北朝鮮軍がミサイル攻撃を準備中、菅直人首相は「情報」の「事前収集」に全力を上げよ

2010年11月25日 16時07分49秒 | 政治
◆「諸侯の謀を知らざれば、予め交わること能わず」(孫子の兵法「軍争篇第7」)、これは
「諸侯の腹のうちを了解せずして、前もって外交の方針は立てられない」という意味
である。今回の北朝鮮軍の韓国軍に対する砲撃の「兆候」は、早い時期から現れていた。  北朝鮮軍内部で権力闘争が始まっていて、「反日派」の急先鋒である李英鎬総参謀長(金正恩とともに党中央軍事委員会副委員長)が、実権を握り始めていることも韓国政府に伝えられてきていた。
◆何よりも、砲撃の直前、金正日総書記が11月22日に3男の金正恩党中央軍事委員会副委員長を同行して、砲撃発射基地に近い黄海南道の養魚場を視察したとの報道もあり、また、北朝鮮が韓国軍の演習に対して抗議の意志を韓国政府に伝えていた。
 この点で、「奇襲攻撃」的な砲撃を受けてしまった韓国軍は、せっかく砲撃発射基地と目と鼻の先から砲撃されたのは、油断以外の何ものでもない。実に間抜けであった。
◆ところが、日本政府とりわけ菅直人政権は、これらの「情報」をキャッチしていたという形跡がなく、北朝鮮の「暴走兆候」も感じ取っていなかったのである。菅首相は、「情報収集」を外務省や防衛省、治安当局に命じたという。だが、事件が起きてからの「情報収集」では、遅いのである。歴史学者の世界ならそれでもよいだろうが、生の政治軍事に必要なのは、「事前の情報収集」である。ここのところが、菅首相や仙谷由人官房長官には少しもわかっていない。政権担当能力の欠如を示してしまった。とにかく「情報」の「事前収集」に全力を上げよ。
◆「情報収集」は、事前でなればならない。だからこそ、「間者(スパイ)」が必要であり、重用されるのである。だが、日本には、米国CIAや英国M16、旧ソ連のKGB、イスラエルのモサドなどのようなスパイ機関はない。
 その分、外交官には、しっかりと「スパイの役目」を果たしてもらわなければ、困る。北朝鮮軍が、ミサイル攻撃の準備をしているという情報が流布されているいま、儀典外交にうつつを抜かし、高級ワインで酔っ払っている暇はない。菅首相も、安物の焼酎を飲みすぎて、二日酔いのトロンとしただらしのない目と酒焼けした声で精気のない国会答弁をして、国民の血税を無駄使いしている場合ではないのである。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
朝鮮半島は、最悪の場合、米韓両軍が北朝鮮全土への空爆開始から全面戦争に突入しかねない危機状態へと進みつつある

①〕米軍は、北朝鮮による韓国・延坪島(ヨンピョンド)砲撃を受け、第7艦隊の原子力空母「ジョージ・ワシントン」を黄海に派遣し、11月28日から韓国軍との合同演習を行う。
 中国外務省の洪磊副報道局長は25日の記者会見で、「黄海で28日から予定する韓合同軍事演習について懸念を表明し、同時に、北朝鮮が新たな挑発に出ないよう働き掛けているとも説明している。
 しかし、北朝鮮軍が新型ミサイルを発射する動きを見せていることから、再び挑発行動に出てくれば、米軍は、原子力空母「ジョージ・ワシントン」からの戦闘機を発進させて、ミサイル発射基地などの軍事施設に対する反撃を辞さない態勢を取っている。

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