伊藤ファミリーBLOG

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犯罪を指南するマスコミの功罪

2006-06-27 23:53:19 | Weblog
asahi.com 『突入、頭かすめる弾丸 別の部屋も捜査 女子大生誘拐』 より

今日は一日中テレビではこの話題で持ちきりだったようですが、犯罪報道のあり方には気になることがあります。それは、こんなに詳しく犯罪の内容を報道する必要があるのか?ということです。

asahi.com でもこの程度ですから、ワイドショーなどではもっと詳細に(おそらくフリップや現場の模型まで作って)報道したのではないかと思います。しかし、犯罪に直接関係のない一般市民が、犯行の手口や警察の捜査の進め方などについて、ここまで詳細に知る必要があるのでしょうか?

ここまでくると、マスコミが一般市民に、犯罪を行う方法を具体的に指南しているとしか思えません。日本もアメリカ並に凶悪犯罪が増えてきて、警察の捜査もあれもこれも重なって検挙率がどんどん下がっていると聞きますが、その原因はマスコミの過剰報道にもあるのではないかと思います。

今一度、マスコミは「報道とは何か?」というジャーナリズムの本質を深く考察し、伝えなければならないことと伝えてはならないことの分別をわきまえ、節度ある報道を心掛けて欲しいものだと思います。
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