2009年9月度 いっちょー会(定例被害者交流会)開催報告
運営委員 H委員
1,開催日時 : 2009年9月12日(土) 午後12:00~15:00
2,会 場 : 大阪国労会館
3,参加人数 : 34名 (うち新規 8名)
4,進行次第
司 会 : N 運営委員
開会挨拶 : O 運営委員・主管
司法書士挨拶 伊東弘嗣司法書士 ・ 星野貴成司法書士
藤谷雅人司法書士
自由懇談 (テーブル毎に委員が入って相談・雑談)
参加者自己紹介 ・ 近況報告
事務局・運営委員からのお知らせ(家計管理のお話)
閉会挨拶 : O運営委員・主管
<オブザーバー:田中相談役>
5,体験談・感想・ご意見その他(抜粋)
*リストラ、病気で借金。仕事も決まったので頑張りたい(30代女性)
*いちょうの会を朝日新聞の記事で知った。しかし、勇気がなくて行けずに、
切り抜きした記事を半年間持ち続けていた。もう、ボロボロになっていた。
借金は、元夫の事業用の借金である。元夫も相談できたらと考えている。
*もう少しで解決できる。がんばりたい。(50代女性)
*いちょうの会に来て、家計簿が大事なことに気付いた。自分の懐具合を
知ることが大切。(70代男性)
*今回で2回目の参加。眠れない日々が続いた。相談して気が楽になった。
これからどうすればいいのか気付いた。(70代ご夫婦)
*一時は電話がひどくて怖かった。今はもう大丈夫。(60代女性)
*はじめて参加した。自分が何をするのに自ら動かないといけないことが
分った。(30代男性)
*過払い金が返ってきた。勇気を出していちょうの会に来て本当に良かった。
自殺の原因でリストラが多いと言われているが、私自身58歳から東大阪
で67件も就職活動をした。絶対にあきらめずに頑張ってほしい(60代男性)
*10年前にリストラに遭い、借金した。派遣で頑張ってきたが派遣元で雇い
止めになり、法律事務所で個人再生の手続を進めてきたが、水の泡に
なった。その後、ケータイでいちょうの会を知った。雇用保険も7月に切れ、
生活保護で生活している。今就職活動中で、希望を持って頑張りたい。
*お金の貸し借りは、大切な人の信頼を失うことにつながる。お金の失敗は
取り戻せるが、一度失った人からの信頼はなかなか戻らない。(50代女性)
6,依存症について (伊東弘嗣司法書士)
*依存症は、病気だと言われるが完治することはできない。しかし、回復する
ことはできる。
*ギャンブル依存症や強迫的ギャンブラーは、自分の意志でやめられない。
*まわりに迷惑をかけたら依存症と判断できる。
*ギャンブルと借金の関係は、ギャンブルでできた借金は解決しても、
ギャンブル依存を回復しないと同じことになる。だから、回復させないと
いけない。代表的なものとしてGAという自助グループがある。
*ギャンブル依存症は大きく2つあり、1つは否認型といわれるもので、
ギャンブルで借金しても隠す傾向にあり、自分が依存症であることを認め
ない。2つ目は、発達障害である。
*相談できる所は、大阪府と大阪市に心の相談窓口がある。
しかし、ギャンブル依存についての認知があまりない。
病院も非常に少ない現状である。
*依存症になった本人と同じように、まわりの家族が大変なことも多い。
依存症家族専門のギャマノンというグループもある。
*ギャンブル依存症の人が今後、改正貸金業法で総量規制で借りられなく
なりどうなるか。家族、友人そしてヤミ金に流れないのか心配している。
*依存症はすぐには解決はしない。長い目で見ることが重要。
7,今後のスケジュール
10月10日(土) 10月度 定例被害者交流会
11月14日(土) 11月度 定例被害者交流会
(12時~ 大阪国労会館 B1F 会議室)
以 上