いっちょー会

被害者の、被害者による、被害者のための交流会

被害者の、被害者による、被害者のための交流会

2007-10-28 21:36:45 | Weblog

 2007年度10月度 定例被害者交流会(いっちょー会)報告
                 ( 報告者 いっちょー会 運営総務・書記 AS )

 1,開催要領
     日時) 2007年10月14日午後1時30分~4時
     会場) 国労大阪会館 B1F 会議室
     参加者) 47名(内、初参加者21名)

 2,進行概要                    司会) SN(運営総務・書記)
     開会挨拶 いちょうの会事務局
     運営委員代表挨拶ならびに企画コーナー(委員による体験談紹介)
           いっちょー会運営主管、いちょうの会幹事
     司法書士挨拶  DT先生 ・ NM先生 (いちょうの会幹事)
     自由懇談 (司法書士質問コーナー設置、テーブル毎相談・雑談)
     参加者自己紹介・近況報告
     事務局、運営委員からのお知らせ(「家計簿プレゼント」、アンケート)

 3.報告者所感
    「《被害者の、被害者による、被害者のための交流会》へ成長していきた
   い」いっちょー会が、大阪いちょうの会の中で「被害者視点による、真の生活再
   建のための交流会」としての役割を担うことが、会の成長、すなわち、被害者救
   済に直結すると、運営委員一同が使命を持って、個々の役割を果たしていただ
   いている。そのような思いを毎回強くしています。 

  今回も前回同様、47名の参加。うち、初参加者が21名いらっしゃいました。
   今回は、事前の準備がしっかり整ったおかげで、全員に軽食・茶菓が行き渡
   り、一安心です。

  毎回この会を楽しみにしていらっしゃる方、初めてで戸惑いの連続という方、そ
  ろそろ債務整理の方向性が見えてきて、明るくなっていらっしゃる方など、状況は
  さまざまです。しかし、総じて「この会を有効活用していこう」となさる方が多いの
  かな、と思いました。

  また、今回も数名の方から「体調不良で欠席する」「当日参加ですがよろしいで
  すか?」などの連絡をいただき、感謝です。

  今回は運営主管を担当いただくOさんが、「大阪いちょうの会との出会い」が、
 人生再建のきっかけになった、との体験を話されました。震災という自然災害か
 ら、借金地獄に陥り、いちょうの会と出会い、そして今に至る経緯を共有すること
 で、参加者の皆様にとって、何らかの参考になれば、と思っています。 

 また、今回は新体制になって初めて、司法書士の先生がお二人お越しになりま
 した。私たちにとっては、先生方に被害者の生の声を直接聞いていただく場として
 も、大変ありがたく思います。

  整理途上の皆様にとっては、まだまだ先生方のアドバイスは必要だと感じてい
 ます。これから、私たち運営委員も、専門的なことは無理でも、初参加者の皆様へ
 アドバイスできるだけの見識・知識を身につけておく必要があると思います。あらゆ
 る機会を通じて、学びの時を持ちたいと思います。(11月の15周年記念集会も、
 良い機会になると思います。)

  「参加者自己紹介」の中では、大半の方が「大阪いちょうの会」との出会いを話
  されました。

  その出会いのきっかけとなったのが「行政の紹介」だけでなく「新聞・テレビなど
  のマスコミで直接知った」という方も増えてきました。広報活動の成果であると同
  時に、「困ったら相談」という方が増えてきたことも、うれしい限りです。

  ただ、相談窓口のドアを叩くまでの勇気は並々ならぬものがあると思います。
 「何を言われるのだろうか」「本当に救っていただけるのだろうか」などの不安や戸
 惑いを感じた方も多く、私たちの敷居をもう少し低くする必要もあるのかも知れませ
 ん。

  最後に報告者が家計簿についてのアドバイスを行いました。なぜ家計簿をつ
  けるのか、を簡単にまとめたものを家計簿に添付し、役立てていただこうと思い
  ます。

  「まずはお金の出入り管理」「身の丈で生活できる最低限のものに絞ること」
  「収入に見合った生活をすることの大切さ」を説明し、再度多重債務に陥らない
  努力をすることが大切です、と締めくくりました。

 毎回申し上げますが、この会は非常に家庭的で、孤独とは無縁の雰囲気を作り
 出すことが、成長の証であると思います。「孤独とは無縁の雰囲気づくり」。これ
 が、生活再建へのキーワードであると確信しています。

 孤独が債務を産み、債務が孤独を加速する。それを防ぐには、孤独からの脱却
 を図ること。その一翼を担うのが、私たち運営委員の役割であると思います。

 多重債務が社会問題化し、債務相談窓口が行政にも、弁護士会・司法書士会
  にもできつつある中、「大阪いちょうの会」の存在価値は、「被害者交流でリピート
  防止」と、「社会貢献活動」であると思います。

 私たちいっちょー会運営委員全員、さらに交流会参加者全員が、「いちょうの
  会いっちょー会に来て良かった」と思っていただけるような会にしたい。そう思い
  ながら、次回開催に期待しております。

  次回は、いちょうの会創立15周年記念「ヤミ金なんかぶっつぶせ!11/10が
   んばる大阪集会」に合流します。そのため、11月10日(土)は、13時からエル
   おおさかに集合ください。

  ヤミ金棒滅のために、皆さんで思いを共有していきましょう。

  そして、今年最後の「いっちょー会」は、12月8日(土)、国労大阪会館で実施
   いたします。多数のご参加ならびに、当日の会場設営や運営等をお手伝いい
   ただける方を随時募集しております。

    (今後のスケジュール)

   11月10日(土) 「大阪いちょうの会」15周年記念行事
               「ヤミ金なんかぶっつぶせ!11/10がんばる大阪集会」
               合流(PM1:00~エルおおさか)
   12月 8日(土) 12月度 定例被害者交流会

    《2008年》 ~ 原則第2土曜日に開催します

    1月12日(土) 1月度 定例被害者交流会
    2月 9日(土) 「大阪いちょうの会」総会に合流