浸透を促進するブランド実践の概念とメカニズム ― アドラー心理学の応用がもたらすインナーブランディングの実践的仕組み」の題する論文内容を10/20(日)に発表するための補完材料にもしたいようでした。

むすび株式会社 では、経営理念の浸透の準備段階として信頼、尊敬、共感に基づく「共同体感覚」を位置づけています。

深澤 了さん は『「無名×中小企業」でもほしい人材を獲得できる 採用ブランディング』(幻冬舎)のご著者でもいらっしゃいます。

「無名×中小企業」でもほしい人材を
獲得できる 採用ブランディング
深澤 了
幻冬舎


午後は14:30~16:00に 株式会社 バンタン に出かけ、講師を集めて行っていた「講師カンファレンス」で

ワークショップ:勇気づけのアプローチ

を担当してきました。

株式会社 バンタン は、ファッション、ヘアメイク、ビューティ、グラフィックデザイン、映画映像、フォト、ゲーム、アニメ、マンガ、サウンド、パティシエ、カフェ、フードコーディネーター等の分野におけるクリエイター養成スクール運営事業を行う、大変革新的な株式会社です。
あえて学校法人にしていません。

是非、ホームページをご覧になってください。

教員は非常勤の講師がメインで、その人たちの一部が今回の「講師カンファレンス」で計6回(東京4回、大阪2回)のうちの13:30~16:00のどこかに集って

1.バンタンのヴィジョンを実現するために
2.よりよいカリキュラムと高付加価値サービスを目指して
3.共通課題を解決するために
4.今後のお知らせ

を学んで帰られるのです。

株式会社 バンタン では、常勤の人たちが担任であったりスタッフとして活躍し、数年前からほとんどの人がヒューマン・ギルドの講師からアドラー心理学の講座を受講されています。

株式会社 バンタン は、「個」のコミュニケーションを高めるボトムアップのための「サービス品質」として筆頭に

・アドラー心理学を基にしたクラスマネジメント、カウンセリング力の強化
・コミュニティの形成と共同体感覚の醸成(クラス貢献)

を掲げています。

また、私は保護者を対象とした講演も担当していて、企業ぐるみでアドラー心理学の勇気づけと共同体感覚の浸透を図っています。


昨日は、有力な企業でアドラー心理学が着々と採り入れられつつあることを実感した1日でした。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

いよいよ【毎日の仕事をポジティブに♪ 対人援助職・看護師を応援するセミナー】が明後日に迫ってきました。

ヒューマン・ギルドが後援のイベントです。

私が司会進行役を仰せつかっています。

もう少しご来場者が増えることを願っての投稿です。

アドラー・カウンセラーを志す人には、例の100ポイントの対象となる講座です。

医療関係者だけでなく一般の方にも役立つ講座です。

会場は、銀座の一等地です。

日本医療企画「毎日の仕事をポジティブに♪ 対人援助職・看護師を応援するセミナー」

看護師の方だけでなくアドラー心理学とアンガーマネジメントが教えるさまざまな心の処方箋とそのエッセンスを吸収し、人間関係、仕事の仕方はもちろん、人生を変えるきっかけを手にするセミナーです。
私は司会・進行役として参加者を大いに巻き込みます。
「セミナー」となっていますが、後半部分はワークショップです。

日時: 9月28日(土)【セミナー】 13:00~17:00、【懇親会】17:30~19:30
会場: 銀座フェニックスプラザ(中央区銀座紙パルプ会館内3階ホール)
講師: 岩井俊憲、長谷静香氏、光前麻由美氏(50音順)  
受講料:5,000 円(税込)※会場でアンケートにお答えいただいた方に、「看護師のしごととくらしを豊かにする」シリーズ全11冊の中からお好きな1冊(定価1,620円)をプレゼント!
懇親会費:5,000 円(税込)
申し込み:https://www.jmp.co.jp/seminar/nurse/taijin/ から

ワークショップ・スタイルを楽しみませんか?

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

大きな影響を与えたロングセラー『生きる意味』(岩波新書、740円+税)から14年、上田紀行氏(文化人類学者、医学博士、東京工業大学教授、同大学リベラルアーツ研究教育院長)がやっと出してくれたのがこの本、『愛する意味』(光文社新書、780円+税)。

愛する意味 (光文社新書)
上田 紀行
光文社

たぶん、著者が愛を語るためには14年の年月が必要だったのでしょう。

そのことは、「まえがき」で「この本は2005年に出版された『生きる意味』(岩波新書)の続編ともいうべき本です。・・・・この『愛する意味』ではそこから一歩踏み込んで、私たちの生きる意味の核心である愛について考えていきたいと思います」と書かれてることからも明らかです。

本文の他に長い「序文」「あとがきにかえて」でも読み取れます。

「あとがきにかえて」で著者は「愛することに一歩踏み出せない君への手紙」としてこう書き始めています。

「愛することに一歩踏み出せない君に、あなたに向けてぼくはこの手紙を書いている」

そして、こう終わっています。

「愛することへと一歩踏み出そう。君自身に大きなプレゼントを渡そう。そして愛する人へ、愛する世界へ大きなプレゼントを渡そう。そんな君はとっても素敵だ。そしてお互いに心からのプレゼントを渡し合っているぼくたちは、みんなとっても幸せになれる。そしてみんなとっても素敵な仲間になれるのだ」

この本の核心部分を思い切って一言で表すと、次のようだと言っていいでしょう。

「愛が欲しければ、愛するしかない」

第二章「恋愛結婚はなぜ失敗するのかで著者の30代前半の離婚体験を語った部分の「誰の人生にも、『神さまの穴ぼこ』が用意されています」という表現には、「うまい!」と膝を打つ私がいました。

私が最近読んだ本でこんなに赤線を引き、付箋紙を貼った本はないでしょう。

細かくいろいろ書きたいのですが、あえて「まえがき」「序文」「あとがきにかえて」以外の章立てをコピペしておくに留めます。

第一章 私はなぜ、愛の不毛地帯にいるのか
第二章 恋愛結婚はなぜ失敗するのか
第三章 トランスフォーメーション・ワーク 自分を書き換えるレッスン
第四章 再び、承認されたいという思いが湧き上がるとき
第五章 もっと恋せよ、日本人! 愛する意味を探求しよう
第六章 愛は偽りの秩序を更新する

『生きる意味』(岩波新書、740円+税)をまだ読んでいない人がいるとしたら、こちらもお勧めです。

生きる意味 (岩波新書)
上田 紀行
岩波書店

◆2015年1月11日付けブログ 本の紹介:『生きる意味』もご参照ください。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

アドラー心理学のカウンセリングでは、ライフスタイルを分析するためには、次の4つを手がかりにしています。

1.家族布置

2.早期回想

3.特殊診断質問

4.夢

9月21日(土)、22日(日)、23日(月、秋分の日)は、東京と新潟での4つを取り扱った日となりました。


9月21日(土)、22日(日)
開催の第74期 アドラー・カウンセラー養成講座 では、受講者の中から 佐々木祐輔さん をクライアントとし、導入(情報収集)期から分析期、洞察期、再教育期に分けて徹底的にライフスタイルの分析を行いました。

佐々木さんの子ども時代からのご経験がすべて現在の佐々木さんの応援団になっていることが見えてきました。

9月21日(土)の晩は、11人が参加して香港酒家で懇親会を行いました。

なお、写真のご提供は 友井川泰子さん (写真右)です。

友井川さん、ありがとうございました。

乾杯に続いてご歓談。

続いて一人ひとりの自己紹介。

仲間意識が一段と高まりました。

22日(日)に最後には、グループ・カウンセリングにも使える「ディベートもどき」と「エンカレッジ式」の集団討議法も行い、繰り返しやアイコンタクトの与える効果を実感してもらいました。

23日(月、秋分の日)は、7:04東京発の上越新幹線で新潟に向かいました。

上野からは偶然、長谷静香さん が同じ車両に乗り込んできたので、私の隣に席を移っていただき楽しい車中となりました。

新潟での アドラー派の夢のワーク は、初開催。

16名の、まるで厳選されたようなメンバーが集いました。

講義では、次のところを強調しました。

・私たちは、夢からライフタスクに関連するメッセージを受け取ることができる。

・夢の見方は、一人ひとりユニークである。

・自分だけではその夢のメッセージをしっかりと把握できないので、他者の助力が必要である。

受講者の一人が語る夢をもとに解釈を施しました。

圧巻は、大倉智美さん(集合写真もご提供) に見た火事の夢を巡るサイコドラマ(心理劇)です。

受講者に総出演してもらい、火事の3つの場面を再現。

それぞれの立場に人から見えたこと感じたことを語ってもらい、その後に役割毎に討議を行い、その内容を語ってもらいました。

グループ内でのやり取りを含めて夢のメッセージの受け取り方を学んでいただきました。

ご参加の方々、ありがとうございました。

◆次回の アドラー派の夢のワークは、10月26日(土)10:00~17:00にヒューマン・ギルドで行います。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月20日)の13:30~16:30は、磐田市役所で27人を対象に

OJTトレーナー フォローアップ研修

を行ってきました。

新幹線に乗っているときに、S女子学院の高校1年生のIさんからメールが入りました。

9月12日の取材依頼に対して電話で丁寧に応じた結果について報告がありました。

結論は「目標設定、目標達成によって 日常生活が充実することを促します」とありました。

なお、このことは、2019年9月14日付けブログ 女子高生に届くアドラー心理学:勇気づけと目標達成 に書いていますので、ご参照ください。


さて、9月17日(火) の夕べ、日経ホールで行われた日経MJプレミアムゼミナール 「川淵三郎氏特別講演会」のことを書きます。

タイトルは「夢があるから強くなる」

川淵三郎氏は、 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)初代チェアマン。
日本トップリーグ連携機構の代表理事会長に就任、JBAエグゼクティブアドバイザーでもある方です。

1936年12月3日生まれですから年齢は82歳。

講演の原稿なしで登壇、冒頭に昨日(9月20日)から始まったラグビーのワールドカップの話題から入り、サッカーがJリーグ創設前は、アジアの最弱国で、五輪予選で20年以上勝てない中でJリーグが発足したことを語りました。

その後は、1988年5月2日とホワイトボードに記入。

古河電工名古屋支店の営業担当の部長で、売上は着任時の2倍、将来は本社の営業本部長や取締役になれると思っていた矢先、連休中にも関わらず名古屋支店長から関連会社への出向を伝えられ、頭が真っ白になりました。

他社に自分を売り込もうと考えたとき、自分自身に何も説明できるものがないことに気づきました。

ほぼ同じタイミングで日本サッカーリーグの責任者である総務主事への就任を打診され、「プロリーグなんてできやしない」と思いつつも、日本のサッカーを世界で活躍できるように自分の人生を賭けてみようと思ったのです。

その後は、年月日や企業・団体の数字や固有名詞をしっかりとホワイトボードに書き込み、Jリーグ創設とその後、さらにはBリーグの展開を具体的に語りました。

全体を通じて私の印象に残ったことは、「何のために?」という理念の大切さで、理念があればビジョンが生まれ、方向性が出せるし、飛躍の条件になるということでした。

さらには、質疑応答の最後に「大きな決断をする際に大切なことは?」に対してこう答えたことが腑に落ちました。

「まずは知識を高め、その知識に基づいて自分の見識を持ち、それが実際に行動する胆識につながる」

恐るべき82歳、現役、川淵三郎氏でした。

◆川淵三郎氏のことについては、次のブログに書いています。
ご参照のほど

2009年7月1日付けブログ  左遷が変えた日本のサッカー界 ― 川淵三郎氏の話
2009年7月19日付けブログ ピンチを救った先輩の勇気づけ ― 「シュートなくしてゴールなし」
2015年12月10日付けブログ リーダーシップ Q & A :川淵三郎氏の断行力から学ぶ

◆「胆識」に関しては、次の記事をご参照のほど。

2009年8月7日付けブログ 「知識、見識、胆識」
2009年8月8日付けブログ 「続・知識、見識、胆識」 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月18日)の19:00~21:00は、一般社団法人 グローバル人事塾 主催の第117回勉強会で

アドラー流リーダーシップで最強の人材としなやかな組織をつくる

と題した講演(実はワークショップ)を行っていました。

全体で50人ほどの受講者(運営側を含む)で、ヒューマン・ギルドの関係者が半分近くを占めていました。

参加者には2人一組で討議をしていただき、最後は4人か6人一組で学びをシェアし合っていただきました。

柱となったのは、次の3点です。

・アドラー流リーダーシップ
・最強の人材のあり方
・しなやかな組織のつくり方

私は、この2時間の講演のために20時間ほど時間を割いて、まるで新規プログラムを完成させるようなくらいの準備をしました。

特に後半の「しなやかな組織の7つの条件」は、水と竹から連想を進め

(1)共同体的機能体
(2)相互尊敬・相互信頼の関係
(3)目的と目標の徹底
(4)協力的組織
(5)勇気づけ合う風土
(6)建設的対応
(7)構成員の全人格的成長

として展開しました。

冒頭は、「写真撮影不許可」として始めたのですが、途中から限定したスライドに限ってOKを出したところ、写真を撮る受講者が殺到しました。

いくつか実験的な試みができて構想も膨らみ、1日研修や、これから進める経営者向けの本や連載の素材ができた感じです。

講座が終わってからは懇親会。

多くの方々と話ができて、若者からエネルギーと情報をいただきました。

「若者はすごい」と感じた貴重な夕べでした。

このような機会をくださった 樫村 周磨さん (グローバル人事塾 代表理事、ゼスト(株)代表取締役)を筆頭に、ご参加の皆様、お手伝い役を担ってくれた 金井津美さん(ヒューマン・ギルド特別講師)、目次 心さん に感謝申し上げます。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月16日)は、ヒューマン・ギルドで アドラー心理学ゼミナール カウンセリング演習 を行っていました。

そこで気づいたのは、若者のすごさでした。

アドラー心理学ゼミナール では、池田亜紗さん(国際基督教大学大学院博士後期課程在籍中、社会心理学専攻)が講師としてご登壇。

池田さんは「ストレスや問題に打ち勝つ ― 『援助要請』をどう勇気づけるか」のタイトルで受講者に学問的な刺激を与えてくれました。

援助要請というのは「他者に援助を求める行動全般をさし、問題やストレスを抱えた際に、理解・助言・情報・治療・その他全般の援助を助けるために他者に働きかけること」だそうで、「知らない人に道を聞く」から始まり、「家族や友人との日常的な助け合い」「カウンセラーへの相談」にも及ぶようです。

しかし、「自分の問題は自分で解決しなければならない」という考えから、問題やストレスを一人で抱えこんでしまうケースが少なくありません。

小学生のいじめ、大学生の悩み、社会人のストレスという社会の実情から、性別、パーソナリティ、相手の特徴、文化的な影響、風土(雰囲気)、メリット・デメリットの予測の援助要請を左右する要因にも講義を展開しながら質問をもとにグループでの討議も進めてくれました。

池田さんのご研究の一つの「健康的な依存」にも触れながら、最後は

・援助要請は、悩みを抱えた人だけの問題ではなく、他者との関係の中で起きる

・「支援を求める力」「支援を受ける力」を育むには、周囲がどう働きかけるかということも重要

とまとめてくれました。


講義を聴きながら私なりのアドラー心理学の立場からすると、共同体感覚やカウンセリングと関連づけることができました。

例えば、「自立と依存のバランスがとれること」であり「人生満足度や幸福感の高さ、対人トラブルの少なさなどと関連」のある「健康的な依存」について言えば、私たちは食料やライフラインなどについて依存を抜きにしては生きられない代わりに対人関係やモノ、コトに過度に依存すると「依存症」と言われるくらいの弊害をもたらします。

また、過度の自立に走ると、「孤立」に入ってしまい、生きるのが困難になってしまいます。

となると、共同体の中で相互に依存しながら生活できるのが精神的な健康さである証でバロメーターとしての「共同体感覚」の問われるところです。

こう考えると、「自立とは、必要な時に人に頼れること」として池田さんが研究の一端を語ってくれたことが説得力を持ちます。

大学を卒業して銀行に勤務しているときにヒューマン・ギルドで学び、やがて畑違いの社会心理学を学ぶために大学院に進み、研究者になっている池田さんをヒューマン・ギルドで応援したい気持ちもご理解いただけることでしょう。

池田さん、あなたはすごい!

研究内容も素晴らしいし、プレゼンスキルも抜群だ!


ところで、ヒューマン・ギルドのアドラー心理学ゼミナール で講師を務めた人がその後ブレイクするケースが相次いでいます。

今後2カ月のアドラー心理学ゼミナール の予定は、次のとおりで、また、12月以降も登壇者を募集しています。

アドラー心理学ゼミナール  第148回

「親の信頼が招いた奇跡~障害児認定の我が子のIQ50以上upの物語」  

講師:井上あきこさん(hearty lotus 代表 、ELM勇気づけトレーナー、SMILEリーダー)
日時:2019年10月14日(月・祝) 11:00~13:00
受講料:2,200円(税込) 当日会場でお支払いください。

※講師からの内容説明※  
ご自身のお子様、もしくはあなたの周りに「気になる子」はいらっしゃいますか?  
中間子の現在6歳の息子が2歳の頃に発達の遅れが気になるようになりました。
周りからは「男の子だからのんびりなのよ」「気にしなくても大丈夫」と言われましたが、なにか違うと思っていました。  
毎日2時間は繰り広げられるかんしゃくと意思疎通ができなかった息子に「ほめるところがまるでない!」と地獄のような育児でした。  
そんな中、勇気づけを知って「ほめなくてもいいんだ!」と分かってから肩の荷が降り、接し方が変わりました。  
勇気づけ育児を続けて約4年が経ち、 医師に「不可能」と言われていた小学校の普通級に今年の4月から通い始めました。
この経験をお伝えしたいと思います。

アドラー心理学ゼミナール 第149回 

「大人のため の自己啓発童話セラピー、新作出版記念講演」 

講 師:高見澤秀男氏(インターナショナルスクール英語教員、心理カウンセラー、ELM勇気づけトレーナー、童話作家、写真家)
日 時:2019年11月10日(日) 11:00~13:00
受講料:2,200円(税込) 当日会場でお支払いください。

※講師からの内容説明※
「幸せになりたくない」と本心から断言する人に、私は会ったことが ありません。
一方で、幸せを望みつつ、それと全く反対の方向へ流されたり、 足を向けてみたり、時には敢えてその反対の道を選んで進む人には少なからず会ってきました。
実は、私自身の高校時代が正にそうでした。  
しかし、海外から日本を見る機会を持つことで、それまでわからなかった日本の姿が浮き彫りになる様に、「不幸せ」という状況は、幸せの姿をはっきりと浮き上がらせて見せてくれる、ありがたいものでもあるのです。  
新作童話の主人公は、親に捨てられ、生きるためにありとあらゆる悪事を働き、社会に「自分がいてもいい場所」が全くないまま若くして虚しく地獄に送られた青年でした。
しかし、天国から彼のために地獄を訪れた先生と一人の生徒との登校日の授業を通し、彼は学び、成長し、気づきを得るのです。そして物語の中で明らかになる衝撃の事実、また、驚きの結末へと展開していきます。 童話は子供だけのものでは決してありません。
アドラーの魔法の粉が 散りばめられた、大人のための自己啓発童話セラピーの世界へあなたをお連れいたしましす。

昨日の午後は、14:00~17:00に カウンセリング演習 を行い、ここでもヒューマン・ギルドで学ぶ若者のすごさを痛感しました。

こんなすごい人たちに囲まれている私自身にとてつもない幸福感を覚えた1日でもありました。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月15日)は、母の27回忌でカミさんと一緒に栃木県鹿沼市に出かけてきました。

同じ電車で乗り合わせていた姉と私たちを甥が出迎えてくれました。

両親の菩提寺である雲龍寺で母の27回忌法要を営みました。

甥たち夫婦3組の貢献が目立ちました。

甥たちは、足の不自由な車椅子の参列者にして誰よりも早く対応し、場所の移動にも車を動かしていました。

最高94歳から最年少の15歳まで(中学3年生)まで、岩井家の親族が集いました。

懐かしい人たちと話ができたのは、このような家族共同体が法事という宗教儀式で繋がれるっているからこそです。

お清めの席で近くの席の人と食事を済ませてお仕舞いにしたくなかった私は、施主である長兄に相談して、全員からひと言ずついただくことにしました。

この内容がとても面白くて、母のことを語る一人ひとりが独特の思い出を有しているのは当然のことですが、私なりの発見もありました。

・和服の似合う凛とした人(美人)

・とても面倒見がよかった人

・えこひいきもあった人

・酒飲みを集めてどんちゃん騒ぎが好きだった人

・芸をたしなみ風流だった人

・孫にビンタをくらわしたことがあった人(子どもたちにはいない)

・感謝の言葉を多発してこの世を去った人

私たち夫婦は、15:00に辞去して、17:00少し前に特急列車が浅草駅に着いたので、浅草寺にお参りに行きました。

浅草は、観光客でごった返していて、和服姿の外国人が目立ちました。

10年ほど前とは様変わりしていました。

浅草は、私が生まれる前の昭和20年まで両親と姉、兄2人、それに祖母が住んでいた町です。

戦災が激しくなり、家族は栃木県の鹿沼市に疎開し、そこに定住。親戚も両親を頼って移り住んできた地です。

母は歌舞伎を観に上京すると、社会人になっていた私を浅草に呼び出し、うなぎをご馳走してくれることが何度もありました。

その店が今でも残っています。

昨日は、実は、私たち夫婦の結婚式(1989年9月15日)からちょうど30年の、真珠婚の日でもありました。

「『生まれ変わるとしたらこんな家族の中で生まれたい』と思えるほどの環境で、最高の母親から生まれてよかった。こんな素敵な人と共に30年を過ごせて幸せ」と家族の絆を再確認できたとてもありがたい9月15日でもありました。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月13日)の午前中は、早稲田大学エクステンションセンター(八丁堀校)で より豊かなライフスタイルで生きる ― アドラー心理学の実践 の最終講義を行っていました。

八丁堀校ではこれが最後で、冬季は早稲田校で「勇気づけの心理学 ― アドラー心理学の実践」を1月10日(金)から2月21日(金)まで6回講座で担当します。

午後の13:30~16:30は、ヒューマン・ギルドに戻り 平日開催のカウンセリング演習 を行っていました。

珍しいことに合格者が2名誕生しました。

オフィスに戻ると、永藤かおるさん から「公認心理師、合格!」のメールが入っていました。
個人だけでなくヒューマン・ギルドにとっても慶事です。
ますますの活躍を期待しています。

 
さて、一昨日(9月12日)のことです。

S女子学院の高校1年生から取材依頼があったことに電話で丁寧に応じました。

こんな文章で数日前にメールが入っていたのです。

今回9月に行われる文化祭で「変化の無い日常は 退屈だと感じる」をテーマに日常に変化をもたらす為の、 目標達成に効果的な方法を調べています。

そこで岩井俊憲様にお聞きしたいことがあります。
メールで取材をさせて頂きたいのですが、 よろしいでしょうか。

ヒューマン・ギルドでは、ボランティア精神を発揮して、こういう案件にも丁寧に対応します。

16:30から電話でやりとりしていると、次のような質問が寄せられました。

質問1:効果的な目標設定の具体例は?

質問2:「勇気づけ」をすると、どうして目標が達成しやすいか?

質問3:目標設定と目標達成は、人の心理にどんな効果があるのか?

質問4:目標設定が目標達成に及ぼす影響は?

質問5:毎日同じことを繰り返してしまう理由は?

私が「目標達成の効果的な方法」に関連するパワーポイント資料を送っていたので、それに事前に目を通してもらっていました。

私はただちに、「目的と目標の違い」を伝え、ダイエットや進路に関してその実例を話し、ついでに、私が3年前に関わっていた某企業の技能オリンピックの指導例を用いました。

その他のことも含めて45分ほど高校生にもわかりやすくお伝えしました。

ヒューマン・ギルドでは、ご依頼いただいたことに対しては、誠意を持って対応します。

カウンセリングや講演・研修依頼でも、金額に関わらず信頼できる講師を紹介します。

また、原稿執筆依頼でも、適任者を探してご提案します。

ヒューマン・ギルドは、人材の宝庫です。

「人脈力」「提案力」こそヒューマン・ギルドの強みです。

どうかお気軽にご相談ください。

◆【目的】と【目標】の違いについては、次のブログをお読みください。

2019年7月2付けブログ【目的】と【目標】の違いを知らない人が多すぎる

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月11日)は、カウンセリングをしたり、原稿チェックを行ったりしました。

原稿チェックというのは、9月2日(月)に 株式会社 タナベ経営 の経営者を対象とするビジネス情報誌『FCCレビュー』 向けに若松孝彦代表取締役社長と行った<100年経営対談>の原稿のチェックでした。

『FCCレビュー』 担当の戦略総合研究所パブリッシングの池山佑子主任が実にしっかりとまとめてくれていました。

10月上旬に私の最初の原稿と同じ『FCCレビュー』 11月号に掲載されるのが楽しみです。

また、夕方には、毎日新聞出版からこの12月に発刊予定のエイジングの本の骨子が送られてきました。

腕まくりしたい気持ちになりました。

 

一昨日(9月10日)は、9:00~17:15にある企業の管理者クラスの応募型研修を行っていました。

タイトルは 部下・後輩を自律型人財へ!アドラー流リーダーシップ

研修の柱は、次の4つでした。

1.オリエンテーションとリレーションづくり

2.アドラー心理学について

3.モチベーションと勇気づけのリーダーシップ

4.実行計画づくり、まとめ


この研修に先んじて、2度ほどこの企業の研修担当の方と打ち合わせをして、しっかりとニーズをお聴きし、研修のタイトルに「自律型人財」を入れ、内容もカスタマイズしました。
もちろんヒューマン・ギルドならではの組織に生かせるアドラー心理学の考え方と勇気づけのシーズ(タネ、リソース)も入れ込みました。

私は、サラリーマン時代のスタートの4年半に営業の仕事をしていたので、このニーズを聴き取り、そのニーズにしっかりと沿った提案をできるのが得意です。
その後のカウンセリングを学ぶ過程でよりスキルが高まっています。

受講者24人を前にしてオリエンテーションの段階で「この研修は、講義の連続ではなく、講義・討議・演習を交え、途中の質問・ご意見も大歓迎のワークショップ・スタイルですよ」と申し上げていました。

そのことで、研修中に活発なやり取りが展開されました。

「why(なぜ)」を連発するパワハラ気味の上司役を演じるデモンストレーションでは、事務局の女性(Sさん)に部下役を演じていただきました。

私がしつこいくらい厳しい口調で「why(なぜ)」を繰り返すので、その方は言葉に詰まって泣き出してしまいました。

その後、各グループで年長、立場の上の人を部下役、として年下、立場の下の人を上司役としてロールプレイを行ったところ、これはとても受けました。

「why(なぜ)」の問題点と、「why(なぜ)」に代わるやり方を説明した後で、今度はSさんに再登場していただき、デモを行いました。

Sさんの目に涙がにじんでいるので、その訳を尋ねたら、「感激の涙です」とおっしゃっていました。

その後を省いて、私のメニューをすべてこなして研修は17:15には完璧に終わりました。

私は、終わりの時間を越えて研修や講演を行うことがありません。

ところで、このようなワークショップ・スタイル、今後はますますこのパターンで行おうとの信念を強めました。

◆ワークショップ・スタイルは、ヒューマン・ギルドの持ち味です。
ご関心のある法人の方は こちら をご覧ください。
カスタマイズが可能です。

ところで、ニーズにシーズを結びつけた研修/イベントとして今月中に2つの企画があります。

ヒューマン・ギルドでカウンセリングを学んでいる方には、100時間のポイントになります。

1.グローバル人事塾主催「アドラー流リーダーシップで最強の人材としなやかな組織をつくる」講演

9月18日(水)に「アドラー流リーダーシップ」 「最強の人材のあり方」 「しなやかな組織のつくり方」を3つの柱としてお伝えします。

日頃お伝えしているアドラー心理学を組織に適用する方策が得られます。

主催:一般社団法人グローバル人事塾

日時:9月18日(水)19:00-21:00 
タイトル:「アドラー流リーダーシップで最強の人材としなやかな組織をつくる」
料金:3,000円(税込み、資料付き、当日支払い)
場 所:プルデンシャル生命保険株式会社 セミナールームABC (千代田区神田錦町3-22 テラススクエア 6F) 申し込み:一般社団法人グローバル人事塾のサイトからか電話にて  
  サイト:http://www.global-jinji.org/  電話:03-3374-6090

月刊誌」『致知』 10月号「こ・ま・く」欄には、冒頭部分を次のようにご紹介いただいていました。

アドラーに学ぶ人材と組織づくり

弊誌2019年9月号の特集にご登場いただいた岩井俊憲ヒューマン・ギルド社長の講演会が9月18日(水)に開かれる。
タイトルは「アドラー流リーダーシップで最強の人材としなやかな組織をつくる」。
心理療法を確立したアルフレッド・アドラーの教えを実践的に学ぶ。
主な受講対象は企業経営者、管理者、人事担当者など。

2.日本医療企画「毎日の仕事をポジティブに♪ 対人援助職・看護師を応援するセミナー」

看護師の方だけでなくアドラー心理学とアンガーマネジメントが教えるさまざまな心の処方箋とそのエッセンスを吸収し、人間関係、仕事の仕方はもちろん、人生を変えるきっかけを手にするセミナーです。

私は司会・進行役として参加者を大いに巻き込みます。
「セミナー」となっていますが、後半部分はワークショップです。

日時: 9月28日(土)【セミナー】 13:00~17:00、【懇親会】17:30~19:30
会場: 銀座フェニックスプラザ(中央区銀座紙パルプ会館内3階ホール)
講師: 岩井俊憲、長谷静香氏、光前麻由美氏(50音順)
 受講料:5,000 円(税込)※会場でアンケートにお答えいただいた方に、「看護師のしごととくらしを豊かにする」シリーズ全11冊の中からお好きな1冊(定価1,620円)をプレゼント! 懇親会費:5,000 円(税込) 申し込み:https://www.jmp.co.jp/seminar/nurse/taijin/ から

 

ワークショップ・スタイルを楽しみませんか?

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月9日)は、これから次々と登壇する研修の資料を作成していました。

自分でも楽しみです。

15:00には、20年ぶりにある研修会社の方(女性)が入社間もない男性を連れてご来社でした。

以前からの知り合いではありましたが、名刺交換をしたら「代表取締役」と肩書がついていました。

20年の時を経てもこのようなご縁が復活するのは、それなりの年齢を重ねて来たからとも言えます

かつてのプロジェクトが復活することが決まりました。



さて、最近エイジングの本を2冊続けて読みました。

『老いる勇気』(岸見一郎著、PHP研究所、1,400円+税)と『スマート・エイジング』(村田裕之著、徳間書店、1,700円+税)です。

老いる勇気
これからの人生をどう生きるか
岸見 一郎
PHP研究所

 

スマート・エイジング
人生100年時代を生き抜く10の秘訣
村田 裕之
徳間書店

『老いる勇気』は、岸見さんのアドラー心理学とギリシア哲学に個人的な体験(親御さんの介護と看取りと、ご自身の病の体験)をもとに「老い」をテーマに書かれた本です。

第1章の「人生、下り坂が最高!」の中の「18歳の頃に自分に戻れるとしたら、戻りたいですか?」は、深く考えさせられた言葉でした。

おそらく私だけでなく読者のほとんどが現在の年齢を遡った1年間と18歳時の1年間では、比較にならないほど後者の方が、「あれもこれも」というくらい多彩な思い出に満ちているでしょうが、エイジングを重ねた人の多くはきっと、「戻りたくない」と答えることでしょう。

第2章の「『でも・・・・』の壁を越える」では、こんな言葉に出合いました。

「今の自分にできることを活かし、自分がどんな状態であっても、そこにいるだけで、生きているだけで他者に貢献できる。それがわかると、老いも病も恐くなくなります」

「自分はただ年を重ねているだけで、生きる価値もない」と思いがちな人を勇気づける言葉ではないでしょうか?

途中を飛ばして、第9章「『老いの幸福』を時代に伝える」は、次の言葉で結ばれています。

「経験したこと、学んだこと、そして『今、ここ』にある幸福を、何らかの形で手渡し、伝えていくこと — それこそが、老いた者の使命であり、すなわち老いの幸福なのではないでしょうか」

こんなふうふエイジングを勇気づけてくれる本です。


『スマート・エイジング』は、「人生100年時代を生き抜く10の秘訣」という副題で明らかです。

人生100年時代を乗り切るためには、加齢(エイジング)に対する「適応力」として「身体面」と「精神面(心)」の適応力があり、これらを持つためには、中年期から「正しい生活習慣」と身につけることが有用だとして3部に渡って10の秘訣が詳しく書かれている本です。

「エイジングによる経年変化に賢く対処し、個人・社会が知的に成熟されること」=「賢く齢を加えていくこと」と定義される「スマート・エイジング」のノウハウが散りばめられている、生活上の必需本です。

次の目次をご覧いただくだけで、この本を読みたいモチベーションが高まることと思います。

【本書の内容】 序 スマート・エイジングとは何か?

第1部 健康で自立して生活するための秘訣  
 秘訣その1 有酸素運動をする  
 秘訣その2 筋トレをする  
 秘訣その3 脳トレをする  
 秘訣その4 年齢相応の食事をする  

第2部 元気でいきいきと過ごすための秘訣  
 秘訣その5 達成すると嬉しい目標を立てる  
 秘訣その6 リズミカルに活動する  
 秘訣その7 不眠の原因を取り除く  

第3部 自分らしく生きるための秘訣  
 秘訣その8 お金を稼げるために「自分軸」で生きる  
 秘訣その9 他人(ひと)の役に立つことをする  
 秘訣その10 好きなことに徹底的に取り組む


こうして書いてみると、『老いる勇気』がエイジングの理論編、『スマート・エイジング』が実践編として併読するのが好ましいようですね。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

ヒューマン・ギルドでは、アドラー心理学を学ぶアドラー心理学を活かす の両方を可能にするアドラー心理学では日本最大の教育機関です。

それぞれのURLをたどっていただくと、そのシステムが明記されています。

その活動の一環として私は、9月6日(金)に 平日開催アドラー心理学ベーシック・コース、昨日(9月7日)は、第74期 アドラー・カウンセラー養成講座 の講師を務めていました。


平日開催アドラー心理学ベーシック・コースで)


(第74期 アドラー・カウンセラー養成講座 で)

両講座共に共通しているのは、一方的な講義で進めるのではなくグループの力学を大切にしていることで、「講師からだけでなく仲間からも学ぶ」ということをスローガンにしています。

グループの力学を大切にしていることのもう1つの証は、講座中の質問・意見などの受講者からのご発言をとても大切にしていることが大きな特徴です。

アドラー心理学を伝えている講師の一部に質問をあらかじめ紙に書いて提出させるやり方をしている人がいらっしゃるようですが、私はこのやり方を採りません。

ライブ感が損なわれるからです。

平日開催アドラー心理学ベーシック・コース では、予定よりも早い展開だったので、1時間の質疑応答の時間を設けました。

すると、質問が出るは出るは。

さらに私は、予想外の質問が出ても、パソコンにあるデータをもとにすぐに資料を取り出して回答できる特技があります。

私の学び方のこだわりは、「人は自分が聞いた話よりも語った話をより記憶する」ということです。

じっと聞いてもらうよりは、躍動感をもとに語りながら、そして討議・演習を通じて全身で知識を習得していただきたいのです。

それがヒューマン・ギルドが大切にしている アドラー心理学を学ぶアドラー心理学を活かす  やり方です。

アドラー心理学を活かす  方向については、そのためにヒューマン・ギルドでは、学び方のシステムがしっかりしていて、いくつかの養成講座を用意しています。

(1)アドラー・カウンセラー養成講座
(2)ELM勇気づけトレーナー養成講座(10月12.13日(土・日)に開催)
(3)SMILEリーダー養成講座(11月2.3.4日(土、日、月・祝)に開催)

もう1つの特徴があります。

ヒューマン・ギルドで養成講座を学ばれた方の自主勉強会を、ヒューマン・ギルドの研修室をご利用いただいて応援していることです。

昨日(9月7日)は、アドラー派の夢のワーク を受講された4人(リーダー格:番澤清美さん)が各自の夢を出しながら自主勉強会を行っていました。

このような学びのシステムの中にあなたも参加しまませんか?

◆10月26日(土)に次回のアドラー派の夢のワーク を行うことを予定しています。
9月23日(月、祝))10:00~17:00 新潟開催 の夢のワークもあと数名受け入れがかのうです。

アドラー心理学ベーシック・コース については、次のとおりで長崎や名古屋でも開催されます。

長崎開催アドラー心理学ベーシック・コース  (11月9・10・23・24日(土日4日間)土曜13:30~19:00 日曜9:30~17:00)

名古屋開催アドラー心理学ベーシック・コース(11月30日12月1.14.15日(土日4日間)土曜13:30~19:00 日曜9:30~17:00)

東京開催アドラー心理学ベーシック・コース(12月7.8.21.22日(土日)、土曜13:30~19:00 日曜10:00~17:30)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

一昨日(9月4日)、昨日(9月5日)は、それぞれ福島県のある行政組織の研修を会津若松市といわき市で行ってきました。

一昨日は、東山温泉のホテルから東山温泉駅に送ってもらい、下の渓流を見たら珍しいかたちをしていたので、思わず写真を撮りました。

研修が午後からだったので、午前中の観光は、鶴ヶ城だけに留めました。

観光中に毎日新聞出版 図書第一編集部 編集長代理の久保田章子さんから出版企画が通った旨のメールが入りました。
このブログのカテゴリーの「ウェルカム・エイジング」に関連する本です。

8月20日(火)にお目にかかり、私なりに提案したことが企画として通ったことになります。

年内に出版するとのことで、これから忙しくなります。


本と言えば、実はもう1冊出版が決まっているのです。

まだ詳しくお伝えできませんが、致知出版社 から年度内に単行本を出します。

月刊誌」『致知』 9月号での「アドラーとドラッカーに学ぶ人間学」のテーマでの対談(取締役致知編集部副編集長  藤尾 允泰さん ご担当) は、この出版が決まってから書籍編集部 課長の 小森俊司さん が社内折衝をしてくださったおかげです。

さらに遡れば、小森さんに私をつなげてくださったのは、致知出版社 営業部係長の 松澤広幸さん(ヒューマン・ギルド会員)でした。

ですからご縁は 松澤さん→小森さん→藤尾さん とつながったことになります。

 

さらに、です。

藤尾さんにイベントのお願いをしたところ、月刊誌」『致知』 10月号「こ・ま・く」欄にちゃんと掲載してくださいました。

それが、以下の記事です。

アドラーに学ぶ人材と組織づくり

弊誌2019年9月号の特集にご登場いただいた岩井俊憲ヒューマン・ギルド社長の講演会が9月18日(水)に開かれる。
タイトルは「アドラー流リーダーシップで最強の人材としなやかな組織をつくる」。
心理療法を確立したアルフレッド・アドラーの教えを実践的に学ぶ。主な受講対象は企業経営者、管理者、人事担当者など。
会場はプルデンシャル生命保険セミナールーム(東京都千代田区神田錦町3・22テラススクエア6F)。
18時30分受付開始、講演は19時~21時。 料金は3000円。
問い合わせ、申し込みは一般社団法人グローバル人事塾 
 電話:03・3374・6090
 

このように書いてみると、私の提案力は、かけがえのないご縁のつながりによって生かされていることがわかります。

私とご縁を結んでくださっている方々に心から感謝申し上げます。

本当にありがとうございます。

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