アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

少しばかりシリアスな話かもしれません。

我が家族にとって大切な人が長らく昏睡の床にいます。その方のために我が家族は、朝に晩に祈りを捧げています。「この祈りが神仏のもとに届きますように」と願いを込めて。

私は、祈りや瞑想の体験をもとに「祈りは、神仏に語りかけることで願いを伝えること、瞑想は、ひたすら耳を傾けることで神仏のメッセージを聴き取ること」という信念を持っています。
その信念をもとに、神仏に願いを聴き届けてほしいと、最近は、ひたすら祈っています。

私は祈りのパートを受け持ち、妻は、昏睡の床にあるその方の手を握って語りかけるパートを担っています。昏睡の床にあっても、聴覚が敏感であることを知っているからです。

そのことを学んだのは、大分県で行われた講演会でのことです。私の前の講演者だった松原哲明師(臨済宗・龍源寺住職)が自らの昏睡体験に関して、昏睡状態にあるとき、医師と家族が話しているのを全部聴いていた、とお話しされていたのです。「皆さん、ロクでもないことを枕元で言ったら、祟りますからね」と冗談もおっしゃっていました。

ともあれ、祈ること、そして語りかけることは確実に届く、と信じて我が家族は続けます、ひたすらに。

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