いっちょー会

被害者の、被害者による、被害者のための交流会

全国クレ・サラ・商工ローン・ヤミ金被害者交流集会in秋田

2008-12-04 17:43:01 | Weblog

 全国クレ・サラ・商工ローン・ヤミ金被害者交流集会in秋田 

 クレ・サラin秋田 報告書 

 第15分科会 相談員交流     
                       いっちょー会運営委員 S,K  

 まずは、全員の自己紹介から開始。
 時間がたくさんあったので、それぞれ全国の会について報告・質問が飛び交い、とても有意義な勉強になりました。

 特に印象に残ったのは、共にギャンブル依存症・そしてヤミ金相談に頭を抱えた相談員の皆さんが多かったことです。

 その場では、大阪いちょうの会が、定例被害者交流会と併せて一番先端をゆく会だということを痛感しました。並んでいたメンバーは、会自体を支えている熟練した相談員から、年数の浅い相談員、各地の労働金庫勤務の方、法律事務所勤務、司法書士補助者など多様な皆さん。

 すべては被害者への対応について、熱心に取り組んでいらっしゃいました。

 念をおして、丁寧と優しさ、そしてとにかく状況を深くまで聞き出すことに話はまとまり、GAの存在と家計簿の提出、そして被害者との付き合いがいかに最初の一歩として大切か、ということで意見交換が繰り広げられました。

 中には、いわゆる法律家を頼らず、被害者が取引履歴書を手計算し特定調停に特化した会もあり、生活立て直し読本と表して被害者へ家計簿や借金に至った経緯について詳細に渡り書き出す冊子を発行している、非常に完成度の高い内容で関心しました。これなら被害者交流の側面でも、そして法律家への配転にまで役立つものだと参考になりますので、こちらでのオリジナル冊子も作成すれば相談員や法律家としても内容の把握に有効だと思います。

 どの会についてもそうですが、会費の徴収についても様々の対応をされていました。

 月100円で対応する団体もあり、大阪よりずっと高価な会費にて運営を支えている団他もあり、多種多様です。

 ギャンブル依存、ヤミ金対応も各団体の大きな差があって、GAとすっかりつながっているところ、GAの言葉自体を知らないところなど、大阪ではここでも取組自体が先をゆく大型組織でした。

 それも人数の多さやたくさんの熱心な勉強家が多いことを知る瞬間でもありました。

 ヤミ金対応についても、警察の認識がいかに薄いかということを皆さん嘆いておられ、秋田の行政とのコラボレージョンがいかに強いかということを見せつけられた感覚です。

 翌日の晩、朝とマスメディアでの取り上げ方が物凄く、相談員交流の様子までNHKに流れていて、自分の顔が映っていることに驚きました。ここでは、本気で行政が乗り出している様子がうかがえます。

 ただ、実行委員会については、こういった集会を開く習慣がないためか大阪のような認識度はないため、たくさんの参加者が困惑する面も見られ、こんな場面までも大阪の良さを垣間見ることになってしまい、結局、行政との連携がすごいのか、そうでないのかが疑問に感じます。

 デリケートな地もあるわけで、マスメディアの活用の仕方にも問題があります。

 そんな総会の様子も紹介しつつ、この辺で拙い報告を終わらせて頂きたいと思います。       ありがとうございました 

 

 

 


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