◆北朝鮮軍が11日23日午後2時34分ごろ(日本時間同)、黄海上の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)を越え、韓国北西部・延坪島(ヨンピョンド)に向けて50発余りの砲撃を行い砲弾の一部が同島に着弾。これに対し、韓国軍も北朝鮮側に向けて約80発を対抗射撃し、砲撃戦となり、韓国軍兵士1人が死亡、民間人を含め数十人の死傷者が出た。読売新聞が11月23日報じた。延坪島から首都・ソウルまでは、わずか数キロの至近距離である。
韓国軍は、黄海で軍事訓練中で、北朝鮮から抗議を受けていたという。延坪島周辺では2002年6月、南北の艦艇が交戦するなどの衝突があった。だが、北朝鮮軍による韓国陸上部への攻撃は異例という。
◆北朝鮮からの今回攻撃は、韓国海軍哨戒艦「天安」が3月26日に黄海上で、北朝鮮の魚雷攻撃を受けて爆発し沈没た事件から8か月を経過している。
この哨戒艦「天安」撃沈事件が起きた際、韓国内では「北朝鮮を報復せよ」という抗議の世論が沸騰し、加えて血の気の多い韓国民の怒りが爆発し、危機一髪「戦争モード」の状態だった。これを李明博大統領をはじめ、キリスト教関係者 、これに駐韓米国大使館が加わり、懸命に沈静化したという。
在韓米軍の試算によると、北朝鮮軍は、高射部隊約6000台が、休戦ラインを越えてソウルに電撃突入させることができ、一気に韓国人10万人を殺すことができる。これに対して、韓国軍は、応戦、撃退する暇がなく、韓国経済は、麻痺してしまうという。当然、日本も多大の被害を被ることになる。
◆ところで、北朝鮮軍が、まかり間違えば、「第二次朝鮮戦争」の引金になりかねない「冒険主義的な軍事行動」に何故に打って出てきたのか。
直接の理由について、北朝鮮が、米国の権威ある核専門家・ロスアラモス国立研究所のヘッカー元所長を招いてヨンビョンのウラン濃縮施設を視察させ、その報告書が11月22日発表され、このなかで北朝鮮の核開発が予想以上に進んでいることへの驚きがつづられているにもかかわらず、オバマ政権が、対北朝鮮経済制裁を続け、あくまで核兵器開発を止めるように述べるなど冷淡な態度を示していることへの抗議の意図が含まれているという見方がある。言い換えれば、米国を「米朝直接交渉の場」におびき出そうという意図ということである。
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韓国政府が、日本在住のフリーメーソン系の金融機関に巨額融資を申し込んできている
◆〔特別情報①〕北朝鮮は金日成主席以来、金日正総書記も、米国が大好きなのである。一日も早く「米朝国交正常化」したい。米軍基地を北朝鮮に建設してもよいとすら言っている。
これをずっと妨害しているのが、中国共産党1党独裁の北京政府である。にもかかわらず、この北朝鮮の真の気持ち、つまり熱望を米国は、少しも理解しようとしないのである。理解者は、せいぜいカーター元大統領くらいである。これは、かつてのベトナムと米国の関係にそっくりなのである。
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ヒルズと渡り合う
世界の一流のリーダーとして、相手と五分に渡り合えるだけの外交力と交渉力を持ち、国際舞台に出て堂々と物を言える度胸があるかどうか――。
小沢は、内閣官房副長官時代、首相特使として訪米した。米国との間で建設業界や電気通信業界の市場開放をめぐる交渉が目的である。米国のヒルズ通商代表が交渉の相手だった。ヒルズの態度は、威圧的で、箸にも棒にもかからない。
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