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ギャンブル依存症:負けない 家族の心に光を 自助グループ、体験語り

2011-10-20 20:45:23 | Weblog

    ギャンブル依存症:負けない 

       家族の心に光を 

   自助グループ、体験語り悩み共有 

ギャマノンのミーィングで体験などを語り合う参加者たち=奈良市内で2011年9月26日、大久保昂撮影

 ギャンブル依存症:負けない 家族の心に光を 自助グループ、体験語り悩み共有
http://mainichi.jp/kansai/news/20111019ddf041040025000c.html

 病的にパチンコなどにのめり込むギャンブル依存症の人の家族らによる自助グループ「ギャマノン」が国内に発足して20年の節目を迎えた。依存症者は国内に約550万人いるとの推計もあり、多重債務問題などに悩む家族は多い。一方で自助グループの一般への認知度は高くなく、専門家は「自助グループの存在を広く知ってもらうことが必要」と指摘する。【大久保昂】

 国内活動を支援する「ギャマノン日本サービスオフィス」(東京都)によると、ギャマノンはギャンブラーとアノニマス(“匿名の”の意味の英語)を合わせた造語で、半世紀以上前に米国で発足した。日本では91年、東京都内でグループが結成されたのが最初だ。依存症者の家族が2人以上集まり、同オフィスの登録を受ければギャマノンのグループとなる。現在は37都道府県に102グループ。

 各グループは週1回程度集まり、参加者は本名を明かさずに体験を語り合う。(1)悩みを共有する仲間ができて安心できる(2)依存症への対処法を知ることができる(3)自分自身の人生の幸せを追求できるようになる--などの利点があるとされる。

 奈良市内で週1回集まる「奈良わかくさグループ」に通う女性(43)は、約4年前から長男のパチンコなどに悩んできた。100万円を超える消費者金融等への借金を肩代わりした末、やめさせたい一心で昨年4月にギャマノンの門をたたいた。長男のパチンコ通いが治ったかは分からないが、女性自身は「前向きに楽しく生きることを模索できるようになった」。夫のギャンブルに悩む別の女性(30)も「誰にも言えなかった悩みを理解してもらえる。それだけで落ち着く」と話す。

 北海道立精神保健福祉センターの田辺等所長は「公的機関や医療機関による家族向け相談窓口を増やし、自助グループにつなげていく必要がある」と話す。

 各グループの集会の日時や場所は、ギャマノン日本サービスオフィスのホームページ(http://sites.google.com/site/gamanonjapan)で確認できる。

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 ■ことば

 ◇ギャンブル依存症

 「病的賭博」の呼称で世界保健機関は精神疾患と位置づけているが、厚生労働省は「精神疾患の症状の一つ」との立場を取っている。厚労省研究班の08年の研究は、国内の成人に占める割合を男性9・6%、女性1・6%と推計。


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