2007年9月度 定例被害者交流会(いっちょー会)報告
(報告者 いっちょー会運営委員 N委員)
1.開催要領
日 時) 2007年9月8日(土) 午後1時30分~4時
場 所) 国労大阪会館 B1F 会議室
参加者数) 47名(内、初参加者27名)
2.進行概要 司会) N運営委員
開会挨拶 事務局挨拶・運営委員代表挨拶・司法書士挨拶
自由懇談 (司法書士質問コーナー設置・テーブル毎委員と相談・懇談)
企画コーナー オブザーバーによる体験談紹介
用山 恵子氏(NPO消費者サポートセンター理事長)
参加者自己紹介・近況報告
事務局・運営委員からのお知らせ(「家計簿プレゼント」・アンケート依頼)
閉会挨拶 次回いっちょー会の案内・他
3.所 感 運営委員 N氏 記
いいお天気で、先月より少しは暑さも和らいだおかげなのか、当初の予定よりも多い47名(運営委員を含む)の参加をいただきました。初参加の方は、27名でした。多少運営委員の方々に我慢をお願いしたこともありましたが、うれしい悲鳴に近いものがありました。
今回も運営委員宛てに出欠に関する事前連絡が何件かあり、はじめての人を含めて、参加される皆さんの意識の中に、この会から何かしらの良い部分が伝わりだしてきているのかなとも感じます。
常連さんも少しずつですが増えてきているようで、「参加者自己紹介」の中で、明るく受任以降の近況報告をされて、いちょうの会に対しての感謝の意を述べられる方もおられました。
「ひったくりに全財産を盗られて、ヤミ金にかかったところを助けてもらったので、今度は助けたい」と話される方や、緊張したり、どんなことを言えばいいのかわからなかったりして、「どこから来ました、誰々です、よろしく。」という方もおられます。
このような自己紹介を、初参加の方でも、マイクを持って話をしたことがない方でも、少しでもしやすいようにということも兼ねて、「体験談紹介」を先にしていますが、今回は、オブザーバーの「NPO消費者サポートセンター」用山恵子さんにお願いいたしました。
普通ではなかなかプライバシーに深く関わることは話せないと思いますが、その中で話しながら声を詰まらせるシーンを目の当たりにして、目頭を押さえる方もおられました。
「借金をするつもりでなくても借金ができてしまうこともあるので、自分の持てるどんぶりの中で収まる生活を心がけること」「一度解決したら、二度と同じことに陥らないこと」「お金(特に借金)の話は、家族の中でもタブーになって話せないという社会共通の現状のために、相談でくる環境を作っていきたい」というアドバイスと決意をあつく語っていただきました。
また、司法書士の先生からも最近ご自身に起こったことやアドバイスを話していただいたり、運営委員の中からもまだ誰にも話したことがないという話も出てきたりして、「情報交換や勉強の場」「生活再建のきっかけの場」ということ以外にも、何でも話せる「家庭的な雰囲気」をも持ち合わせるようになってきているのかなとも感じます。
「ここへ来たら孤独から解き放たれて、明るくなれて、希望が持てる」と感じてもらえたらいいなあと思います。
つたない司会で、時間配分をうまくとれませんでしたが、これに懲りず、来ていただいた多くの方がリピーターとなっていただけたらと願うばかりです。
これからも、「被害者の、被害者による、被害者のための交流会」であるとともに、「みんなのために」なる会にするためにがんばっていきますので、さらなるご協力をお願いいたします。
次回の「いっちょー会」は、10月13日(土)、国労大阪会館で実施いたします。多数のご参加をお待ち申し上げております。また、当日の会場設営や運営等をお手伝いいただける方も随時募集しております。
(今後のスケジュール)
10月13日(土) 10月度 定例被害者交流会
11月10日(土) 「いちょうの会」15周年記念行事合流につき・休会
12月 8日(土) 12月度 定例被害者交流会
(2008年1月以降は、別途連絡いたします) 以 上