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レオパレス違法建築 2012年から不正把握か 衆院予算委 宮本岳志議員が内部資料入手

2019-02-23 19:14:03 | Weblog

              レオパレス違法建築 

             2012年から不正把握か 

          衆院予算委 宮本岳志議員が内部資料入手 

レオパレス違法建築 2012年から不正把握か 衆院予算委 宮本岳志議員が内部資料入手
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2019-02-23/2019022315_01_1.html

 サブリース業界大手レオパレス21(東京都中野区)が開発・販売したアパートで屋根裏に設置し延焼
を防ぐ壁(界壁)などの不正が発覚した問題で、同社が2012年から建築基準法違反の状態を把握して
いた疑いを、21日の衆院予算委員会で日本共産党の宮本岳志議員が独自入手した同社の内部資料をもと
に明らかにしました。

 宮本氏が入手した資料は、同社家賃改定事務局が12年に作成したもの。同社が「終了プロジェクト」
と名づけ、大幅な家賃減額を示しオーナーから解約を申し出るようしむけていた問題でオーナーと訴訟に
なった際に作成された書類です。

 宮本氏は、この裁判でオーナー側が12年11月、「界壁の不備」を争点に追加したことを受けて、同
社は翌月たちまち和解交渉に転じたことを指摘。書類には「当社の一番の懸念は、現時点で『レオパレス
が建築基準法違反』という記録が残ること」などと記載していました。和解案を100%受諾した場合に
「本裁判において、建築基準法違反という文言は記載されない」「本裁判にかかわった弁護士らにオー
ナーが相談した場合、高い確率で建物検査をアドバイスされる懸念あり」などと記載されています。

 宮本氏は「レオパレスは少なくとも12年以降から自らの物件に建築基準法違反が広く存在することを
知っていたのでは」と追及しました。国交省は「コメントはさし控えたい」と答弁。宮本氏は「国会で徹
底解明が必要だ」と訴え同社関係者の参考人招致を求めました。

 同社の物件で、壁の中に燃えやすい発泡ウレタンが使用されていたことについて、宮本氏は建築確認制
度が機能していなかったことを指摘。国交省は「下地材は施工された後の発見が難しい。工場生産されて
いる部品は現場確認の際に確認することは困難」と認めました。宮本氏は「同社の関係工場の立ち入り調
査など徹底的に原因を洗い出すべきだ」と要求。石井啓一国交相は「確認すべき事項について申し入れ、
回答を求めている」と答弁しました。宮本氏は「レオパレス任せでは絶対に解決しない。徹底した調査を
求めたい」と訴えました。

 また宮本氏は「一刻も早く法律でサブリースの規制を行い、業者の登録を義務化して、違法行為があれ
ば営業停止などの処分をするべきだ」と追及。石井氏は「実態を把握し、結果をふまえて法制化も視野に
入れて検討をすすめていきたい」と答えました。


レオパレス21の建物施工不備…引っ越し要請受けた入居者困惑

2019-02-19 20:40:48 | Weblog

                                 レオパレス21の建物施工不備   

                                 引っ越し要請受けた入居者困惑    

レオパレス21の建物施工不備…引っ越し要請受けた入居者困惑
https://www.mbs.jp/voice/special/archive/20190218/

最大約1万4000人に退去が求められる可能性に発展したレオパレス21の施工不備問題。耐火性や遮
音性に不備があるアパートも多く、入居者やオーナーから不安の声が上がっています。

入居男性「有名会社だから信頼できると…」

兵庫県伊丹市にあるレオパレス21のアパートで8年間、ひとり暮らしをしている伊藤信行さん(4
2)。2月初旬、住んでいる建物が防火基準を満たしていないことがわかりました。

「結構辛いですよね。不安もありますし怒りというか。レオパレスっていう有名会社だったので信頼でき
ると思っていました」(伊藤信行さん)

去年、建設した建物のうち200棟余りのアパートなどで施工不備が見つかったレオパレス21。今月7
日、新たに33都府県の1324棟の建物で耐火構造や遮音性が国の準を満たしていないなどの不備が
あったことを明らかにしました。

3階建ての共同住宅では延焼しにくくするため、天井の石膏ボードを2枚張りにすることなどが定められ
ていますが、1枚だけになっていました。また、外壁の断熱材や部屋を区切る壁には綿状のガラス繊維素
材などを使うことが定められていますが、実際はコストを低く抑えることができる発砲ウレタンが使用さ
れていたのです。

「一番大きな問題は出火したときに燃えやすいことですから、寝ている間に隣から出火したときに十分に
避難する時間がないとか、(避難する)時間がないままに燃えてしまうとか、そういうリスクが高くなる
と思います」(タウ・プロジェクトマネジメンツ 高塚哲治・一級建築士)

紙1枚だけで「3月末までに退去してください」

伊藤さんのもとには2月はじめ、レオパレスから一通の手紙が届きました。
「『何やろうな』って最初思って、『何かの請求かな』と思っていたら、『3月末までに退去してくださ
い』って内容の封書だったので。(Q.この紙1枚?)そうですね、これだけです。(Q.説明に回って
くることもなく?)全くありません。8年間ここに住んでいて、何不自由なく暮らしていたので、それが
いきなり引っ越しってなって、辛いというか腹立たしい」(伊藤さん)

施行の不備が見つかった1300余りの建物に住む入居者の数は1万4400人あまり。レオパレス21
はこのうち、耐火構造に特に問題がある641棟の約7700人に対し、3月末までに転居するよう求め
ています。伊藤さんは現在急いで引っ越し先を探していますが、思うように物件が見つからないといいま
す。

「引っ越し先がまだ決まっていない状態で仕事をしているので、それが一番不安です」(伊藤さん)

オーナー「2枚張りのはずが1枚だけ」アパートに施工不備

困っているのは入居者だけではありません。両親がレオパレスオーナーである男性は去年6月、大阪市内
にあるアパートに施工不備があることがわかりました。

「『やっぱりか』という感じでは思いますね」(レオパレスオーナーの50代息子)
設計図では部屋を区切る壁が2枚張りとなっているにもかかわらず、1枚だけになっていたり、壁の板が
途中で切断され隙間ができているのが見つかったのです。

そもそも、レオパレスは一般から募ったオーナーに建築費用などを支払わせてアパートを建設し、オー
ナーはそのアパートの部屋を貸して家賃収入を得ています。今回の施工不備は建築費を支払ったオーナー
にとっても寝耳に水でした。問題が発覚してからもう8か月も経っていますが、未だに改修計画すら示さ
れていないといいます。

「計画ぐらいは出してもらう。それに対して進捗を報告してもらったらわかるんですけど。今の時点でま
だ何も連絡というか、(見通しが)立っていないという話なのでそこが一番心配ですね」(レオパレス
オーナーの50代息子)

オーナー説明会 不安や怒りの声「何も解決していない」

2月17日、レオパレス21は関西で初めてとなるオーナー向けの説明会を開きました。
【説明会のレオパレス役員の音声】
「私どもがご心配ご迷惑をおかけして、誠に申し訳ございません」
説明会では、レオパレス21の役員が今回の問題が発覚した経緯や施工不備が見つかった建物に関する報
告を行いました。

【レオパレス役員】

「何よりも会社のその時の体質、売り上げを急ぐ、工期を可能な限り短縮させる。3月末が入居の一番の
シーズンなので出来る限りそこにあわせたいと」
今回の問題の原因について、少しでも売り上げを伸ばすため、3月の決算に間に合うよう工事を急いだな
どと話しましたが、出席したオーナーからは…

【オーナーの音声】

「会社として隠蔽体質でしょ、どこが現場の責任なんですか。組織上の問題でしょ。予めわかっているわ
けでしょ。そういう反省もなしにどうして我々オーナーは納得できるんですか」
これに対し会社側は…

【レオパレス役員】

「おっしゃるとおりでございます。緊張感を持ってやれることを全て数か月の中で大至急やっていくと」

【オーナー】
「数か月じゃないですよ、数か月じゃ持たないですよ」

【レオパレス役員】

「肝に銘じて対応したいと思います。よろしくお願いします」
説明会は約1時間半に及びましたが、修繕を行う具体的な時期などは示されず、出席したオーナーたちの
不安を取り除くことはできませんでした。参加したオーナーは…
「謝罪はありました。ありましたけど、そう簡単なものではないし、謝罪があったからと言って、まだ何
も解決はしていませんし。実際に(改修が)履行されてからじゃないと不安は払拭されませんので」(レ
オパレスオーナーの50代息子)

このほか説明会に参加したオーナーからは「改修費の負担や家賃保証をするというが、レオパレスにつぶ
れられても困る」、「改修が終わってもイメージダウンで新たな入居者を探すのが難しいのでは…」と
いった声もありました。全国に広がったレオパレス21の施工不備問題。入居者とオーナーの不安は増す
一方で先行きは不透明です。


「転居ゆっくり考えて」・・大阪で無料の電話相談「レオパレス居住者110番」

2019-02-17 11:37:59 | Weblog

            「転居ゆっくり考えて」 

       大阪で無料の電話相談「レオパレス居住者110番」 

「転居ゆっくり考えて」・・大阪で無料の電話相談「レオパレス居住者110番」
https://www.ktv.jp/news/articles/db03e550a0e0458ea813f82bf4ec58e1.html

司法書士「立ち退かなければならない根拠は全くない」

国の基準を満たさないアパートの建築をしていたレオパレス21が、住人に対し不当な立ち退きを要求し
ているとして大阪の弁護士らが無料の電話相談を行っています。

【相談を受ける司法書士】
「言われるがままに出てしまうと、丸め込まれて終わりということもありますので」

電話相談を開いたのは、「賃貸住宅トラブル阪神ネットワーク」などに参加している弁護士や司法書士ら
約20人です。
先週、レオパレス21が建てた一部のアパートで建築基準法が定める耐火性能を満たしていなかったこと
が発覚、住人約7800人が、来月末までに引っ越しするよう求められています。

【大阪いちょうの会 代表幹事 堀泰夫 司法書士】
「(引っ越しの)全費用負担すると発表していたが、非常に不確定。立ち退かなければならない根拠は全
くないので、ゆっくり考えて出ればいい」

この電話相談は17日(午前11時~午後5時まで)も行われる予定です。


【レオパレス居住者110番】
06-6361-0546

レオパレス居住者110番
https://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_752.html

国の基準に満たないアパートを建てたレオパレス21が住民に不当に立ち退きを求めているとして、大阪
などの有志の弁護士が電話相談会を開いています。

レオパレス21をめぐっては、施工したアパートの天井で耐火の性能を満たしていない不備があるとし
て、7700人あまりの住民が不当に転居を求められています。この電話相談は「賃貸住宅トラブル阪神
ネットワーク」などに参加している大阪や兵庫の有志の弁護士や司法書士が担当。住民らに対して不当な
立ち退きを求められても法的根拠がない中で応じる必要がないと呼びかけています。電話相談は16日と
17日の午前11時~午後5時まで。電話番号は06ー6361ー0546です。若い住民も多いためツ
イッターの専用アカウントを通じても情報を発信していくということです。


レオパレス物件、天井裏仕切り壁1枚だけ「アウトやろ」

2019-02-10 21:19:29 | Weblog

             レオパレス物件  

         天井裏仕切り壁1枚だけ「アウトやろ」 

レオパレス物件、天井裏仕切り壁1枚だけ「アウトやろ」
https://www.asahi.com/articles/ASM28721DM28ULFA00R.html

 レオパレスのアパートで国の基準を満たさない物件が見つかり、最大1万4千人余りが引っ越しを余儀
なくされる事態になった。入居者には就活を控える学生もおり、「なぜ、この時期に」と困惑の声が上が
る。ローンを組んで建てたオーナーや、人手不足の引っ越し業者も先行きが見えず頭を抱える。

 大阪府東大阪市にあるレオパレスのアパートに住む大学3年の男性(20)は「何でこんな時期なのか
と腹が立つ」と憤る。

 8日昼、ニュースで気づいて会社に問い合わせると「天井に施工不良があり、近いうちに退去が必要」
と説明された。大学の定期試験を終え、就職活動に本腰を入れる矢先だった。「物件探しや荷造りをして
いる時間なんてないのに」

 現在の家賃は4万円程度で、大学からも徒歩圏内だ。「同じような条件の場所がすぐに見つかるのか」
と不安ばかりだ。

 同社が1996年3月~2001年1月に施工した「ゴールドレジデンス」シリーズの641棟は、天
井の耐火性能を満たさず特に危険とされる。入居する7782人に3月末までの退去を求めている。引っ
越し代は同社が全額負担し、業者の案内もするが、「日程などは当事者間の調整次第」(広報)という。
遮音性や外壁の不備物件も合わせると、影響は33都府県の1324棟に広がる。
 東京都日野市にある同じタイプ…

レオパレス、図面と異なる部材を搬入 基準外が複数例
https://www.asahi.com/articles/ASM287RR5M28ULFA042.html

 レオパレス21が国の基準を満たさないアパートを建てた問題で、同社が地方自治体に出した建築確認
用の設計図面には基準に合った部材を記しながら、実際の現場には基準外の違う部材を運び込んだ疑いの
ある事例が複数見つかった。関係者が8日明らかにした。

 アパートなどを建てるレオパレスのような業者は、その図面を地元の地方自治体に事前に出して、建築
基準法の法令を満たしているかどうかの確認を受ける。「建築確認」と呼ばれる仕組みだ。

 関係者によると、今回不備が明らかになった物件の中から、レオパレスが図面に記した部材と、同社が
建築現場に実際に運び込んだ部材が違う物件が見つかった。その中に、図面の部材が基準を満たす一方、
運んだ部材は基準を満たしていない例が複数あった。

 レオパレスはこれまでの記者会見で「社内の設計部門と(部材の)発注部門の情報共有が図れていな
かった」「図面の表記の不統一で現場の誤解を招いた」などと説明してきた。

レオパレス、439億円最終赤字 4~12月、施工不良響き最大 入居率低下続く
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO41100870Y9A200C1EA6000/

施工不良の問題が響いてレオパレス21の業績が悪化している。8日発表した2018年4 12月期連結決算
は、最終損益が439億円の赤字(前年同期は128億円の黒字)だった。同社がこの期間に計上する赤字額と
しては過去最大。補修工事の費用負担などを見込んで損失引当金を大幅に積み増した。トラブルの影響で
入居率の低下が続いており、本業の「稼ぐ力」も落ち込んでいる。

最終赤字は7年ぶり。過去に手掛けたアパートで施工不良が発覚し、補修工事の費用や今後の引っ越し代
の負担を見込んだ引当金など434億円を特別損失として計上した。アパートの売却損なども発生して特別
損失は合計510億円にのぼり、自己資本は18年12月末時点で1069億円と1年前から32%減少した。

売上高は前年同期比2%減の3763億円、営業利益は65%減の65億円だった。主力の賃貸事業が落ち込ん
だ。レオパレスは主に地主から賃貸アパートの建築を受注し、完成後に物件を一括で借り上げて入居者に
転貸する「サブリース」の大手事業者。賃貸管理戸数は57万戸で、物件のオーナーに支払わなければなら
ない賃料が月約250億円にのぼる。

アパートの入居率は18年12月末時点で85%と、1年前から4ポイント低下。期中平均では89%で1ポイン
ト弱の低下だった。同社は18年春、アパートの一部で界壁と呼ぶ屋根裏の部材が未設置であることが発覚
し、過去に施工した全3万9085棟を調査している。1月28日時点の調査結果によると、これまでに不備の
有無を判定した1万2364棟のうち、86%で何らかの不備が見つかった。

不備のある物件は補修工事完了まで入居者の募集を停止している。このため調査が進むにつれて、アパー
トの空き部屋が増えている。工事完了後、行政機関との調整で募集再開に時間がかかっている例もあると
いう。

アパートの建築事業も苦戦した。18年4~12月期の部門別の営業損益は26億円の赤字(前年同期は8億円
の黒字)だった。大都市圏では建築事業者間で受注競争が激化している。金融機関が投資用不動産向けの
新規融資に慎重になっているのも響いた。

入居者が減っている影響もあって、本業に伴う現金の出入りを示す「営業キャッシュフロー」は73億円の
マイナス(前年同期は74億円のプラス)となり、現預金は18年12月末で892億円と1年前から7%減っ
た。資金が不足する場合は自社で保有する物件を売却して対応する方針だ。

19年3月期通期では380億 400億円の最終赤字を見込む。最終赤字は8年ぶり。予想数値に幅があるのは
期中に入居募集を再開できる戸数が不明なためだ。レオパレス株は8日、朝方から売り注文が殺到し、取
引が成立しない状態が続いた。大引けでは制限値幅の下限(ストップ安水準)となる前日比100円
(19%)安の415円で一部は売買が成立した。

追及 アパート商法の闇 「違法建築」改修 レオパレス 7782人に退去要請 オーナー怒りと不安
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2019-02-09/2019020915_01_1.html

 大手サブリースのレオパレス21(東京都中野区)が開発・販売したアパートで新たに1324棟で建
築基準法違反の疑いが発覚した問題で8日、同社は3月末までに退去するよう入居者に要請を始めまし
た。違法建築の疑いが見つかった物件には、計1万4443人が入居しており、アパートの所有者は同社
の対応に不安と怒りをつのらせています。(原千拓)

3月末までに

 同社が退去を求めているのは、早急に改修が必要な天井工事を伴う641棟の7782人です。入居者
の転居費用について、レオパレスの物件以外に引っ越す場合は、原則として敷金や礼金などは支払わない
と発表したものの、その後「払う」と訂正しました。

下請けに責任転嫁

 新たな施工不良が見つかったのは1996~2001年に着工した33都府県の1324棟の物件。天
井の耐火性能が国の基準を満たしておらず、外壁や屋根裏などに設置する延焼や音もれを防ぐ壁(界壁)
に使われる素材が建築基準法の規定とは異なるものが使用されていたなど同法違反の疑いがあります。

 会見で深山英世社長は「当時の順法性に対する意識と施工管理のぜい弱さがこういう結果になった」と
説明。同社対策本部責任者の平坂弘幸氏は「基本的に協力業者が施工して社員が確認検査をするが、社員
のレベルがまちまちだった」と述べました。

 同社のアパートで違法建築の疑いが見つかった問題は、昨年5月にアパート所有者らの指摘で発覚。ア
パート所有者らでつくる「LPオーナー会」の前田和彦代表は「監督責任を下請け業者に押し付けている
ような印象だ。建築技術の知識のなさと施工技術のおろそかさの実態が浮き彫りになった。住人やオー
ナーへの全額補償は当然だ。行政の完了検査もまったく機能していないことも問題。行政のチェック機能
が根本的に変わらないと問題は解決しない」と指摘します。

 オーナーで横浜市の石塚一雄さんは「周囲のオーナーたちは借金を抱えながら建てたので今後どのよう
になるのか心配している。入居者の方々も危険な住居に住んでいることで不安に感じていると思う。引っ
越しシーズンを迎える中で大変だし、家賃保証もどこまでしてくれるのかわからない。自治体も腰が重く
国土交通省からの指導がなされていないように感じる」と訴えました。

宮本岳議員が追及

 日本共産党の宮本岳志衆院議員は、これまでLPオーナー会とともに国交省から聞き取りや要請を行っ
てきました。昨年の国会では同社の違法建築について、国交省に全容解明を求めており、石井啓一国交相
から、「建築基準法違反であることの特定や、違反建築物の是正について、必要な安全性の確保にむけ迅
速に対応する」(18年6月)との答弁を引き出しました。

 サブリース契約 大手不動産会社などが、賃貸住宅を土地所有であるオーナーに建てさせたうえ、一括
して借り上げ、長期にわたって家賃収入を保証することをうたった賃貸借契約。サブリース契約をめぐっ
ては、「30年家賃保証」と勧誘し、オーナーに多額の建設費を負わせる一方、契約して数年で家賃払い
を減額・停止するなどのトラブルが多発。レオパレス21に対しては、オーナーたちが損害賠償などを求
めて提訴しています。